Month: May 2006

CoCa-Cola Blak 飲んでみた

blak.jpg コカコーラがこの夏に送る新作、Coca-Cola Blak。 コーヒー味の コカコーラ という新テイストがウリのこのドリンク。 フランスで初めて発売され、この春からアメリカで発売されていたが、ようやく店で見つけたので買って飲んでみた。

口に入れると、甘い口あたりからいつものコーラっぽい感じがするが、その中にコーヒーの苦い感覚を思いおこさせるような何かを感じる。 口の中で炭酸が弾けるとともに、その苦い感覚が表に出てくるのだが、残った甘さのおかげでコーヒーとも言えず奇妙な感じだ。

コーヒーキャンディがコーヒーと同じ味か? と言われて「そう」と言えないのと同じような気がする。 オレはコーヒーに砂糖とか入れないので、特に違和感を感じているのかも。 コーヒーキャンディに市場があるように、このドリンクも同じ市場に入りこめるかもしれないが、コカコーラ社が期待するほどじゃないだろう。 バニラに続き(Vanilla Coke はアメリカでは2005年に製造中止になった、参考:Wikipedia) 来年には消えてしまいそう。

オレ的結論: ミスマッチ

コーラの甘さとコーヒーの苦さは合わない。フランス版は砂糖が控えめで、コーヒー多めという少し違うレシピで作られているようなので(WikiPedia)、そちらの方がまだ好みかも。 けど、それぐらいでカバーできるミスマッチさじゃないかな。 あの甘さとマッチするのはレモンやライムなどの柑橘系ぐらいだと思うのがオレの持論。

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新聞のおまけ

ものすごい値引きのオファーを受けて以来、相変わらず San Francisco Chronicle の購読を続けているウチだが、今朝の配達を見てちょっとびっくり。 スターバックスのコーヒー豆 (Afirca Kitamu という新しいコーヒー豆、 2.5oz, 70g) がおまけで付いてきた。 スターバックスナイス!

ウチのアパートはドアが外に面していることもあり、ドアの前に投げこまれるようにして配達される。 そのとき、雨が降ったり、一軒家では庭のスプリンクラーの水がかかっても大丈夫なようにビニール袋に入れられて配達される。 これなら、配る人も投げやすいし、投げこんだ後もバラバラにならないしね。

そんな新聞を入れるビニール袋にスポンサーがつくと、こうやって試供品や広告が付いてくる。 以前はシリアルバー(スニッカーズみたいなヤツ)が付いていたり、トイレ掃除とかに使うブラシが付いてきたこともあったと思う。 袋になっていることで、普通の印刷ものとは違ういろんなアイデアを試すことができ、受けとる方も楽しむことができる。 すごいアイデアじゃないだろうか。

日本では口の狭いポストに入れるので実現は難しいだろうけど、購読者としては契約時に洗剤やビール券とかもらうより、月に1、2回とかこうやって何か貰える方が新聞を見る楽しみも増えてなんかうれしい。


ワールド スモー リーグ メガツアー (World Sumo League Mega Tour)

アメリカのオンラインチケット販売サイト ticketmaster.com を見ていたら面白そうなイベントに目が止まった。

ワールドスモーリーグ!” しかも メガツアー 。
へー、相撲もこんなイベントやるようになったんだ。 朝青龍とか来るのかしら? いつもバスケを観に行く Oakland でやるなら行ってみようかなんて思って、調べてみるとどうやら、ultimatesumo.com
というのがこのイベントのウェブサイトらしい。 今、アメリカで流行中のSNS MySpace にページまで用意しているのはさすが。

しかーし、サイトを見てみると

  • 力士たちはマゲ結ってない
  • 力士たちはなんか上に着てる(取組のときは脱ぐみたいだけど)
  • ほとんど外国人力士 (World Sumo League だから?)
  • 土俵が土じゃなくてマット
  • 行司がレフリーみたいな格好してる

とりあえず相撲っぽいけど、これでSumo(相撲)を名乗るのはさすがに許せないような…。日本の相撲協会はこのことを知ってるんだろうか。

と、ついつい相撲だったので目がいって取り上げてしまったが、アメリカはチャレンジ精神旺盛というか、アイデア勝負で一発当てようというイベントやスポーツがたくさん出ている。

例えば数年前のアメフトのぶつかりあいを強調するために、プロレス団体WWFの選手たちでそろえて派手なタックルなどを演出した、XFLリーグ(たしか1シーズンで終了)、このサイトでも紹介したコートにトランポリンを置いて派手にダンクシュートを决められるようにした Slam Ball (2,3年続いたみたいだけど、いつの間にか終了) などなど…。

新しく作ったスポーツのプロ選手ってどんなもんなのよ。という突っ込みをいつもしてしまうが、アメリカはとにかくエキサイティングで面白ければオッケーなので今後もこういったチャレンジは続くだろう。 Ultimate Sumo は生き残ることができるのだろうか?


Visual Web Developer Express で JavaScript デバッグ

Web 2.0 なサービスを開発するなら欠かせない JavaScript 。 以前、Mozilla/Firefox 上で動作する JavaScript Debugger エクステンション (Venkman) を 紹介したが、これではブラウザ市場でいまだ過半数を占める IE の場合をカバーできていなかった。 やっかいなことに IE と Firefox で JavaScript の動きが違うなんてことも少なくない。

これまで、IE では Internet Explorer Developer Toolbar (Firefox の Web Developer Toolbar みたいなツール、 地味にアップデートされている) と しばらくメンテされていない Script Debugger を中心に使っていたのだが、この Script Debugger は無いよりマシ程度なツールだった。 (なのでリンクも貼らない)


Script Debugger のスクリーンショット

ところが少し前に、MS の Visual Web Developer に付いている Script Debugger がスゴイという話を聞いて試してみたら、ほんとにスゴかった。 唯一の問題はこの開発環境は ASP.NET の開発環境ということ。 つまり、デバッグできるのはASP ファイルか、スタティックな HTML に書かれた JavaScript 、もしくはそこから読みこまれた JavaScript のみ。 PHP や JSP は解釈できないので、ブラウザで表示されたページを html で保存しなおす必要がある。

それを差し引いたとしても便利。 また、この機能は先日永久無償化が発表された Express バージョンでも同じというのもうれしい。 試してみたい人はユーザ登録さえすれば MS のサイトからダウンロードできる。

ここからはスクリーンショット(全てクリックで拡大)を使って説明。 使っているのは英語版だけど、日本語版でも同じはず。

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オススメ音楽サービス Pandora が無料になってさらに便利に

音楽好きな人にとっての一番の問題は、どうやって自分の好きな音楽を見つけるか。 趣味のあう友人に聞いたり、CDショップで試聴したり、最近はamazon や iTMS などのオススメサービスや、ネットに上がっているレビューなどで見つけるのが一般的だったけど、Pandora.comのサービスは便利で、興味深い。

Pandora.com はネット上でラジオのように曲が聞ける音楽ストリーミングサービスなんだけど、曲をリズム、メロディや曲調といったいろんな要素に分解、解析することで、自分の好きな曲と似た曲を探して再生してくれるのがウリ。

サービスそのものは昨年の夏にはじまっていたんだけど、当初は有料のサービスということでちょっと敬遠していた。 ところが、いつの間にやら無料版のサービスもできたという話を聞き試してみたら、なかなかいい曲を見つけてきてくれて感動。 以前、同じようなサービスでアメリカの Yahoo! Launch を紹介した が、それよりすすめてくる曲の精度は高いんじゃないだろうか。

また、Flash ベースなので、IE のみといった制限もなく Mac でも使えるのもうれしい。 有料版との違いは、今のところスキップできる曲数に限りがあったり、プレーヤーの近くに広告が表示されるというぐらいなのでほとんど問題ない。 (将来は曲の間にCMが流れるようになるかもしれないらしい。)

唯一の問題は、アメリカ人のみを対象としているためユーザ登録をするときにアメリカの郵便番号の入力を要求されること。 ただ、入力するだけなのでグーグルさんにでも聞けば…ゴニョゴニョ…。

ってなわけで、 Yahoo! Launch に続き、オレが好きな曲、好きになりそうな曲ばかりを集めたインターネットラジオを公開。 Pandora の解析結果によると以下のような要素が好きな洋楽好きにオススメ。

  • mixed acoustic and electric instrumentation (アコースティックとエレキ楽器のミックス)
  • major key tonality (メジャーキー)
  • a subtle use of volal harmony(少しのボーカルハーモニー)
  • acoustic rhythm guitars (アコースティック リズムギター)

上のリンクは Pandora のフィードサービスを使って生成。 こういった新しい試みを積極的に取りいれてくれるのはユーザとしてもうれしい。


Deal or No Deal

あなたの前に0.01ドル(1セント) ~ 100万ドル が入った26個の箱があります。
その中から1つだけ選んでください。

この選んだ箱に入っているお金があなたのモノになるのですが、まだ開けてはいけません。

残った25個の箱から6個選んでください。

選んだ箱の中にはそれぞれ、以下のような金額が入っていました。

20,000ドル
10ドル
500,000ドル
1ドル
100ドル
3000ドル

ここであなたはある提案を受けます。

「最初に選んだ箱に入っている金額をあきらめるなら 50,000ドルあげましょう。 断わってもいいですが、その場合同じように何箱か開けたあとに同じような提案をします」

もしかすると、最初に選んだ箱は 100万ドルかもしれない。 しかし、 0.01ドルかもしれない。 100万ドルの箱を次に開けてしまう可能性もある。 今確実に50,000ドルもらえるとしたらそれもアリかも….。

さて、あなたはどうする?

というのが “Deal or No Deal” というテレビ番組。 提案にのれば “Deal” (取引成立)、のらなければ “No Deal” (取引不成立) という選択を迫られるのでこういう名前になっている。
現在、アメリカでは NBCネットワーク (シリコンバレーでは地上波11ch、Comcast ケーブルなら 3ch)で放送されていて結構人気らしい。

もとはイギリスではじまった番組のようだが、アメリカで放送されるにあたってクイズミリオネアのような派手なライティングや効果音を駆使したり、箱(ブリーフケース)を美女に持たせるといった演出でイギリス版と比べるとアメリカ人ウケしそうなゴージャスな番組になっている。

オレは Warriors の試合を観に行ったきに、これと同じ形式で試合観戦チケットをプレゼントという ハーフタイムショーで見たのが最初だった。 はじめは変則的に箱を開けていくルールがよくわからなかったけど、番組をみるとすぐ理解できて、それからは金額が提示されるたびに、「ここはもうDealでしょう」 とか、「こんな金額じゃ No Deal」 とテレビの前で自分も参加しちゃうぐらいすごくはまる。 YouTube にはそんな様子を映したビデオなんていうのもアップされている。 気持ちわかるなぁ。

というわけで、アメリカに住んでいる方、出張でアメリカに来る予定のある方はぜひ見てみて。 ただ、最近は週3回放送とまたやりすぎな感があるので、来年には飽きられているかも…。

テレビでやっているような緊張感は少ないけど、どんなゲームか試してみたい方はコチラ


永久に使える懐中電灯を買ってみた

以前紹介して、時間が経ってしまったがようやく店頭で見つけることができたので買ってしまった。 あまりにも時間が経ってしまったので、もともと紹介した懐中電灯は EverLife Flashlight から Faraday Flashlight に名前が変わってるし、買ったものは別のメーカーのモノだった。

その名も ForeverFlashlight III

Bed Bath & Beyond という生活用品を扱っているお店で、$19.99 だったけど、$5割引券を使ったので結局 $14.99+Tax (2000円弱) だった。

さて、あらためて見てみると作りはとてもシンプル。

グリップの内側にコイルが巻いてあり、その中を磁石が動くことで電磁誘導がおこり発電するようになっている。

肝心の明るさは、パッケージには前の製品の倍明るくなっていると書いてあるが、さすがに乾電池式の懐中電灯よりは暗い。 けど、ライトがあてられたところは物が確認できぐらい明るくなるので、緊急用としては十分かな。 (ってことは以前の製品ではダメだったってことかも)

以前紹介したときには、電球切れたらダメじゃんという突っ込みもあったが、このモデルは電球を使っていない(LED? 発光ダイオード?)ので、球切れの心配もない。 地味な進化を遂げているのかも。 日本なら学研の付録とか、ハンズとかで自由研究キットとかって売り出したらウケそう。


握るとこんな感じ。そこそこ大きい。

日本にいる人は、キャンプ以外そんなに懐中電灯なんて使わないじゃん? と思うかもしれないけど。うちのエリアをはじめ、シリコンバレーは21世紀になった今でも、年に1,2回ぐらい停電する。原因は雨期の大雨だったり、事故だったり、電力が足りなかったり(2001年ぐらいの話)…。もっと送電線網をしっかり構築すればいいのにと思うのだが、広いアメリカなだけに構築するコストとトラブルのたびに直すコストを比較すると対応していった方がいいという判断なんだろうか。いや、ただめんどくさいだけんだんだろうな。

そんなわけでもう停電にはもう慣れたもので、アロマキャンドルを買いためてここぞとばかりに癒しの空間を作ってみたりするなど、今ではいかに快適に停電の時間を過ごするかが結構重要だったりする(ウチだけか…)。 そんなわけで、次の停電ではこの懐中電灯が活躍してくれるに違いない。