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CommonCraft Show -「簡単な英語で説明」シリーズ

英語のサイトで最近よく見かける 切り絵+手書き の手作り風なアニメーションムービー。ムービーの素朴さもさることながら説明がとてもわかりやすく見ていて引き込まれる。

例えば Google Reader の説明はこんな感じ。

このムービーを作っているのが CommonCraft という会社。

この会社は上のような請け負いで作成したムービー以外にも、CommonCraft Show というサイトでムービーを公開している。

テーマはコンピュータ関連のものはもちろん、お金の貯め方や借り方といったものまで多岐に渡る。

中でももうちょっと前に紹介しておけばよかったと思ったのがコレ。大統領選挙の説明。

これらムービーは比較的わかりやすい英語で語られているので英語の勉強にももってこいだと思うが、英語は苦手な人向けに英語の Transcript (原稿)が公開され、Dotsub でボランティアによる各国語の字幕がついたムービーも公開されている。

Podcasting の説明のムービーには 100%(全編に)日本語翻訳が付いていた。すげぇー。

Podcast の Pod って Personal On Demand の頭文字だったとは知らなかった。 iPod の Pod から来てるのかと思った。

CommonCraft Show は技術が知りたい人にも、英語の勉強にもほんとオススメ。

それはそうと Dotsub も面白そうだなぁ。


Circuit City 閉店

この前、清算セールをしていると書いた Circuit City が本日をもって閉店となった。

うちの近くの Circuit City の最後の日の様子を見てこられたので紹介しようと思う。Circuit City に限らずアメリカの閉店セールの様子はこんな感じ。 最近はこういうセール多くなってきた気がするなぁ。

お店の外は清算セールのときと変わらず

お店の外は清算セールのときと変わらず

店のガラスにはこんな張り紙があり、なんかいいもの買えそうな予感が…。

50%から90%オフ!! (ただし、iPod やパソコンは最大40%らしい)

50%から90%オフ!! (ただし、iPod やパソコンは最大40%らしい)

50%-90%オフなんてスゴイと思いきや、店内に在庫はもはやほとんどナシ…。

店内の棚はカラっぽ

店内の棚はほとんどカラ

棚1列分に、どこから持ってきたかわからないような商品が並んでいるだけだった…。アメリカにいる人ならわかってもらえると思うがガレージセール以下な品揃え…

CD 1ドル! って、誰のCD?

CD 1ドル! って、誰のCD?

客もどんどん店に入ってくるが、ほとんどががっかりして出ていった。

え、こんだけ?

え、こんだけ?

セールの最初と最後に行っておいしいところを逃した(笑)。まぁ、今とくに買いたいものがあったわけじゃないのでいいんだけど。

思いおこせばウチにあるテレビやビデオデッキやデジカメや昔使ってた電話器なんかがCircuit City で買ったものだった。いろいろとお世話になったお店だけに無くなってしまうのは残念。

おまけ:

以前も書いたが、やっぱり店内の Fixture (備品) の販売もやっていた。その昔、CompUSA というお店の清算セールのときは値札が付いていた記憶があったが Circuit City はマネージャに聞いてくれとなっていた。

店内の備品も売ります

店内の備品も売ります


Yahoo! Pipes で フィードを自分好みに変える

今やブログやニュースを効率良く読むために欠かせなくなった RSS/Atom フィード。でも調子にのってどんどん登録していくと、

「iPhone のニュースだけ読みたいんだけど、余計な記事もいっぱい表示されるなぁ」

とか

「このブログ、NBA のエントリさえ無かったらいいのになぁ」

なんて思うことも。とくに、多くのフィードを RSS リーダーに登録している人ほどこういった不満はあるんじゃないだろうか。

そんな人には Being Efficient With RSS というエントリに載っていた Yahoo! Pipes を使ったフィードのフィルタリングがいいかもしれない。

Yahoo! Pipes はブラウザで要素をパイプで繋いでいくことでデータ処理を定義できるというツール。RSS/Atom フィードを入力にし、その内容からタイトルに iPhone を含むものだけを表示、NBA を含まないもの除くといった処理を通すことでフィードを自分好みに変えることができる。

試しに、日本のいろんなニュースサイトから iPhone の記事だけ表示するといった Pipes を作ってみた。

iPhone News Feed
pipes

いろんなニュースサイトを登録する代わりに、上のリンク先にある Get as RSS のフィードを登録すれば iPhone に関連するニュースを読むことができる。

このままでは使ってうれしいのは一部の人だけだが、アメリカの Yahoo! ID を持ってる人ならソースを見たり、これをベースに自分オリジナルのフィードを作ることで、どんどんフィードをカスタマイズできる。

ただ、自分にあった条件を定義するのはプログラミングの心得がないとちょっと難しいかもしれない。

タイトルに iPhone を含んだエントリだけを表示

タイトルに iPhone を含んだエントリだけを表示するという定義 (この場合、Matches regex は contains でも同じように動く)

もし、NBA, Warriors ,トレード のどれかを含んだエントリーは表示しないという設定にするときは、こんな感じになる。

blockfilter

タイトルに NBA, Warriors, トレード という単語が入っているエントリはブロックする設定

これを応用すれば、PR: とか AD: で始まるエントリは…ゴホッ、ゴホッ…なんてこともできちゃう。

今までどうやって使うと便利なのかよくわからなかった Yahoo! Pipes だが、こんなところで便利さを実感してしまった。

多くなったフィードもこういう形でまとめると時間の節約になるんじゃないかな。


Safari 4.0 (Beta) で WebKit の JavaScript デバッグ

Apple が Safari 4.0 のベータ版を公開した。 (ダウンロードはこちら)

見た目が派手なスピードダイヤルやカバーフローな履歴表示などに目が行きがちだけど、Safari 4.0 で JavaScript デバッガが標準装備になったのは大きい。

これまでも WebKit の Nightly に Dorsera という JavaScript デバッガのアプリケーションが同梱されていたが、別アプリケーションということもあって何だか安定せず使い勝手もイマイチだった記憶がある。(出たてのころの印象なので、最近は良くなっていたかも)

これが Safari 4.0 ではアプリケーション内にデバッガの機能も搭載されものすごく便利になっている。

JavaScript デバッガを起動するにはまず Preference メニューで Develop メニューを有効にする。

Safari の Develop を表示する

Safari の Develop を表示する

すると Develop メニューが現れるので、その中から Start Debugging … を選べばデバッグ開始してデバッガが表示される。(この機能は Web Inspector の一部なので、Show Web Inspector を選んでもいい)

デバッガは Firebug と XCode (Dashcode) を合わせたような感じ。

Debugger 起動中

Debugger 起動中

スクリプトの切り替えもドロップダウンメニューからできる。

スクリプトの切り替え

スクリプトの切り替え

スクリプトの行番号の左側をクリックすればブレイクポイントが付けられるし、右側にある一時停止ボタンを押せば次に実行されるスクリプトのところでブレイクがかかる。もちろんスクリプト中に debugger; と書いておけばブレイクがかかる。

また、このデバッガではインラインのスクリプト (HTMLエレメントの中の onclick などに書かれたスクリプト)でもブレイクがかけられる。 今のFirebug 1.3 ではたしかダメだったと思うがこの機能はちょっとしたスクリプトのデバッグにはとても有効だと思う。

変数表示(local, closure, global と分けて表示されるのは特に便利) やコールスタックを表示する機能ももちろんあり。デバッガとしては十分なものになっている。足りないのは変数を watch する機能ぐらいだろうか。

といっても WebKit をコアにしたブラウザの JavaScript デバッガでここまで使えるのは無かったんじゃないかな。この機能の登場はとってもうれしい。


Movable Type から WordPress に変更

maclog で最新の WordPress の使いやすさに驚いて以来、じわじわとアメがんでも使いたくなってしまった。いろいろ調べてみたら懸念だった Permalink も何とかなりそうなことがわかり勢いでいってしまった。

移行に関してはIDEA*IDEAのこちらの方法が大変参考になった。ほとんどこの通りでうまくいったのだが、横着してDraftのエントリが残っていながら import/export をしたのでちょっと苦労した。

IDEA*IDEA のエントリでもできないと注意しているのだけど、Draft のエントリがあると Permalink のマッピングに MovableType のテンプレートが使えない。

この解決方法として、phpMyAdmin を使って mt_entry テーブルに対し次のような SQL を投げてリストを作った。これだと Draft が入ってても大丈夫。(今度は MySQL という制限が付くけど)

SELECT CONCAT('\'', LPAD(`entry_id`, 6, '0')), `entry_title` FROM `mt_entry` 
WHERE entry_blog_id = [BLOG_ID] ORDER BY `entry_created_on`

このSQLの結果を CSV で Export し、あとは同じように Excel (Mac版持ってないので OpenOffice) で作業をした。

 Permalink 大丈夫だと思うけどおかしなところがあったらこっそり教えてださい。

まぁ、ツール変わったけどボチボチいきます。


アーティストの味方? Auto-Tune

Digg.com 経由、Times のオンライン版に面白い記事があった。

最近のCDは昔のように音を外れることがほとんどなくなった。 実はこれにはあるツールが力を発揮しているらしい。

そのツールの名は Auto-Tune。 1996年に Andy Hildebrand という人によって開発されたこのツールは人の声をリアルタイムに正しい音程に調整してくれるという。

このツールを使った最初のヒットが Cher の 1998年の Believe という曲。アメリカのポップ系のラジオを聞いてる人ならお馴染の曲なんだけど、35秒ぐらいのところで Auto-Tune によるエフェクトが使われている。

いろいろ調べてみたら日本で有名な Perfume が Auto Tune を多用しているらしい。

こんな感じで音程を調整してくれるというより、声にエフェクトをかけてロボっぽくするようなツールとして使われて広まっていった。YouTube でも Auto Tune で検索すると「これでキミも T-Pain や Kanye West」といったデモビデオがいっぱい見つかる。

こういった派手な部分が目立った Auto-Tune だけど、Times の記事には興味深い情報も載っていた。

Auto-Tune: Why Pop Music Sounds Perfect – TIME

Of the half a dozen engineers and producers interviewed for this story, none could remember a pop recording session in the past few years when Auto-Tune didn’t make a cameo–and none could think of a singer who would want that fact known.

(6人ほどのエンジニアとプロデューサーにこの話をしたところ、だれもここ数年の間に Auto-Tune を使わなかったレコーディングセッションは思いつかなかった – そしてそんな事実を知りたいシンガーは誰もいないだろう。)

もともとの音程修正ツールとしても欠かせなくなっているようだ。Times の記事では Britney Spears (ブリトニー スピアーズ) の名前が挙がっている。さもありなん。

ただ、こう聞くとちょっと興醒めな気がするなぁ。 記事中でもAuto-Tune があるためにシンガーがサボったり、音楽の良い部分も伝わってないことが現在の音楽業界の売り上げ不振に繋がるのではといった指摘をしているが、その通りだと思う。

オレはライブ音源が好きで、今でも Live Music Archiveを愛用してる。 それはやっぱり、少々音が外れたり、雑に聞こえても Live 音源から聞こえてくるアーティストの思いとかがダイレクトに伝わるからだと思う。もちろんCD上ではある程度の調整は必要かもしれないけど、それをただ、数字上正しい状態にするのではなく何か伝わるように使って欲しいなぁ。

参考/合わせて読みたい:


2009年の F1 カー

英語版 Gizmodo 経由。 最近はほとんど追いかけてないF1だけど、2009年はレギュレーションがものすごく変わるらしい。

Redbull F1 チームが2009年の車を紹介する面白いビデオを公開していた。

いやー、カッコいいビデオだ。

なかでも気になるのは、ハイブリッドカーでも利用されている運動エネルギー回生システム。ブレーキング時に発生するエネルギーをバッテリーに貯め、ドライバーはステアリングのブーストボンタンを押すことで1周の間にエンジンを 6.5秒だけ 82馬力 パワーアップできるのだとか。 ほんとゲームみたいになってきた感じ。

また、フロントウイングの角度も運転中に調整が可能になったみたいで、ステアリングにはもうものすごい数のボタンが付いている。 これを高速かつものすごいGのかかった状態で間違えずに操作しなければいけないF1パイロットたちに感心してしまう。

久々にF1見たくなってきた。 今年はアメリカの一般チャンネルでも放送してくれるかなぁ。


二転三転のアメリカのアナログ放送終了時期

少し前のエントリで触れたアメリカの放送事情。 昨年の時点では地上波は2009年2月17日でアナログ放送を止め、デジタル放送に切り替わるという予定だったが約4ヶ月後の 2009年 6月12日に延期となったようだ。

この延期はデジタル放送を見るためのコンバーターのためのクーポンの予算が底をつき、未だにコンバーターを手に入れられない多くの人のための救済策とのこと。以前のエントリではデジタル放送が見られない人は300万人とのことだったが、別の調査ではなんと650万人以上との結果も出ているらしい。

ただ、これまでさんざん「2月17日がデッドラインだ」、「あと1ヶ月切った」などCMやニュースなどで訴えてきたため、「やっぱ6月になりました」というのは視聴者が混乱してしまうし、テレビ局も4ヶ月よけいにデジタルとアナログの放送を続けるためのコストが重んでしまう。

延期のためには法案の可決が必要だったが、まだ移行できていない人が多くいる事実と、視聴者が混乱するという問題との間で議会のほうも二転三転した。

このデジタル放送延期法案はまず1月26日に上院で可決。延期が決定したかと思ったその2日後1月28日に下院が2/3の賛成に足りず否決。やっぱり2月17日かと思ったら、2月4日に下院では再投票が行われ過半数が延期に賛成したためやはり延期というのが現在の状況。 (このヘンよくわかってないんだけどアメリカの議会ではそういうことになっているらしい)

延期が決まったとしても、アナログ放送を打ち切るかどうかはテレビ局が決められるためチャンネルによっては6月12日より前にアナログ放送が止まる場合もあるらしい。

こうやって体験してみると国全体でのシステムの移行はものすごく大変なことがわかる。オレは4ヶ月後もまだグダグダ言ってそうな気がするので、延期なんかしなくてもいいんじゃないかと思うんだけど、まぁやはり大人の事情ってのがあるんだろうな。

参考:


maclog はじめました

Macbook を買ってはや2週間。買ったよーというエントリのときにも書いたけど、mac がらみの別ブログを立ち上げてみた。

その名も

maclog
shot.jpg

何のひねりもない名前でスミマセン。

名前のとおり mac の設定や、試したことや、知ったことなんかを記録していくブログです。

Mac は初めてというわけじゃないので初心者向けというわけでもないし、かといって大した情報は提供できないけど、おもに自分の備忘録として書いているのでどこかで誰かの役にたってもらえればと思います。

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History of the Internet

YouTube をふらふらしてて偶然見つけた動画。インターネットがどのようにできたのかというムービー。これがとてもよくできている。

話はバッチプロセッシングが中心だったコンピューターの最初期から、TCP/IP プロトコルの開発を含め、現在の Internet がどんな背景のもとにできあがったかをまとめている。

シンプルなアニメーションが見ていて面白い。HD版もあるし、CC (Closed Caption) で英語字幕もあるので勉強がてら見てみるのもいいと思う。(機械翻訳の日本語字幕もあるけど無茶苦茶なんでやめたほうがいい)