Macworld Expo SF 2005 が始まった。 今年はいろんな製品の発表が予想されたが、その中にこの前出ないと予想していた $500 Mac があって驚いた。
iPod に iPod Mini があるなら Mac に ミニバージョンがあってもいいじゃないか。 ということで Mac mini と名付けられたこの$500 Mac のラインナップは次の2種類。
G4 1.25GHz, 256MB メモリ、 40GB HD で $499
G4 1.42GHz, 256MB メモリ、 80GB HD で $599
16.5cm四方 x 5cm高さの直方体で重さはデスクトップなのに 1.3kg ととっても「ミニ」だ。 G4 Cube をさらにコンパクトにして再登場させたという感じかもしれない。 見た目はリーク写真と同じではなかったが、けっこう似ている。 ただホームサーバとなるための特別な機能をもっているわけではなく普通のMacだ。
けど質感やコンパクトさなど、リーク写真をはるかに上回る出来栄えではないだろうか。 キーボードもマウスも入っていないため、パッケージもものすごく小さく、買ってすぐ持って帰れそうなお手軽感もいい。値段を下げているところをこういう形でメリットにしてしまうとはおそるべし Apple。 ここまで形に特徴があると $500 Mac 否定派だったオレとしても、いい意味で期待を裏切られたという感じがしてうれしい。
この Mac mini。本体以外はWindowsのモノでも使えるようにしたことからも、Mac を使ってみたかったけど高いからと思って控えていた人というのがターゲットのようだが、 既存のユーザでも Tiger へのアップグレード ($130ぐらい) と iLife ’05 のアップグレード ($80ぐらい) で $210 払うことを考えると、Tiger の発売まで待って $499 で新しいソフトと 新しいハードウェアが手に入るならそれもアリと考える人も出てきそうだ。
価格面では、最近アメリカでは eMachines(Gateway) や Compaq のデスクトップPCが $299 という値段で売られたりしているので、ずば抜けて安いというわけではないが、あの形と値段の絶妙さでこういった安売りPCにも対抗できそうな気がする。
また、オレのようにMacをお手軽サーバのように使っていた人にももってこいではないだろうか。 コンパクトで静かそうだし、Unixベースなのに運用は比較的簡単というメリットもある。 テレビに繋ぐアダプタもあるので、その気になれば Mac にビデオキャプチャボックスを繋げてハードディスクレコーダ、ビデオサーバとしても使えそうだし。 まだ、決め手に欠ける気もするがリビング進出の様子見としていいマシンになるかもしれない。
というわけで、明日会場へ見に行ってきます。 またレポート書くと思うのでお楽しみに。
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