Month: February 2004

ペプシバニラの味

紹介してから時間が経ってしまったがL.A.滞在中にペプシバニラをやっと見つけたので買って飲んでみた。

以前から探してはいたんだけどこのあたりではどうも見つけられなかったので、もう販売終っていたかと思ってた。 L.Aでは最近このあたりでは見かけることのなかった Pepsi Blue (青色のペプシというふれこみで登場したベリー味のペプシ) も売っていてS.F. エリアとは嗜好が違うのかと思ってみたり。

さて、味の方はバニラコークが後味が強烈にバニラだったのに対し、ペプシバニラはコーラとバニラがバランスよくまざって、後味はすっきり。 “Not so Vanilla Vanilla” というキャッチフレーズに偽りなしという感じだ。

でも、甘い飲みものに甘い味を付け加えてもそんなにうれしくない。 コーラに付け加えるならレモンやライム味の方がいいな。

Continue reading


伝説のチャレンジャー ウイリアム

もうアメリカのテレビっこ達で知らない人は居ないよね?[アメリカン・アイドル」で全米の度肝を抜いたウィリアム・ファンたんのサイトがすごいことになってますよ!リッキー・マーティン「She Bangs!」を完璧なまでに(特にセクシーさにおいて)再現しちゃったあの伝説の「アメリカン・アイドル」のオーディション風景の動画があがってますよ!見ないとヤヴァです。

うちでは今年も毎週かかさず見ているアメリカンアイドル。

そのサンフランシスコ予選に登場した UC Berkley に通う William Hung (ウイリアム ハン) という青年の予選パフォーマンスが今アメリカで秘かなブームをまきおこしいている。

何はさておき、まずはウイリアムのファンサイトにあるキャプチャー映像(Click here to see Will’s American Idol audition video! ” のリンク)を見て! 歌ったのはリッキーマーティンの “She Bangs!”。 オリジナルはどんな曲なのか知りたい人は MTV のリッキーマーティンページ へどうぞ(フルコーラスじゃなくて一部だけですが)。

アメリカンアイドル本編でも、今週から上位32人が8人づつ4組にわかれてテレビの前で曲を歌い、全米の人が電話か携帯メールで投票するセミファイナルが始まったが、その中でも司会や審査員が “She Bangs!” とマネをし、テレビの芸能番組でもとりあげられ、地元のローカルニュースや新聞でもとりあげられていた。 うちでも初登場のときから大ウケで、今でも「シバーン シバーン」と聴こえるとテレビに釘付け。

ウイリアムファンサイトのできは最高で、リミックスmp3や、合成写真なんかの盛り上がりは2ちゃんねるの祭状態。 どこの国でも同じなのね。
このブームが日本まで行くことはないだろうけど、今、腕をまわしながら「シバーン」と歌えるとあなたもアメリカ通。


BloglinesでどこでもRSS

外出先や勤務先などからも自宅と同じようにRSS参照したい場合は、BlogLinesなどを利用する方が良いのかも。

BlogLines イイ。
以前に書いたように今まで FireFox & RSS News Reader を使っていたが、家と会社の両方に講読情報が分散したり、どこまで読んだかを共有できないことが不満だった。 自分で簡単なオンラインRSSリスト表示機能を作って、サイドバーに表示することでできるかなー。なんて考えていたところ、上の記事が。

早速ためしてみたら、英語サイトだけど、日本語は問題なくハンドリングされるし、オンラインにしては結構簡単なインタフェースでRSSリストの編集ができる。 会社で読んだところもまた読む必要がないし、小さなウインドウを表示して更新があったら知らせてくれる機能なんかはとても便利。

オンラインアプリケーションなのでスピードが気になる場合があるのと、表示レイアウトを少し変えられたらいいなと思うところはあるけど、トータルでは合格点をあげられる。 あ、あとは以前書いたようにRSS対応してないサイトの更新情報も管理してもらえたらパーフェクト。 それならはてなアンテナがRSSサポートする方が早いか?

検索大手の米Googleは同社提供のBloggerサービスに、RSSの代替技術を導入した。

話は変わって、Google (Blogger) は Atom を採用したようだ。 もともとニュース配信フォーマットとして考えられたRSSにしがみつくよりBlogにあった新しいフォーマットを選択したという感じなのだろう。 ただ、対極として Yahoo! が RSS を選択しているとあるが、別に Yahoo! が時代遅れだとか、RSSは今後ダメになるというわけではなくYahoo! のようなニュース配信の用途ではRSS、Blogのようなエントリの配信にはAtomというように、どちらかだけになるわけでなく、両方が共存していくのではないだろうか。
ちなみに Bloglines は Atom フォーマットにも対応している。


人の名を騙るヒドいウイルス

本ウイルスは、製品の脆弱性を悪用したウイルスではございません。このウイルスから送信されたメールは、電子メールの送信エラーなどに見せかけることがあり注意が必要です。
本ウイルスはメールを受け取ったり、開いたりするだけで自動的に感染するということは無く、添付されているファイルを実行することにより感染いたします。誤って添付のファイルを実行いたしますと、自分自身をディスク上にコピーし、コンピューター内の様々なファイルからメールアドレスを取得し、大量のメールを送信します。

MyDoom というウイルスが最近よく届く。

Norton Antivirus を入れているのでメール受信時にウイルスは駆除され、よくあるヤツだろうと大して気にしていなかったが、ウイルスに感染したマシンがオレのメールアドレスを騙ってウイルスをばらまいていたことに気づいて驚いた。

送ったが届け先不明になって返ってきたエラーメールや、ウイルスが送られてきたので削除しましたという案内メールがオレ宛に届いたのでわかったが、何だかムチャクチャ気分が悪い。 もしオレのメールアドレスで受けとってしまった人がいても、オレのマシンがウイルスに感染して送ったわけではないので怒らないで欲しい。

改めてウイルスを見てみたら、スクリプトかと思っていたらバイナリファイルでできていた。Outlook系のメーラでなくてもダブルクリックしてしまうと感染するので注意が必要だ。 しかも、”Document.txt                                                                 .exe” といったファイル名になっていてパッと見テキストファイルのように見えるというのもまたイヤらしい。

こういったウイルスの感染を防ぐにはネットワークから切り離すか、アンチウイルスソフトで自己防衛するしか手段がない。 まさか自分が、と思う人も自分が気をつけていても今回のように知人がウイルスに感染することで、知人の名前で届いたメールが実はウイルスメールだったということもある。 これを機に何らかのアンチウイルスソフトのインストールをおすすめする。


実はTiVoに見られていた!

だが同社では、スーパーボウルのときのように、特定の番組を視聴する2万世帯をランダムに抽出して、これに関するデータマイニングを実施する、といったことを時々行っている。

先日のエントリでは特定の契約などをしたTiVoユーザから操作情報をとっていたと思って書いていたが実はそうではなかった。

視聴情報は全TiVoから ランダムにデータを抽出しているらしい。 つまり今もうちで使っている TiVo が番組表をダウンロードするタイミングか何かで「この家はこの時間に、この番組を見てて、ここで一時停止したりしてましたぜー」という情報を送っていると考えられる。 折しも、例の発表の直後、視聴率調査会社の Nielsen と提携したという発表もされ、余計に不安をあおっている。

TiVo社としては単なる統計情報だから気にするなと言っているようだが、実際のユーザとしてはやはり気持ちが悪いし、不安は拭いきれない。 実際、どういったの情報が記録され、送信されているか、もし管理の不手際やハッキングなどの行為によって情報が漏洩した場合にも、プライバシーは保てるものなのか。 ここまで発表したのなら全部明らかにしてもらいたいところだ。

リンク:
アメリカでがんばりましょう: TiVo は見ていた!


Star Wars オリジナル3部作 DVD 発売

20th Century Fox and LucasFilm have confirmed that The Original Trilogy will arrive on September 21st in a four-disc set.
(20世紀フォックス とルーカスフィルムはオリジナル3部作の4枚ディスクセットを9/21に発売する合意に至った)

ついに出る!

新3部作の最後となるエピソード3を前に、エピソード4,5,6 のDVDが発売されることになった。 9/21 にアメリカとカナダで。 順次他の国でも発売される。 発表によるとこの3作に、ボーナスディスク1枚が入った4枚組のDVD Box のみの販売で、単体販売はされないらしい。

今話題に上がっているのは収録される映像が最初に公開されたものか、10年ほど前に公開された特別編のものかということ。 発表ではどちらか明記していないが、特別編がもともと痛んでいたフィルムを修正して作られたことを考えると、高画質な絵が望ましいDVD向けには特別編が選ばれる方が妥当だろう。 ボーナスディスクに入る特典映像は “all-new” (新作) らしいのでそちらも期待だ。

リンク:
starwars.com (公式サイト)のプレスリリース


Warriors のありえない敗戦

Golden State recorded the lowest-scoring fourth quarter in league history and tied the lowest-scoring period, set by the Dallas Mavericks against the Los Angeles Lakers on April 6, 1997.
(Golden State は4th クォーターの最小得点および、1997年 4月6日にDallas Mavericks が Los Angeles Lakers 相手に残した1クォーターでの最小得点タイを記録した。)

Warriors がまた不名誉な記録を残してしまった。
第3クォーターまで16点リード。 なのに延長戦の末に敗戦。 ありえない試合展開だった。

クォーターごとの得点を見てもらうとよくわかる。

Team 1 2 3 4 OT Total
Toronto Raptors 23 16 18 18 9 84
Golden State Warriors 17 29 27 2 6 81

4th クォーターの得点が何と2点。

12分間プレイして、13本のシュート、3本のフリースローを打って、決めたのがシュート1本の2点だけ。 もう何かにとり憑かれたかのように打つシュート打つシュートみんな外していた。 これまでの4th クォーターのNBA最低得点は6点だったので堂々の最低記録更新だ。

原因はいろいろと書かれているが、まずは選手の疲労。特にPGのSpeedy Claxton の疲労度が高かったように見えた。 4th クォーターのラストプレイも残り2秒まで動けず、インサイドへドライブしていくが足がもつれて転倒という結果はいただけない。 Nick Van Exel をはじめ、Troy Murphy, Mike Dunleavey Jr. が怪我でプレイできないため使える選手は少なかったがカントクはもっと余裕をもった選手起用をすべきだったろう。

そして、もう一つはメンタル面での問題。 今シーズン、アウェイでの成績がよくないことに現われているが、ダメなムードになったときにはとことんダメになってしまう。今回も最後の方のプレイは完全に萎縮して無理なプレイが多くなっていた。

これをつきつめていくとカントクのプレイ方針や選手起用にも問題があるような気がする。 見ていて思うのは現在のチーム作りがミスをしないことに重点を置き、選手たちがのびのびプレイしているという状態からは遠くなっているということ。 ミスを恐れず思いっきりプレイするというのが今の Warriors からはまったく見られない。

最たる例は今年のドラフトで入った新人 Mickael Pietrus だ。 彼はシーズン始めはしゃかりきに動くところや、思い切ったシュートセレクションが見ていて面白かったが、カントクは気にいらず出場時間はどんどん減り、最近は出てきてもどこにいるかわからないような選手になってしまった。 もっと使える選手だと信じているだけにこの現状はもったいない。

今のままでは負けないチームにはなるかもしれないが、勝てるチームにはなれないと思う。 まもなくNBA オールスターのためシーズンは1週間ほどの休みになる。 トレードも含め何らかの手を打ってくれることを期待したい。


シリコンバレーの日本人から見たロスアンジェルス

ちょっと用事があったので、少しお休みをもらって昨日まで L.A. エリアのサンタモニカへ行ってきた。

ただいま雨期のシリコンバレーエリアと違ってサンタモニカはいつも快晴。日射しが強く、自分たちにしてみるともう春じゃないの? と言いたくなるぐらいの陽気だった。 おなじみのサンタモニカのビーチは海からの少し冷たい風が吹いてとても気持ちいい。 この気候はまったくうらやましい限り。

L.A. エリアは日本人も多く、日本系のレストラン、ショップも多いという話だったので今回はそういったお店をいくつか回ってみた。

初日に入ったサンタモニカの夢舎(むしゃ)という店はほんと日本の居酒屋をそのままアメリカに持ってきたかのような日本らしさ、そして料理のうまさが堪能できたすばらしい店だった(なのになぜか客はアメリカ人が多かった)。

少し足を伸ばした ガーデナ にあった新撰組というラーメン店も味はしっかりしているがしつこくないトンコツスープのうまさが絶品。 新撰組の近くには Book Off もあったし、トーランスの MITSUWA (日本食スーパー) は サンノゼ店以上に大きく日本のスーパーっぽかった。

行ったお店の中にはイマイチなところもあったが、日本らしさをより感じられた店はどれも日本で普通に行われている細かいこだわりを少しでも多くアメリカで形にできていたと思う。 これは別にシリコンバレーの店の努力が足りないと言っているわけではなくて、日本人、アメリカ人に関係なく手間をかけるに見合うぐらいそのこだわりを認めてくれる人が多いということなのだろう。

だが、いいことばかりではなかった。 ロスへ行って驚いたのは交通量の多さ。

上の写真は昼ごろのハイウェイ 405 の写真。 片側5車線の道が渋滞していた。 他のハイウェイからの合流があるとそこはまず渋滞する。 そのせいか運転が荒いドライバーも多かった。しょっちゅうレーン変更をする 渋滞サーファー がいたるところで見られ、慣れないので車間を空けているとあっという間にわりこまれる。

道も分岐するときは右からだったり左からだったり、合流直後に Exit が用意されていたりと結構グチャグチャ。 道路状況はシリコンバレーエリアとくらべるととっても東京に近い。

ロスアンジェルスは良くも悪くも日本を感じさせる街だった。


ホットドッグを輪ゴムで止めない理由

林:ほら、たこ焼きって箱を輪ゴムで止めるじゃん。
熊:ああ。
林:アメリカのホットドッグ屋とかって輪ゴムでとめないの?
熊:とめないですねえ

熊さんのサンノゼ便り。 熊さんのネタ提供もさることながら林さんの反応にもアメリカの生活に慣れてしまった自分を目覚めさせてくれて面白い。
今回は本筋からは離れるけど、ホットドッグの部分に反応。

アメリカのホットドッグ屋でホットドッグを買っても輪ゴムでとめてくれたりしない。 上の写真のようにアルミホイルでラップされたような感じになる。というのも…

中にはパンとソーセージだけしか入っていないから! (店によっては完全にできあがったものが出るところもあるが、大半はこんな感じ)

ホットドッグ売り場の近くには必ず下の写真のようなスタンドが用意されて自分で好きなだけケチャップかけたり、何かのせたりしてホットドッグを作るようになっている。 スポーツ観戦などで、ホットドッグを買ったあとそのまま席に戻って食べようとしたときに「しまった!」と思うことがないように注意してほしい。


ソース(左の写真) としてはケチャップとマスタード 、トッピング(右の写真)は奥から サワーキャベツ(サワークラフト)、オニオン、レリッシュ が用意されている。 レリッシュというのはピクルスをみじん切りにしたようなもの。 トッピングバーがちらかっているのはどこも同じ。今回はレリッシュ用のトングが無かったし…。

これで完成。ぜんぜんうまそうに見えくないね(笑)。 ほんとは再びラップしても大丈夫なように、ケチャップ、マスタードは最初にかけて、その上にトッピングの具材をのせるんだけど、ケチャップとマスタードの存在を見せるために上にかけてみた。

こんなわけで、アメリカのホットドッグは輪ゴムで止めないのだった。


TiVo は見ていた!

The Jackson-Timberlake moment drew the biggest spike in audience reaction TiVo has ever measured. TiVo said viewership spiked up to 180 percent as hundreds of thousands of households used TiVo’s unique capabilities to pause and replay live television to view the incident again and again.
(ジャクソンとティンバーレイクの瞬間は TiVo の視聴率調査史上、最大の上昇率となった。 TiVo社はその瞬間、視聴率は180% 上昇し、数十万世帯が繰り返し見るためにTiVo の機能である生放送の一時停止やリピート再生を使っていたと語った。)

このサイトでも何度も登場しているアメリカのデジタルビデオレコーダメーカの TiVo 社が面白い発表をした。

昨日紹介したあの瞬間を、アメリカ中の TiVo ユーザが繰りかえし見ていたというものだ。おそらく普通の視聴率調査のようにTiVo に特別な設定をしているユーザからのデータだとは思うが、そんなデータが回収できるとは視聴率調査以上のこともわかってなかなか面白い。 そして、集めたデータをこうやってさりげなく発表することで、TiVoがあればあのシーンも何度も検証できるとアピールしているのが商売上手というところだろうか。

TiVo のこのプレスリリースの後半では、Super Bowl CM の視聴率結果も発表している。 IFILM では今年も Super Bowl CM のアーカイブをやっているので、どんなものか見てみてもいいかもしれない。 ただTiVo の発表タイトルと IFILM で付けられているタイトルが少し違っている。 映像への直接リンクは貼れないので対比表を作っておくので探してみて欲しい。

順位 TiVo社の発表タイトル IFILM でのタイトル
1. “Sleigh Ride” Budweiser: Clydesdale Donkey
2. “Dog Bites” Bud Light: Fergus, Bud Light!
3. “Shards of Glass” Truth: Glass Freeze Pops
4. “Slam Dunk Contest” Delivery Truck
5. “Talking Monkey” Bud Light: Horny Talking Monkey
6. “Homer Simpson” Homer Gets His Errands Done
7. “Must Be Tough” Designated Driver Campaign Budweiser: Rick Fox & Tim McGraw
8. “Time Travel” AOL 9.0: Car
9. “Washed Out with Soap” Chevy Trucks: Soap in Your Mouth
10. “We ID” Budweiser: Hot Girls Get Carded

バドワイザーのCMは英語がわからなくても結構面白いものが多い。

TiVoの調査では上位に来なかったようだが、個人的には Budweiser: Wrong Lipstick, Bud Light: Cedric’s Bikini Wax がウケた。