Month: June 2004

レイカーズ分解

Jackson, one of the most successful coaches in NBA history, won’t return to lead the Lakers next season.
(ジャクソン、NBA史上もっとも成功したコーチは来シーズンレイカーズのカントクとして戻ってこない)

NBAファイナルに破れた直後から去就が注目されていたL.A. Lakers のカントク フィルジャクソン。

NBAを最多タイの9回制覇するという記録を残し、レイカーズの前にはジョーダンのいたシカゴブルズのカントクで、日本の車「レクサス、日本名ウインダム」のテレビコマーシャルに出ていて知っている人もいるのではないだろか。

大方の予想どおり、フィルジャクソンは今年で契約の切れるレイカーズのカントクに再契約することはないとのこと。 しかし、チームには何らかのスタッフとして残るらしい。

今のNBAの中で数少ない優勝を狙えるカントクだっただけに、それを慕って今季は Gary Payton (ゲイリーペイトン) や Kal Malone (カールマローン) が破格の年俸で契約するといったことがあったが、そのカントクがいなくなるとあってチームからはみんな出ていこうと必死にしているようだ。

まず、引退も噂される Karl Malone (カールマローン)はオプション契約だったレイカーズとの来季の契約を行使せず、フリーエージェント(FA)へ。 そして、フィルジャクソンの発表と同じ日に、Kobe Bryant(コービーブライアント) もFA宣言をした。 Gary Payton (ゲイリーペイトン)、Derek Fisher(デレク フィッシャー) も同様に FA になると見られている。

残る有名人の Shaquille O’Neal (シャキール オニール) は、契約が残っているのでいまのところ来季はそのままレイカーズ。 しかし、彼はフィルジャクソンがコーチじゃないなら引退すると噂もでていたし、別のニュースではトレードに出してくれとレイカーズに言っているなど、どうなるかわからない。

というわけで、来季はほとんどの選手がいれかわると予想される。 これまでの強さを維持できるのだろうか見ものだ。 けど、Warriors にはレイカーズに代わって来季プレイオフに出られるチャンスだ!


プログラミングはソングライティングに似ている

プログラミングにどんどんのめりこむにつれ、僕はそれがソングライティングに近い感じであることにいつも驚かされる。

その昔、「ソフトウェアってなんか芸術みたいじゃない?」 なんて言って即否定されたことがある。

けど、いいソフトって起動した瞬間から使っていて、感動するような体験をさせてくれるってところが、映画を見たりや音楽を聴いたりして感動するのに似ているとずっと思っていた。

で、上に紹介する文章を見てやっぱりそう思う人がいたんだとこれまた感動。
曲は書いたことないけど、プログラミングに関しては「そうそう」と思えることばかり。 特にグッときたのはコレ。

茶目っ気のあるプログラマーやソングライターだと、作品に普通の人なら絶対に気付かない小さなことをちりばめるが、中身の分かる同業者は、そうした巧妙な芸当を見抜き、喝采するだろう(たとえ他の誰も気付かないとしても、それはとても大きな自己満足を与える)。

製作過程からこれだけ似ているところがあったら、できあがったモノもその性質が似ていてあたりまえと言ってもいいのではないだろうか。 特に芸術系の人から否定されることも多いだろうが、オレはこの考えを支持するぞ。


こうさぎ飼いはじめました

水着を着たことのなかったameganが海にすごく感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。
高校の体育の授業以来、水着を買わせるぐらいの感動。

人工無能の新しいかたち Blog Pet こうさぎ を付けてみた。 こうさぎの名は amegan 。

こいつは、飼い主(オレのこと)の書いた Blog から言葉をおぼえて、適当なタイミングでエントリを書いたり、コメントを投げたりするらしい。 さっそく、昨日の夕方に初投稿があった。

そんなに感動ばっかりしなくても…。 ってつっこみたくなるような書きこみだけど、まぁ許す。 こういった、言葉の思わぬ組み合わせが生みだす怪しさが結構好きで、初投稿も個人的に大ウケだった。 読兎ロボは単純マルコフモデルで処理しているという話を聞いたことがあるけど、これもそうなんだろうな。 この辺いちど本腰を入れてやってみたい分野だ。

そのうち飽きてすべてを否定してしまうかもしれないけど、しばらく育ててみよう。

というわけで、今後ともよろしく。


レイカーズ破れる

ピストンズが14シーズンぶり3度目のファイナル制覇を果たした。レーカーズに100-87で圧勝し、通算成績4勝1敗。ホームで3連勝し、悲願の本拠地での優勝もかなえた。戦前の予想ではレイカーズ有利と見られていたが、ファイナル史上に残る番狂わせを演出。

あっけなくDetroit Pistons (デトロイト ピストンズ)が逃げきって優勝を決めた。

L.A. Lakers (ロサンジェルス レイカーズ) はピストンズのディフェンス対策をまったくせず、シャック、コービーの個人技に頼って、ピストンズのディフェンスを崩し、ペースをつかもうという作戦を貫いていたようだったが、逆に返り討ちにあったという感じだ。

レイカーズと対戦するチームは、レイカーズの攻撃力を警戒し、常に「追いつかれるかも」といった恐怖を感じながら試合をする。 時にはそれで自滅することもある。 今回、ピストンズがとったスタイルは、極端なシフトを行うことなくディフェンスを徹底的に行い、ディフェンスリバウンドをとったら速攻をかけて点を稼ぐ、速攻ができなかったら時間を使ってでもピックアンドロールという基本中の基本の作戦でディフェンスを崩し、確率の高いシュートを打つというモノだった。

たしかにこの方法なら相手の調子を気にすることなく試合を運べる。 ピストンズがアウェイのL.A. でも強かったのはこの方法が徹底されていたからだろう。 もちろん、Warriors が同じ戦略をとってもきっとうまくいかない。 ピストンズのディフェンス能力が高かったからできた戦略だ。

Chauncey Billups (チャウンシー ビラップス) のMVP は納得の選出。 速攻のコントロール、相手ディフェンスの切り崩しと指令塔として完璧な活躍をしていた。 意外だったのが、ピストンズの速攻のスピードにレイカーズのバックコート陣が全然ついてこられなかったこと。 Gary Payton (ゲイリー ペイトン) はもう少しできるヤツだと思っていたがこんなもんだったのだろうか。

ピストンズが常勝レイカーズを破って優勝したことは喜びたいのだが、個人的にはオフェンスの多彩な戦略を見たいと思うので、ピストンズのような試合をするチームが増えるとバスケの試合がつまらなくなりそうな気がする。 これからは打倒ピストンズということで、ピストンズディフェンスを崩すようなオフェンス戦略が出てくるのだろうと期待したい。


ベータバージョンの変化

「ベータ」といえば、かつては一時的で一般には非公開で、開発の最終段階に達しているソフトウェア試用版を指す言葉だった。だが最近では、誰でも入手可能なウェブベースのサービスで、今後も機能の追加や変更がありうるもののほとんどはベータと呼ばれるようになってきているようだ。

最近はベータバージョンのサービスがいっぱい出てきて、正式になるのはそれから1年以上あとということがいっぱいある。 たしかに、ベータという言葉が免罪符のようになって少々のバグや問題は許してもらえるということがあるが、それ以上に最近のソフトウェア開発のスタイルの変化の方が大きいような気がする。

ドッグイヤーと例えられるように、コンピュータ業界は物事がものすごい勢いで進んでいく。 1年前に最新だと言われたネタも1年経ったらどこでも使われるような一般的なネタになることもある。 そんな状態では、完全なソフトウェアを作るのにこだわって発表するのに1年も2年もかかっていたら、ライバル会社に出しぬかれてしまう。 それなら、少し途中でもいいから発表し、フィードバックを得ながら改良していく方が開発側にとっては嬉しい。

あと、開発の始めかたにも原因はあると思う。 シリコンの谷はいま。 にも書いてあったようなことはうちの会社でもよくある話だ。

「アイデアを形にするためには、
自分のアイデアを人に見せられる形にすることが必要」
(中略)
実際に動くものにするといっても、最終形とは
程遠くても構いません。不完全でも、欠点があっても、
もしそのアイデアを実現するものが存在したら、
こんな風なんだということを、
まわりの人が体験できれば良いのです。

いいのか悪いのかはわからないけど、うちの会社でもアイデアをどれだけ語ってもなかなかわかってもらえない。 実際に動いているものを見て、始めて納得してもらえるという感じだ。

提案書を書いて、ナントカ会議にまわして承認とってという形でスタートしないので、結構いい加減な形で最初のバージョンができあがる。そして、それに肉付けする形でソフトウェアができあがっていくのだが、 時には最初のバージョンとは全然違ったものになったりもする。 なので、できあがったソフトウェアには何となく不安が残る部分もでてきたりする。 そんなときはベータ期間で実際に使用してもらって問題がなかったという事実をもって、正式版にしようと思ってしまうこともよくある。

メーカの人にしてみたらうらやましいと思う開発スタイルだとは思うが、今こういったサービスに期待されていることは品質より、新しいエクスペリエンスだと業界が考えているためこういったスタイルに落ちついているのだと思う。 そういう意味ではまだまだ成熟していないのだろう。 きっと「ベータ」に代わる新しい言葉も産まれたりして、まだしばらく続くのだろうな。


大事なシーンを見逃さないビデオカメラ

Deja View’s Model 100 has two main components. The camera part is small enough to clip to a cap or a pair of eyeglasses and connects to a recording and storage unit that can be worn on a belt or in a fanny pack.
(Deja View社のモデル 100 は2つのコンポーネントから構成される。 カメラ部分は、メガネや帽子にクリップで取り付けられるほど小さく、ベルトやウエストポーチにとりつけられるレコーダーと保存ユニットに繋っている。)

これまた翻訳記事の出ていないアメリカのCNetの記事から。

自分の見たものを記録に残しておきたいと思うという要求はずっとあると思う。 そのため、デジカメは少しでも小さく、ちょっとでもキレイになるように進化をしてきた。 そして、その流れがとうとうビデオカメラまでやってきたようだ。

シンガポールにある Deja View という会社が開発した製品は、カメラとレコーダを切り離し、カメラをメガネや帽子にとりつけておくことで、自分の視点に近い映像を記録できるようにする。

すごいのは、あっと思って録画ボタンを押すと30秒前の映像から録画されていくという機能。 「今のスゲー」 というシーンを目撃した場合、30秒以内なら録画ボタンを押せば、そのシーンを記録できちゃう。

スポーツ観戦では決定的瞬間を写真におさめるのは大変だけど、これで見ていればサッカーのゴールシーンも決まった瞬間に録画ボタンを押せば記録に残せるわけ。 別のところを向いて見てなかったという場合には対応できないけど(笑)。 活躍できる場所は選ぶけど面白い使い方ができそう。

最初の製品ではモニタが付いていないので、すぐ再生というわけにはいかないが、今後よりいっそうの小型化とともに、モニタも付いた製品も期待したい。 現在、予約受け付け中で値段は $399.99 からとのこと。

リンク:
Deja View – このページの動画を見るともっとわかりやすいと思う


ウルトラパーソナルコンピュータの使いかた

A 14-ounce notebook replacement that runs XP and offers full computer functionality is the promise of OQO’s Ultra Personal Computer.
(XPが動き、完全な機能を提供する14オンスのノートブックの代わりになるデバイスが OQO のウルトラパーソナルコンピュータの将来だ)

しばらく前からアメリカのCNetのサイトに表示されていた小さなデバイス。 さっき、ようやく見てみたらものすごくコンパクトでクールなデバイスだった。

1GHz のプロセッサ、20GB のHD, 256MBのメモリ, USB, Firewire, 802.11b, Bluetooth, 800×480のディスプレイ が手の平サイズの箱に納まっている。OS は Windows XPが動いて、バッテリーも3時間ほどもつという話で、ほんとうにノートブックの代わりになりそうな感じ。

それどころか、インタビュー中では、デスクトップとしても使って欲しいということで、クレードルに載せて、外部ディスプレイとフルキーボードを繋げることでデスクトップPCとしても使えることをアピールしていた。

アメリカでは会社で支給されるノートPCは、家や外出先ではノートPCとして使い、会社ではドッキングステーションみたいなものを付け、デスクトップPCのように使うという方法をよく見かける。 それをもっとすすめて、歩きながらでも使えるようにしたという感じだ。

デバイスメーカが想定しているわけではないが、オレがこのデバイスを見て思ったのは、こういったフルセットの機能をコンパクトなデバイスにまとめ、それに少しだけカスタマイズしたソフトウェアをのせるというアプローチがこれからのPDAとして有効なんではないかということ。

パソコン環境がリッチになってきたことで、PDAのようなサブセットのデバイスが機能的に見劣りしたり、データの連携が大変だったりしてあまり持っていてうれしくないとユーザに思われはじめたのが最近のPDAの停滞の原因の1つだと思う。

そのため、ソフトハウス、周辺機器メーカも専用のデバイス向けに特化したモノはコストがかかるので作りたくないと思うため、面白い使い方もなかなか出てこない。

ここまでデバイスが小さくできるのであれば、プラットホームはWindows(やLinux)のような汎用なOSにしてやることで、ずっといろいろなモノが作りやすくなる。 開発してくれるところが増えれば面白いソフトや使い方も提供され、自然とユーザも増えていくのではないだろうか。 まだ、値段やバッテリー時間など問題はあるが、これからのPDAは携帯電話にくっつくか、こういったアプローチになっていくと思う。

このデバイス、7月に$2000以下で発売したいとのこと。 PDAとしては高いけど、ノートPCの代わりに使うならそんなに高いわけではない。 特に日本のように電車での移動時間が多いような場合、結構面白い選択肢になると思うのですがどうでしょうか?

リンク:
OQO


Tivo がビデオプレーヤになる

The San Jose, Calif.-based digital video recorder maker said this week that it is working on a service to allow its subscribers to download content, such as music and movies, from the Internet directly to their digital video recorders.
(カリフォルニア州、サンホゼに本社のあるデジタルビデオレコーダのメーカは今週、ユーザに音楽やムービーといったコンテンツをインターネットから直接自分のデジタルビデオレコーダにダウンロードできるようにするサービスを開発中だと語った)

日本では、各社がしのぎを削って販売しているDVDレコーダやハードディスクレコーダ。 アメリカではDVDレコーダは最近出始めたばかりで、ハードディスクレコーダのほうが一般的。 ハードディスクレコーダには、ケーブルテレビはサテライトTVの会社が出しているものなど、いろいろあるがオレも使っている TiVo がトップシェアとして独走している。

そんなTiVoから新たな発表があった。

まず、値下げ。 TiVo はまず、本体を$150~$300ぐらいで購入して、そのあと番組表の配信のために、月々$12.95、もしくは一括で$299 というお金を払わなければいけない。 このうち、月払いの場合2台目以降を$6.95に値引きするというもの。 そして、今まで$99もした、ネットワーク機能のオプションが無料で全ユーザに開放された。 嬉しいニュースなんだけど、オレは1年と少し前に$99出して買っていたので、ちょっと悲しい。

もうひとつは、TiVo がインターネットからファイルをダウンロードして再生するサービスを開発中とのこと。 今まではローカルネットワーク内の音楽と写真だけだったが、今度は音楽に加え、ムービーデータもというからわくわくしてくる。
以前”パソコンで動画を見たいですか?“のエントリ書いたように、個人的には映像(特に映画のような長いモノ)をパソコンで見るのはどうも疲れて好きじゃないので、もしTiVoに直接ダウンロードしてテレビで見られるようになるのなら面白い使い方ができるかもしれない。 アメリカでは既に MovieLink のように、PCに映画データをダウンロードして一定期間だけ見られるようにするサービスが始まっている。 これがTiVoでできると、ものすごく便利なオンデマンドムービーサービスになると思う。

詳細がわからなくてひとつ気がかりなのは、サーバの仕様が公開されるかどうか。 公開されれば自分でどうとでもできるので、例えば 録画ネット日本語.tvのような番組録画サービスと合わせて(もちろん、自前の録画PCを持っている人はそこから)、日本のテレビを見ることも可能になるかもしれない。 どうなるか楽しみだ。


Jスポーツ創刊

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先週の金曜日、このサンフランシスコ近郊に日本人向けに新しいフリーペーパーが創刊された。

その名は Jスポーツ(ジャパンスポーツの略らしい)で、隔週金曜日発行になるとのこと。 以前、ベイスポのことを紹介したが、あれと同じ感じのモノだと思ってもらったらいい。 ベイスポは日本のサンケイスポーツと提携して記事を載せているが、Jスポーツはニッカンスポーツと提携している。

Jスポーツが力を入れていると思ったのはテレビ欄。

いわゆる4大ネットワーク(ABC, CBS, NBC, FOX) に、アメリカのNHK教育テレビという感じのPBS、そしてローカル局が1局という限られたものだが、全部タイトルが「日本語」に訳され、番組紹介まで日本語て提供されている。 しかも、アメリカはテレビ局が多いのでテレビ欄は時間軸が横なのに対し、Jスポーツでは日本と同じ縦で書かれている。 (ただし、紙面の都合で平日は夕方6時から、週末は午前10時からの番組しか載っていない)

見慣れた日本語と日本と同じレイアウトで見るアメリカの番組表はとても親しみがわく。 それに番組紹介があることで、普段は番組宣伝CMか、番組を見ないとわからなかったのがどんな番組か再発見できるのもうれしい。

TVListing.jpg
本日(6/10)のテレビ欄, 夕方から7チャンネルでNBAファイナルだ!

すごいなぁと感心していたら、このJスポーツ。 発行元がこちらで日本語放送をやっているTokyo TV (TTV)という放送局と同じ住所だった。 テレビ番組表に対するこのこだわりになんだか納得。 これからもがんばって欲しい。


ビートルズの曲がデジタルデータで買えるようになる?

If the Beatles songs were to appear in Microsoft’s format, they would not be directly playable on Apple’s iPod, which does not support Windows Media. If the tunes were to appear in Apple’s copy-protected format, they couldn’t be played directly on any digital music device other than the iPod, since Apple has not licensed use of its FairPlay digital rights management (DRM) tools to rivals.
(もし、ビートルズの曲が Microsoft のフォーマットで買えるようになったら、Windows Media を再生できない Apple の iPod では再生できない。 もし、Apple のコピー保護フォーマットで公開されたら、Apple が FairPlay デジタル著作権管理(DRM)ツールをライバルに公開してないことから、iPod以外の音楽デバイスで再生できなくなる。)

ビートルズの楽曲を管理する弁護士たちが、オンライン音楽ストア各社と話合いをはじめたらしい。 まだ、どこになるかはぜんぜん決まってないようだが、誰もが認める有名アーチストがこうした話合いを始めたことはオンラインミュージックストアの普及に大きな助けとなるだろう。

採用するところは1社のみで、ビデオの配信(販売?)も含め独占契約になる。

そこでどこを選ぶかによって、iTunes, iPod, それ以外の間で上で紹介した記事にあるようなジレンマが産まれる。(この部分なぜか、日本語版の記事ではカットされている。 訂正: 記事が更新されてこの翻訳も追加されてました。でも、最後の1パラグラフの訳がまだ抜けているのはなぜ?) でも、このように比較されていることからも iTunes, iPod の存在というのはオンラインミュージックストア業界で重要な位置を占めていると言えるだろう。

個人的には iTunes Music Store を推したいところだが、残念ながら Apple Computer はビートルズの Apple Corps. から訴えられていることもあり不利な状況だろう。 ただ、いまのところ ビートルズのオフィシャルサイトでは 一部 Quicktime も使われていたりもする (Beatles 1 のコンテンツ)。 製作を依頼されたWebデベロッパーが勝手な判断で採用しただけなのかも知れないが、Apple Corps が問題を切り分けて考えてくれたら iTunes Music Store にも可能性はあるかもしれない。

Apple Computer が一発逆転で契約までこぎつけるか? 新サービスの目玉としてマイクロソフトが契約できるか? はたまたダークホースでNapsterあたりと契約するか? ビートルズを獲得できたところへは大幅な売り上げアップと今後の音楽業界への影響力が考えられる。 ファンならずとも行方の気になる話題だ。