Month: January 2007

24 vs Heroes の視聴率対決、勝者は?

アメリカでがんばりましょう: Heroes
ドラマの方は昨日第11話が放送されたがまだまだ謎だらけ。 早く続きを見せてくれーと思うのだが、このあと6週間休止して来年1月22日から続きが放送されることになっている。 しかし、月曜9時は FOX が 「24 (Twenty Four) – 第6シーズン」 を放送する時間と見事に重なり、どっちを(生で)見ようか悩む人多そう。

日本でももうおなじみのドラマ 「24」。 アメリカではシリーズ開始以来FOX チャンネルで1月~5月の月曜日夜9時に放送されている。 一方、 NBC チャンネルでは今年の秋から Heroes というドラマが同じく月曜の夜9時に放送され、オレも以前取りあげたように大人気となっていた。

24 は先週2時間スペシャルを2夜連続で放送し、相変らず衝撃的な結末で続きが気になる。 一方、Heroes も盛り上がってきたところで、年末年始の休止に入り6週間ぶりの放送。

今週はじめて 24 と Heroes が同じ時間に放送され、視聴率対決が注目された。

その結果は….

BuddyTV – Heroes beats 24, but Charlie Sheen is King
Heroes eked out a slight victory over the veteran Jack Bauer Hour of 24. Heroes clocked in with 14.9 million viewers; 24 had 14.5 million.
(Heroes がかろうじてベテラン、ジャックバウアーの24を破り勝利した。 Heroes は 1490万人の視聴者、24 は 1450万人の視聴者を獲得した)

というわけで、かろうじて Heroes が 24 の視聴率を上回ったらしい。 このことからも Heroes っておもしろそうでしょ? そういえばこのまえ、Hiro役の Masi Oka がインタビューで日本でも版権の交渉がまとまった「らしい」と言っていたので、日本の人も近いうちに見られるんじゃないだろうか。

この対決には続きがあって、実は Heroes でもこの時間の視聴率が1位というわけではなかった。 1位はチャーリーシーンが出演する Two and a Half Men というシットコム (ドラマの途中で客の笑い声のような音声がかぶさるようなドラマ、フレンズのような感じ) のドラマで 1590万人の視聴者を獲得したのだった (ただし、30分番組なので 9:00~9:30 の間の数字 )。

24 は人がバタバタ死んでいき、ちょっとやりすぎな尋問シーンもあったりして、子供には見せたくないと思う人も多い、Heroes も 24 ほどではないが、やはり人が死ぬことも多いし暴力的なところも少なくない。 そういうのを避けた人たちがコメディである Two and a Half Men に流れたのだろうといわれている。

今週の月曜9時は、オレにとってもツライ選択だった。

「24」、「Heroes」、そして NBA 「Warriors at Lakers」 の中継が同時に放送。 結局、24 を TiVo に録画し、Heroes を生で見て、Warriors の試合を前半だけであきらめたのだった。 Heroes は http://www.nbc.com/Heroes/ で無料で見られるので(アメリカの人のみ)、今思うと Warriors の試合を優先すべきだった。 あの試合、Warriors 最後に力尽きて負けてしまったが、オレが見ていたらきっと違った展開に…(笑)。

これからも月曜の夜9時は何を見ようか悩むことになりそうだ。


トイレットペーパー、 アメリカの人はシングル派? ダブル派?

トイレットペーパー、あなたはシングル派? ダブル派? | エキサイトニュース
トイレットペーパー。オイルショックの時に品切れになったというが、今も昔も生活必需品。ところで、トイレットペーパーにはシングル(一重タイプ)とダブル(二重タイプ)とがある。筆者はもっぱらシングルなのだが、いったいどちらが主流なのだろう。長年、頭の隅っこに引っかかっていたこの疑問。この機会に調べてみることにした。

エキサイトニュースに面白い記事が。 トイレットペーパーはシングルかダブルのどちらが使われるか、メーカに問い合わせている。 日本での結果はエキサイトニュースを見てもらうとして、ここではトイレットペーパーに関してアメリカに来たときに経験した話でも。

アメリカに住みはじめてトイレットペーパーを買おうとして困ったことがあった。

まず、アメリカではトイレットペーパーとあまり言わず、大抵 Bathroom Tissue と呼ばれる。 (Toilet Paper でも英語的に間違いじゃない)

また、普通のスーパー(Grocery Store)ではこんな感じで、大抵4つぐらいがまとめられている。

これが、ペーパータオル(キッチンペーパー)のパッケージみたいに見えてしまい、トイレットペーパーか自信がなくて買えなかったなんてことも。

また、パッケージにはシングル、ダブルとも書いていない。 シングルは 1-ply, ダブルは 2-ply という風に書かれている。 1-ply はワンプライもしくはシングルプライ、2-ply はツープライ、もしくはダブルプライと呼ぶので発音上はシングル、ダブルと言わなくもないのだが、商品を選ぶときはパッケージしか見ないので、1-ply がシングルなことに気付くまでに時間がかかったなぁ。

オレはトイレットペーパーはシングル派なんだけど、アメリカのお店で売られているのはこれまでの経験上圧倒的に 2-ply の Bathroom Tissue が多い。 たぶん、ほとんどの家庭では 2-ply のヤツが使われていると思う。 逆に 1-ply が多いのはお店にあるトイレ。1-ply は業務用な安物というイメージがあるのかもしれない。 (はっ、そういえば会社のトイレも 1-ply だ…。)

上に貼ったイメージは amazon.com で見つけたモノなんだけど、1-ply の Bathroom Tissue。 同じメーカーのもう少したくさん入ったパッケージがウチの近くの Target という量販店で売っていて、独身時代はそれをよく使っていたなぁ。

とりとめもない話になってしまったが、こんな感じでアメリカではダブル(2-ply)派が主流だと思う。


iPhone を先取れ!

先週の Macworld で発表されたApple の iPhone (仮称?)。クールな外観、操作感から注目を浴びているが、一番早く発売されるアメリカでも手に入れられるのがあと半年ぐらい後。 そうなると、たとえ一部でも先どりしたいと思うのがファン(おたく)心理(笑)。

コメントでも書いたが、まず実物がどんな感じの大きさになるのかを体験できるように iPhone のペーパークラフト が公開。

papercraft.jpg

続いて、W-ZERO3 のような Windows Mobile や Treo のような Palm 向けに、iPhone そっくりのラウンチャーが公開、しかし Apple からの警告を受けて公開がストップしてしまった。 詳細は TechCrunch の記事が詳しい。 まぁ、どっちのソフトも探せばまだどこかにあるんじゃないだろうか。

TechCrunch Japanese アーカイブ: Apple、またブロガーを脅す
今日(米国時間1/13)、Windows Mobileの携帯電話用にiPhoneのユーザーインタフェースそっくりのインタフェースを再現したという事実を報告しただけのブロガー多数に対して、Appleはまた似たような戦術を取った。

次に出てきたのは Macworld のキーノート中、ジョブズが持っていた iPhone から鳴った着メロが公開された。 キーノート中 1時間23分ぐらいのところでレッドホットチリペッパーズの曲を聞いている最中に電話がかかってきて鳴っていたヤツ。 確認のためもう一度見なおしてしまったよ。

最初は、ムービーから編集したと思われる mp3 版が公開されたが、さすがにまずいかなということであとで公開中止になってしまった (こちらのページにキャッシュへのリンクがあり、そこではまだ聞けるようだ)。
次に New York に住む音楽家が耳コピして楽譜におこした画像と、そのMIDIファイルが公開された。

iPhone Ringtone Sheetmusic: Let Angelic Tinkling Remixes Begin – Gizmodo
As the world embraces the iPhone ringer sound, we continue to dissect it here at the Giz, and now NYC musician Andy Neesley helps us out by transcribing the ringtone for us.
(世界中が iPhone の呼出し音によろこんでいるときにも、Gizmodo では引き続き調査がおこなわれいた。 そんあな中、 New York に住むミュージシャン Andy Neesly が着メロを楽譜にしてくれた)

この着メロ、メロディというほど長いわけではないがシンプルで呼出し音として結構イイ。 おれも、MIDIをダウンロードしてこの音をケータイの着信音にしてみた。 でも、どこかで聞いたことあるような気がするんだけどなぁ。

すでに、着信音にした人のムービーがあった。

これで着信があったとき、「あれっ、iPhone?」 なんて思われる…….わけないか。

iPhone 着信音知ってる人なんてほとんどいないわけだし。 ひとり「ムフフ」と心の中で笑うことにしよう。

さぁて、次はどんな先取りモノが出てくるだろう。


Warriors 4選手をトレードで入れかえ

最近書いていなかった Warriors。 新監督 Don Nelson (ドン ネルソン) の元で、連勝することもなく、かといって(そんなに)連敗も続けることなくぼちぼちやっていた。 今年は、怪我人が多くそれによる負けもいくつかあったが、まだプレイオフが狙えるような位置(現在 19勝20敗)にいたのだった。

しかし、シーズンオフにそんな大きな補強ができなかったこともあり、開幕当初からトレードの噂は絶えなかった。ちょうど旅行中だったので書けなかったが、たとえば Allen Iverson (アレン アイバーソン) のトレード騒動のときも積極的に動いていたが、結果はうまくまとまらなかったようだ。

とくに、ベテランとしても扱われるようになってきた選手たちが Don Nelson カントクの元でうまく仕事ができていなかったこともあり、年を明けてからは噂がどんどん加速していった。 そんな中、結着かと思えるような発表がされた。

ESPN.com – NBA – Warriors, Pacers join forces for eight-player trade
The Indiana Pacers traded Al Harrington and Stephen Jackson to the Golden State Warriors on Wednesday for forwards Troy Murphy and Mike Dunleavy as part of an eight-player deal designed to shake up two struggling teams.
(インディアナ ペーサーズは低迷している2チームを活性化させるため、 Al Harrington (アル ハリントン) と Stephen Jackson (スティーブン ジャクソン) を Golden State Warriors の Troy Murphy と Mike Dunleavey を含む 8選手がからんだにトレードに出すと水曜日に発表した。)

このトレード、Warriors 中心にまとめると

Warriors から放出
Troy Murphy
Mike Dunleavey
Ike Diogu
Keith McLeod

Indiana Pacers から獲得
Al Harrington
Stephen Jackson
Sarunas Jasikevicius
Josh Powell

ということになる。 Troy Murphy は長身フォワードながら 3pt が決められる選手でリバウンドも強い、ただインサイドでのオフェンスに難ありというところで現在のWarriorsのオフェンスにはまらない選手だった。

Mike Dunleavey はフォワードからポイントガードまでこなす万能プレーヤーだが、コレといった強みが見られなかった。 また、出来不出来の差が激しく期待に応えられないところも多かったので、今年はスーパーサブ的に使っていたようだが、やはり構想外としてトレードに組みこまれてしまったようだ。

どちらの選手も、今の Warriors では居場所がなかったが、うまく起用できれば活躍できる選手だと思う。 Pacers でハマってくれることを期待したい。

対して、Al Harrington はシーズンオフに Atlanta Hawks から Indiana Pacers にトレードで移籍したばかりだったが、この時 Warriors も狙っていた選手だった。 今回、悲願かなってという感じだろうか。 Murphy の代わりに 3pt も期待できるし、インサイドも強い選手。 Warriors が今、欲しいと思う選手だろう。 Stephan Jackson は10-20点を期待できるガードの選手でこちらも期待できそう

また,Warriors は同時に田臥も所属する NBADL から Renaldo Major (レナルド メジャー) というガード フォワードの選手と契約。 怪我人で不足している現在の選手層の補強もしたよう。 NBADL からは彼の前に NBADL の得点王だった Kelenna Azubuike (ケレナ アズブキ) と契約したこともあり、NBADL からも積極的に契約しようとしているようだ。近いうちに田臥も…なんてことがあったらいいなぁ。

今年は本格的にプレイオフを狙っている感のある Warriors 、このトレードをカンフル剤に連勝街道を走れるか?


Geocaching (ジオキャッシング) 初体験

Geocaching というのは、 Webサイトにアップされた情報をもとに隠された Cache (キャッシュ) と呼ばれる「何か」を探すといういわゆるお宝さがしゲーム。 お宝と言っても大したものは隠されていないので、探す過程や、隠してあったモノを見つけたという達成感を味わうゲームだ。

以前のエントリでも少し触れたことがあったが、Geocaching にはGPSが必要。 今回は、ハンディGPSを買った友人に誘われて初体験できた。

Geocaching はまず、 Geocaching.com などのサイトでお宝情報を探すところからはじまる。 自宅の近くや、旅行先、行ってみようと思っている場所の近くなどを検索して探してみたくなるようなお宝を見つける。 お宝はアメリカに限らず世界中に隠されているようだ。 日本にもたくさん隠されている。

お宝情報には必ず緯度、経度情報が書いてあるので、この情報をハンディGPSに入力し、お宝の近くまではGPSの指示に従って移動する。

最新のGPSでも数メートルの誤差があるため、GPSだけではおおよその場所しかわからない。 GPSの示す位置まで移動したあとは、自分の目やカンを頼りにお宝を探すことになる。

今回は難易度の一番やさしいお宝を探しに行ったので簡単に見つかるだろうと思っていたのだが、これがもう大変。 まず、どんなモノが隠されているのかもわからないし、どうやって隠されているのかも検討がつかない。 お宝情報 Web サイトにこんなヒントがあったのだが、

  • eye-level to a six-footer (目線の高さからから6フィート (180cm) のあたり)
  • You may have to remove it by pushing it from the back. (うしろから押して取り除かないといけないかも)

それでも、30分ほど探しまわってやっと発見。 こんな感じで隠されていた。 緑の小さな箱がそのお宝。

cache.jpg

公園の周囲にある木でできた壁のジョイント部(?)の穴の中。 探している間も公園では子供たちが遊んでいたし、子供たちがあとで簡単に取れるような場所ではお宝がなくなってしまう。それを避けるようにちょっと高い場所、しかも穴の奥だったとは。 いい所に隠したなぁと関心すると同時に、これを見つけた達成感に興奮してしまった。 これが Geocaching の楽しさか。

cacheopen.jpg

箱を開けてみると、お宝の説明の紙とお宝のビーズ(写真右下に写っているヤツ)が。 紙の裏側は発見者が証拠として(?)、自分のIDや名前が書けるようになっている。

cacheopen.jpg

上の写真が、30分ほど探しまわったあとのハンディGPSの画面。 軌跡が表示されているので、同じエリアを何度も行ったりきたりして探しまわったことがよくわかる。

実はこのあと勢いにのってもう1個別のお宝を探しに行ったのだが、残念ながらそこでは見つけることができなかった。うーん。 オレもまだまだだな。

こんな感じで 思いがけず Geocaching デビューしてしまったがけっこう面白い。 一人で探すのもいいかもしれないが、何人かで知恵をあわせ探したり、どっちが早く見つけるか、たくさん見つけられるかなどと競ったりするとより面白いと思う。

Geocaching についてもっと知りたいかたは以下のサイトが参考になると思う。
Geocaching.jp
GEOCACHING (ジオキャッシング) の楽しみ方
Geocaching.com (総本山となるサイト、英語)


Macworld Expo SF 2007 観覧記 番外編 – こんなのもらったよ

サードパーティが元気だと、賑やかになるのがノベルティグッズの配布(笑)j。今回、会場を歩いていてもらえたちょっとしたグッズを紹介するとともに、展示内容も紹介したいと思う。

stamp.jpg 右の写真はアメリカで封筒を送るときに使う、39セント切手。 もちろん、封筒に貼って使うことができる本物。 これを配っていた PictureItPostage は、写真を専用のソフト(もしくはWebブラウザ)を使ってアップロードし、オリジナルの切手を印刷して送ってくれるというサービスをしている。

日本でも少し前にはじまったオリジナルデザインの切手ができるサービスだが、アメリカでもずいぶん前からサービスされている。 しかもアメリカでは、郵便を担当している USPS からライセンスを受けたいくつもの会社がサービスを競っている。その中でも PictureItPostage は数少ない Mac 用のソフトを開発している。 結婚、出産などのお祝いごとや会社の宣伝など用途は限られるかもしれないが、強く印象に残る切手ができそう。

parallels.jpg Mac 上で動く PCエミュレータ Parallels Desktop で有名な Parallels 社 のブースでは同社のイメージカラーであるオレンジを使ったボールペンをもらった。

昨年、いきなり出てきて Mac 上で Windows を仮想マシンとして実行できるソフトウェア Parallels Workstation (現在は Parallels Desktop for Mac という名前に変更) を発表した Parallels 社。 それまで主流だった Microsoft の Virtual PC が Intel Mac への対応の難しさから開発を断念したこともあり、今後の Mac 上で動く Windows エミュレータ の急先鋒となっている。

会場では、Parallels Desktop をインストールした Mac Book Pro 上で Windows XP, Windows Vista の2つを同時に実行するというデモを展示、しかも Coherency Mode と呼ばれる Windows アプリケーションと Mac アプリケーションのウインドウをならべて表示していた。 Safari と IE 6 と IE 7 を横に並べて確認できるよ なんて濃いネタも披露。 オレも Intel Mac を買ったら (まだ買ってないんかい!) 欲しいソフトの1つ。

codeweavers.jpg Parallels Desktop とは違った方法で Windows のソフトを実行させる CrossOver Mac というソフトを開発している codeweavers 社からは… ナニコレ?

codeweavers2.jpg 話を聞いてみたら、ワインボトルの注ぎ口に付けて注ぎやすくしたり、注ぎ終わりにたれなくするためのワインサーバーと呼ばれるもの。

CodeWeavers 社はオープンソースのWineと呼ばれるプロジェクトと密接に関わっていて、CrossOver Mac のコードも Wine プロジェクトの成果物がベースになっている。 そんなわけで、ワインを飲みやすくするワインサーバーをグッズにしていたのだった。

ちょうど、Macworld Expo に合わせて製品版が発表された CrossOver Mac だが、Windows をインストールしなくても Office (彼ら曰く、2000, XP, 2003 が動くらしい)、Quicken、それに今話題の Second Life といった Windows のソフトが Mac OS の上で実行できる。 ソフトの互換性は、日々高まっているがまだ完璧ではないので、まずはデモ版をダウンロードして自分の目的のソフトが問題なく動くか試して、購入して欲しいとのことだった。

グッズをもらったことでオレも書くきっかけができたわけで、ちょっとはビジネスの助けになったらうれしい。 来年以降もサードパーティが元気でいろいろ凝ったグッズがもらえるといいな。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その3 – ノースホール復活、サードパーティが元気

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2005年から使われなくなった Moscone センターのノースホール。 今年は Digital Lifestyle Experience と題し、2年ぶりに復活していた。

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ただ、 展示されている内容は iPod あり、 Mac ありとサウスホールと大して違わない。 いわゆる大企業のブースはなく、小じんまりとしたブースが多かったぐらいだ。 どことなく手づくり感のあるブースが多くなんかほほえましかった。

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サウスホールもブースでいっぱい。ちょっと変わったところでは Google がブースを出していた。 展示内容は Mac 版を出しているおなじみ Google Earth と、 Google Earth にも置ける 3D オブジェクトを製作できる Google SketchUp というソフト。 Google SkethUp はこれまで触ったことがなかったが、ものすごく簡単そうに作るデモを見て、家に帰ってきてからソフトをインストールしてしまった。 (たしかに簡単だけど、デモのときほど簡単には作れなかった。 慣れも必要か…。)

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あと、面白そうだったのが、IntelliScanner Mini というソリューション。 付属のバーコードリーダで商品をスキャンし、専用のソフトに登録すると商品情報を表示し、管理したりするのに使うことができる。
似たようなソリューションに数年前に登場した Delicious Libraryというのがあるが、こちらがCDや本に特化しているのに対し、IntelliScanner Mini は食品やワインといった情報も管理することができる。食品はどうやって扱ったらいいか思いうかばないけど、ワイン情報はコレクターには重宝されそう。 ただ、お値段が $299.00 とちょっと高め。

展示ホールの増加に象徴されるように、今年の Expo は参加企業が明らかに増え、見ていても「おっ!」 と思うようなモノがいっぱいあった。 iPod 関連の周辺機器はもとより、 Intel チップにスイッチし好評な Mac 用のソフトウェアを販売する企業や、Mac ユーザ向けのソリューションなど、今までの蒔いた種が一気に咲いた印象がある。 今年蒔いた iPhone や Apple TV は新しい種となるのか? 来年を期待して待とう。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その 2 – なんだか中途半端な Apple TV

AppleBooth.jpg
Apple ブースに向かうとまず出迎えてくれるのは来月発売予定の Apple TV のコーナー。

Plasma.jpg
SONY製のプラズマTVに接続されていて目を引くのだが、逆にそれがアダになっていたような気がする。 というのも、これだけ大きなテレビに写されると映像の汚なさも目立ってしまうのだ。

Apple TV とプラズマテレビは HDMI ケーブル を介して 720p の解像度で接続されていたが、再生する映像は iTunes Video Store で売られている 640×480 (まれに 320×240 っぽい映像もあった) どうしても引き伸ばして再生されシャープさの足りない、まれにブロックノイズものるというイマイチな映像になってしまっていた。 せっかくの HD テレビを使ったデモもこれでは台無し。

iTunes Video Store で買える映像を720p (1280 x720) にする予定はあるのか聞いてみたが、検討中という回答だった。 もともとジョブズはビデオやリビングへの進出に興味が薄かったが、 どうも Apple TV に関しては優先度が落ちているような気がしてならない。 iPhone の発表と同じ時期になってしまったのが不幸だったのだろうか。

AppleTV.jpg
Apple TV の外観。 上面は Mac mini と同じサイズかと思っていたが、 実際は一回り大きいようだ。 (Apple TV が 7.7inchl (19.55cm) 四方 、 Mac mini が 6.5inch (16.51cm) 四方)。 見た目を Mac mini っぽくしてるのに、サイズを揃えてこないあたりも Apple らいくないというか中途半端な気が。

AppleTVBack.jpg
背面のポート類の中で気になっていたのが USB ポート(一番左の電源ケーブルの隣)。 外付けのハードディスクや、テレビチューナーと連携して録画も可能か? なんて期待したのだが、このポートはサポート、およびメンテナンス用で、ユーザには解放されないと言っていた。

ということは、Apple TV はTV に接続しっぱなしの iPod と考えるのが正しそう。 映像を見るためには H264 か Mpeg4 に変換しないといけない。ソフトも追加できない。 まぁ、音楽をコンピュータの前じゃなくリビングでのんびり聞くぐらいなら使えるのかな? それだけなら Apple TV じゃなくてもこれまでにあった iPod を使ったソリューションでも十分なような。 iPod じゃない、Apple TV ならではの試みがもうちょっと欲しかった。


Macworld Expo SF 2007 観覧記 その1 – iPhone 見てきた

moscone.jpg 毎年おなじみ、会場となる Moscone センターの写真から。 今年は雨が少ないサンフランシスコベイエリア。 Macworld の行われている今週も雨はまだなく、晴の日が続いていた。 ただ今日は冷えこんで寒かったのが印象に残った。

iPhoneGallery.jpg
Appleブースに行ってみると、ブースの両端にある2台の iPhone のディスプレイのまわりには人だかりが…。そして、Apple の担当者の人が質問に答えるため、かつやんちゃする人がいないか監視するために立っている。 (帰る前に寄ったときはガードマンっぽい人が別に立っていた)

iPhone.jpg
iPhone どーん。 といっても、第一印象は予想していたより小さいというものだった。 スクリーンのクオリティ (広さ、明るさ、細かさ)はこれまでの携帯電話にはなかった素晴しいモノ。 スクリーンはタッチ用に作られてはいるが、指紋対策等は特にしていない、iPhone が発売されるころにはケースやプロテクタなどがサードパーティから出てくるだろうからそういったもので回避して欲しいということを言われた。

マルチタッチはあらかじめ iPhone 登録されているアクションしか使えない。 いまのところ、マルチタッチなアクションは、キーノートでもデモされた2つの指を使った、つまんだりはじいたりするアクションしかないらしい。 なので、キーボードでCtrl+A を同時に押すとか、3本、4本の指を使ってのアクションはできない。

ハードウェアは実際に動作するものに、デモ用のソフトを載せたものを展示しているとのこと。

iPhoneAndTreo.jpg
日本の人には大きさの比較になるか微妙だけど、左に写っているのは Treo というアメリカでは結構有名なスマートフォン。 Treo と比べると大きさの違い以上に厚さの違いが目立つ。

iPhoneSide.jpg
iPhone の左側面の写真。 (こちらのリンク 作に詳細な写真が載っている) 黒いエリアが2箇所あるが、下側の大きい方のエリアはは2つのボタンで構成されていて、ボリュームの Up/Down になっている。 上側のエリアはストラップホールだと聞いた記憶があるのだが、隣でやっていたプレゼンではサイレントモードにするボタンだとか書いてあったような…。 Home 以外ボタンがないと言った記事を読んだ記憶があるが、わずかながら他にもボタンは用意されている。

iPhoneTop.jpg
そして、あまり他のサイトでは見かけなかった上からの写真(笑)。
左の丸い穴はヘッドフォン&マイク用のジャック、その隣の小さな穴は何か取りだせるような感じになっていたので、SIMカードスロットかもしれない(未確認情報)。 そして、右にもボタンっぽいものが。 こっちがサイレントモードのボタンだったかな…? (あやふやですみません。 ディスプレイの方法の問題で会場では気づかず、家で写真を見なおしたときに見つけたもので質問できなかった。)

iPhoneVSMac.jpg
さて、iPhone に沸く Apple ブース。 iPhone の紹介ステージを見ている右側の人たちと、その隣の Mac/iTunes/iPod 関連の展示コーナーの人たち。キーノートで Mac 関連の発表が何もなかったので Mac コーナーは寂しかった。 そんな今回の Macworld を象徴する1枚。

最後に、iPhone が展示されているムービー。 特に何かあるわけじゃなくて、YouTube 使ってみたかっただけです (昨晩はYouTubeがメンテ中で貼れなかった)。


ベッカム アメリカのサッカーリーグへ

サッカー界で有名な David Beckham (デイビット ベッカム) がアメリカのプロサッカーリーグ MLS (メジャーリーグサッカー) の ロスアンジェルスギャラクシーと5年、2億5000万ドル (約300億円) の契約を結び、今年の夏からプレイすることになった。 アメリカ人もびっくり。

いまだアメリカのサッカー人気は他のスポーツに比べてイマイチ。 ベッカムが新しい客の獲得の助けになるか? と思いきや、ベッカムがどんな人なのか知らないアメリカ人がほとんどなんじゃないかと…。 なんとなくベッカムの家族(特に奥さん?)や本人の今後の活動を考えてアメリカに移ってくるんじゃないだろうかといううがった見かたができたりして。

さて、この MLS というリーグには、San Jose Earthquakes というチームがあったのだが、一昨年 San Jose から移転して別の名前のチームになってしまった。 そのため、新しい San Jose Earthquakes を作るため、メジャーリーグベースボールの Oakland Athletics のオーナーである Lew Wolff (ルー ウルフ) と John Fisher (ジョン フィッシャー) がいろいろと動いている。 今のところ、 MLS から 3年以内にスタジアムを建設し San Jose Earthquakes を復活させるという権利を取得したようだ。

残念ながらそれまでは Los Angeles がベッカムを見るのに一番近い場所になりそう。 日本から見に来る人は Los Angeles という行きやすい場所なのでいいかもね。 でも、サッカーはアメリカの他のプロスポーツに比べると客層がちょっと違う(ラテン系な人たちが多く、ノリもちょっと違う)のでいろいろ気をつけた方がいいかも。

リンク:
San Jose Earthquakes の暫定ホームページ
ベッカムが所属することになる LA Galaxyのページ
MLS のWebサイト