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iPhone アンロックされる

Exclusive: iPhone Free Software Unlock Confirmed (Death Star Explodes) – Gizmodo

The free software iPhone unlock–the only one that counts– has been finally achieved and it has been independently tested. Everyone can now unlock their iPhones for free.

( – たった1つの大事な – iPhone をアンロックするフリーソフトウェアが、とうとう完成しテストされた。 これで誰でも iPhone を無料でアンックすることができる)

今週は iPhone まわりで大きな動きがあった。 中でも一番のニュースがソフトウェアアンロックの登場。

アメリカでは iPhone は AT&T というキャリアだけで使えるようにロックされているが、その制限を外すことでGSM通信方式を採用しているキャリアならどこででも iPhone を使えるようにできる。 GSM は世界中で一番利用されている通信方式というだけあってすごいニュースになっている。 (残念ながら日本ではGSMは使えない)

アンロックそのものは実は数週間前にできるようになっていたが、その時の方法は iPhone を分解してはんだ付けが必要、というように手間がかかるものだった。

そんな中、まず月曜日にiPhoneSIMFree がソフトウェアだけで iPhone をアンロックするソフトを公開。 しかし、 $99 かかるという有料ソフトだったため、ちょっとしたがっかり感もあった。

そして、昨日同じことができるオープンソースのソフトウェア iUnlock が iPhone Dev Team からリリースされた。 オープンソースなのでソースコードも手に入れることができる。手順がまとめられたページを見ていると決して簡単じゃないが無料でしかも iPhone を分解せずにアンロックができるということでこの存在意義は大きい。 しかも、手順を簡単にアンロックできるGUI版の開発も進んでいる。

アンロックした iPhone なら、すでにAT&Tと契約しているオレも今のままのプランで新たな2年契約のしばりもなく iPhone が使えるはず。  アメリカならあとT-MobileがGSMなのでSIMを差し替えれば動くはずだし。  100万台が売れた iPhone がここでまた一気に売れそう。

自分でアンロックを試す人は自己責任で。 ソフトウェアアップデートを受けたときに動かなくなるといったリスクも認識した上でトライしてください。


異様な害虫(白アリ)駆除の様子

furmigation.jpg
先日、ウチの近所で見かけたのが上の写真の様子。 イベント屋のテント…じゃなくてく害虫駆除(特に 白アリ駆除)をしている様子。 英語では Fumigation (燻蒸消毒) と言い、建物全体を弾力性のあるビニールのシートで覆って、中でバルサンのようなモノを使って家全体を1日ぐらいいぶすことで害虫を駆除しているらしい。

fumigation2.jpg

危険の貼り紙が。もちろん、Fumigation中は人が中に入ることはできない

このあたりは雨もそんなになく、湿気もないので建物はけっこう長持ちする。  この前聞いたんだけど、ウチのアパートは1969年に建てられたそうだ。 途中で屋根を取り換えたり、内装をリフォームをしたりするのでそんなに古い感じではないが40年近くも建っていると聞くとすごい。

長持ちするアメリカの家だけど注意しなければいけないのが白アリ。  家の売買をする前には Termite Inspection (白アリ検査) というのもをして家が白アリにやられていないことを証明する必要があるなどチェックが厳しい。

ウチはずっとアパート住まいなので詳しくはわからないが、写真の家は一度売れそうになって、再び売りに出ているんだけど、白アリ検査にひっかかって駆除してるのかな。 それとも Fumigation 中は人が住めないから、空き家のうちにやっておこうというのだろうか…。

この前なんかアパート1棟が丸ごと包まれていた。この白アリ駆除の様子は異様で見るたびにびっくりしてしまう。


シリコンバレーのFMラジオ局一覧

アメリカでの音楽のポジション – アメリカでがんばりましょう

勝手な想像なのだが、こうなる一つの背景にラジオが関係しているような気がする。 アメリカに来てラジオを聞こうとして驚くのはラジオ局の多さ。チューニングしようとすると次から次へのラジオ局がみつかるため好みのラジオ局を探すのも一苦労だ。

そして、ほとんどのラジオ局は、DJが語るというより曲がどんどん流される。 そうなるとラジオ局が用意しているストックも底をつくので1日の間でも同じ曲が何度も何度も繰り返され、アメリカ人の中でスタンダードが築かれる。 そのようにしてスタンダードになった曲を使うことで、テレビ番組やテレビCMの知名度を上げようというわけ。 逆タイアップという感じ。

以前、上のような話を書いたがアメリカではラジオ局、特にFM局がものすごく多い。 しかも各ラジオ局は専門のジャンルをもっているのでバリエーションも豊富だ。 実際、どれくらいあるんだろうなんて思っていたが SF Gate に FMラジオ局一覧 を見つけた (ちなみにAMラジオ局一覧はこちら)。

FM局は周波数 87.9 – 107.7 までの間におよそ60局。 だいたい 0.3 刻みにFM局があることになる。 こりゃ Seek ボタンでラジオ局を探していっても見つからないはずだ。

ま、なんでこんなこと調べてみようと思ったかと言うと、Gizmode で FM周波数で空いたところを探してくれるという Open FM というサービスが紹介されていたから。 San Francisco で検索してみた結果が下の写真。 この結果を検証してみたくて一覧が無いかなぁと思ったワケ。

OpenFM.jpg

検索結果のトップにきている106.7 で運営している放送局はないようだが、FM局リストを見るとここより 107.3 ぐらいを使うほうが影響ないような気もするんだけどなにかあるのだろうか…。

実は、このサービス、 iPod などを車で聞くときに使うFMトランスミッターのメーカが提供している。 最初に書いたように、これだけFM局があるとFMトランスミッター用に空いている所を探すのも大変。 こんなサービスが助けになると便利だね。


山火事のおかげで、シリコンバレーは曇空

昨日の朝、まだ9月にしてはどんよりとした、なんか日本の夕立前のような天気だなぁと思ったら、この天気は雲じゃなくて、 San Jose の南の Gilroy で発生した山火事の煙が原因だという話を聞いた。 山火事の現場から100km以上離れたウチでこの様子ということは San Jose の方はもっと大変だったろう。 あまり外に出ないようにという注意報のようなものも出ていたようだ。

火事はまだ続いているようだが、backburning と呼ばれる、燃えうつりそうな場所をあらかじめ焼いておいて延焼を防ぐという方法が効いてあと少しというところまできているようだ。

backburning によって増えた部分もあるが、焼けた広さは 27,000 エーカーに及んでいるとのこと。 27,000エーカーは109,265,123 平方メートル東京ドームは46,755平方メートルなので、東京ドーム2336個分! の広さが焼けたことになる。 山火事は消化が大変で燃え続けることが多いがそれほどとは…。

残念なことに、この山火事はハンティングキャンプに来ていた人たちが招いた”人災”らしい(リンク)。 キャンプもいいが火の始末は十分に注意して欲しい。


iPod touch 発表

昨日の予想通り、今朝の Apple のイベントで 新型 iPod が発表された。 発表の内容は以下の通り。

  • iTunes Store で Ringtone (着うた) 販売開始、1曲 99セント。 iTunes に曲の好きな部分だけを取りだせる機能を追加。
  • iPod Shuffle が新色に。  (PRODUCT) RED カラーも追加。 1GB で $79。
  • iPod Nano でビデオ再生、カバーフロー、ゲームをサポート。 4GB で $149, 8GB で $199。
  • これまでのハードディスク iPod の後継として、iPod Classic 発表。 80GB で $249。  160GB で $349。
  • タッチスクリーン iPod、 “iPod touch” 発表。 Wi-Fi、iTunes WiFi Store、Safari、YouTube サポート。 8GB で $299、16GB で $399。
  • iPhone 8GB が $599 から $399 に大幅値下げ。 4GB は販売終了(在庫分は $299 で販売)。

Nano がスタイリッシュなデザインから、豆 iPod 的なデザインになったところに好みが分かれそうだが、総じて魅力的なラインナップだと思う。

個人的に期待していたワイドスクリーン iPod も正式に発表された。  機能的にも マルチタッチ、Wi-Fi、Safari 搭載となって昨日書いたように買いたい熱が一気にきた…..のだが、

ストレージにフ
ラッシュメモリを採用したことにより容量が 8GB モデルと 16GB モデルに留まったのが残念。 “すぐにでも買ってしまいそう。”
なんて昨日のエントリで書いたが、この容量ではちょっと悩んでしまう。  30GB ぐらいでいいからハードディスクを積んで欲しかった…。

容量に関しては残念だが、おかげで iPod と iPhone の機能が似てしまい住みわけが大変なんじゃないかと心配していたことに関しては面白い展開になっている。

Apple がこの住みわけ問題の解決策として行ったのは iPhone 8GB を $399
へと値下げして同じ価格帯にするというものだった。   この値下げによって Apple としては iPhone
を特別なものではなく、iPod 機能をコアにしたワイドスクリーン、マルチタッチの製品群としてひとくくりにしたと言えるんじゃないだろうか。

ワイドスクリー
ンな iPod を買うにあたって、携帯電話+α の機能が欲しければ iPhone,  メモリ容量が欲しければ iPod touch
16GB、安くというなら iPod touch の 8GB モデルと考えればより多くの人の要望に答えることができる。 日本のように
iPhone が出荷できない国でもマルチタッチな製品が展開できる強みもある。

そういう点から見ると、iPod touch で iPhone と同じフラッシュメモリ技術を採用したことで機能的な差を少なくして、最終的には一番機能豊富な iPhone へと促そうとしているとも読める。 Apple からすると生産ラインを共用できるというメリットもあるし。

アメリカではワイドスクリーン iPod が出たら買おうなんて思っていた人も一部は iPhone に流れそう。  日本では iPhone 待ってた人たちが iPod touch に流れそうだね。  オレは…どうしようかなぁ。 うーん。


明日の Apple のイベントで新型 iPod 発表か?

Think Secret – Touch-screen iPod to take center stage

Apple will at last unveil a touch-screen iPod with a 3.5-inch display at its media event Wednesday, sources have confirmed, some 20 months after Think Secret first broke word of the device’s development.

(Appleは水曜日のメディアイベントで少なくとも3.5インチのタッチスクリーン iPod を発表すると関係者は認めた 、Think
Secret がデバイスの開発を最初に報告してから20ヶ月ほど経ってようやくだ。)

Apple が明日の朝(サンフランシスコ時間)に準備しているイベント。かなりの確率で新型 iPod が発表されそう。 iPod は iPhone と同じようなハードウェアに。 iPod Nano もビデオ再生もサポートされるんじゃないかなど期待させるような噂が飛び交っている。

そんな噂サイトのひとつ Think Secret には新型 iPod Nano のスクリーンショットらしき写真も掲載されているけど…. Beatles のアルバム Love の曲目が間違ってる (この一連の写真の左下段のモノ、右中段の Love や Beatles For Sale, Rubber Soul の収録曲数も違っている)…。 アルバム Anthology 3 の曲目に近いけどそれともちょっと違う。 この写真は偽物じゃないかなぁ。

アメリカはこれからホリデーシーズンに入りクリスマスプレゼントなどのため人々の財布が緩むタイミング。 そこに合わせて新製品の投入は大いにアリだろう。 タッチスクリーンで Wi-Fi が付いて Safari でブラウジングなんかできる iPod が出ちゃったらすぐにでも買ってしまいそう。


USAバスケチーム、アメリカ大陸大会で優勝

各国のレベルが上がってきたことと、選手のモチベーションの低下でここ数年世界一から遠ざかっているバスケットボールのアメリカ代表チーム。 復活への第一歩として、8月中旬から、南北アメリカ大陸の国々の代表が戦う FIBA Americas Championship 2007 に参加していたが見事優勝することができた。

これまでの国際大会での敗戦をうけ、この大会では Kobe Bryant (コービー ブライアント), Michael Redd (マイケル レッド) , Tayshaun Prince (ティショーン プリンス) といった外からのシュートが決められる選手、ディフェンスのうまい選手を新たに追加し、PG に Jason Kidd (ジェイソン キッド)、Chauncey Billups (チャウンシー ビラップス) というパス出しの上手い選手を入れることでオフェンスに幅をもたらした。

この構成は大成功だったと思う。 これまでの試合で見られた攻めあぐねるような展開がほとんどなく、安定した攻撃力を見せてくれた。 各選手がフリーの選手を見つけパスを出すように心がけていたし、 Jason Kidd から出されるパスはあらためて彼のすごさを見せつけてくれた。 そのパスを受け、より確実に決められるようになった LeBron James, Carmelo Anthony の成長も見逃がせない。

ディフェンス面では早めのプレッシャーで相手のターンオーバーを誘ったり、最後までシュートブロックを諦めなかったりなど悪くない。 ただ、アルゼンチン戦などでピックアンドロールのカバーリングが遅れるときもありこの辺はもう少し練習が必要という感じ。

これまで苦手としていたプエルトリコやアルゼンチンを破って全勝で優勝できたが、アルゼンチンは ジノビリなど主力を欠いての構成だったのでまだ真価は計れない。 この大会の優勝で北京オリンピックの出場権を獲得できたので次のオリンピックではぜひ優勝して目指して欲しい。


日本の本が送料70%オフで買える

今回は北米本土に住んでいる日本人向けのエントリ。

日本の CD や DVD を送料無料で買えると紹介した クラブジャパン が秋の期間限定スペシャルで本の航空便送料を70%オフというのを9/1から始めたので紹介。 本は重かったりかさばったりすることから、送料が高くなってしまうのでこういうキャンペーンは嬉しい。

キャンペーンのサイトによると 宮部みゆき『楽園 上巻・下巻』 を買った場合、

本の代金: 3,238円
送料:2440円 → 732円
合計: 3970円
 
になるらしい。

Amazon.co.jp を使った場合

本の代金: 3,238円
送料: 3300円
合計: 6,538円

San Francisco と San Jose にある紀伊国屋で買った場合 (リンク

本の代金:  $45.10 + カリフォルニアの消費税(8.25%~8.50%)
合計:  $48.82  → (およそ) 5600円

と比べると、キャンペーン中のクラブジャパンの安さは圧倒的。

あと、クラブジャパンと Amazon.co.jp は日本の消費税分を払う必要がないため、本を日本で買うよりちょっとだけ安く買うことができる。 高い(けど軽い) 本を買う場合は日本より安く買えてしまうなんてことも…。 (Amazon.co.jp で数万円もするような DVD ボックスをまとめて買うと同じようなことがおこる。 ま、そうある話じゃないだろうけど…)

ちょっとだけ手順がややこしいので、クラブジャパンのサイトの内容を良くよんで賢い買い物を!


Pano Logic で Windows 端末

XenSource元CEO率いるPano Logic、仮想デスクトップ技術を発表:ニュース – CNET Japan

 Pano Logicでは、サーバを複数のパティションに分割するため、VMware製ソフトウェアを利用する。そして、Pano Logicのハードウェアを使い、モニタ、キーボート、マウス、USB機器、オーディオシステムなどをEthernet経由でサーバと安全に接続する。ソフトウェアとしては、無料の「VMware Server」か、より高機能な「VMware ESX Server」が使われる。

これ、すごく面白そう。

仮想化技術と呼ばれる技術を使っていくつものWindows を1台のサーバ上で実行し、キーボードやマウスなどの入力と、画面や音などの出力のみをネットワーク越しにやりとりする。 大変なことはみんなサーバで行うのでユーザの目の前にあるのは


こんな小さなデバイスだけになる。 (注: このデバイスにモニタやキーボードやマウスなどを接続する)

1つの画面でいくつものマシンを切り替えて使えたり、データそのものはサーバにあるのでマシンを盗まれても情報漏洩の危険もない。 VMWare を使っているならバックアップもラクだし、トラブルがあったときの復旧も早そう。

原理は違うけど同じようなことは Unix 系のシステムでは比較的簡単にできるため、 X 端末とかシンクライアントとか言う商品で既に一般的だった。 オレも日本の会社にいたころ使っていたなぁ。  Windows でも同じようなことができるようになると用途は一気に広がるんじゃないだろうか。

これと同じ仕組みで、モニタとキーボードとトラックパッドとかを内蔵させたラップトップ型なんてのを用意してくれるともっといいかも。 でもって、VPN もサポートしてどこからでも専用のネットワークにアクセスできる仕組みもあれば、バッテリーは長持ち、発熱も少ない、そしてきっと軽いラップトップができるからいいと思うんだけどなぁ。


カリブ海のあるビーチではケータイが禁止に

Beach Mobiles Banned

Rob Barrett, chief executive of Elite Resort Islands – owner of Palm Island – confirmed that guests will be prevented from using mobiles, laptops or PDAs within half a mile of Casarina beach.

(Rob Barrett, エリートリゾートアイランドのCEOで、パームアイランドのオーナーは カサリナビーチのまわり半マイル(800m)以内での携帯電話、ラップトップ、PDA の使用を禁止することを認めた。)

Engadet 経由。 アメリカから近いカリブ海にあるパームアイランドのリゾートではケータイをはじめ、PCやPDAの使用が禁止するらしい。 理由は、客にリゾートを満喫してもらうため、というのが面白い。

うちのボスなんかもそうだが、アメリカ人ってオフィスにいる時間はそんなに長くないのに、家や外出先から仕事をする人が多い。   Blackberry (メールを読むのに便利なスマートフォン) で四六時中メールをチェックしている人を Crackberry と揶揄するように、行き過ぎて四六時中ケータイで話をしたり、休暇で旅行に行ったときもケータイが手放せないという人も少なくない。

せっかくのリゾートなので規則にしてでも、仕事を忘れてのんびりして欲しい、またそれを目的に来てる人の雰囲気を壊さないで欲しいと現地のスタッフが思うのも、こういった背景を指してのことなんだろうなぁと納得してしまった。

でも、オレとしてはいい景色やちょっと変わった場所でプログラミングとかしたら効率上がりそうだななんて思ったりもするのだが(開発合宿なんかはそのひとつの実現の形だろうか)、せっかく旅行に行くならまずはのんびりとしたいという気持ちが先に来てまだ試したことはない。 でも、すでに予備軍なのかも。

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