通信ベンチャーのジャパンメディアネットワークは、1月19日に東京地裁へ自己破産を申請した。帝国データバンクによれば負債額は約20億円。
以前紹介したIPネットワークを利用した定額制の携帯通話サービスを提供するといって物議を醸した ジャパンメディアネットワーク(JM-NET)。 結局は自己破産申請となった。 これが認められれば資産売却後にも残る借金はチャラになるようでいいように逃げられたという形になる。 初期費用を払ってしまった人などへの返金はまず考えられないので、エンドユーザはここで泣き寝入りとなると思う。
この騒ぎに詳しいJM-NETモブデム事件 のサイトでは夜逃げの文字も見られる。モブデム物語としてまとめられている流れを見ると、素人でも破綻することがすぐわかりほんと胡散臭そうな自己破産への流れだ。 当初 JM-NETが語っていたことは最後まで物として出てこなかったわけで、それによって株価が急騰したJM-NET周辺の企業と合わせて大きな詐欺の疑いも出てくるのではないだろうか。
終わってみればやっぱり無理だったかと片付けられてしまうことではあるが、もしかしたら…なんてのも0.01%ぐらいはあったし、携帯型のSIPフォンを発表した Livedoor のように真面目にIPケータイにとりくんでいる会社にとっては迷惑な話だ。 技術屋としてはせっかくの魅力的な技術を多くの人を裏切るようなこんな形で使い捨てたこの会社を許せない。
2004年1月21日 at 8:32 PM
そういや、モーフィ1だっけ? オープンソースハードウェアとして一時期盛り上がった奴。あれも、結局似たような結末だったような。。。
2004年1月21日 at 8:38 PM
モブデムのサイト見ました。モブデムの説明、初めて読みました。
ドコモのNWの仕組みとかが分かってる奴から言わせてもらうと、「ありえねぇ。ウソにしか読めねぇ。携帯電話の仕組みが分かってない奴が書いたとしか思えない」というのが正直なところ。