Month: August 2007

Pano Logic で Windows 端末

XenSource元CEO率いるPano Logic、仮想デスクトップ技術を発表:ニュース – CNET Japan

 Pano Logicでは、サーバを複数のパティションに分割するため、VMware製ソフトウェアを利用する。そして、Pano Logicのハードウェアを使い、モニタ、キーボート、マウス、USB機器、オーディオシステムなどをEthernet経由でサーバと安全に接続する。ソフトウェアとしては、無料の「VMware Server」か、より高機能な「VMware ESX Server」が使われる。

これ、すごく面白そう。

仮想化技術と呼ばれる技術を使っていくつものWindows を1台のサーバ上で実行し、キーボードやマウスなどの入力と、画面や音などの出力のみをネットワーク越しにやりとりする。 大変なことはみんなサーバで行うのでユーザの目の前にあるのは


こんな小さなデバイスだけになる。 (注: このデバイスにモニタやキーボードやマウスなどを接続する)

1つの画面でいくつものマシンを切り替えて使えたり、データそのものはサーバにあるのでマシンを盗まれても情報漏洩の危険もない。 VMWare を使っているならバックアップもラクだし、トラブルがあったときの復旧も早そう。

原理は違うけど同じようなことは Unix 系のシステムでは比較的簡単にできるため、 X 端末とかシンクライアントとか言う商品で既に一般的だった。 オレも日本の会社にいたころ使っていたなぁ。  Windows でも同じようなことができるようになると用途は一気に広がるんじゃないだろうか。

これと同じ仕組みで、モニタとキーボードとトラックパッドとかを内蔵させたラップトップ型なんてのを用意してくれるともっといいかも。 でもって、VPN もサポートしてどこからでも専用のネットワークにアクセスできる仕組みもあれば、バッテリーは長持ち、発熱も少ない、そしてきっと軽いラップトップができるからいいと思うんだけどなぁ。


カリブ海のあるビーチではケータイが禁止に

Beach Mobiles Banned

Rob Barrett, chief executive of Elite Resort Islands – owner of Palm Island – confirmed that guests will be prevented from using mobiles, laptops or PDAs within half a mile of Casarina beach.

(Rob Barrett, エリートリゾートアイランドのCEOで、パームアイランドのオーナーは カサリナビーチのまわり半マイル(800m)以内での携帯電話、ラップトップ、PDA の使用を禁止することを認めた。)

Engadet 経由。 アメリカから近いカリブ海にあるパームアイランドのリゾートではケータイをはじめ、PCやPDAの使用が禁止するらしい。 理由は、客にリゾートを満喫してもらうため、というのが面白い。

うちのボスなんかもそうだが、アメリカ人ってオフィスにいる時間はそんなに長くないのに、家や外出先から仕事をする人が多い。   Blackberry (メールを読むのに便利なスマートフォン) で四六時中メールをチェックしている人を Crackberry と揶揄するように、行き過ぎて四六時中ケータイで話をしたり、休暇で旅行に行ったときもケータイが手放せないという人も少なくない。

せっかくのリゾートなので規則にしてでも、仕事を忘れてのんびりして欲しい、またそれを目的に来てる人の雰囲気を壊さないで欲しいと現地のスタッフが思うのも、こういった背景を指してのことなんだろうなぁと納得してしまった。

でも、オレとしてはいい景色やちょっと変わった場所でプログラミングとかしたら効率上がりそうだななんて思ったりもするのだが(開発合宿なんかはそのひとつの実現の形だろうか)、せっかく旅行に行くならまずはのんびりとしたいという気持ちが先に来てまだ試したことはない。 でも、すでに予備軍なのかも。

Continue reading


McCafe その後

「マックカフェ」15店舗を開業…日本マクドナルド


本マクドナルドホールディングスのカフェ形式店「マックカフェ」15店が29日、開業した。既存店に併設したタイプと、収益の伸び悩む小型の既存店を業態
転換したタイプがあり、新業態で集客向上と収益力改善を目指す。今後の検証を経た上で、来年度以降の店舗拡大を検討する。

おー、マックカフェ。 日本に進出したんだ。 「収益の伸び悩む…」と書いてあるところを見ると、日本でもスタバ人気にあやかり新たな収入源を模索しているんだろうなぁ。

2004年にウチの近くで偶然見つけて “ブレイクするか? McCafe” 、と紹介してはや3年近く経った。 ウェブサイトなどでも紹介されないぐらいひっそりとテストして感じだったので、もともと期間限定だったのかもしれないが、シリコンバレー近辺にあった McCafe は残念ながら1年程度で(たぶん)全てが撤退。 いまやシリコンバレー周辺では McCafe は見ることがなくなった。

うまく展開できなかったのは、マクドナルドでコーヒーという文化が根付かなかったからだろう。 アメリカでも、コーヒーと言えばスターバックスという感じで、それを象徴するように大通りを車で5分も走ればスタバの店が1軒ぐらいは見つかる。 そんな中で宣伝もしていないMcCafe(マクドナルド)でコーヒーを飲もうと思う人が何人いるか。 また、ハンバーガーを食べようとやってくる客がどれだけコーヒーを頼もうと思うか…。

日本では独自商品や、少人数や子供・家族連れが気軽に入れるようにするなど、アメリカのMcCafeにはなかった展開をしようとしているようだが、ハンバーガーを食べようとしてマクドナルドに来る客にいかにしてカフェ商品を売れるか、もしくは何らかの形で McCafe ブランドを浸透できるかというのがポイントになりそう。 日本での話題具合がわからないが、ぜひ引き際を間違えないで欲しい。


MT 4.0 にアップグレード

このブログを書くのに使っているツール Movable Type を 4.0 (以降 MT 4.0) にバージョンアップした。 新しいバージョンはいろんなところが変わっているようなので、 MT 2.0 時代に作ったこのサイトのテンプレートやスタイルもリセットし、以下のような新しい試みもトライして心機一転という感じ。

  • 標準テンプレートの Cityscape SF (San Francisco) というのを選んでみた。 Vox で有名なテンプレートらしいが、Vox を使ったサイトを見たことなかったので新鮮でいい感じ。
  • 過去のログを見直してタグを付けてみた。 以前のレイアウトの関係で5つしかカテゴリを作ってなかったので、カテゴリ増やすよりタグ付けしたほうがそれっぽいかなぁと。 新しい見方ができることによって、これまで埋もれたエントリも見てもらえたら嬉しいなぁ。タグ付けに際し、過去のエントリを見返したがなんか懐かしい。 いろいろ書いたなぁ。 昔は1エントリも短かったなぁ。 最近はなんか無理して書いていたような気がした。 もうちょっと気軽に書かないと続かないね。
  • Feed を Feedburner 経由に変更。 ま、読者の方は特になにも変更はないはず。 デフォルトでは概要のみの配信だけど、全文配信の フィードも用意した。 全文配信好きの人は手動で登録してください。

Movable Type 4.0 の進化としては悪くないと思う。今回もWordPressと比較してみたんだけど、WordPress は相変わらず管理画面が好きになれない。 慣れなのかもしれないが Movable Type の画面の方が好きなので、このサイトではもう少し Movable Type を使っていこうと思う。

さ、ツールも新しくなったことだし、またがんばっていきましょう。

Continue reading


バナナや歯みがき粉で CD/DVD ディスクの傷を取る!?

LifeHacker の記事によると、バナナを使ってCDやDVDのディスクに付いた傷が取れるらしい。 英語だけどビデオをどうぞ、


How To Remove CD Scratches With A Banana – video powered by Metacafe

これまで気づかなかったけど LifeHacker では別のモノを使ったCD/DVD の傷の取り方というのもやっていた。 代表的なのが歯みがき粉らしい。


Remove Scratches From Anything Using Toothpaste – video powered by Metacafe

もうちょっと現実的なモノでは Pledge という家具磨き用の液を使ったり(リンク)、Brasso という金属磨き用の液を使うというのもあった。


Remove Scratches From ANYTHING! – video powered by Metacafe

こちらのページ に実際にいろいろ試した結果が載っているが、食べ物系は細かな傷ならオッケー。 ただしチューイングガムを使って傷を取るというビデモも紹介されているが、これは効果がなかったらしい。

Brasso は結構効くという結果が出ていた。 Brasso について調べてみたらを iPod Nano の表面に付いた傷を取るというエントリ も発見。 これも写真を見ると傷が取れているようで結構効果があるように見える。

Brasso はもともと磨くための液なわけでCDやDVDのポリカーボネートを磨くのにも向いてるんだろうか。 手元に傷が付いたディスクがないので試せていないが、傷でダメになったCDやDVDが出てきたらダメもとで試してみたい。 みなさんも自己責任でどうぞ。


Adonal Foyle 自由契約に

WARRIORS: Warriors Request Waivers On Adonal Foyle
The Golden State Warriors have requested waivers on center Adonal Foyle after reaching a contractual buyout agreement
(Golden State Warriors は契約の買い取りに関する合意の後、センターの アドナル フォイル (Adonal Foyle) の自由契約を申請した)

Warriors に10年在籍した Adonal Foyle。 Warriors の選手のシュートブロック記録を塗り変えるなど、主にディフェンス面で活躍していた選手だが、昨シーズンは Don Nelson カントクの速い展開のバスケットボールに合わずカントク構想外の選手として苦労していた。 そんなこともあり、今オフはまっさきにトレード候補に挙がっていたが、2004年に結んだおよそ10億円/年という高額な年棒が災いして、なかなか話がまとまらずにいたのだった。

そこで、Warriors と Foyle が出した結論が今の契約をWarriorsが買い取り、自由契約にするというものだった。

Warriors はもとの契約で決められた年棒総額の何十%か (噂によると 66% らしい)をFoyleに払うことで契約を無効にする。 こうすることで、Warriors は新たに別の選手と契約できるし、サラリーキャップに影響する数字を減らすことができる。 また、Foyle は自由契約になることによって、年棒は下がるかもしれないが別のチームでプレイするチャンスを探すことができる。 (Orlando Magic が興味を持っているらしい)

トレードがうまくまとまらなかった現状からすると自然な流れだと思う。 しかも契約の買い取りはだいたい80% の金額らしいので 66% というのは Warriors にとって悪くない。

ただ、残念なのがオレが Warriors の応援を始めた 2001年シーズンの時にいた選手たちが、これでひとりもいなくなってしまった。

Foyle の次に古い選手は 2003年にドラフトで入った Mickael Pietrus。 しかし、彼も今年FAで移籍する可能性が高く、次は 2004年にドラフトで入った Andris Biedrins になる。 まだ21歳の彼が今いる選手の中で Warriors 在籍年数一番になるなんて信じられない…。 時代は変わっていくんだなぁ。


SANYO 携帯事業撤退でどうなるKDDI Mobile?

SANYO(三洋電機)が携帯事業から撤退を考え、売却先を探しているらしい。

SANYO はアメリカでは Sprint/Nextel というキャリアに端末を提供しているが、それより影響を受けそうなのが同じネットワークを使った在米向けMVNOサービスを提供している KDDI Mobile だろう (以前のエントリ)。

SANYO は KDDI Mobile 向けに日本語の表示、入力できる携帯電話を提供している。 撤退となっても、即出荷が止まることはないだろうが、引き継いだ会社としてはアメリカで事業を続ける相当のメリットがない限り続けるとは思えない。

昔は Sprint の端末と言えば SANYO というイメージが強かったが、最近は Samsung, Motorola といったメーカもいろんな携帯を販売してきて苦戦しているように見える。 このままだとアメリカ市場から撤退となる可能性が高そう。

唯一の可能性としては、京セラがSANYOの事業を引き受けた場合だろうか。 京セラは同じく Sprint/Nextel 向けMVNOの Virgin Mobile 向けに端末を提供している。 京セラのアメリカ事業もうまくいっている感じではないが、京セラがアメリカ市場にまだ興味があるのならSANYOの事業を引き継ぐのはいいチャンスだと思う。

日本の携帯メーカにとってアメリカ市場は鬼門のようだ。 SANYOの前にも SHARP,NEC,Panasonic などが参入したがいずれも撤退に終わっている(ソニエリはSonyの名が付いて今もがんばってるけど、実質その前身のEricssonなので別扱いとする)。

原因のひとつはアメリカ人的に端末に魅力がないところだろうか。 アメリカでは通話以上の機能はあまり魅力がなく、日本でウケる機能てんこもりなところは気づいてもらえないことが多い。 これは機能をちゃんと理解しない、いいかげんなアメリカのショップの店員に依るところもあるだろう。 その結果、よくわからない機能が増えて値段が高い端末は敬遠される傾向にある。

アメリカ市場は規模が大きいだけに、うまく展開できれば旨みも大きいと思う。 是非、京セラにはSANYOの事業を引き継いでもらって、アメリカにおける日本メーカの携帯事業を続けてもらいたい。


シカモア温泉に行ってきた

アメリカに住んでいると日本の温泉が懐しく思うときがある。 アメリカの生活は湯船につかるという習慣がないので、バスタブは浅いものばかり。 たまにあるスパと呼ばれるモノも、水着に着替えて入る温水プールっぽい感じのものが多くなんか違う感じ。

そんなアメリカの中で、日本人も満足できるような「温泉」を提供してくれるのが Sycamore Mineral Springs (通称 シカモア温泉) 。 結婚5周年記念と、仕事が一段落ついて平日に休みがとれたこともあって遊びに行ってきた。

場所は、シリコンバレーから US-101 を使って約4時間ほど南へドライブしたところにある San Luis Obispo (サン ルイス オビスポ) という街のはずれにある (Google Map リンク)。 ちょうどサンフランシスコとロスアンジェルスの中間といったあたりなので、日本人、アメリカ人を問わず両方の都市から温泉を目指して旅行に来る客が多いらしい。

シカモア温泉の最大の魅力は、

各部屋のパティオに備えつけられた Jacuzzi (ジャグジー)。

もちろん、蛇口をひねると出てくるのは42度ぐらいの温泉水。 温泉特有の硫黄臭がものすごい。 正直、効能とかよくわからないけど、到着後すぐ一度入ったら晩御飯を食べに服を着たとき体がぽかぽかしてるのを実感。 もうそれだけで感激。

そして、好きなときに好きなだけこの温泉に入ることができるのはすごくうれしい。 (ただし、ホテルの規則で AM12:00 – AM 7:00 は使っていけないことになっている) おまけに、ジャグジーなのでジェットバス機能があるのもいい。 もう何度も何度も入ったよ。


ジェットバスを使ったら白濁した(なぜ?)

もうちょっと近いと(あと、もうちょっと安いと)いいなぁとは思うけど、アメリカでこんな温泉は貴重。 しばらくしたらまた行きたい。

Continue reading