休みの間は基本的にネットワークなしの生活なので、主な情報源はテレビのニュースと部屋に配達される USA Today (新聞)だった。 毎朝、食事をしながら眺める新聞は思わぬ発見もあり結構面白いと感じた。
そして、飛行機に乗る前にいつも空港で買うのが Business 2.0 という雑誌。 普段は雑誌も本も滅多に読まないのでこの雑誌がどんな位置付けなのかイマイチわからないが、いわゆるIT系の雑誌で堅苦しくない記事が多いので読みやすい。 数年前に日本に行くときに買って以来、オレの旅の友となっている。
普段は、すぐWebを見てしまうため活字を読むことが本当に少なくなったが、この旅で新聞や雑誌というのは記事を読むことに専念でき、また理解に時間をかけられるなぁということに気付いた。
雑誌のレイアウトとWebのレイアウトは違うとよく言われるが、Web はハイパーリンクや小さなエリアに多くの情報を押し込もうとするため文章のまわりにいろんな誘惑がいっぱい出てくるので文章に集中できないのだろう。
あと、コンピュータではスクロールにも問題があると思う。 特に英語の文章に多いのだけどオレはページのこのあたりにこんなことが書いてあったとぼんやりと記憶し、読み返したりすることが多い。スクロールだと内容そのものが移動してしまうため同じことができない。 ページ内検索が代わりの手段になるのだろうが、それも読むということとは別のプロセスが間に入ってしまい読むことが中断されるような気がしてしまう。
Web によって結構似たような体験がきるようになったが、文書を活字で読むという行為には、まだまだ優れている点があるのだと再認識させられた。
Comments