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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 4 at Oakland

Round 2 のホーム初戦は Warriors の快勝に終わり、次も同じような試合で戦績を2勝2敗のタイにしたいと誰もが思っていた Game 4。 前回書いた経緯でチケットを手に入れたので会場へ観に行ってきた。

tvclue.jpg

Warriors のプレイオフでの活躍は、このあたりはもちろん、いろんなところで注目されていることもあり、会場はテレビ中継車がいっぱい。 そういえば、5月にWarriorsの試合を会場で観られるなんて初めての経験だ(笑)。

前の試合、Utah のガード陣をファウルトラブルで追いこみ、Biedrins をはじめリバウンドを一生懸命取りに行ったことでペースを掴み、気持ちよくシュートを決められた Warriors。 同じパターンにいかにして持ちこめるかがポイントだろう。 逆に Utah はWarriorsのホームの雰囲気に飲まれていた感がある。 いかに自分たちのプレイができるかがポイントだろう。

circle.jpg

先発メンバーは変更なし。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Al Harrington
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 3 at Oakland

惜しい試合だったが、結果として2連敗の Warriors。 NBA では 3連敗したチームがその後4連勝してラウンドを勝ち抜けたということは過去にないため、Game 3は絶対負けられない。

Warriors は、プレイオフ関連の記事では必ずといっていいほど課題に挙げられたリバウンドをどうするかがポイントなのだが、正直言って分が悪い。 もちろん好き勝手やられるのはよくないが、リバウンドを意識するより、早めにPGのDeron Williams にダブルチームをかけるなどして、シュートを打たせないようなディフェンスを心がけるのがいいんじゃないかと思う。 Jazz のポイントはもう、Warriors のホームである Oracle Arena の異様な雰囲気の中でいかに自分たちのプレイができるかだろう。

スターターは少し変更があった。 Warriors は思いきって モン太くん (Monta Ellis) をスターターに戻すかと思っていたが、リバウンド対策なのか Matt Barns に代わって Al Harrington が入った。 Jazz は私用が片付いてチームに戻った Drek Fisher がスターターに復帰。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Al Harrington
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Derek Fisher
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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Greasemonkey の助けでプレイオフのチケットを Get!

Warriors のウェブサイトへ行ってみると、今日、5/10 の午後2時から Oakland で行われる Round 2 の Game 3 と Game 4 のチケットが発売されるという告知を発見。 前回はメールで連絡があったんだけど、今回は何も無かったので見過ごすところだった。

Warriors のチケットは ticketmaster.comというサイトで販売されている。 ticketmaster はアメリカでは最大手のチケット販売サイトで、以前 B’z がサンフランシスコで公演したときもチケットの販売をしていた。

ticketmaster でのチケットの書い方は、「B’z アメリカツアーチケットの買い方」というエントリにも詳しく書いたが、このような感じになる。

  1. イベントページと呼ばれる、公演毎に用意されているページへ行く
  2. イベントページで枚数、席の種類を選ぶ
  3. 次の画面で、Captcha (Word Verification) に書かれている文字を入力する。
  4. チケットが残っていれば、予約できた座席の確認画面が表示される
  5. クレジットカード情報を入力
  6. 購入完了

Captcha を入力した後、チケットが残っていない時は、下のような「チケットがありません」というメッセージとイベントページに戻るリンクが表示される。

notickets.jpg

イベントページはチケット販売開始前からURLが決まっていて見に行くことができるが、販売開始前は「まだ販売が始まっていません」というメッセージが表示されて、買えないようになっている。

そんなわけで、チケットを取りたい人はみんなこう思う。

販売開始になったら、できるだけ早く座席の確認画面(上のステップ4)まで行きたい。

字にすると簡単に思えるが、意外に大変。

まず、ticketmaster でチケットが販売開始になるタイミングはサーバによって微妙に差がある。 そのため、販売開始時刻のすこし前からリロードを繰り返して販売開始のタイミングを見つけるしかない。 しかし、リロードボタンを何回も押すのは面倒だし、勢い余って販売開始になっていたのにリロードを続けてしまうこともある。

販売枚数を入力するのも大変。 初期状態では 0 になっているので、セレクトフォームの数字を必ず変更しなければならない。 また、サブミットボタンの位置も微妙に下にありちょっと押しにくい。 そんなに長いわけではないのだが、タイムロスをしてしまう。

そして Captcha が厄介。 人間が見てもわかりにくいものが表示されることが多いので判断が難しい。

そこで、オレは思った。

Captcha は無理にしても、その前までは Greasmonkey が使えないだろうか。

Greasemonkey というのは、Firefox というブラウザのAdd-on の一つで、指定された Web サイトに対して好きな JavaScript を実行できるようにするツール。

これを使えば ticketmaster のイベントページが表示されたとき、販売開始前ならリロード、販売開始になったらチケット枚数を適当な数字にセットして、フォームをサブミットできるはず。

残念ながら Captcha の解釈はユーザスクリプトではほとんど不可能なので、これ以降は手動での作業になってしまうが、上の Step 2 までをこなしてくれることで、チケット購入の労力は半分ぐらいに減ったと言えるだろう。

そんなこんなで、2時が近づきチケット購入にトライしてみたら、数回のリロードの後、販売開始画面が表示される。 そして、ユーザスクリプトと Captcha の入力を終えて1回目のトライで早くも「チケットがない」というページが表示されがっくり。

しかし、あきらめずイベントページに戻り、2,3回 リトライしたところで…

座席の確認画面までたどりついた!

さっそく、購入手続きに行き無事チケットを購入できた。 座席は2階席の最後列という決していい席ではないけど、もう一度お祭に参加できるのは嬉しい。 逆に、販売開始1,2分でそんな席ということはやはりチケットの数は少なかったんだろうなぁと思う。

これはもう、 Greasemonkey が素早いリトライを助けてくれたおかげでチケットが取れたと言ってもいいだろう。 実を言うとこれまでオレは Greasemonkey を大して使ってなかった、使い道が思いつかなかったのだが、これからはもっと使ってみようと思った。

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 2 at Utah

Game 1 を僅差で落としてしまった Warriors 、シリーズ勝ちぬけの条件であるアウェイの1勝をできるだけ早くとりたいところ。

Warriors はリバウンドで Jazz に負けていた。 しかしメンバーは身長の低い選手の多い体制で戦っているので、リバウンド合戦は厳しい戦いが予想される。 オフェンス面ではペネトレイトで決められないまでも、Jazz のインサイドの体制を少しでも崩しリバウンドを有利に抑えられるか。 Utah としては、逆にインサイドのでかい選手がいかに活躍できるようにまわせるかが鍵となるだろう。

Warriors, Jazz ともに先発メンバーに変更はなし。 Drek Fisher はこの試合も私用のため(子供に何か大事があったらしい)欠場となった。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Jazz:
PG: Deron Williams
SG: Gordon Giricek
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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NBA Playoffs 2007 – Round 2, Game 1 at Utah

1st シードの Dallas Mavericks を破った Warriors の相手は第4シードの Utah Jazz に決まった。

Warriors に有利なところは、Utah Jazz はこの前の土曜日の第7戦まで第1ラウンドの試合をして、1日しか休養をしていないため疲労がたまっている(だろう)ところだろうか。

ギリギリでプレイオフにかけこんだ Warriors はどこと対戦しても、ホームコートアドバンテージがない(相手のホームで戦う試合の方が多くなる)ため、Warriors はアウェイで1勝以上しないと次のラウンドに進めない。 初戦で休養が十分でない相手のディフェンスをかきまわし、相手の疲労を誘うというのは一つの手かもしれない。

この試合のポイントは、Warriors がいかに足をつかって Jazz をかきまわせるか、Utah は逆に Carlos Boozer などの大型な選手がいかにインサイドから点を取れるかという点を挙げたい。

先発は Warriors が Matt Barns が入った、対 Mavs 最終戦と変わらないメンバー。 オレはちょっとイジってくるかと思ったが、うまくいっていたローテーションをそのまま維持しようとしたようだ。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Jazz は Drek Fisher が私用のため欠場。 Gordon Giricek が入った。
PG: Deron Williams
SG: Gordon Giricek
SF: Andrei Kirilenco
PF: Carlos Boozer
C: Mehmet Okur

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フリーウェイ陥落 -> 1週間で一部復旧

先週の日曜日の朝、フリーウェイの立体交差でガソリンを運ぶタンクローリーが横転、炎上。 事故はちょうど道路が重なる場所の下側で起こったため、火柱が上側の道路のボルトや鉄筋を溶かし、上の道路が落下、事故のあった下側の道路もろとも崩れてしまった。

事故当日の写真はこちら

事故そのものもショッキングだが、事故はサンフランシスコとオークランドやバークレイを結ぶベイブリッジの料金所近くの大きな道路で起こったため、サンフランシスコに通勤する多くの人などの足に影響が出て、素早い対応が期待された。

この道路を管理している Caltrans というカリフォルニア州の一部門は期待以上の対応を見せてくれた。 Caltrans はその日の昼には高速道路を再構築する業者と契約、数週間で復旧させると発表。 現場検証も終わった夜には解体工事を始めていた。

休日にこれだけの対応ができただけでもがんばるなぁという印象を持ったが、その後も工事が進みなんと1週間ほど経った今朝、立体交差の下側部分の工事が完了し、再オープンとなったのだった。

これは予定より5日早いもので、まだ作業も続いているのだが単純に素晴しい。 実際は契約した業者ががんばったのだが、 Caltrans の復旧までの対応を見てるとアメリカのお役所もやればできるじゃん、とちょっと見直してしまった。

立体交差の上側の工事はこれから新たな業者を選定し、行われるらしいが地上から作業できた下側の工事と違ってもう少し時間がかかるらしい。 Caltrans は工事期間を 50日 と見積り、6/27 より早く完成すれば、前倒しの日数 x $200,000 のボーナスを建築業者に支給、逆に延びた場合は 延びた日数 x $200,000 を差し引くといった契約をするらしい。

日本ではあまり金額とか聞いたことなかったが、ボーナス制とか、こういった情報も公開されるあたりは、なんかアメリカらしい。

911のときもそうだったが、何かあったときの対応が素早いというのが、オレが持つアメリカの印象。 いつもその素早さを見せて欲しいところだが、平時は逆にノンビリしすぎてるところが残念。

そうそう、事故翌日の月曜日は現場近くを走る BIRT という電車が、事故による渋滞の緩和と、使ってもらって便利さを認識してもらおうというプロモーションを兼ねて終日無料となったりした。 このへんもなんだかアメリカらしい。


NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 6 at Oakland

ここが正念場の Game 6。

Warriors のホームである Oakland に戻っての決戦となった。 Mavs は調子が上がってきているだけに、 Warriors はこの試合に負けるとシリーズの勝ち抜けも厳しくなる重要な試合だ。

Warriors はホームゲーム1戦目となった Game 3 と同じく、金色 (黄色と書いていたが、 Golden State の金をイメージしていたらしい) の Tシャツ とチアカード を用意、ファンが一体となっての応援できるよう準備がされていた。 残念ながらチケットを買えなかったオレは友人宅でプチパブリックビューイング。

試合のポイントはもうこれまでと同じ。、Warriors は Dirk をいかに押さえ Mavs の攻撃を潰し、自分たちの得意なトランジッションオフェンスのペースにもっていけるか、Mavs はインサイドを守り Warriors の好きなようにさせず、Dirk を活用できるようなオフェンスにできるか。

先発メンバーはプレイオフに入ってから調子の出ないモン太くんに代わり Matt Barns が入った。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Stephan Jackson
SF:Jason Richardson
PF: Matt Barns
C: Andris Biedrins

Mavs は変更なし。
Mavericks:
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop

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NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 5 at Dallas

Warriors がホームで連勝したあと、 Dallas での Game 5。

ようやく調子の上がってきてた Mavs が自分たちのホームで戦うとあって苦戦が予想される試合だ。

ポイントとしては、

Warriors
ディフェンス面ではいかに Dallasのリズムを崩し、むこうのスター選手 Dirk Nowitzki に活躍させないか。 向こうを調子づかせないためには、オフェンス面ではミドル~3ptといったロングショットを決め、ペネトレイト以外の攻撃で Mavs ディフェンスをかきまわせるか。

Mavericks
ディフェンス面では Game 2, Game 4 で有効だったインサイドのペネトレイション、ディフェンシブリバウンドで優位に立ち、Warriors の攻撃パターンを崩すか。 そして、好調なオフェンスを試合中通して続けることがでいるか。
というところだろう。

先発メンバーはGame 4と同じメンバー。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Jason Richardson
PF: Stephan Jackson
C: Andris Biedrins

Mavericks:
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop

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NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 4 at Oakland

歴史的な勝利から1日おいた次のゲーム。

今日の試合で、Tシャツの代わりにもらえたのはハンドタオル。

towel.jpg

アメリカのスポーツ観戦ではよく使われる応援グッズで、チャンスのときやナイスプレイのときなどに頭の上でグルグルまわす。 それはそれで壮観なんだけど、Tシャツを着て黄色一色となった客席と比べると気持ちの統一がされていないように見える また、試合前から所かまわず「ウォーーリアーーーズ」などと叫んでいた観客も減り、全体的におとなしい。

13年ぶりのプレイオフ ホームゲームという重圧からも解放され、チームからも観客からも前の試合ほどのテンションを感じなかった。 前の試合はものすごい応援で Mavs がひるんだように見えただけに、今日のテンションでは彼らが息を吹き返すのではないかという不安が頭をよぎった。

この日は Warriors はいかに好調を維持できるか、Dirk に仕事させないか。 Mavs は Warriors の得点をいかにおさえ、調子の上がってきている Dirk にボールを回せるかがポイントだったろうか。

先発メンバーは Warriors は前回有効だったメンバーから変更なし。

PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Jason Richardson
PF: Stephan Jackson
C: Andris Biedrins

Mavs はイマイチ働きのよくなかった Eric Dampier に変えてセンターを DeSagana Diop に。
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop

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プレイオフの選手紹介はいつも以上に派手

そして、試合開始。 不安は的中する。

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NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 3 at Oakland

ついにこの日がやってきた。

13年ぶりに Warriors の本拠地 Oakland でプレイオフ、この1試合は13年分のファンの思いが積み重なったものだった。

会場に入ると、最近の Warriors のチームカラー黄色のTシャツがもらえ、席に行ってみると1階席が黄色になっていた。

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席が黄色かったのは cheer cards (チアーカード) と呼ばれる応援用のグッズの色だった。

webelieve.jpg
tshirts.jpg

Tシャツ、チアーカード、どちらにも書かれていたのは “We Believe” の文字。

プレイオフの出場の可能性が高まったころ、Warriors の試合会場に “We Believe Playoff (オレたちはプレイオフ出場を信じている)” と書かれたチアボードが現れた(リンク)。 熱狂的なファンの1人が作ったそのチアボードはテレビ中継でもよく写され、Warriors ファンの間では次第に “We Believe Playoff” を合言葉に残りの試合を応援するようになっていった。

そしてプレイオフが決まり、ファンを迎えるホームゲーム初戦に Warriors が用意した “We Believe” グッズや演出は、ファンに、We Believe Win, We Believe Upset, We Believe NBA Championship と夢を膨らませ、ただでさえ興奮している気持ちにさらに気合いを入れるのに十分だっただろう。

もちろん、試合が始まるとファンは大爆発。 おきまりの「ディーフェンス」の声や点が入ったときの声援。20000人を越えるファンの声を集めるとここまで大きくなるんだと思うぐらいの大きな応援につつまれた。もう何十回も試合を見てきたオレだが、ここまでの応援はもちろん初めて。 やはりプレイオフは違う。

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