Month: November 2005

アフターサンクスギビングセールの人混みに驚く

アメリカでがんばりましょう: アフターサンクスギビングセールでPCの値段がさらに下落
うちはDVDライター付きのデスクトップPCが欲しかったので今年はいっちょ並んでみるか。

並んでみた。

といっても朝5時オープンの Best Buy という家電量販店に 4時50分ごろに着けばいいかなというお気楽なモノだったんだけど、自分の甘さを認識。 たまに雨も降る悪天候の中、オープン前にはすでに1000人ぐらいいるんじゃないかというぐらい人が集まっていた。

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まだ外は真っ暗にもかかわらず入口からずらっと続く列

この Best Buy の隣には夏に閉店した大きな家具屋があり、駐車場はいっぱいあるにもかかわらずもう満車。 オレは隣の建物の駐車場に停めたぐらい。 行ったことある人ならわかってもらえるだろうが、こんな状態普段ではありえないような混み具合だ。

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満車状態の駐車場、にもかかわらず車はどんどんやってくる…。

5時になり店がオープンすると並んだ客は続々店の中へ。 特に混乱はなくスムーズ。 というか、ちょっとは入場制限してもいいんじゃない? と思うぐらいどんどん中へ入っていった。

案の定、店の中はもう客でいっぱい。

そして、「これはどこで買える?」、 「この商品はまだある?」 と店員に質問する人と、状況を把握できなくて困る店員のやりとりがいたるところで聞こえていた。

と書いているオレもそのやりとりの中へ。 しかし、狙っていた eMachines の DVDライター付きPCはどこと聞くと、聞くたびに違う答えが返ってる。 というのも、Best Buy では目玉商品として、 $150 で同じ eMachines のデスクトップPC を売っているのでそれの情報とごっちゃになってしまっていたのだった。 でもオレと同じPCを狙っている客数人がまとめて「どこよ」と迫ってやっと正しい情報を引きだし、ゲットすることができた。

他にもいくつか商品を買って、レジに並ぼうとしたら今度はレジ待ちの列がものすごい。 店の反対側まで続いていた。 並ぶこと実に1時間。 ようやく支払いを終えて外に出たときは7時を回っていた。

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でもまだ駐車場はいっぱい…

いやー、思った以上にごった返していてこんなに大変なモノだったのかと初めて知った。 人のこと言えないけど、アメリカ人の執念はすごい。 Black Friday (黒字になる金曜日) というのも納得。

早起きして疲れたので、セットアップは後にして、これからもうちょっと寝よう…。


アフターサンクスギビングセールでPCの値段がさらに下落

今日はサンクスギビング。 この日からクリスマスまで全米中がホリデーシーズンと呼ばれる、なんとなくやる気ナシなのんびりモードに突入する。

昨年、 「サンクスギビングの翌日」 として、サンクスギビングの翌日のセールがすごいというのを書いたが今年も相変らずすごい。 ちなみに、サンクスギビングは11月の第4 木曜日と决まっているので、その翌日の金曜日をブラックフライデーとも言う。

しばらく前に、CNet の記事で Walmart (ウォルマート) が $398 なノートやデスクトップPCを発売か? というのがあったが、実際はもっとすごかった。

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ノートPC の最低価格はほとんどの販売店で $400 (45000円) 以下へ。 Walmart は実際は$378 でノートPCを発売したし、一番安かったのは Office Depot で売られている Compaq のノートPC $349.99 (メールインリベート後、およそ 39000円) というモノ。 ただ、Celeron M 1.3GHz, 256MB メモリ, 40GB ディスク, DVD-ROM と最低ラインの構成になっている。 すでにバーゲンで売られるノートPCの 比較サイトまであるので狙っている人は参考にして欲しい。

同じ Office Depot では HP の デスクトップ PC のセットがなんと $99.99 (メールインリベート後)。 とうとう $100 切りました。 こちらは CD-ROM しか積んでいないなど、さらに劣った構成だがちゃんと17インチCRTモニタとプリンタまで付いてくるのが驚き。

Compu USA では $299.99 のノートや Circuit City では Free (無料) の デスクトップPC が紹介されているが、よく読むとこれらには 「AOL のサービスに1年間加入すれば」という条件が付いているので実際はこの値段より $250 ほど高くなるので要注意が必要だ。

もちろん、これだけじゃなく全体的にモノが安くなっている。 以前指摘したように安いPCの多くにはプリンタが付いているのだが、メーカはほんとにこれでやっていけるのだろうか心配になってしまう。

うちはDVDライター付きのデスクトップPCが欲しかったので今年はいっちょ並んでみるか。


どんどん出てくる + (プラス) iPod Nano なモノ

iPod Nano は小さいから専用のケースを作るんじゃなくて、他のモノに iPod Nano を入れて 「○○ +(プラス) iPod Nano」 という逆転の発送ができるのではないかというエントリを書いたが、どんどん実現しているようで iPod Nano 持ってないのに なんかウレシイ。

定期入れ + iPod Nano はフォーカルポイントから。

まだ販売は始まっていないようだが、もう1ヶ月ほど前に発表されたようなので知ってる人も多いのではないだろうか?

PRIE TUNEWALLET nano

アメリカでは定期券はあまり一般的じゃないので、カードケース兼札入れ + iPod Nano でこんなのが発売されている。
CEO™ Card Wallet for iPod nano

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そして、この会社は お財布 + iPod Nano というのも発売している。

アメリカ向けのようなので日本のお札とか入らないかもしれないけど、結構いい感じでまとめてきて面白い。

CEO™ Billfold Wallet for iPod nano

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「ゲームボーイ + iPod Nano」 や 「携帯電話 + iPod Nano」 なモノはまだ出てきてないなぁ。 クリスマスシーズンに向けてチャンスじゃない?

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コンテンツの囲い込みはセンス悪いかなぁ

大前研一:テレビ局を今さら買収する楽天のセンスの悪さは致命的 – nikkeibp.jp – 企業・経営
さらに大前氏は、アメリカで全視聴者の20%が利用しているという「TiVo」を紹介した。
… 中略 …
そして、もう1つの特徴は、CMが自動的にカットされて再生されるという点だ。

TiVo に 「CMが自動的にカットされて再生される」 なんて機能は無い。

普通の早送りをする機能(と、裏ワザとしてボタンを1回押すだけで30秒スキップという機能)があるぐらいだ。 おそらく、日本のハードディスクレコーダーとほとんど変わりないんじゃないだろうか。

たしかにテレビ局は TiVo を使って簡単にCMを早送りできることからCMの価値が下がることを懸念しているが、全てをTiVoで見るわけじゃないし、TiVoがあることによってこれまで見られなかった番組が見られる(=CMを見る機会も増える)という利点もある。 時代の流れを察知しながら、共存できる道を探しているのが今のアメリカのテレビ業界の現状だと思う。

ラジオと違って、ビデオコンテンツは時間も手間もコストもかかるし、プロと素人のクオリティの差も激しい。 まだ確立されたメディアでないことから、しょーもないコンテンツばかり揃えてユーザに見切られてしまうのも避けなければいけない。
Apple の iTunes Music Store にしても Steve Jobs と Disney の繋がりで ABC テレビのコンテンツが提供できたが、アメリカにある他の大手テレビ局は別のところと提携してコンテンツを提供しようとしているため、今後の展開はまだ不透明だったりする。

そんな背景から考えると、テレビ局や映画会社と提携しコンテンツを囲いこんで、自分のところのインフラの価値を高めようとしたり、プロレベルのコンテンツ制作を期待しようとするのは、ネット配信の第一歩としてそんなにおかしな話ではないと思う。 ただ、テレビ局を買収するのはやり過ぎというかヘンな方向に行っちゃってるというか、センスが無いと思うが…。

先に書いたように、確立されたメディアでないことから思いもよらないアプローチによって新たなコンテンツが出てくる可能性もあるかもしれない。 大前氏もそれを意図してのちょっと過激な発言だったのだと思うが、既存のコンテンツの囲い込みというのも戦略上重要なポジションを占めているのが実状ではないだろうか。

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スタイルシート変更

スタイルシートを変更してみた。

最近はどちらかと言えば長文になることが多く、その割にテキストが混み入っていて見にくいと思っていたんだけど、うまく直せるほどのデザインセンスが無かったこともありそのままにしていた。

そんな中、MovableType からの移行先を本格的に探すため (理由はコチラ) に他のBlog ツールを試しているなか、 WordPress (日本語版(ME)) というツールが提供しているスタイルシートが気に入ったのでツールより先に取り込んでみたという感じだ。

このスタイルシートは Michael Heilemann 氏の Kubrick というテーマが元になってて、ブログ界では結構有名なスタイルシートのようだ。 他のBlog ツール向けにも移植されたモノものリリースされている。 WordPress でも 日本語版(ME) に同梱されているモノは日本語向けに改良されたスタイルシートを使っている。 今回はKubrick をベースに WordPress ME の変更も一部取り込んだものを独自に作り、ページ上部のカテゴリボタンや、サイドバーのカラーリングなどのためにもう一つ独自のスタイルシートを利用している。 パッケージ化はしてないが、必要ならこちらからどうぞ。 (styles-site.css, styles-amegan.css)

さて、WordPress のツールそのものは今のところ乗り換えるまでには至っていない。理由は、ブログの管理画面がなんかゴチャゴチャしてわかりにくい印象を持ってしまったのがひとつめの理由、もう一つは Extended Entry (拡張エントリ) がないこと。 MT からインポートしても全て本文に入ってしまったし。 既に結構使ってることもあり、オレとしては必須の機能なんだけど、プラグインとかで対応できるもんなんでしょうか?

他にもこんなBlog ツールどうでしょうというのも募集してます。


独自の進化を遂げる Yahoo! Japan

ヤフー、航空写真利用のスクロール地図ベータ版を発表–路線情報などと連動 – CNET Japan
今回のYahoo!地図情報は「日本で独自に開発したもの。米国の技術支援はとくに受けていない」(同社)という。ヤフーは10月にAJAXを使った地図サービスを開発していることを明らかにしていた

Yahoo! Japan の地図サービスも Ajax を利用したダイナミックなモノが公開された。 使う側からするとページ全体が書き変わるより使い勝手が良くなり嬉しいのだが、このアプローチはちょっと驚いた。 というのも、アメリカの Yahoo! は先日、Flash を使った地図サービスを公開していたからだ。

もともと Google が始めた Ajax な地図サービス。 Microsoft (MSN) が追随し、Yahoo! はどうする? と注目を浴びていたが、その回答として Flashをベースにして、よりリッチな表現を提供することで差別化をしようというアプローチを見せてきた。 Ajax を利用した DHTML と Flash のどちらが次世代のWebアプリケーションプラットホームになるかという話題もあり、今後の行方が注目されているなか、 Yahoo! Japan は Ajax ベースの全く別のシステムで地図サービスを進化させようとしている。 もちろん、アメリカのシステムが簡単に日本向けに移植できない設計だったり、携帯電話用のサービスを考えるとFlashでは展開しにくいなどの理由があったとは思うが、技術者のオレからするとともうちょっと Flash にこだわって他と違うサービスを見せて欲しかったとも思う。

他にも、アメリカでは Yahoo! 360° という SNS と Blog サービスを足したようなサービスを提供しはじめようとしていたときに、日本は独自に普通の Yahoo! Blog を開始したことからも、Yahoo! Japanのサービスはチャレンジというより、無難なところに落ち着く傾向にあるようだ。 シェアナンバーワンの貫禄というところだろうか。

既存のモノ+α を目指して新な需要を開拓しようとする Yahoo! (US) と、すでに一般に浸透したのを Yahoo! ブランドで提供して他社に人を取られないようにしようという感じの、Yahoo! Japan 。 Yahoo! 360° はお世辞にもうまくいっているとは言えないので、Yahoo! (US) のアプローチが正しいとは言えないのだが、R&Dはおそらくアメリカの方が力を入れているだろうし、同じYahoo! グループという名を掲げているのであれば、今回のようなアプローチの違いが積み重なっていくといずれ致命的な差を生み出してしまわないかちょっと心配してしまう。


アメリカへ来て5年が経ちました

本日 11/10 でアメリカに来て5年経ちました。

以前、3年経ったと言うエントリを書いてからも2年が経ったわけで、この5年はほんとあっと言う間の出来事だった。

振り返ってみると、仕事は転職こそしなかったが、同じ会社の中で2回ほど大きな担当の変更があったこともありいろいろと貴重な経験ができた。 特に数年前からやってる今の仕事は、数人のメンバーでゼロから自分たちの力で作り上げ、そこそこの成功を納めたこともありとても誇りに思っている。

さて、英語。 もともと全然できなかったのだが、5年経ってもまだまだです。 英語とかを勉強するのは実際に経験してナンボというのが持論だが、もともと出不精だし、社交的というわけでもないので生活がパターン化してしまうとなかなかそれ以上の経験ができないというのが大きな理由だとは思ってはいるんだけどね。 半年とか1年の留学で話せるようになる人がうらやましい。 シリコンバレーは外人(アメリカ人以外のこと)が多く、みんなショボイ英語でも付きあってくれるいい人ばかりで何とかなってます(笑)。

何より大きな病気や怪我もなく、また仕事をクビになったりすることもなく無事に過ごせたことに感謝です。 でもいろいろな点でまだまだなので、これからもがんばります。

サイトの方は、最近、オレにしてはちょっと忙しく、またネタ切れ気味(笑)でちょっと更新が滞りがちですが無理せずに続けていこうというスタンスなのでこれらもお付き合いいただけたらと思います。


Paul McCartney Live in San Jose

3年前のツアーに続いて、また行ってきた。

書くと長い事情があって今回は2階席だったのだが、真正面の1列目で手摺りもとっぱらってあった場所なのでステージ全体と客の様子がよく見えていい景色。 そして、手摺りが無かったことで(恐くて)立ちあがることもできなかったので、ずっと座ってのんびりと観賞という感じでいちおうロックライブなのに、いままでとは一風違った楽しみかたができた。

いつも思うのだが、アメリカのライブは終わるのが遅い。

今日も 8時開演で、8時15分ごろから30分近くプレショーと呼ばれるイベントを経て 8時45分ごろスタート。そして、なんと終了は11時15分過ぎ。 そこから車を運転して家に着いたときは12時まわってた。 あと、昨年行った JET のライブは終わったのが12時過ぎだったな。

車で来る人ばかりで、電車などの公共交通機関を使って観に来る人が少いからこんなことができるんだと思うんだけど、日本から来てこういったイベントに行こうと思ったら移動手段に気をつけてください。

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田臥、NBADL の サンダーバーズ と契約

田臥マイナー契約アルバカーキ9巡目指名 – nikkansports.com > NBAニュース
NBAクリッパーズから解雇された田臥勇太(25)が、マイナーのNBAデベロップメントリーグ(NBADL)と契約、3日夜(日本時間4日午前)に行われたドラフト指名でニューメキシコ州のアルバカーキに所属することになった。田臥は9巡目で指名された。同リーグは8チームで構成。18日に開幕し、アルバカーキはビジターでタルサ(オクラホマ州)と対戦する。

NBA Clippers を解雇された田臥の行方がさっそく决まった。日刊スポーツのニュースにあるように、ニューメキシコ州のチームにある NBADL のチーム Thunderbirds (サンダーバーズ)だ。

NBADL (NBA Development League – NBA ディベロップメントリーグ, D-League – ディーリーグ とも言う) は、今年から正式に NBA の下部リーグ(マイナーリーグ)として認定されたリーグ。 ただ、NBA の場合は下部リーグをNBA のチームに入団し、出場機会の少ない若手選手の経験を積む場とし以下のような制限が設定されている。

  1. マイナー落ちできるのは 1,2年目の選手のみ
  2. 1選手 3回まで
  3. 同時にマイナーに行くことができる選手は1チーム 2人まで
  4. マイナー落ちした選手にもサラリー(給料)はNBAのときと同じだけ支払われる
  5. NBADL はマイナー落ちした選手を受けいれる場合、登録可能選手を10人から12人まで増やすことができる

若手選手という制限もなくして、もう少し選手の入れかえを自由にできるようにした方がいいような気もするが、今年からということなのでまずは様子見というところだろうか。

所属チームは全部で8チームで、以下のリストのように NBA のチームとの関係が築かれている。 (日本読みは間違ってるかも…)

  • Fayetteville Patriots (フェイエットビル パトリオッツ):
    Charlotte Bobcats, New York Knicks, Detroit Pistons.
  • Austin Toros (オースティン トローズ):
    Denver Nuggets, San Antonio Spurs, Houston Rockets, Los Angeles Clippers.
  • Fort Worth Flyers (フォートワース フライヤーズ):
    Golden State Warriors, Los Angeles Lakers, Dallas Mavericks, Portland Trail Blazers.
  • Arkansas RimRockers (アーカンソー リムロケッツ):
    Atlanta Hawks, Cleveland Cavaliers, Memphis Grizzlies, Toronto Raptors.
  • Florida Flame (フロリダ フレーム):
    Miami Heat, Orlando Magic, Boston Celtics, Minnesota Timberwolves.
  • Tulsa 66ers (タルサ シックスティシクサーズ):
    New Orleans Hornets, Indiana Pacers, Milwaukee Bucks, Chicago Bulls.
  • Albuquerque Thunderbirds(アルバカーキ サンダーバーズ):
    Utah Jazz, Phoenix Suns, Sacramento Kings, Seattle SuperSonics.
  • Roanoke Dazzle (ロアノーク ダズル):
    New Jersey Nets, Philadelphia 76ers, Washington Wizards.

昨日、配下の選手を平等に割り振るためのチーム分けのドラフトが行われたのだが引用した記事にあるように田臥は9巡目の指名とのこと。

全部で10巡あるうちの9巡目だったのがちょっと残念。 身長の低さに各チーム及び腰になってしまったのだろうか…。 NBADL においても先発というより、試合のテンポを変えるための2,3番手PGというような位置付けでスタートするような形になりそうだが、実力で先発の座、そしてNBA との再契約を目指してもらいたい。


2005 Warriors 白星発進

とうとう始まりました NBA の季節!

Warriors は昨日がシーズンの緒戦。 ホームで Atlanta Hawks (アトランタ ホークス)を相手に対戦、前半を 57-47 と10点ビハインドで折り返したが、3Q の 3ポイント攻勢を含む怒濤の攻撃で 後半を 40-75 とし今シーズン初勝利を飾った。

前半はプレシーズンマッチを見て思った悪い面がそのまま出てしまったが、後半 Baron Davis (バロン デイビス) が早めにダブルチームをかけて相手のミスを誘い、そこからの3ポイントや速攻で点を稼いだあたりから勢いに乗ったという感じだった。逆に Atlanta は前半、 Baron Davis と Jason Richardson への早めのダブルチームで Warriors の攻撃のきっかけを潰していたのが、後半はWarriorsの怒濤の攻撃に完全に浮き足立ってしまいそういった作戦を実行することもなくズルズルいってしまったのが敗因だろう。

さて、開幕戦にも関わらずこの試合では2人の新人がいきなり出場したのにも注目だ。 一人目は Chris Taft (クリス タフト) 。 Troy Murphy(トロイ マーフィー) と Andris Biedrins (アンドリス ビードリンチ) がファウルトラブルのため出場したのだが、体の割に軽快でアグレッシブなプレイは将来性十分という感じだった。 二人目は Baron Davis が3Qで膝のウラを傷めたため出場した Aaron Miles (アーロン マイルス)。プレシーズンマッチで見たときはインサイドに切込んでからのボール裁きやフィニッシュに難があっていい印象は無かったのだが、ボール運びのうまさや敵からのプレッシャーをはねのける度胸は十分。正直、ちょっと意外だった。 Chris Taft は ドラフト 42位指名、Aaron Miles にいたってはドラフト外からの入団選手なだけにスカウト陣はいい仕事をしたと思う。

昨シーズンは 6連敗スタートだった Warriors だが、今年は早くも勝利。今のところ勝利パターンは速攻を中心としたアップテンポな戦略かドライブをガンガンしかけレイアップおよびアウトサイドの3ポイントへ繋げる攻撃パターンが有効なようだ。 しばらくは、いかにして自分たちのこのパターンに持ちこめるかが重要なポイントだろう。