さて、オフシーズンに入る Warriors だが、今年は何と 9人も FA となる選手がいるらしい。
- Monta Ellis
- Andris Biedrins
- Mickael Pietrus
- Matt Barnes
- Austin Croshere
- C.J. Watson
- Patrick O’Bryant
- (Kelenna Azubuike)
- (Baron Davis)
カッコ内の選手は、選手が希望すればFAになるという契約になっている。
ドラフトも終わり、明日7月1日からFA選手との契約更改が始まるNBA。FA となるためには今日中に意思表明をしなければならなかったのだが、FAにならないと思われた Warriors のBaron Davis が来季17.8億ドルの契約を蹴って FA を表明した。
これには Warriors を追っていた記者たちもびっくり。 というのも、現時点で Baron Davis と契約できるような余裕のあるチームはほとんどないのだ。
サラリーキャップに余裕があるのは Memphis Grizzlies ぐらい。 Memphis にしてもドラフト3位で PG の選手をとったため、ここで敢えて高額を払ってまで Baron Davis と契約するのもあまり意味がないと思われる。
L.A. Clippers や Philadelphia 76ers なんかもFA選手との再契約次第で空きができるが、それをあてにするにはちょっと無謀。
Warriors は現時点で PG を専門にする選手がいないため、Baron Davis をみすみす手放すには惜しい。 おそらく、交渉で Warriors と複数年の再契約し、そのままトレードで他のチームへ移籍という可能性が高い。
ただ、同じポジションの選手同士のトレードは難しいし(おそらく複数チームを巻き込んでのトレードになるかな?)、年間 17億ドルもの年棒のある Baron Davis に釣合う選手のトレードとなると話はもっとややこしくなる。
この契約がらみのはケリがつくまでに多くの時間と人を巻き込みそう。 まだどうなるかまったく想像がつかないけど、この状況が 来季のWarriors のチーム作りに与える影響は大きい。
(6/30/2008 22:45 追記)
Baron Davis は FA のうえ Warriors と再契約という可能性もあるとは思うが、その可能性はとても低いと思われる。
これまでの話し合いで Baron Davis と Warriors が再契約を望んでいるのであれば、この1年の契約を有効にした上で来年以降の再契約をすることやある程度の約束をすることも可能だった。
そういった選択肢を蹴ってFAを宣言したということは Baron Davis と Warriors の間に、金銭面もしくは待遇面での何らかの埋められない溝があったと思われる。仮に Baron Davis を獲得するチームが無かったとしても Baron Davis が再び Warriors と契約し Warriors でプレイする可能性は相当低いだろう。
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