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Justin.tv はトルーマンショーの現実版?

1週間ほど前に立ちあげられた justin.tv というサイトが話題になっている。

justin.tv は Justin Kan という青年の顔の横にとりつけられたカメラの映像を24時間流しつづけるというモノ。 以前、「トルーマンショー」という生まれた時からセットの中で生活し、隠しカメラが付いてまわった男を描く映画があったが、それに近いことをやり始めたのが justin.tv というわけ。

justintv.jpg

Justin はすすんでこの生活に飛びこんだところや、カメラの位置の関係から写るのは Justin 本人ではなく、彼が見た景色や会った人々といったところがトルーマンショーとは違っているわけだが、人の生活をのぞき見できるというのはなんだか面白い。

ま、見るのはたまにでいいけど、やってるほうは24時間ずっととなると大変そうだなぁ。

まだ始まったばかりということで、今のところ見る人も、写りたい人もたくさんいるようでとても賑わっている。 ライブカメラサービスの問題は、編集のない生中継ということで見ていてつまらないシーンが多いところ。 いかに人を引きとめておくか、何度も来てもらえるようにするかがポイントじゃないだろうか。

Justin.tv では チャットを使って視聴者どうしがチャットできるようにしたり、スタートアップ企業の関係者とのミーティング(というか宣伝) や、イベントに出かけて中継っぽいことをするといった仕込み的なものを入れるなどこれまでになかった取り組みも入れられているが、今後どういう展開を見せていくかという点でも興味深い。

JenniCam あたりで1度ブームが来たライブカメラサービス。 justin.tv でライブカメラ 2.0 の時代が来るのか、それともまだ時期尚早だったということになるのだろうか。

おまけ、
justin.tv のチャットシステムは Lingr ですね… って書こうと思って調べてたら開発者の江島さんのブログにきちんと書いてあった。 こうやって API 使って埋めこめるのはなかなか面白い。


Orb がゲーム機での再生もサポート

以前、音楽や動画ファイルの共有に便利だと紹介した Orb というソフト。

新バージョンで Wii, XBox 260, PS3 といったインターネットブラウザを持ったゲーム機がサポートされた。

Orb そのものの詳しい話は前回のエントリを見てもらうとして、新バージョンではPCにあるメディアファイルをゲーム機のブラウザで再生できるようになったというわけ。

さっそく試してみた。 Wii から接続し、http://mycast.orb.com/ へ行きログインすると Windows Media Centerっぽいメニューが表われる。

orb.jpg

気になる動画の再生だが、残念ながら画質はイマイチ。 動きの少ない映像なら何とかなるが、動きが激しくなるとブロックノイズが出て映像が乱れる。 Flashベースのプレーヤーを使っていることもあるが、印象としては YouTube の画質をもう少し悪くしたという感じだ。

orb2.jpg
コチラで公開されている Jason Mraz のライブビデオ (DivX 5/MP3 の avi ファイルを変換)

コンテンツのある PC は LAN に繋がっているのに、一旦 orb.com のサーバを介して接続しているからということもあるが帯域が足りていないのだろうか。 もしくはコンテンツを変換しているオレのPCのパワー不足か。 このあたりサーバソフトの方でもう少しチューニングして欲しいところ。

原因が帯域不足だとすれば、アメリカの貧弱なインターネット環境のせいもあるだろうから、日本ならもう少しキレイに再生できると思う。

写真のスライドショーや音楽ファイルの再生はひっかかることもなく普通に再生できた。 再生用のアプリケーションのコントローラが小さくてちょっと操作しにくいところが問題なぐらいだろうか。

オレの中で、Orb の一番の問題だったのがテレビを使った再生ができないことだった。 もうちょっと改善が必要だが、いつもテレビに繋がっているゲーム機を再生に利用できるようになったのはうれしい。

また、Orb のメリットはサーバとなるPCに友人のユーザ名を登録しておけば、その人と簡単にメディアファイルを共有できるというところにある。 イベントのあとの記念写真やビデオの共有、ウチのように離れて住む両親との写真やビデオを送る代わりにも使える。 また、前回紹介したロケフリのような機能もテレビで再生できればより楽しめるんじゃないだろうか。

Wii のブラウザのツールバーも正式版では隠せるようになるとのことだし、ゲーム機のブラウザはますます注目を浴びていきそうだ。

参考:
Orb のゲーム機再生機能の紹介(英語)


These Streets – Paolo Nutini (ジーズ ストリーツ – パオロ ヌティーニ)

書いている本人も、前回のDaniel Powter のまま1年経ってしまうかと心配だった おすすめ CD/DVD のコーナー。 JET のセカンドアルバム “Shine On” が期待外れに終わり、ビートルズの新譜 “Love” も音の良さとリミックスの奇抜さだけが目立ち紹介するまでに至らなかったが、今日いつものトップ20でグッとくるアーティストを見つけた。

cover 彼の名は Paolo Nutini (パオロ ヌティーニ)。 ヌティーニ なんてイタリア人風な名前だがスコットランド出身の20歳のシンガーソングライター。

PVで見た New Shoes という曲は軽快な感じだが、この曲を含んだアルバム全体は10代の時に作ったとは思えない、大人っぽいしっとりとした出来になっている。 そしてイチバン印象に残るのはシンプルな構成のバンドの演奏の中に響く彼のボーカルだろう。 この年齢であの表現力とはほんと末恐しい。

今アルバムの雰囲気としては Daniel Powter や James Blunt あたりに近いのだが、Paolo Nutini はまだひとつの枠にはおさまりきらないようなポテンシャルを感じる。 これから New Shoes のようなポップさが進んでいくのか、Last Request や These Streets のような聴かせる曲へと進んでいくのか。なんだかわくわくしてしまう。

ただいま全米ツアー中ということでツアー予定を見てみたら…. サンフランシスコ公演がなんと今日だった! しかも チケットはソールドアウト。(もともと小さい会場での演奏を予定していたが、人気が高くて一度場所を変更したが、それでもソールドアウトらしい)。 うーん。 残念。 この声は一度ライブで聞いてみたい。 次に来たときには是非行かないと。

Link:
Paolo Nutini Official Site (英語)
Paolo Nutini – 日本のレコード会社のページ
You Tube – Paolo Nutini

cover cover

意外にも使えた Roomba

今年の始めごろ、妻が Roomba を買うと言いだした。
Roomba というのは iRobot 社が販売している、自走式の掃除器。

これがあれば、勝手に床を掃除してくれてアメリカのデカくて重い掃除器をかけなくてよくなるという優れモノらしい。 妻は、こうなることを期待してワクワクしていたようだが、新しモノ好きなオレでも Roomba に関しては「ほんとに大丈夫か?」と疑っていた。 たぶん、技術系の人間であればあるほど「勝手に」とか「自動で」というフレーズを信用しない傾向にあるのではないだろうか…。

ところが、買って使ってみたら意外に使えるという印象を持った。

あたりまえだけど単に掃除器が動きまわっているのだ。 ゴミを拾わないわけない。

roomba.jpg

部屋を全て網羅するのかという疑問は回数でカバー。 Roomba は部屋の中の障害物にぶつかるごとに方向を変え、1部屋を45分~1時間ほどかけて掃除をする。 その間何度何度も方向を変えて動きまわれば1度くらいは通るだろうという原始的な理論で動いていた。

もちろん、Roomba 前面のぶつかる部分(バンパー)にセンサーが入っていて、ぶつかった方向を認識して同じところをグルグル回らないようにする、汚れている箇所を見つけたら、その周辺を動きまわって集中的に掃除するといったプログラムの助けもあって仕事しているという印象を持つのだろうが、見ていると文句もいわずに部屋中をかけまわってごみを集めてくれるのが一番掃除をしてくれているという気にさせてくれる。 実際、掃除が終わった Roomba を見ると結構ほこりが集まってるし。

また、ウチが買った機種はバッテリーがなくなってきたら充電ステーションに勝手に戻ってくるといった機能や、タイマーをセットして毎朝何時にスタートさせるといったスケジュール機能もあり、1回で完全にキレイにならなくても毎日走らせることでそこそこキレイになることも期待できる。

構造上、部屋の隅や家具のまわりなど苦手なため四角くない部屋や家具などがいっぱいある部屋の掃除は苦手だが、今のうちの部屋のレイアウトならまぁなんとかなりそう。 質より量(回数)という掃除方法でオッケーな人ならいいんじゃないだろうか。

ただ、Roomba そのもののネットでの評判はバッテリーのへたりが早いとか、センサーの誤動作などの欠陥も多いといった問題が書かれていることもあった。 このあたりは、また気づいたところがあったら報告していきたい。

ちなみに、ウチが購入したのは Roomba Scheduler 4210 というモデルらしい。

Costco で安くなったので買ったのだがパッケージには 4225と書いてあった。でも、このモデル番号を iRobotのサイトで検索しても出てこないんだよなぁ…。 カラーの違いなんだろうか?

4210のモデルは Amazon.com のユーザ評価 493人がレビューして星4つとけっこう高い。


なぜか Mavs には強い Warriors

マーベリックス連勝ストップ/NBA – 米スポーツニュース : nikkansports.com
17連勝中だったマーベリックスが、ウォリアーズに100-117で完敗した。西カンファレンス太平洋岸地区最下位脱出に必死の相手に自慢の攻撃陣が封じ込まれ、今季10敗目を喫した。

久々に Warriors のいいニュース。 17連勝中の Dallas Mavericks を撃破。

それにしても、「最下位脱出に必死」って…まぁ間違っちゃいないけど、昨日のWarriorsは別チームのようにディフェンスに気合いが入っていて、スチールやブロックショットからの速攻で攻撃も快調と申し分のない試合だった。

Mavericks の今季10敗中 2敗がWarriors、ホームでは今季3敗のうち1敗がWarriorsという、なぜか Warriors は Mavs に相性がいい。 今季は、Warriors のカントク (Don Nelson)が元 Mavs のカントク、Mavs のカントク (Avery Johnson)が4シーズン前に Warriors でプレイしていたというのもあるのかもしれないが、不思議な話だ。

Warriors は現在 Pacific Division 最下位の5位だが、4位 Sacramento Kings とはゲーム差なし、プレイオフへは1ゲーム差とまだ終わったわけではない。 Mavs はプレイオフ出場を決め現在カンファレンス1位。 この調子なら Warriors がプレイオフに出られれば、第1ラウンドは Mavs – Warriors という組み合わせになる可能性が高い。 そうなると相性の良さから Warriors が番狂わせを….なんてこともあったらいいなぁと思うのだが現実のところ Warriors のプレイオフは限りなく赤に近い黄信号だ。

オールスター明け、3連勝のあとに6連敗という何だかな成績。やはりアウェイで弱い。 これからシーズン終盤に向けアウェイが多く、また Spurs や Suns などの相性のよくない強豪との試合も多いため、どうしても負けが多くなることが予想される。 もう多くは望まない。 1試合でも多く勝って、その結果気づいたらプレイオフ出場なんて状態になって欲しい。


MovableType で Trackback がエラーになる問題

今年から始まる新しいサマータイムが近づくにつれ、このサイトのサマータイムエントリに来てくれる人が多くなった。

なかでも、「2007年にサマータイム延長、プチ2000年問題が予想される」というエントリに来てくれる人が多かったが、もっと今年の事情とかを知ってもらおうと、この前書いた「2007年のサマータイムは3/11から」というエントリへのトラックバックをしてみたら何度やっても失敗する。

サーバの問題かと思ったが、ログを見ると

HTTP error: 403 Throttled

という見慣れないエラーメッセージが残っていた。

このメッセージをそのままググってみたらどうやら MovableType についているトラックバックスパム対策が別の問題をひきおこしていた模様。

MovableType にはトラックバックスパムのため、短期間に一定数以上のトラックバックを受けるとトラックバックの受付を一時停止するという機能が実装されていた。 いくつ受けたら止めるかは OneHourMaxPings , OneDayMaxPings という設定を mt-config.cgi に書くことでコントロールできるのだが、初期値が OneHourMaxPings が 10、 OneDayMaxPings が 50なため、1時間で10個、もしくは1日で50個以上のトラックバックは受けつけなくなっていた。

最近はトラックバックスパムがひどく50個なんてすぐ達してしまう。 それが原因で 403 Throttled というエラーが出てトラックバックを受けつけてくれなくなっていたのだった。
対策としては、OneHourMaxPings、OneDayMaxPings の数値を増やすというのがあるが、それでは迷惑トラックバックばかりが増えてあまりうれしくないし、サーバにも負担が増えることになる。

そのため ここギコ!: MovableType 3.2、MT::App::Trackback.pmの修正 にまとめられていた、 lib/MT/App/Trackback.pm を修正し、チェックを厳しくするという方針をとりいれてみた。

「ここギコ!」さんでは送信元のIPアドレスを条件に追加していたが、うちで数日試してみたところ、トラックバックスパムのはいつも違ったIPアドレスからトラックバックを打ってくるのであまり効果が上がらなかった。

ウチにくるトラックバックスパムはサイト名が常に同じだったため、サイト名が同じところからは短い期間のトラックバックははじくという風に変えた。 合わせて、OneHourMaxPings の値を 3 OneDayMaxPings を 10 と少なくした。
普通トラックバックなんて同じサイトからそんなに打ってくるものじゃないので、1時間に2つ、1日9個もあればこれで十分だろう。

ただ、これでもデータベースに格納されるトラックバックスパムの数がちょっと減るだけで、根本的な解決にはならない。 コメントに関しては、以前書いた JavaScript を使った回避方法でほとんどスパムが来なくなったが、トラックバックスパムに関しては今以上の仕組みを考えないと解決しなさそうだ。

変更点はこちら。 $app->param() を使って、トラックバック情報にアクセスすることで、どこから送られてきたか判断できる。 トラックバックのときは blog_name (ブログ名)以外にも title (タイトル)、url (リンク), excerpt (概要) の情報を取ってこられる。 この部分を自分のところに来るトラックバックスパムの特徴に応じて変えたり、追加してもいいかもしれない。


*** Trackback.pm.orig 2005-10-12 00:40:13.000000000 +0900
--- Trackback.pm 2005-10-12 00:45:46.000000000 +0900
***************
*** 126,131 ****
--- 128,134 ----
require MT::TBPing;
if ($app->config('OneHourMaxPings')
< = MT::TBPing->count({ blog_id => $tb->blog_id,
+ blog_name => $app->param('blog_name'),
created_on => [$from] },
{range => {created_on => 1} }))
{
***************
*** 137,142 ****
--- 140,146 ----
$from = sprintf("%04d%02d%02d%02d%02d%02d",
$ts[5]+1900, $ts[4]+1, @ts[3,2,1,0]);
my $count = MT::TBPing->count({ blog_id => $tb->blog_id,
+ blog_name => $app->param('blog_name'),
created_on => [$from] },
{range => {created_on => 1} });
if ($count >= $app->config('OneDayMaxPings')) {

参考リンク:
Movable Type の HTTP error: 403 Throttled に関するまとめ
MovableType 3.2、MT::App::Trackback.pmの修正


Killers の PV にガチャピンが!

いつも週末の朝に見ている VH1 という音楽チャンネルで放送されているPV(プロモーションビデオ)のカウントダウン番組。 たしか先週からだと思うんだけど、日本を舞台にしたちょっと面白いビデオが放送された。

The Killers というバンドの Read My Mind という曲のPV。

The Killers は Somebody told meMr. Brightside などのヒット曲を含んだ Hot Fuss というアルバムで数年前にブレイク。 昨年10月に Sam’s Town というニューアルバムを発売し、Read My Mind はその中に収録されている。

番組内での紹介の仕方も面白かった。 「Read My Mind のビデオの中に出てくる Gachapin は日本でむちゃくちゃ有名で、ある人によると Gachapin はアメリカのミッキーマウス以上に日本でビッグらしい」 なんて紹介されていた。 ほんと?

そんな感じで、ガチャピン出演のビデオはアメリカでもどんどん放送されてます。 NHKのどーもくんに続く日本のテレビ界発の人気キャラになれるか?

Killers のサイトの入口にもへんな日本語が!。

Hot Fuss “おすすめ”で紹介するまではいかなかったけどいいアルバムです

Hot Fuss
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Sam’s Town はまだ聞いてないけど、Amazon での評判はいいみたい。

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2007年のサマータイムは3/11から

サマータイムの期間が変わるというエントリを書いてから早くも2年、実際に新しいサマータイムの開始日が迫ってきている。

今年のサマータイムはこれまでより3週間早くなって3月11日から。 終わりは1週間延びて11月4日までとなっている。

アメリカに住んでいる人でもあまり気づかないのだが、コンピュータなどの時計は夏時間に合わせて自動的に時刻を調整する機能が付いている。 Windows XP なら Windows Update で、Mac OS X なら Software Update を通して修正プログラムを受けとって新しいサマータイム期間に対応してくれているはずだが、そういった機能のないちょっと賢い目覚し時計やビデオデッキを使っている人は注意しないといけない。

そんなわけで、日付がズレることでちょっとした問題が起こると同時に、コンピュータ業界の人にとっては小銭稼ぎのチャンスになるかもなんてことを前のエントリでも書いたのだが、ZDNet の記事によると マイクロソフトは Windows Server 2000 や Outlook 2000など、ちょっと古く、 “Extended Support” 期間に入っている製品用の修正プログラムをまとめて $4,000 (約50万) という値段を付けたらしい。 しかも、もともと $40,000 (約500万) だったのを値下げして $4,000 にしたのだとか。

Microsoft to charge for Daylight Saving hotfixes for older products | All about Microsoft | ZDNet.com
March 11, the new date on which Daylight Saving Time (DST) will take effect in the U.S. and a growing number of other countries, is fast approaching. And Microsoft is working overtime to get the message out that users need to patch a bunch of their Microsoft products, from Exchange Server, to Windows Mobile, in order to head off date-change headaches.
(3月11日、アメリカと増えつつある他の国で新しい Daylight Saving Time (DST, デイライトセービングタイム、夏時間、サマータイム) が開始される日が近づきつつある。 そして、マイクロソフトは日付のズレを回避するためには Exchange Server, Windows Mobile などの マイクロソフト社製品にパッチが必要であることを伝えるために昼夜を問わず働いている。)

サマータイム情報をちょっと書きかえるだけなのにこの値段はちょっと高くないか? いわゆる業務用だし、おそらく手に入れてしまえば何台にも適用できるだろうからこんなもの? いや、やっぱ高いな。素直にアップグレードしなさいってことか。


マクドナルドのレシピ

前回のコカコーラとともに、どうやって作ってるんだろう? と謎なのがマクドナルドのレシピ。 一時期、ミミズを使ってるんじゃないかという都市伝説まで生まれたが、そんなマクドナルドのレシピを調べ、まとめたモノがあった。

McMenu: Do-It-Yourself McDonald’s Restaurant Recipes (PDF ファイル)
(ただし、一部には味を真似たクローンレシピも含まれ、どれほど再現できているかはわからない)

もともとは、別のサイトで公開されていたがそのサイトはクローズされてしまったようだ。 Google でMcMenu を検索してみると、そのサイトへのリンクはいっぱいみつかるのだが、実際のファイルはなかなか見つけられなかった。 上のリンクもいずれ消えてしまうかもしれない。 マクドナルドの圧力か?

ハンバーガーのレシピに関しては特にこまかく書いてある。 例えばパティは100%ビーフだが、中でも “Ground Chuck” と呼ばれている赤身80%に脂身20%というひき肉がマクドナルドのパティのポイントなんだとか。

ほかにも、ウチでも試してみたいナゲットのマスタードソースのレシピや、ブレックファストメニューで食べるとなんか嬉しいいハッシュポテト(Hash Browns)のメニューも載っている。

残念ながらレシピはアメリカのマクドナルドを基準にしているので、チキンタツタやテリヤキバーガーなどは載っていない。 また、全て英語、食材もアメリカではまだ手に入りやすいが日本では難しいものも含まれている。 これをベースに日本版を作るっていうのも面白いかも。

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オープンソースなコーラのレシピ

世界で1日10億本飲まれていると言われるコカコーラ。 その原液はトップシークレット中のトップシークレットで、コカコーラ社内でもごく一部の人しか知らないと言われている。 そうは言っても、人の口に戸は立てられないもの。 たまに漏れてくる情報をもとに、誰でも試せたりできるコーラのレシピが作成された。

OpenCola レシピ (PDFファイル)

opencola.jpg

このレシピを使ったコーラは 2001年ごろに OpenCola 社が同名のソフトウェアの販促グッズとして開発され、その後人気が高かったため発売された。

おもしろいのは、コーラを考えたのがソフトウェア関連の会社だったことから、レシピもソフトウェアのライセンスで有名なGPLというライセンス(使用条件)が採用された。
簡単に言うと、このレシピは自由に使うことができるが、もしこのレシピを元に何かを作ったり、改良を加えた場合はそのレシピも一緒に公開しなければいけないという条件が付いている。

残念ながら OpenCola 社は倒産してしまいもう発売されていないが、こちらのサイトの方法によると、それっぽいがコカコーラの再現とはいかなかったよう。

しかし、レシピを公開し、みんなで改良できるようにしたおかげで、OpenCola 無きあとも進化を続けているようだ。 Cube-Cola というプロジェクトはその中でも活動的なサイトの1つ。

レシピを改良し、写真付きで公開したり、コーラ作成キットの販売などもやっている。

もしかするとコカコーラの味に近づいているかも。 オレも、一度試してみたい。

参考:
Digg: OpenCola – Open Source Coca Cola
Wikipedia: オープンコーラ

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