Baron Davis (バロン デイビス) をトレード最終日に獲得して以来、好調が続くWarriors。
昨晩、今シーズン最強NBAで最高の勝率を誇る Phoenix Suns を相手に勝利。 前回オレが見にいった vs Milwaukee 戦の勝利以降、なんと8連勝 (最近10試合で、9勝1敗) という快進撃を続けている。
そてにしても Phoenix は攻撃パターンが豊富で、ほんと強かった。
まず、タッチダウンパスのようなパスからの速攻。 それを止められたらSteve Nash(スティーブ ナッシュ)のペネトレイト。 および個人技の能力が高いフォーワード陣のインサイドへのペネトレイト。 その間も、外へのパスを意識し、隙あらば决めてくる3ポイント。 そして、パワフルでありながらも器用に点を决められるセンターの Amare Stoudemire(アマレ スタドマイア)のポストプレイ。
このオフェンス能力に「ダメだ」と感じ、自滅するのが Phoenix と対戦して負けるチームの典型的な例だろう。 Warriors は Baron Davis (バロン デイビス), Troy Murphy(トロイ マーフィー) の不調 に加え、2Q で先発選手を交代したあたりで、Zarko Cabarpaka (ザーコ チャバーカパ)、 Andris Biedrins (アンドリス ビードリンス) がうまく機能せず流れをもっていかれ、2Q終わった時点で 10点差となり、このパターンにハマってしまったように見えた。
ハーフタイムの後、Warriors を救ったのが Mike Dunleavey (マイク ダンリービー) と Mickael Pietrus (ミカエル ピトルス) の Warriors フォーワードコンビ。 3ポイントを中心に外からの攻撃を確実に决め、時には果敢なペネトレイトも决めるなど流れを引き戻してくれた。
そして、Phoenix の攻撃を止めたのが Adonal Foyle (アドナル フォイル)。
彼はシーズン前に契約更改をし、期待のシーズンだったが前半は体調作りに失敗したようで (要は太りすぎ) 動きにキレがなく控えにまわることも多かったが、最近は復調、新人Andris Biedrinsの脅威を感じ、いい緊張感で試合に挑むようになっていた。 しかも、この試合、 Biedrins では歯が立たないことが2Qでわかったこともあり、「ここはやっぱりオレが」 と、気合い、集中力 Maxという感じ。 得意のブロックに加え、リバウンド、ティップインに大活躍。 数字上は Pietrus, Dunleavey が目立つが Foyle がいなかったらPhoenixの攻撃が止まらず前半のリードをひっくり返すことはできなかっただろう。
Warriors は残念ながらプレイオフ進出もならず、普通ならモチベーションが下がるところだろうが、今各選手は勝利することの喜びを知り、今の自分たちがどこまで通用するのか知りたくてプレイを楽しんでいるに違いない。 スター選手に頼ることなく、勝つために自分ができることをする。 こういう状態のチームは強い。
さて、ここへ来て LA の2チームの調子が落ちてきた。
LA Lakers 34勝 42敗
LA Clippers 34勝 42敗
Golden State 31勝 45敗
Warriors とは 3ゲーム差。 しかも Lakers はプレイオフ進出を逃して気落ちしている。
残り試合は少ないが、この2チームを抜いて少しでもいい順位を目指せ!
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