世界中が注目した Apple のキーノート。 今年は、iTV 改め AppleTV と iPhone というまったく新しい2つのデバイスが発表されて終わった。
AppleTV は HD を搭載し据置型 iPodというたとえが正しいだろうか。 これまでPCで見たり、聞いたりしていたコンテンツを簡単にテレビ画面で再生できるようにしたというようなデバイスだ。 逆に言えばそれ以上の驚きがなくちょっと残念。 YouTube や Google Video などの連携や、たとえばニュースや天気予報といった情報を取ってくるといった機能も欲しかったと思うのだが、みなさんはどうだろうか?
そして、iPhone。 アメリカでもいろんなところで好評を得ているようだ この背景にはアメリカは(おそらく)日本以上にPDA+電話機能が付いたスマートフォンと呼ばれる電話機が大人気というのがある。 基調講演中でも比較されていたが Palm OS 、Windows Mobile ベースのデバイスや、日本ではあまり知名度はないがメール機能がすばらしく便利な Blackberry というデバイスなど、いろいろなデバイスが発売されている。
そんな中、満を持しての Apple 製スマートフォンがあれだけのワクワクするような機能持って登場したらもうたまらないという感じだろう。 もちろん、オレもその中の一人。 指を使った操作感ってどうなんだ? Mac OS Xベースらしいけどどれぐらいカスタマイズとかできるんだろう? ノートアプリケーションがあったけど、Newton みたく使えるかな(笑)? など、ほんとに待ちどおしい。
残念ながら iPhone は会場では触れないみたい。 キーノート中にジョブズも言っていたが、アメリカは携帯電話をはじめ通信機能をもったデバイスは FCC (Federal Communications Commission) という政府の機関が承認をもらわないと発売ができない。この認証作業がおよそ2ヶ月かかり、しかも認証中の情報は FCC の Webサイトで公開されてしまうため、ガジェットウォッチャーたちはFCCのサイトをチェックしてネタにすることも多い。 最近では Microsoft の Zune の情報が FCC のWebサイトから漏れて東芝製だとかHDが何ギガバイトだというニュースが流れた。 (FCCのページは ココ)。 Apple はこういった形でとっておきの新製品の情報がリークされるのを避けるために FCC の認証前に発表。 その代わりにMacworldで実機の展示ができなくなってしまったようだ。
さて、気づいた人もいるとは思うが、今年の Macworld の キーノート(基調講演) では Mac に関する新しい発表がなかった。 そして Apple の社名からも Computer がなくなり、いよいよ Mac (コンピュータ) 以外の分野に本格的に進出しようとしていることがうかがえる。 そういった意味でも、今回の Macworld は新なる歴史を刻んだものになるだろう。
今年ももちろん会場に行きます(木曜日に行く予定)。 いつものごとく、聞いて欲しい質問とかあったらコメントや右のフォームにて教えてもらえれば、会場で聞いてきます。
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