Category: 02 アメリカ生活

新型PS2 を入手

先月発表されて、その薄さが注目されていた新型PS2 。

日本では 11/3 発売、アメリカでも11/1発売ということだったが、昨日近所の電器店に行ったときに販売していたので買ってしまった(フライング販売?)。 本体価格は 149.99 ドル。

プレイステーションシリーズはDVDと同じくリージョンコードの概念があってアメリカで買った本体で、日本のゲームを動かすことはできない。 今回はアメリカで発売された ESPN NBA 2K5 というバスケットボールゲームで遊びたいと思っていて、PS2が新型になるというニュースを聞いて待っていたのでちょうどよかった。

箱を見たときはそんなに小さい印象はなかったが、開けてみてやっぱりビックリ。 本体がほんとに小さい。

右の写真が箱の中身。 本体、コントローラ1個、ACアダプタ、ビデオ・オーディオ接続コードが入っている。 ネットワーク対応だが、ネットワークケーブル、メモリカード、そして縦置用のスタンドは入っていない。

本体サイズは、ソフトの外箱より、ひとまわり大きいぐらい。 でもちゃんとこの中に、コントローラとメモリカード用のスロット2つ。 裏面にはAC用、テレビ接続用のコネクタに加え、モデム、イーサネット用のコネクタまで付いている。 ただし、これまで裏にあった主電源スイッチはなくなっている。 AC を挿して、前面のスイッチを押すと起動するようになっている。

買ってみるまで知らなかったのは、新型PS2はディスクの装着方法がPS1と同じように蓋を開けてセットするタイプだった。 あと、やはりACアダプタのボックスは邪魔だ。

ファンの音はするがそんな大きな音ではなく、ディスクの回転音の方が目立つぐらい。

ESPN NBA 2K5 もこれまで以上に動きが増え、奥が深くなっている。 残念ながら、ゲーム内では田臥は選手として登録されていない。 すでにうちにある日本のプレステ2 にはネットワーク機能が付いていないので、ゲームのネットワーク対戦とかまだやったことがない。 これを機にバスケのネットワーク対戦とかもやってみたいところだ。

Continue reading


サンフランシスコ市が無料ホットスポット提供へ

ITmediaニュース:サンフランシスコ市長が「市内全域で無料Wi-Fiサービス」計画を発表
サンフランシスコのギャビン・ニューサム市長は10月21日、インターネット革命の最先端を行くサンフランシスコ市で、無料の無線インターネットサービスを提供するという目標を決めた。

サンフランシスコに住む技術者やオタクたちから、”Cooool!” という声が聞こえてきそうなニュースだ。 サンフランシスコに旅行に来る人にとっても、無料でインターネットに接続する手段があれば、目的地に着いてからも観光地やレストランの情報を手に入れられたり、チケットの手配も簡単に済むなどいろいろなメリットがあるだろう。

それに、サンフランシスコでは Macworld や JavaOne といった展示会などが、数多く開かれる。撮影した写真やレポートをイチ早く公開できるようになることで、もっとリアルタイムな情報の共有が可能になりそうだ。

と、いい想像ばかりが膨らむニュースだが、まだ市長が市議会の演説で語っただけに過ぎない。 具体的な計画が出ているものではないし、 新規ユーザが獲得しにくくなる既存のDSL や ケーブルインターネットといったブロードバンドプロバイダからの反発も十分考えられる。 技術者としては誰もがアクセスできるとなると、セキュリティや Spam/ハッキング用の踏み台サーバを設置されたりするのでは? といったところも気になるところだ。

現在のサンフランシスコ市長は2004年始めのゲイカップルの婚姻を認めて、物議を醸しだしたりと結構勢いで動いてしまうところもあるような気がする。 ゲイカップルの結婚は裁判所から違憲ということで潰されてしまったが、今回のホットスポットに関しては是非実現してもらいたいものだ。

ちなみに、この市長、30代後半のイケメン政治家 (Google イメージ)としても有名だ。


日本のプリペイド携帯も消える…

Yahoo!ニュース – 政治 – 共同通信
自民党は19日、「おれおれ詐欺」などの犯罪で悪用されるケースが多い「プリペイド式携帯電話」の販売を禁止する法案を議員立法で提出する方針を固めた。

日本に住んでいる普通の人はそんなに影響ないと思うけど、オレのように海外に住んでいる人が日本に遊びにいくときはとても重宝するプリペイド携帯。 残念ながら禁止になってしまうようだ。

「インターネットを通じて匿名で購入できること」が問題なら、まずはインターネット販売を禁止すればいいのに、いきなりプリペイド携帯を禁止というのは、ちょっとやりすぎじゃない? P2P の匿名の違法ダウンロードが問題だから、ブロードバンド接続を禁止にしてしまうような乱暴な判断に思える。「オレオレ詐欺」の人が、今度は普通のケータイを使って同じようなことをやったらケータイ全面禁止になるのだろうか?

プリペイド携帯は通話料が高い。たとえば、普通に国内で話しても、アメリカにかけても同じぐらいだ(笑)。 それでも連絡手段としてはあると便利なので使ってしまうんだよなぁ。 禁止するなら、代わりに基本料金が無料で通話料がバカ高いプランを作ってほしい。一発逆転を狙って、Vodafone あたりどうでしょう?


日本の電話加入権が消える…

ITmediaニュース:NTT加入権料廃止へ 情報通信審議会が答申
NTT東西は10月1日、加入権料について「情報通信審議会の答申内容を踏まえて決定する」と表明しており、近く正式発表する。早ければ来年度から段階的に下げ、2010年度にも加入権料を撤廃する方向で検討を進めているもようだ。

かねてから噂されていた、施設設置負担金(いわゆる電話加入権) が廃止されるということが現実になってきた。 「情報通信審議会の答申内容を踏まえて決定する」 なんて、上がそう決めたのでそうするんですよ、なんて第三者のフリして回答をしているように思えるのが気にいらないなぁ。 嘘なのはバレバレでも施設設置負担金は資産なので、廃止は難しいぐらいの回答してみろよ。

うちは、アメリカに住むにあたってオレの分と妻の分の2回線を休止している。 減価償却も考えなきゃいけないだろうけど、昔なら数万円で売れるはずの資産がゼロになってしまうのはどこかひっかかる。 今ならまだ買ってくれるところとかあるのだろうか? あら、3000円 にしかならないんだ(笑) (参考リンク)

ちなみに、アメリカの電話をひくときは、負担金といったお金はとられない。 場合によってはデポジット(保証金)としていくらかお金を払う場合もあるかもしれないが、それは解約時に全て返ってくるはずだ。 このあたりは、おかしな金の行方に常に目を光らせているアメリカならではだろう。


アメリカのガソリンの値段はこうして決まる

Primer on Gasoline Prices
Gasoline, one of the main products refined from crude oil, accounts for just about 17 percent of the energy consumed in the United States.
(原油から精製される主要な製品のひとつであるガソリンはアメリカのエネルギー消費の17%を占める)

再び原油価格が上昇し、ガソリンの値段が信じられないスピードで上がっている。ふと、アメリカのガソリン価格ってどうやって決まるのだろうと思ってググってみたらアメリカエネルギー省(U.S. Department of Energy) で上にリンクしたわかりやすい文章を見つけた。

これによると、2003年の平均ガソリン価格は $1.56/ガロン。 日本の単位で換算するとおよそ 45.33円/ リットル。あまり換算したことなかったけどこんなに安かったんだ。 ちなみに、最近のガソリン価格はレギュラーで $2.40/ガロン (69.74円/リットル)。

で、内訳は

流通・マーケティング 14%
精製コスト・利益 15%
税金 27%
原油 44%

という感じで、原油価格が半分近くを占めている。 これなら原油価格の上昇がガソリン価格に直結するのもナットク。

原油価格の他にも、ガソリン価格に影響を与えるのが季節。

アメリカでは夏場はバケーションシーズンと呼ばれ、車でどこかへ出かけたりすることが多くなる。上のサイトによると夏場のガソリン価格は1月の価格と比べると10-15セント、他の時期と比べても5%ほど高くなるらしい。毎年、夏になると高くなるなぁとは思っていたが、需要が増すことによってガソリン価格も高くなっていた。

他にも、カリフォルニア州はガソリンの基準が高く精製コストがかかったり、州税なども加わるなどの理由で他の地域より高くなっているとのこと。 他の地域より高いのは知っていたが、こういった理由があったのか…。


日本のテレビ番組をアメリカで見る (4)

Yahoo!ニュース – 社会 – 共同通信
海外の利用者に日本国内のテレビ番組を録画させ、インターネットで転送するのは著作権侵害として、NHKと在京の民放5社が、千葉県松戸市の業者にサービスの差し止めを求めた仮処分申請で、東京地裁(頼晋一裁判官)は7日、「違法な録画代行サービスと変わらない」として申し立てを認める決定をした

在京テレビ局各社との間で争われていた、録画ネット の仮処分申請手続き。

オレを含め、海外に住む日本人には残念なことに、録画ネットの主張が認められず差し止め請求が認められてしまった。

理由など詳しい情報がもっと欲しいところだが、残念ながら録画ネットのサイトは昨日の晩までダウンして繋がらず、復帰した今現在も、今後どうしていくのかなどこの件に関する情報はまだ出ていない。IT系のニュースサイトでは Internet Watch が記事を書いていた。

東京地裁、テレビ番組録画サービス「録画ネット」にサービス停止の仮処分
NHKでは今回の決定を受けて、「このようなサービスは、事業者が放送番組を録画するものであり、違法との判断が示された。放送番組は多数の権利者によって支えられており、私たちの主張が認められたことは、デジタル化・ネットワーク化の時代における著作権保護の1つの指標として意義深いものである」とのコメントを発表している。

「違法な録画代行サービスと変わらない」、「このようなサービスは、事業者が放送番組を録画するものであり、違憲」 というのは何かひっかかるなぁ。 録画ネットのサービスは、録画ネットから購入した個人のPCを使って、個人が録画の設定をし、録画した番組を個人で利用しているので事業者が録画するのとはちょっと違うと思っていた。

強いて録画代行サービスと録画ネットの共通点を挙げるなら、事業者のインフラを少なからず介して録画したという点だろうか?

理由はどうあれ、今回の差し止め請求が認められた以上、似たようなサービスも一気に撤退となりそうだ。 デジタル化・ネットワーク化の時代における新たな枠組みを期待したいが無理かなぁ。

しばらくは 個人で環境を用意するか、昔からあるビデオレンタル(日本のテレビ番組をアメリカで見るを参照) を利用するのが一般的な方法になるのか…。


アメリカでジュースをくださいと言ってもコーラは飲めない

ヘンなタイトルで失礼。

昨日のエントリで、 「7UP というジュース会社」と書いて、ひとつ思いだした。

たしか始めて海外旅行に行ったとき、機内でフライトアテンダントの人がジュースを配っていたんだけど、日本にはないコーラとか変わった飲み物とかないかなーと思って

“What kind of juice do you have?”
(どんなジュースがありますか?)

と聞いてみた。 返ってきたのは

“Orange, Apple, Grapefruit, Tomato,…”
(オレンジ、アップル、グレープフルーツ、トマト…)

という答。

あれ? もっと変わった飲み物は無いの? と思いながら、英語しゃべってドキドキだったオレは Apple Juice と答えた記憶がある。

日本語では単にジュースと言うと、飲みもの全般を指すと思うけど、 英語では juice といったら、果物を絞ってできた飲み物を指す (トマトが果物かどうかは別として…)。 コーラとか 7UP といった飲みものは soda (ソーダ) という風に分類される。 あのときは

“What kind of soda do you have?”
(どんなソーダがありますか?)

とか、

“What kind of drink do you have?”
(どんな飲み物がありますか?)

と聞くべきだった。 というわけで 7UP は英語的には ソーダ会社です。
みなさんもお間違いなきよう。

ちなみに、最近オレが飛行機乗るときに飲むのはトマトジュース。 しばらく待って搭乗した後の口は甘い飲みものじゃなくて、トマトジュースの後味すっきりな感じを欲っしてしまうんだよね。


さっそく出た、宇宙旅行プレゼント企画

セブンアップ飲んで宇宙へGO!? 1名様を無料宇宙旅行ご招待キャンペーン (MYCOM PC WEB)
米Cadbury Schweppes Americas Beverages(CSAB)は、米Mojave Aerospace Ventures(MAV)が擁する宇宙船「SpaceShipOne」がANSARI X PRIZEへと挑戦し、見事にUS1,000万ドルの賞金を獲得したことを記念して、セブンアップ(7UP)から無料の宇宙旅行の権利をプレゼントする特別キャンペーンを発表した。

SpaceShipOne の宇宙旅行の成功によって、早速宇宙旅行のプレゼント企画というのが出てきた。 企画するのはセブンアップ(7UP)というジュース会社。

これで思い出すのは数年前にあったペプシの 「2001年宇宙の旅」 と称した宇宙旅行プレゼント企画。 この企画は2001年には間に合わず、実際の運営会社の ZEGRAHM SPACE VOYAGES (ゼグラム スペース ボヤージュ) 社の倒産、買収もあって未だに実現していない。 (当時用意していたウェブサイト http://www.spacevoyages.com/ ももう消えてしまっている。)

こちらのサイト に当時の記事が残っているが、宇宙旅行の内容がSpaceShipOne のものに酷似していて驚いた。 飛行機で上がり、そこから宇宙船を切り離して100km 上空の宇宙を目指す。 そこで2分半滞在したあと地上におりてくるといったプランで、これは SpaceShipOne が実現した宇宙旅行とほとんど同じだ。

5年ほど前に考えていたことが、今になってようやく実現できたということか。 来年、プレゼント企画の内容が発表されたら是非応募してみよう。


SpaceShipOne 宇宙旅行へ大きな一歩

NASAといった国の機関ではない民間の会社が、1つの機体を使って3人の人間を2週間以内に2回100kmの上空へ送り届ける、X-Prize というコンテスト。 宇宙旅行を実現するための重要な一歩ということで、注目を浴びていた。

そして、今朝 Scaled Composites 社 の SpaceShipOne が、Mohave Spaceport (モハベ宇宙港, 宇宙港…かっこいい響きだなぁ) からこの1週間で 2度目の宇宙旅行を果たし、X-Prize の賞金を獲得。

Scaled Composites 社はこのチャレンジの前に、Virgin Group と提携、Virgin Galactic という会社を設立、2007年を目指し、一人19万ドル(2200万円)で宇宙旅行を提供するというプランも発表し、これで宇宙旅行がグッと現実的なモノになった。

ただ、この宇宙旅行。 宇宙にほんの少し届いた程度でしかない。

SpaceShipOne はちょうどボールを上に投げて落ちてくるような放物線の軌道で飛ぶ。 その頂点が宇宙と言われている高度100km を少し越えるという状態だ。 Scaled Composites 社のサイトにあるビデオを見てみると、空が暗くなって無重力状態を体験できる時間が数分程度という感じのようだ。

ちなみに、スペースシャトルの軌道はだいたい高度400km。 SpaceShipOne は高度が低い分、燃料も少なくて済み、大気圏再突入といったことを考える必要がないので簡単な装備で飛ぶことができる。

飛行機のフライトもはじめは大西洋横断、次に太平洋、無着陸世界一周と徐々にその飛行距離を増やしていった。 宇宙旅行に関しても、今回のプロジェクトをきっかけに 次は 200km, 400km と伸びていき、やがて地球1周、月旅行や火星旅行へと伸びていって欲しい。 オレが死ぬまでに地球1周ぐらいできるようになるかなぁ。


2005年度分の H-1B ビザが上限に

H-1B visa limit for 2005 already reached | CNET News.com
A federal official on Friday said the annual limit for the controversial guest worker program has been met for fiscal year 2005, which runs from Oct. 1, 2004, to Sept. 30, 2005. United States Citizenship and Immigration Services, which processes applications for the H-1B program, is no longer accepting petitions for visas for initial employment for this fiscal year, said the official, who spoke on condition of anonymity.
連邦局は金曜日、2004年 10月1日から2005年9月30日の期間に発行される問題となっている外国人労働者プログラムの年間発行数に達したと語った。 H-1Bプログラムを処理しているアメリカ移民局は最初の雇用のためのビザ申請を今年度中は受けつけないと匿名の職員は語った。)

はえー。 10/1 から受けつけるはずの H-1B ビザ。 昨年度分が早くなくなったことを受けて、今年の4月から前倒しで発行していったら、本来の年度開始日である 10/1 には発行予定数に達してしまったとのこと。とてもいきあたりばったりなアメリカの移民政策を如実に表しているようだ。

オレのまわりが特殊なのかもしれないが、雇用ベースのグリーンカードの取得が難しくなってきているのも原因のひとつにあるような気がする。 最近はドットコムバブルの時期に海外から移ってきた人たちが、そろそろアメリカに定住するか、母国に帰国するか決めるころ。 ドットコムバブル当時も H-1B ビザが足りなかったこともあって、H-1B ビザの代わりに L-1ビザという社内転勤用のビザによってアメリカへ来て働く方法がとられてきた。

そのようにして L-1ビザステータスでアメリカで働いている人が3,4年経って、アメリカに定住しようとグリーンカードを申請しようとした場合、L-1ビザの有効期限(残り1,2年) 以内にグリーンカードが取得できる可能性はとても少ない。 H-1B ビザの場合、グリーンカード申請中は延長手続きをすることができるが、L-1ではできないため、弁護士からは H-1B への切り替えをするように勧められる。 そういった人たちが新たにH-1Bの枠を申請するために、ただでさえ少ないH-1Bの発給数をより圧迫しているのではないだろうか?

とにかく、働きたい、働かせたいと思うのに働けないという事態は異常だと思う。 移民局には改善策を期待したいところだ。