Category: 04 NBA Basketball

Warriors の返答

“If you’re a player who exceeds expectations on the court, Mr. Cohan pays you. That’s clear,” Rowell said. “Chris did everything we asked him to do in this process (with Arenas). I think he did what any owner would do.”
「もし、試合での働きが予想を越えていたら、 Mr. Cohan はお金を払う。 それは明かだ。」 「Chris は今回の(Arenasとの)交渉に関して我々が頼んだことを全てやってくれた。 彼は他のオーナーがすることをしていたと思う」

昨日のArenasのインタビューにおける Warriors の対応ぶりに関するコメントへの返答。 でも、言葉の端々に我々にはお金が無いんだというあきらめ感が感じられる。 今回の交渉ではWarriors はお金以上の何かを出せるかがポイントだったわけで、これを読んだ限りではそれ以上を出さなかった Warriors がやっぱり悪いんじゃないの? と思う。

この日は Speedy Claxton の入団発表だったのに、とんだ方向に話がいってしまった。 でももう、これでArenasの件は終わりだろう。 記事の後半は Speedy Claxton の話になっている。

カントクのオープンオフェンス(という名の無策) と攻撃的な Arenas を一番ボールを持つポイントガードに置いていたことが昨年のWarriors の原動力だったと今になって思うが、Speedy Claxton はシュートよりパスだということだ。 そしてディフェンスがうまい。 なので、カントクがチームにあったフォーメーションを考えて、チームに徹底させられるかで成績が大きく変わるのではないかと思う。 これはこれで面白そうなチームになるかも…。


Arenas 電撃契約のウラに…

In a 25-minute interview Monday with KNBR’s Ralph Barbieri and Mark Ibanez, Arenas said he would have rejected the Washington Wizards’ $60-plus million offer and signed a one-year deal with the Warriors had Cohan been more involved in the talks. (月曜日のKNBRの Ralph Barbieri と Mark Ibanez の25分間のインタビューの中で、Arenas はもし、Cohan (訳注: Chris Cohan: Warriors オーナー)がもっと話し合いに参加していたら 600万ドルを越えるWashington Wizards との契約を蹴って、Warriors と1年契約していたと語った。

後のまつりといってしまえばそれまでだけど、残念な話。

オーナーは契約交渉の席にいたけど、話すこともなく、球団社長に任せきりだったらしい。 一方的な情報なのでどこまで事実かわからないが、彼の次の言葉が印象にのこる。

“The guy didn’t even shake my hand, he didn’t say nothing to me, didn’t look me in the eye and say he was going to sign me back or nothing. I mean, what should I do?” (彼は握手もしない、何も言わない、目を合わせようともしないくせにサインするかどうかだけを求めてきた。 これでどうしろってんだ?)

そりゃ、Warriors が悪い。「どうせうちには払えないような年俸を要求しようとしてるだろ」などとうがった見方をするのでなく、誠心誠意彼が必要なこと、チームに残って欲しいことを訴えるべきだった。 ドラフト時はArenasと同じポジションの選手をあえて選ばず、君しかいないといった情に訴えるような戦略じゃないかと思っていたのだがこんなことがあったなんて…。やっぱりオレが甘かったか。

Warriors は一昨年の Marc Jackson のトレードの件や昨年の Danny Fortson の起用方法など以前からこういった、選手とのコミュニケーション不足と思われることが結構あるため、こういった体質を直していかないと来年の Troy Murphy や Jason Richardson との契約更改でまた同じようなことになってしまうぞ。


Speedy Decision

ESPN.com’s Marc Stein reports that the Warriors will sign free-agent point guard Speedy Claxton to a three-year contract believed to be worth $10 million. (ESPN.com の Marc Stein は Warriors は フリーエージェントポイントガード Speedy Claxton と 3年 1000万ドルの契約を結びそうだとレポートした。)

はえー。

というわけで、Warriors は Arenas をスパッとあきらめて、Speedy Claxton との契約に絞っていくようです。 Speedy Claxton という選手は数字を見てる限りはこれといって突出した記録が残っているわけじゃないけど、現時点で残っているFA ポイントガードの中では最良の選択じゃないだろうか。 ただ、怪我でこれまで活躍できなかっただけに、また怪我しないか心配。

何はともあれ、これまでありがとうArenas。 昨年握手してもらって、オープン戦のチケットをもらったことはいい思い出としてとっておくよ。

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Arenas, Washington Wizards と契約

Gilbert Arenas, who is the most coveted player left on the free-agent market, signed a six-year offer sheet with the Washington Wizards on Monday night believed to be in the $65 million range. (Gilbert Arenas, フリーエージェントマーケットに残された選手の中でもっとも注目されていた選手が月曜日に6年 6500万ドル(推定) で Washington Wizards のオファーシートにサインした)

まず、Arenasのおかれている状況をおさらい。

Arenas は今年のシーズン後に FA になっているが、制限付きFA と呼ばれるように、新しいチームと契約しようとした場合、その新しい契約額と同じ金額を元のチームが出してきた場合は元のチームに残留しなければならないという制約が付いている。

Arenas には Wasignton, LA Clippers がオファーシート(契約書) を提出していたが最終的には Wizards を選んだようだ。 特に理由は書いていなかったが、Wizards 6500万ドル、Clippers 6000万ドルなので結局は金か….。

Warriors は15日以内に同じだけの金額を Arenas に払えばこの Wizards の契約はキャンセルになるが、サラリーキャップの関係で現在Warriors が払える金額は 490万ドルで 6500万ドル払うためには最低でも 3人の選手を放出しないと払えないらしい。

Warriors はもし、Arenas が残留しなかった場合は San Antonio Spurs から FA になる Speedy Claxton を狙うという話が出ている。 Warriors がマッチするのは現実的ではなく、ArenasのWizards入りはこのまま決まってしまうだろう。

こうなったらWarriorsには Speedy Claxton を絶対獲得して、新たなる才能の開花に期待したい。


Arenas 訴えられる (かも)

San Mateo County prosecutors say Arenas faces misdemeanor charges of possessing a concealed weapon and driving without a license after a June 4 traffic stop in South San Francisco.
(San Mateo 郡 検察当局 は Arenas が6/4の South San Francisco での警察による停車後に発覚したライセンスなしでの武器携帯と車の運転による軽犯罪法違反容疑で起訴されようとしていると語った。)

何やってんだ Arenas.

交通違反で止められ、車検証(Registration)を取るためにグローブボックスをあけたら銃のクリップ(?)らしきものが見つかり、一通り調べてみたら助手席の後ろに40口径のハンドガンが見つかったのだとか。 大学時代に住んでいたアリゾナのライセンスは持っていたがカリフォルニアのを持っていなかったらしい。

エージェント (契約のね。弁護士じゃないよ) は Arenas が銃があるのを知らずに乗っていたに違いないと言ってるけど、この状況はそんなんじゃないでしょ。
最大6ヶ月の刑務所入りの可能性があるらしい。

まぁ、ライセンス不携帯だけが問題なら、今回は許してやっていい弁護士付けてあげて恩を売っておけ > Warriors


Free Agent 騒動

NBA は 7/1 から FA が解禁。

FAで選手たちが移動し「あれ、いつの間にこのチームに…」なんてことが毎年あるわけですが、今年は有名な選手が多数 FA になるため例年にも増して大騒動になってます。 噂も含めて目立ったチームのこれまでの情報を総括。

L.A. Lakers
昨年途中に Millwaukee Bucks へトレードされたリーグ屈指の PG Gary Payton がどうやら Lakers と契約しそう 。 この移籍が実現すると、Utah Jazz で18年プレイしてきた Karl Malone も Lakers と契約するという話もあり、まさにドリームチームなみのラインナップに。 Lakers は既に Shaquille O’Neal、Kobe Bryant と高給取りの選手をかかえ、サラリーキャップを越えているはずなのにどうなってんだ。反則といってもいいぐらいな補強。 そうそう。 Kobe Bryant は性的暴行の容疑で逮捕。 今週中にも起訴されるかどうか決まるらしい。 さすがに選手生命を脅かされることはないだろうけど数試合は出場停止になりそう。 ほんとどうしちゃったんでしょ。

San Antonio Spurs
今シーズンチャンピオンの Spurs はその立役者 Tim Duncan が FA に。 ただ、彼はそのまま残留のもよう。 これに加え、 ファイナルで戦った New Jersey Nets の Jason Kidd が Spurs と契約するという話もあってこちらも、実現した場合フロントコートとバックコートの強力なコンビネーションができそう。 ただ、こうなるともう、来年は Spurs か Lakers 以外ないっしょ。ってなぐらい展開が見えてしまって NBA ファイナルはつまらない試合になるんじゃないかという不安も。 Kidd はあと Dallas Mavericks にも興味はあるらしいが、きっと Mavs より Spurs の方がいい仕事できるんじゃないかと。

Sacramento Kings
Vlade Devac , Keon Clarkの二人が FA だったが、さっそく残留を決定。 ドラフトでもいい選択順位ではなかったため新人を選択せず、既存のメンバーで来年こそはファイナルをと狙っている模様。 ただプレイオフ中に怪我をした Chris Webber が気になる。 手術を受けたようだが 昨年も怪我で出遅れプレイオフも怪我で抜けてチームが崩れたため、彼のバックアップの確保を重視すれば、もうひと動きあるかも。

Millwaukee Bucks
昨年はトレードで Gary Payton を確保したため、それまで先発 PG だった Sam Cassell とダブルポイントガードなんて言っていたが、Sam Cassell を Minnesota Timberwolves へトレード。 Gary Payton が FA で Lakers へ移籍したらいっきに人材不足へ。 唯一の救いは今年のドラフトで獲得した新人 PG の T.J. Ford か。 ドラフト直後は何でPG? と言われていたが、これが救いになるとは…。 実ははじめて見た試合が Millwaukee の試合だったので思い入れがあるんだけど、どうなるんだか心配。

Golden State Warriors
特に話題なし。 Gilbert Arenas, Earl Boykins の2人のFAの動きはまだないみたい。 Arenas を狙っているチームのひとつ Denver Nuggets は代理人が高い値段をふっかけてきてるので Arenasを避けて LA Clippers から FA になる Andre Miller に乗りかえようとしている話も出てる。 そうそう。 Arenas は Lakers に行く可能性もあるという記事があったが、 Payton移籍によってその可能性もなくなった。 残留に向けて二つ障害が減った?
あとは ドラフトで指名した Mickael Pietrus と3年契約を結んだ。 彼は現在行なわれている Summer Pro LeagueWarriors のメンバーとして参加する

Dallas Mavericks
なんと日本人の田臥勇太がチーム入りを目指してがんばっている。
Warriors も参加している Summer Pro League に Dallas のチームのメンバーとして残り、 先日も控えだったが試合に参加し、好印象だったらしい。 Warriors ならまだしも Dallas は選手層が厚いため、ベンチに入ることも大変だと思うががんばって欲しい。


NBA Draft 2003

先月の Draft Lottery からおよそ1ヶ月。

ドラフトの本番の日がやってきました。 Draft Lottery のときに書いたように、NBAのドラフトは競合抽選はなし。 Draft Lottery で決められた順番に各チームがドラフトリストに載っている選手を選んでいきます。 そのため、ドラフト10位といっても、10番目のチームにとっては1位指名の選手なわけです。 そのため、各チームの1位指名にあたる選手のことを First-round picks (ファーストラウンドピック: 1巡目の選択)、全体で1位の選手のことを No. ◯ overall picks (全体 ◯位) と呼んでいます。 この辺が日本のプロ野球のドラフトとは違うので注意が必要です。

今年の注目は超高校生ルーキーの呼び声も高い LeBron James (ルブロン ジェームズ)。 予想通りドラフト1位で選ばれました。

NBAドラフトが26日(日本時間27日)、米ニューヨークで行われ、「ジョーダンの再来」と称されるレブロン・ジェームズ(18=セントビンセント・セントメアリー高)が全体1位でキャバリアーズに指名された。

バスケはアメフト程ではないにしろ体のぶつかりあいが多いため、体が鍛えきれていない高校生には不利と言われるなか、今日のテレビ中継でも”体はNBAクラス”と言われるほどの鍛えられているらしい。 まだ試合をしてるところを見たことないので何とも言えないがおもしろそうだ。
彼に関するもう一つのトピックが上の記事の後半に書いてある

スポーツ用品メーカーのナイキと7年9000万ドル(約108億円)という前代未聞の超大型契約を結んだことでも注目されてい

という内容。

先日、結ばれたコービーブライアントとの契約が 5年4000万 – 4500万ドル 1年あたり (900万ドル)。 既に実績のある、誰もが認めるスーパースター、ついでに日本でCMまで出てるらしいコービーより、まだ実際にNBAでプレイしたことのないルブロン ジェームズの方がお金をもらってるという事実がまた彼のすごさを物語っている。

さて、話は変わって我らが Warriors。

11番目の選択で、 Mickael Pietrus (マイケル ピトルスと発音していた) というフランス人を獲得。 こちらもまた能力は未知数だが、ポジションが Guard/Forward の選手だ。 昨年も3位で Mike Dunleavey を選択して、チーム内にも Antwan Jamison, Jason Richardson と選手が揃っているのを受けて、 テレビでは解説が “You don’t have point gurards. I don’t know what the hell you’re doing? (ポイントガードはいないんだろ。 まったく何考えてるんだか)” とコメントしていた。 たしかにそうだが Point Guard をとらなかったところに、 チームは 7/1 でフリーエージェントになる一昨年のドラフト31位の Gilbert Arenas が残留と見ている、もしくは君は重要なんだと訴えるための作戦と考えるのは楽観的すぎるか…。


NBA Finals

1ヶ月以上に渡って続いたプレイオフも残すは NBA Finals だけ。 Finals に駒をすすめたチームはWestern Conference からは San Antonio Spurs と Eastern Conference からは New Jersey Nets になりました。

San Antonio Spurs は Conference Final で Dallas Mavericks 相手に 6戦までもつれた末出場を決めた(Mavsは故障者続出のため惜しかった)のに対し、New Jersey Nets は Playoff 1st Round の途中から負けなしの10連勝という圧倒的な強さで出場を決めた。 しかし、今の NBA は西高東低と言われるように西の方に強いチームが集まっていると言われている。 今の Nets でも San Antonio に勝つのは難しいだろうというのが大方の見方。 けど、個人的には New Jersey に勝ってもらいたい。理由は後述。

先ほど第1戦が行われて、少しだけTVで見た。 試合は San Antonio で行われたが東海岸の人にも見てもらえるようにカリフォルニア時間で夕方 5:30 から(San Antonio で 6:30, New York で 8:30) という時間で放送されるので生で見るのは大変。 というわけで、後半を見た限りではインサイドが完全に San Antonio のものになっていて、New Jersey が攻めあぐねていた。 San Antonio は苦しくなったら PF の Tim Duncan (今年のMVP) のポストプレイに負かせ、それを確実に決めてくるところで攻撃のリズムを作っている。 New Jersey が勝つためには速攻を中心とした早めの攻めとDuncun をダブルチームで早めに潰し San Antonio をリズムにのせないようにするところがポイントだろう。

話は変わって、New Jersey の PG の Jason Kidd は 今の NBA ナンバーワン PG の呼び声も高い。 しかも、今年 FA が予定されていて各チームが狙っている。 Kidd は Warriors が本拠地としてる Oakland の出身なだけに、今年New Jerseyで NBA制覇して、心おきなく Warriors に移ってくれたりなんかしないかなー ってのが New Jersey を応援する理由なわけです。


NBA Draft Lottery 2003

The Cleveland Cavaliers, who had a 22.50 percent probability of obtaining the first selection, will have the first overall pick in NBA Draft 2003, which will be held in New York City at The Theater at Madison Square Garden on Thursday, June 26, 2003.
(22.50% の可能性があった Cleveland Cavaliers が 6/26 に New York マジソンスクエアガーデンで行われる 2003年の NBA Draft の全体1位の指名権を持つことになった。)

今年の Draft Lottery が行われました。

といわれても、Draft Lottery なんて馴染がないだろうから、まず NBA のドラフトの仕組から紹介。

日本人にとってドラフトと言えばプロ野球を思いだすでしょうが、ドラフトとは有望な新人をそのプロスポーツを面白くするために、できるだけ公平に振り分けるというもので。アメリカではプロ野球はもちろん、バスケ、アメフト等各ジャンルで行われています。

NBAの場合、基本的に弱いチームから順に指名していきます、指名されたら、契約するか、しないかを各チームと選手の間で話し合うことになります。 逆指名や抽選(1人の選手に複数の球団が指名したときのもの)といった制度はありません。 そのため好みのチームから指名してもらえない選手も出てくるわけですが、NBAではチームが選手を拘束できる年数は契約で決められているので、日本のプロ野球のようにFAになるまで10年も待つ必要はなく、新人であればだいたい2~4年程度でFAのチャンスがまわってきます。 弱いチームで活躍し、注目を浴びてから希望のチームへ高い年棒で雇ってもらうという野望もあり、希望のチームじゃないからイヤだとゴネるような選手はまず聞きません。 なんとアメリカ的な考え。

さて、こうなるとドラフトにすげぇ有望な新人がいる場合、シーズンで優勝の可能性がなくなったチームはわざと負けてドラフト1位で指名することを狙う可能性があります。 そこで、プレイオフに出られなかった 13チームで 弱かったチームほど有利になるような形でLottery (クジ引き) をし、1~3位までのドラフト指名順位を決めるという方式がとられました(4位以降は残ったチームのシーズン順位の低い順になる)。 これが Draft Lottery と呼ばれるものです。

昔はコイントスといったシンプルな方法がとられていたようですが、現在は以下のような方法になっています。

14 ping-pong balls numbered 1 through 14 are placed in a drum. There are 1,001 possible combinations when four balls are drawn out of 14, without regard to their order of selection. Prior to the Lottery, 1,000 combinations are assigned to the Lottery teams based on their order of finish during the regular season. Four balls are drawn to the top to determine a four-digit combination. The team that has been assigned that combination will receive the number one pick. The four balls are placed back in the drum and the process is repeated to determine the number two and three picks. (Note: If the one unassigned combination is drawn, the balls are drawn to the top again.)
(1から14までの番号がついた14個のピンポンボールがドラムの中に入れられます。 この14個から4個を引くパターンは(順番を無視すると) 1001通り。 クジ引きの前に、1000のコンビネーションがレギュラーシーズンの順位に基づいて割り当てられます。 4個のボールが選ばれ、そのコンビネーションを割り当てられたチームが1位の指名権を獲得したことになります。再び4個のボールが戻され、2位、3位のチームを選ぶために同じことが行われます。もし、割り当てられていないコンビネーションが選ばれた場合は、もう一度選びなおしになります。)

今年の割り当て(Chances の数字)は以下の通り。 我らが Golden State Warriors は11位で 7個のコンビネーションが割り当てられていました。

Team Record Chances 1st Pick 2nd Pick 3rd Pick
Denver 17-65 225 22.50% 20.30% 17.63%
Cleveland 17-65 225 22.50% 20.30% 17.63%
Toronto 24-58 157 15.70% 15.80% 15.66%
Miami 25-57 120 12.00% 12.68% 13.39%
L.A. Clippers 27-55 89 8.90% 9.75% 10.78%
Memphis (1) 28-54 64 6.40% 7.20% 8.23%
Chicago 30-52 44 4.40% 5.05% 5.91%
Atlanta (2) 35-47 29 2.90% 3.37% 4.02%
New York 37-45 15 1.50% 1.77% 2.14%
Washington 37-45 14 1.40% 1.65% 2.00%
Golden State 38-44 7 0.70% 0.83% 1.01%
Seattle 40-42 6 0.60% 0.71% 0.87%
Houston 43-39 5 0.50% 0.59% 0.73%

Footnotes:
(1) Pick may be conveyed to Detroit (Detroit に権利が移る場合がある)
(2) Pick may be conveyed to Milwaukee (Milwaukeeに権利が移る場合がある)

で、最終結果が以下の通り。

1. Cleveland
2. Memphis (to Detroit)
3. Denver
4. Toronto
5. Miami
6. Los Angeles Clippers
7. Chicago
8. Atlanta (to Milwaukee)
9. New York
10. Washington
11. Golden State
12. Seattle
13. Houston (to Memphis)

Memphis が 7.2% の確率をものにして 2位指名権をゲット。 そのあおりを受けて Toronto が 4位に落ちてしまいました。 2位、8位、13位のチーム名が (to XXXX) となっているのは、このドラフトの権利が以前のトレードで出されていたため。 現在いる選手に加えて、将来の新人まで(誰になるかわからないのに)トレードの対象になってしまうのです。 これはちょっとやりすぎな気が…。

これで、ドラフトで指名する順番が決まったので各チームは他チームが誰をとるか予想をしながら、自分の順位で誰を指名するかを決めてきます。 本番は 6/26 。 今年は何がおこるか?


NBAプレイオフ 2003

NBAネタは久しぶりだけど、NBA プレイオフも佳境となってきたのでここらでプレイオフの状況を紹介。
プレイオフというのは日本のプロ野球の日本シリーズのようなもの。ただし、上位2チームでなく各カンファレンスの上位半分のチーム(8チームづつ)がトーナメントで戦うようになっている。 先に4勝すると勝ち抜け。 優勝するためには
Playoff 1st Round
Conference Semifinal (カンファレンス準決勝)
Conference Finel (カンファレンス決勝)
NBA Final (NBA ファイナル)

を勝ち抜かなくてはならず、約2ヶ月という長期間かけて行なわれる。 (カンファレンスの分け方などは以前書いたこちらを参照)

日本ではせっかく、レギュラーシーズンで優勝したのにまたトーナメントなんて不公平じゃないかと言われて採用されていないようだけど、見てる側からすると8位, 9位のチームでもプレイオフ出場という新な目標のため白熱した試合が見られると楽しい。 例えば 今年のWarriors なんかは、プレイオフが無かったらこんな盛り上がりは見せられなかっただろう。

さて、今年のプレイオフ。 イースタンでは昨年のカンファレンス覇者 New Jersey Nets が準決勝で Boston Celtics を 4連勝 で下して2年連続の出場、もう一方は Detroit Pistons で Allen Iverson のいる Philadelphia 76sers を最終第7戦 ラスト 15 秒前までてこずった末破り決勝進出。 実はこの2チームは今年シーズンで Eastern Conference の1位、2位のチームなのでいわば順当勝ち。 ただ、Nets のカンファレンス準決勝での強さが目立ったので、ほとんどの人が Nets が優勝すると思ってるんではないだろうか。

イースタンに比べてウエスタンは波瀾だらけ、3年連続 NBA チャンピオンだった L.A. Lakers が 1st Round で Minnesota Timberwolves 相手に第7戦までもつれて何とか勝ったが、次の San Antonio Spurs 戦で力つきた。 選手2人がプレイオフ中で怪我をし、カントクである Phill Jackson までも心臓手術で途中抜けるなどアクシンデントが多かったこともあるだろうが、まわりが Lakers の戦い方に慣れてきたと思う。 主力のシャック、コービー以外にも攻撃パターンを作っていかないと来年はもっと大変になるんじゃないだろうか。

Lakers を破った San Antonio と戦うのが Dallas Mavericks。 こちらも昨年カンファレンス決勝まで進んだ Sacramento Kings を最終7戦の末破っての決勝進出。Dallas は3ポイントシュートが異様なぐらい決まり、勢いで勝ってしまった気がする。 カンファレンス決勝は Dallas がこの3ポイントシュート率を持続できるかがポイントじゃないだろうか。 そんなわけで 不安定な Dallas より San Antonio 優勢と見た。

この結果は来週につく予定。 その前の 5/22 に NBA Draft Lottery があります。 Warriors ともかかわりの深い Draft Lottery(宝くじ) とは何か。 それは 5/22 に。