Dampier, Mavs へトレード

WARRIORS: Edward Najera Joined The Warriors As Part Of An Eight Player Trade August, 25 2004
Edward Najera joined the Warriors as part of an eight player trade on August 24, 2004. Vice President, Basketball Operations Chris Mullin and Najera participated in a conference call with Bay Area reporters following the trade.
(エドワード ナヘラは 8/24/2004 年の 8人の選手のトレードの一人として Warriors に移籍した。 チーム副社長でバスケットボール部門最高責任者のクリス マリンとナヘラはトレードの後、ベイエリアの記者たちとのカンファレンスコールに参加した)

少し前の話になってしまうが、昨シーズン Warriors で大活躍し、FA 宣言して移籍先を探していた Eric Dampier は結局 Dallas Mavericks に落ち付いた。 直接FAで契約せず、一旦Warriorsと契約、その後トレードという変則的な形になったのは、サラリーキャップが原因だと思われる。

いずれ詳しくまとめるつもりだが、NBA ではチームが選手に払う給料の合計がある金額を越えてはいけないというルールがあり、これをサラリーキャップという。 これにより、お金持ちのチームのところにいい選手が集中せず、各チームの戦力が均衡するようになっている。

Eric Dampier は今回、7年契約で$730,000 (およそ 80億円)という多額の契約をした。 チームが彼と契約するためにはこの金額分サラリーキャップを下回ってなければならないが、普通はサラリーキャップギリギリまで戦力を補強しているので、そんなに余裕のあるチームはほとんどなく、選択肢が少なくなってしまう。

しかし、トレードの場合彼の代わりに他の選手を Warriors に移籍させればその分サラリーキャップに空きができるので彼と契約できる可能性が高まる。 Warriors も彼を見返りのないFAで失うより、他の選手を獲得できるとなればおいしい話だ。 このへんの利害の一致によって今回のトレードが決まったのだろう。 どう考えても Dampier に 73万ドル は払いすぎだと思うが…。

それとは別に Warriors はこの前の金曜日、Popeye Jones を解雇した。 これにより、昨年の Warriors と Mavericks とトレード で移籍した、9人もの選手全員が1年で Warriors, Mavs からいなくなったことになる。

Warriors
Nick Van Exel -> Potland Trailbrazersへ
Avery Johnson -> (再び)Mavs へ
Evan Eschmeyer -> (再び)Mavs へ
Antoine Rigaudeau -> クビ
Popeye Jones -> クビ

Mavericks
Antawn Jamison -> Washington Wizars へ
Danny Fortson -> Portland Trailbrazers へ
Chris Mills -> Boston Celtics へ
Jiri Welsh -> Boston Celtics へ

Warriors は何の旨味もなかったトレード、というか、欲しかったのは Nick Van Exel を獲得するためのトレード だったが、全然機能しなかっただけか。

そして、今回のトレード。もともと何も得られないところが、いくらか獲得できたので文句は言えないかもりえないが Warriors に不利なトレードになってしまったような気がする。 即戦力としての収穫は Brian Cardinal の代わりになりそうな Edward Najera ぐらいか。 ただ、Chris Mullin も言っているがチーム全体の戦力補強はいい感じで進んでいる。

PG: Derek Fisher, Speedy Claxton, Luis Flores(未契約)
SG: Jason Richardson, Mickael Pietrus
SF: Mike Dunleavy, Edward Najera, Calbert Cheaney
PF: Troy Murphy and Cliff Robinson, Christian Laettner
C: Adonal Foyle, Dale Davis, Andris Biedrins

G-F, F-C の両ポジションをプレイできる選手が多くいるため、選手層が厚くなり、ケガによる戦線離脱が多少あってもカバーできるようになっている。 欲を言うなら PG に専門ではない Mike Dunleavy 以外にもう一人欲しいところか。 今年はこれまで以上にイケるんじゃないかと思う。 あとは未知数の新カントクがどういった采配を下すか見ものだ。


1 Comment

  1. それより、起きて、田臥のサンズ入りのニュース書いてよ~。

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