Month: January 2004

ブルズに圧勝

久々にNBAバスケ観戦。 チケットを持っていた友人が都合により行けなくなった代わりに行けることになった。

行こうと思ったイチバンの理由が、相手がChicago Bulls (シカゴ ブルズ)だということ。 今年勝ち試合を観戦していないので今度行くときは勝ち試合にしようと思っていた。 シカゴ ブルズはフィル ジャクソン、マイケル ジョーダンが抜けたあと、ずるずると低迷し、今シーズンもこれまで 13勝33敗。 最近10試合は 1勝9敗と Warriors 以上にヘボい。 ホームゲームでブルズ相手なら99%勝つだろうという読みだ。

NBA は昨年からレトロジャージブームをしかけている。 その一環でこの日は Hardwood Classic Night という昔のジャージ(レトロジャージ)を着て戦うというスペシャルデーだった。 Warriors は The City と書かれた黄色いジャージ、一方のブルズは赤に黒という比較的現在のものと似ているがロゴが違うジャージでプレイした。

レトロなのは選手だけじゃなく、Warriors のチアダンスチーム Warriors Girls もコート脇で応援するときはいつもとは違って、それぞれ70年代風なファッションで応援。

Warrior Girls といえば、今年参加している 日本人 Sanae Tomita さんの姿をようやく見られた。 (望遠がそんなにないので見にくくてすみません)

そして、会場の一部で試合開始当初から積極的に「ディーフェンス」の応援が賑やかな怪しい一団が…。

何かと思ったら。
昨日は金曜日。 Weekend Warriors だ。 始めて見たが、やっぱりただのおっさんたち。でもYMCAのときは会場全体で日本でもおなじみの振付けをして大盛況。

試合は予想通り Warriors の圧勝。 シュートの決定率が 34.1% (ブルズ) と 50.7%(ウォリアーズ) という違いから見てもわかるだろう。 前半だけで20点近い差がついて第4クォーターはほとんどベンチメンバーどうしの戦いだった。 勝ったのはうれしいけどちょっと物足りない気も…。

最後に、今年で引退が噂されている Scottie Pippen (スコッティー ピッペン)。 日本では昔、マツダのデミオのCMに出ていたので知っている人もいるのではないだろうか。 本業のバスケではジョーダンとともにシカゴブルズの黄金期を支えた偉大なプレーヤだ。 昨年までポートランドにいたが今年、古巣のシカゴブルズと契約して選手としての最後をまっとうしようとしている。


NBAの試合がTV中継されないときは…

このサイトでもおなじみのGolden State Warriors。

弱小チームだが Fox Sports Bay Area というケーブルチャンネルでテレビ中継が行われている。 しかし、ベイエリアには他にもアイスホッケーの San Jose Sharks というチームがあり、試合が重なったときは Sharks の方が強くて人気があるのでそちらの試合を放送してしまう。

昨日の試合も対戦相手が ケビン ガーネット のいる Minnesota Timberwolves にもかかわらず中継されなかった。 そんな日は ESPN の Live GameCast をよく見る。


クリックで拡大

これは Flash でできていて、現在のチームのステータス、シュート状況、Box Score, Play-by-Play がわかるようになっている (Box Score, Play-by-Play については以前のエントリを参照して欲しい)。 情報は放っておいても適当なタイミングで更新されるので結構テレビを見てるのと近い感覚で見ることができる。 問題はサーバが少し不安定で肝心なところで情報が送られてこないことがあること。 特にラスト数分はタイムアウトで試合が止まっているのか、サーバがおかしいのかわからないので別の意味で結構ドキドキする。

オレはNBAのしか見たことないが、この Live GameCast は MLB (メジャーリーグベースボール) や NFL , NHL でも行われている(ESPN サイトのNBA/MLB/NFL/NHL の Score というリンク先に各試合の途中経過と Live GameCast のリンクがある。 ただし、Live なので現在試合中の試合のみ)。 テレビでは中継されない試合はこれで楽しもう。

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Who wants to be a super millionaire?

Two years after the prime-time Who Wants to Be a Millionaire died from overuse, ABC will bring the game † and Regis Philbin † back next month in a sweeps-month stunt with a $10 million payoff.
(プライムタイムのミリオネアの中止から2年、ABC は $10ミリオンの賞金とリジス フィルビンで来月の視聴率調査月間の奇策として復活させようとしている)

日本では クイズ ミリオネア という名前でおなじみのクイズ番組 “Who wants to be a millionair? 。 もともとイギリスで始まり、アメリカに飛び火して、日本へと伝わったわけだが、アメリカでは放送しすぎて、熱が冷めてしまったためキャンセルになったようだ。

ちょうどオレがアメリカに来たころ話題の番組で、テンポも遅く、4択問題が画面下に表示されることから英語がわからなくても見られる数少ない番組だった。 最盛期はほぼ毎日放送していたため、しだいに慣れてしまって見る番組が無いときにつけておくような番組になってしまったのは他のアメリカ人も同じだったようだ。 現在は司会者もかわってこのあたりでは昼ごろの30分番組として細々と続けられていた。

上のリンクの記事を見てもらうとわかるが、写真に写っているのがアメリカ版のオリジナル司会者リジス フィルビン。

みのもんたを白くしたような…というか、日本版を作るにあたってみのもんたが選ばれるべくして選ばれたという感じか。 ファイナルアンサー? という言葉は、リジス も使っているこちらでも結構流行した言葉だ。

一度昼の放送のものも見たが回答者へのやわらかい語りかけや正解!を言うまでの絶妙なためはやはりリジスの方がぜんぜんいい。 彼が司会の久々のミリオネア、しかも賞金は 10ミリオン (約11億円) だそうで楽しみだ。


MS アンチスパム 2006?

認証方法の1つは人間の手を必要とするもので、広告メールの発信者に、生身の人間しか処理できないパズルを解かせる。もう1つは「演算パズル」と呼ばれ、数通のメッセージしか送らないコンピュータなら簡単に処理できるが、大量にメールを発信する場合はコストが法外に高くつくという。
 しかしゲイツ氏によれば、最も有望なのは、電子メール送信者の“財布”に打撃を与える方法だという。

ビルゲイツが語るスパムメール対策が出ていたが、どれも荒唐無稽のものばかりだ。

これは実際の郵便システムにおきかえるとわかりやすい。 彼が言っているのは、ポストに投函するまえにパズルを解かないと投函できない(そのために、ポストにパズルを表示したり解かせたりするしくみをどうやって設置するのだろうか?)。

そして、いらないダイレクトメールが送られてきたときに、発信者にお金を払わせることができる(誰が、どうやって請求する? 何を基準にスパムか、そうでないか判断する?)。 ということ。 どれも今の郵便システムで実現しようとするのは無理な話だ。

スパムが無くなることは多くの人が望んでいるものだが、彼のアプローチは e-mail に似た別の理想的なシステムを語っているに過ぎないと思う。 もしくは、新しいシステムを考えてるので乗り換えようというマイクロソフトならではのマーケティングか。

電子メールの発信者を認証する「プルーフ」という概念も怪しい。発信者認証という点では似た技術が現在のIE プラグインで行われているが、当初安全と言われていたものとは異なり、認証を受けないプラグインが世の中にはいっぱい存在し、使う側もセキュリティレベルを下げて認証を受けないプラグインを使うことが多いため有効に機能していない、というよりウイルスや悪意のあるプログラムの侵入経路になっているのが現実だ。 発信者認証も、全員がやらなければ意味がないわけで、IEプラグインの認証以上に実現が難しいと言えるだろう。 マイクロソフトが間違った方向に向かっていることに早く気付いてくれることを祈る。

救いなのは…

 「将来的に、この料金を科すやり方が主流になるだろう」と同氏は予測している。 
 ただし、こうした展望がいつも的中するとは限らないことを、同氏自身認めている。

すでに、疑いをもっているということだろうか。


大丈夫か? 民主党

それが、1月19日にアイオワ州で行われた04年大統領候補を決める最初の民主党党員集会。下馬評では、ダントツ人気で1位当確といわれていたハワード・ディーン元バーモンド州知事がまさかの3位。その残念な結果をうけて、クレバー(少なくともダブヤよりは)で質実剛健で”いいお父さん”イメージのディーン候補が、ふがいない結果をものともせずスピーチしたはいいものの、… (中略) …全然キャラにないはしゃぎようで、最後のイエェェ†!は声裏返りで、アメリカ国民2億4千万人が椅子から落ちた瞬間でした。

オレもこのスピーチ見て驚いた。 テレビでも州名を連呼して最後に裏返った声でのイエェ! という叫び。 まさにネタにしてくれと言っているかのよう。 マイクロソフトのスティーブ バルマー社長のスピーチもノッてくるとこんな感じになるのを思いだしたさ。 ある意味トップに立つ人はこれぐらのなりふり構わなさが必要なのかしら。

このリミックスでも使われている、”take back the white house (ホワイトハウスをとりかえす)” という言葉で思いだした. 以前、こんなスパムメールが届いたのでネタにしようととっておいたのだった。

Subject: Help take back the White House
From: “Democratic Party” <[email protected]>
Date: Fri, 16 Jan 2004 06:34:33 -0800 (CST)
Dear Friend,
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全文はこちら
(Spam に荷担しないために、身元がわかるような情報、リンクは消してある)

差し出し人の Democratic Party は民主党、Democratic National Committee
(略語 DNC) は 民主党全国委員会 のことらしい。マジかよこの人たち。Spam 禁止法案も通ったというぐらい、人々がこういうのを嫌ってるのを知らないのか? (ちなみに、ほんとに効くかわからないがリストから削除する方法を用意してあるので、このSpamを送ること自体は違法ではない。) 一応メールの下には関連会社のシステムにサインアップしたときに Opt-In されたと書いてあるが、もちろん身に憶えはないし、そういったチェックボックスはいつも外しているつもりだ。

これまでは、すぐ戦争をふっかけたり、挑発的なことをする共和党に対し、経済政策を中心に地道に自分の力を蓄える思慮深い民主党。 というイメージがあったが民主党も短絡的に何でもやっちゃうという感じか。ちょっとは期待してたのに情けない。 大丈夫なのか? 民主党。


カラオケボックス禁止!

Sex, drugs and karaoke are stirring up a volatile cocktail in this Silicon Valley suburb, where police are concerned that karaoke clubs are increasingly used as fronts for prostitution, drug use, alcohol consumption among minors and gambling.
(警察がカラオケクラブが売春、ドラッグ、未成年の飲酒、ギャンブルの温床になりつつあると考えているシリコンバレー郊外でSex、 ドラッグ そしてカラオケのカクテルが混ぜ合わされている。 )

日本でZAKZAKCNN Japan のメディアもとりあげているように、うち(San Carlos)の隣の隣の市 San Mateo 市でカラオケボックスが禁止になった。

このあたりはアジア人の人口が多いため、カラオケボックスというのも昔からけっこうあった。 主に中国人や韓国人が経営しているところが多いため、中国語、韓国語、そして英語のうたが中心だ。 引用した記事のリンク先にはビデオ映像もあって、そこではブリトニー スピアーズを歌っている中国人(っぽい人)が映っている。 日本の人にはなんか違和感があるかもしれない。

そんなアジアカラオケでも、場所によっては日本の歌も置いてあるところもあってこちらに来たころはちょくちょくでかけたこともあった。 通信カラオケを見かけて感動したことも。

そんな中、San Mateo市はカラオケボックスの密室性を利用しての犯罪に注目しているらしい。正直、このあたりだけでなく日本も含めてカラオケボックスでは多かれ少なかれ何らかの犯罪行為は行なわれていると思うが、禁止したところで目に見えないところへ行くだけで大して変わらないのでないだろうか。 45日間の禁止期間中にどういった数字が出てくるか注目していきたい。


リターンの文化

実はアメリカでは、この返品制度が実にいい加減だったりします。個人経営のお店では返品不可な事もあるのですが、大体全国規模のお店であれば、食料品、DVD、パソコンソフトなどを除き殆ど返品できます。しかもそれが不良品でなく、開封して使用した後でも。

そう。アメリカでは return/refund のすごさには驚く。 どのお店も多くの人がリターンカウンターに並び、返品、返金をもとめる。 開けた商品を持ってお店をうろうろされても困るので、たいていのリターンカウンターは店の入口近くにあるところが多い。 そのせいで店が賑わっていると錯覚することも…。

オレも二重オーダーで同じものをオーダーしてしまったときとか、サイズを間違えたのでリターンとか普通に利用させてもらっている。 今も先日買ったDVDプレーヤがロードできないDVDがあったりといまいち調子良くないのでリターンしようとしているところ。

そういえばメーカに働いていたときに、アメリカで製品を出したときは売り上げがあっても30日はカウントできない。 という話を聞いたことがあった。 リターンされた製品のなかで、商品の値段が安く、お店のチェックを通り(客が壊れたと苦情を言わず)、程度のいいものは、Open Box (開封品) として割引きされて再び店で発売されるが、そうでないものはメーカに送り返される。 その分はメーカが払い戻すことになるので売り上げとしてカウントできないそうだ。 ちなみに返ってきた商品は機会があれば Refurbished (再調整品) としてふたたび世にでることもある。

古い話だが、 Newton MessagePad が最初に出たとき、その先進的なアイデアと技術に飛びついた人は多かったが、実際に手にしてみるとイマイチだったことからリターンが殺到して人々は Newton とは使えないデバイスの代名詞だと思い、Apple は大損失だったいうのがその業界では有名な話だった。


やっぱりダメだった定額IP携帯

通信ベンチャーのジャパンメディアネットワークは、1月19日に東京地裁へ自己破産を申請した。帝国データバンクによれば負債額は約20億円。

以前紹介したIPネットワークを利用した定額制の携帯通話サービスを提供するといって物議を醸した ジャパンメディアネットワーク(JM-NET)。 結局は自己破産申請となった。 これが認められれば資産売却後にも残る借金はチャラになるようでいいように逃げられたという形になる。 初期費用を払ってしまった人などへの返金はまず考えられないので、エンドユーザはここで泣き寝入りとなると思う。

この騒ぎに詳しいJM-NETモブデム事件 のサイトでは夜逃げの文字も見られる。モブデム物語としてまとめられている流れを見ると、素人でも破綻することがすぐわかりほんと胡散臭そうな自己破産への流れだ。 当初 JM-NETが語っていたことは最後まで物として出てこなかったわけで、それによって株価が急騰したJM-NET周辺の企業と合わせて大きな詐欺の疑いも出てくるのではないだろうか。

終わってみればやっぱり無理だったかと片付けられてしまうことではあるが、もしかしたら…なんてのも0.01%ぐらいはあったし、携帯型のSIPフォンを発表した Livedoor のように真面目にIPケータイにとりくんでいる会社にとっては迷惑な話だ。 技術屋としてはせっかくの魅力的な技術を多くの人を裏切るようなこんな形で使い捨てたこの会社を許せない。


ブラウザ調査 – うちの場合

オランダOneStat.comは、ウェブブラウザのシェア上位7位までを発表した。MicrosoftのInternet Explorer(IE)が圧倒的多数を占めており、全バージョンを合計すると94.8%にものぼる。

ブラウザ調査が発表され、IEが圧倒的という話が発表された。 バージョン1.0ぐらいから Mozilla 派の自分にとっては Mozilla ってこんなにも使われてないものかと少し調査結果に疑いを持っていたが、このサイトでもとっているアクセス解析の結果でも実は同じような結果が出ていた。 やっぱり Mozilla は少ないのね。

MYCOM 風にまとめると

  1/5/2004-1/17/2004 12/20/2003-1/5/2004
1 IE6.0 72.57% IE6.0 73.58%
2 IE5.0 6.99% IE5.0 7.69%
3 IE5.5 5.94% IE5.5 6.24%
4 Safari 3.94% Netscape 2.83%
5 Netscape 3.9% Mozilla 2.49%
6 Mozilla 3.23% Safari 2.41%
7 Opera 2.14% Opera6.0 2.38%


やはり IE 勢の圧倒的な勝利。 IE 5.0 が2位に来た理由は集計上の都合で 5.0 から 5.5以前のバージョンを全て 5.0 としたため。 意外にバグやセキュリティホールがあるバージョンを使っている人もいっぱいいた。

Netscape は バージョン 4-7 まで全部一緒に Netscape でカウントしている。 といっても 5-7 を使っている人は1.5% ほどで、Netscape と書いてある場合の約半数は Netscape Navigator 4 となっている。 もう5年ほど前のソフトだと思うが未だに現役 Netscape Navigator 4。 でもこのサイトのデザインはきっとうまく読めてないだろう…。

このサイトのように偏った内容のサイトでも IE は常に 85%以上。

Mozilla/Safari/Opera が残ったシェアを奪い合っているという状況だ。 メンドウな気持ちはわからなくはないが、Mozilla とくに Mozilla Firebird は最近とてもよくなってきている。 たまには一歩踏みだして新しい世界を見てはどうだろうか。


Keen Eddie on Bravo

この夏、Foxネットワークが放送し、最終的に打ち切りに終わったKeed Eddie の放送が来年から復活することになった。

先日書いたように今晩から American Idol の新シリーズが放送される。 そして、明日 1/20 からいよいよ Keen Eddie が Bravo チャンネルで復活だ!
Keen Eddie はこのサイトで昨年のオリジナル放送時から注目してきたドラマ。NYからやってきた刑事が ひとクセありそうなイギリス人キャラクタに囲まれカルチャーギャップに悩まされながら、これまたひとクセありそうな事件を解決していく。 そのバランスが絶妙でオレやTV批評家からは高い評価を受けていた。 しかし、肝心の視聴率が伸びずFoxで放送された最初の放送は13話中、6話放送したところで打ち切りになってしまった。
そのときは6-7月のオフシーズンと呼ばれるあまり視聴率が伸びない時期ということで仕方なかったという見方が高く、今回の放送に期待されている。 公式サイトもBravoチャンネル内に新に開設され再出発を待っている。 今度は盛り上がるぞ。 きっと。