Warriors がホームで連勝したあと、 Dallas での Game 5。

ようやく調子の上がってきてた Mavs が自分たちのホームで戦うとあって苦戦が予想される試合だ。

ポイントとしては、

Warriors
ディフェンス面ではいかに Dallasのリズムを崩し、むこうのスター選手 Dirk Nowitzki に活躍させないか。 向こうを調子づかせないためには、オフェンス面ではミドル~3ptといったロングショットを決め、ペネトレイト以外の攻撃で Mavs ディフェンスをかきまわせるか。

Mavericks
ディフェンス面では Game 2, Game 4 で有効だったインサイドのペネトレイション、ディフェンシブリバウンドで優位に立ち、Warriors の攻撃パターンを崩すか。 そして、好調なオフェンスを試合中通して続けることがでいるか。
というところだろう。

先発メンバーはGame 4と同じメンバー。

Warriors:
PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Jason Richardson
PF: Stephan Jackson
C: Andris Biedrins

Mavericks:
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop


前の試合が長びき、中継は1Qの途中からだったけど、Warriors はいきなりピンチ。

Mavs は予想どおりインサイドのディフェンスを固め Warriors のペネトレイションを防いでくる。このディフェンスは予想以上。 Warriors はアウトサイドから打つも入らずリズムに乗れない。 その間も Mavs は得点を重ね、開始5分ほどで10点以上のリードを奪われてしまう。 Warriors はGame 4と同じく選手交代をすすめリフレッシュを計るもなかなかうまくいかず、1Qは 28-38 と完全に Mavs にやられてしまった。

2Q に入っても Mavs の勢いは止まらない。 差は広がるばかりで一時は21点差となってしまった。 見てるオレたちはアウェイでの試合だし、もうだめだとあきらめたが、Warriors ベンチはそうではなかった。 5分ぐらいのところで Warriors がとった 20秒タイムアウトの後、 Warriors のプレイが変わった。

このタイムアウトのときは作戦の指示はいっさい出してないように見えた。 おそらく、カントクからの指示は「気合いを入れろ、気持ちで負けるな」という感じの指示だったろう。

Warriors はこのタイムアウトをきっかけにプレイに思いっきりの良さがでてくる。 インサイドのディフェンスももろともせず、ペネトレイションも復活。 逆に Mavs のファウルを誘いディフェンスを甘くさせた。 ここで一気に追いつき、最終的に55-62の7点差でハーフタイムを迎える。

3Q に入っても必死で逃げる Mavs に Warriors が食らいつく。 2Q でインサイドのディフェンスを崩したことで Warriors の攻撃の幅が広がり、インサイドに加えこの試合ポイントだったアウトサイドも決まりだした。 流れは徐々に Warriors。 しかし Mavs は Game 4 でも活躍した Jerry Stackhouse が憎らしいぐらいに決めて追いつかせない。 結果、87-90 で何とか Warriors が差を縮めるまでにとどまった。

そして、運命の4Q。 勢いは Warriors 。 アウトサイドからのシュートが異常なぐらい決まりだし、ついに Warriors がリードを奪う。 その後リードを広げ残り3分で 112-103 と 9点のリードを奪う。 追いかける Mavs はここぞとばかりに 3P を連発、それが続けて決まり Warriors に迫る。 返す Warriors も 調子のよい3Pを続けて打つが…..決まらない。 Warriors はリードを守ろうとプレイがガチガチになってしまった。

オレはあのときはファウルをもらうつもりで中へ突っ込んで欲しかったが、アウトサイドに固執していたのでおそらくカントクからの指示だったのだろう。 このプレイの流れで完全に立場が逆転。

こうなると、Game 4 の Warriors のように、ホームである Mavs が圧倒的に有利になる。 Mavs は声援を背に追いつき、Warriors を引き離す。 つかみかけた勝利がすりぬけていく Warriors はまたしても崩壊する。 Baron Davis はファウルアウト、 Stephen Jackson は残り8秒を残し、またしてもダブルテクニカルファウルで退場になってしまった。

アウェイの Warriors にとっては負けても仕方がない試合だったとも言えるが、最後の負け方がちょっといただけない。 気持ちを切り替え、アウェイで20点差を自分たちのプレイをして取り返せたんだといういい部分を意識して次のホームゲームに備えて欲しい。
次の試合は2日後の木曜日、チケットは明日の10時から発売だ。