NBA Playoffs 2007 – Round 1, Game 4 at Oakland

歴史的な勝利から1日おいた次のゲーム。

今日の試合で、Tシャツの代わりにもらえたのはハンドタオル。

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アメリカのスポーツ観戦ではよく使われる応援グッズで、チャンスのときやナイスプレイのときなどに頭の上でグルグルまわす。 それはそれで壮観なんだけど、Tシャツを着て黄色一色となった客席と比べると気持ちの統一がされていないように見える また、試合前から所かまわず「ウォーーリアーーーズ」などと叫んでいた観客も減り、全体的におとなしい。

13年ぶりのプレイオフ ホームゲームという重圧からも解放され、チームからも観客からも前の試合ほどのテンションを感じなかった。 前の試合はものすごい応援で Mavs がひるんだように見えただけに、今日のテンションでは彼らが息を吹き返すのではないかという不安が頭をよぎった。

この日は Warriors はいかに好調を維持できるか、Dirk に仕事させないか。 Mavs は Warriors の得点をいかにおさえ、調子の上がってきている Dirk にボールを回せるかがポイントだったろうか。

先発メンバーは Warriors は前回有効だったメンバーから変更なし。

PG: Baron Davis
SG: Monta Ellis
SF: Jason Richardson
PF: Stephan Jackson
C: Andris Biedrins

Mavs はイマイチ働きのよくなかった Eric Dampier に変えてセンターを DeSagana Diop に。
PG: Jason Terry
SG: Devin Harris
SF: Josh Howard
PF: Dirk Nowitzki
C: DeSagana Diop

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プレイオフの選手紹介はいつも以上に派手

そして、試合開始。 不安は的中する。



Game 2 の時に Warriors を自由にさせなかった Mavs のディフェンスが復活。 インサイドを固めドライブ、およびリバウンドを制すという作戦を徹底してきた。 Warriors はターンオーバーこそ多くなかったがシュートは外へ、外へと追いやられ、しかも外してしまうことが多く調子に乗れない。 ファンも前回ほどの勢いがなく、逆に調子に乗った Mavs は淡々と得点を重ねていく。

Warriors のカントク Don Nelson はこの試合、調子の上がらなかった Monta Ellis などを早め早めのメンバーチェンジで交代させ、 なんとか今日の形を見つけようと動いたことで、大きく崩れることはなかったが 1Q 終了時点で 21-27 と 6点のリードを許してしまう。

2Q も Mavs 中心に試合が動く。 Warriors は追いつこうとしては離され、追いついては再びリードを奪われとなかなか試合の主導権を握れない。 Warriors は単発でいいプレイを見せ観客も盛りあがるが、すぐ Mavs に返されトーンダウンしてしまう。 それほどまでにこの日の Mavs は調子よかった。 Warrirrs がよく引き離されなかったと言ったほうがいいかもしれない。 Baron Davis が 2Q 最後にハーフラインから放ったシュートが決まり辛うじて 49-49 のタイでハーフタイムを迎える。

3Q 開始直後、 Warriors が 2本の 3Pシュートを立てつづけに決め、抜け出すかと思うもじわじわ追いつかれ、いつの間にやら逆に Mavs に 9点のリードを許してしまう。 Warriors はフリースローを決められなかったのも主導権を取れなかった1つの要因だろうか。 しかし、Baron Davis が残り1分程度で8得点をするといった活躍を見せ3Qも77-77 のタイで終えることができた。

そして、4Q。 Mavs はまだまだあきらめてくれない。 Mavs は Jerry Stackhouse が要所要所できっちり決めてきてリードを奪う。 そして、残り3:00 ほどのところでようやく流れが Warriors にやってくる。

Jackson が 3ポイントを決め、スチールからの Baron Davis のレイアップで逆転。 観客もここぞとばかりにヒートアップ。 とうとう Mavs がこの雰囲気に飲まれミスが出はじめる。
Mavs のミスはそのまま Warriors のチャンスへと繋がり観客はますますヒートアップ。 残り1分で Warriors が 6点のリードを奪う。 その後ファウルゲームになるが、Mavs は Nowitzki が続けて 3P を決め、Warriors はフリースローを1本づつしか決めることができず、最後まで気が抜けない。 迎えるMavsのラストプレイ、スローインのボールを Warriors の Mickael Pietrus がスチールしリードをキープ。 103-99で勝つことができた。 最後の3分はもう立ちっぱなし、叫びっぱなしだったよ。

この試合も間違いなくホームコートだから勝てた試合だと思う。 ヒートアップした観客の声援は相手チームにとってはほんとに脅威。 ホームコートアドバンテージとはよく言ったものだ。

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ただ、Mavs は Warriors に合わせてどんどん補正し苦手意識をなくしてきているように感じる。 ディフェンス面でも Warriors 対策をしてきているし、オフェンス面でもスチールされやすいドライブを避けパス中心にボールをまわし決める。 この試合 Mavs はファストブレイクポイントがなかったが、これは外からが多くなる Warriors のシュートのリバウンド対策のためだろう。

次の試合も Mavs はインサイドを固めてくると思うので、Warriors はアウトサイドの攻撃を確実に決め、アグレッシブなディフェンスでMavsの攻撃を撹乱する。 シンプルなんだけど、これを徹底できればアップセットも十分あると思うぞ。

Chicago Bulls は昨年の覇者 Miami Heat をスイープで破った。 次は Warriors が準優勝のチームを破る番だ。 がんばれ、Warriors。


2 Comments

  1. てっぱん、

    2007年5月1日 at 9:14 AM

     テレビにて観戦していたので、今日のレポートは頷きながら読むことができました。
     なんでWarriorsの選手は中に切り込んでいかないで3ポイントばかりなのか、、、と思っていたら、入っていけなかったんですね。
     にわかバスケウォッチャーにはそこら辺がわからないので辛いところです。でも、騒ぐのが好きなので、近所迷惑も顧みず夫婦で大騒ぎしておりました。1試合でも多く騒げると良いですが。
     怖いくらい的確な観察眼にはびっくりドンキーです。
    ”ただ、Mavs は Warriors に合わせてどんどん補正し苦手意識をなくしてきているように感じる。”っていうのは困りましたねー。今日の試合のレポートも楽しみにしております。

  2. Game 5 残念でした。 なんか試合が1段違うステージに行った感じですね。
    お互い苦手なところ、得意なところがわかってきているので、いかに得意なパターンにもっていけるか、逆に苦手なパターンへ追いやれるかという駆け引きみたいなところも見どころになってきてる気がします。
    といろいろ言ってますが、私もまだまだにわかですよ。 あくまで中継や会場での試合を見て感じたところを書いているだけなので、「そうは言っても、実際はそう簡単じゃないだろう」的な指摘もいっぱいしてると思います。
    でもまぁ、スポーツ観戦ってシナリオがないだけに、みんなが「あーだ、こーだ」といろいろ言えるところが楽しいんですよね。 Warriors には1試合でも多くそんな試合を見せてくれることを期待してます。

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