日本人の特徴としてよく挙げられる歯並びの悪さ。 オレも矯正をしてないので歯並びよくないけど、アメリカ人はほんとにきれいな歯並びをしている人が多い。 歯並びだけではなく、テレビでは歯を白くする歯磨き粉やそれ用の薬が宣伝されていて、ここまで見せつけられると、次第に自分の歯並びの悪さがコンプレックスに思いはじめてくるから不思議だ。
アメリカではいわゆる健康保険だけでは歯医者の治療費はカバーされず、歯科治療用の健康保険に別に加入する必用がある。 会社によっては歯科治療用の健康保険が無い場合もあるようで、そのときは全額自己負担、歯を1本直すだけで200ドルとか場合によっては1000ドルとか払わないといけないこともある。
そんなことで、アメリカ人は見た目の美しさ以上に、矯正することや歯石除去といったクリーニングなどを頻繁に行うことで、きれいで健康的な歯を保って歯科治療費を節約するといったもっと現実的な背景もあるようだ。
オレも日本では5年おきぐらいにしか行っていなかった歯医者に半年ごとのクリーニング、1年に1回の虫歯チェックをするようになった。 最近は日本でもそうなのかもしれないけど、治療時には麻酔を打って痛みのないように直してくれるし、被せるヤツも銀のものではなく、白いセラミックのものを使ってくれたり(自分で選択できる。 セラミックの方が高いが、せっかくだからとセラミックを選んでしまう…) と、結構ゆきとどいた治療が行われる。
麻酔といえば、テレビでCMをしている歯医者のもので、Sedation Dentist という、薬(睡眠薬?)を飲んで寝てる間に治療というすごいところもあるようだ。 やりすぎな気もしなくはないが、こういった絶ゆまぬ努力がアメリカの歯の健康指向を作っていったのだろう。
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