Page 45 of 108

NBAが試合をストリーミングで生中継

NBA offers first ever live Webcasts of games
The National Basketball Association, which has stood out among the major sports leagues as an early adopter of digital technology, will Webcast 40 live NBA games in their entirety to members of its NBA League Pass Broadband program.
(メジャースポーツの中でデジタルテクノロジをいち早くとりいれている National Basketball Association (NBA) は NBA League Pass プログラムに加入している全員に40試合の ライブWebcast を行う。)

昨年には試合のデジタルアーカイブ化を発表し、先日は Google Video で試合の映像の販売を始めた NBA が、インターネットを使ったWebcast で試合を中継するという。 ただし、この映像を見るためには NBA League Pass というモノの会員でなければならないらしい。

NBA League Pass とはなにか。

その前に、NBAのテレビ中継をアメリカで見る方法についての説明をしたほうがいいかもしれない。 上から順に、お手軽に見られるチャンネルというか方法をまとめてみた。

ABC チャンネル
アメリカの大手ネットワークチャンネル。 いわゆるアンテナを立てればどの家庭でも無料で見ることができる。 週末のいくつかの試合やクリスマスといった特別な日の試合を放送。 1シーズンで年に20-30試合ぐらい?

ESPN チャンネル, TNT チャンネル
大手ケーブルネットワークチャンネル(全国ネット)。 ケーブルテレビや衛星放送の多くの加入者が見ることができる。 毎週决まった曜日にあわせて8試合ぐらいを選択して放送する。

Fox Sports Net 他
地元ケーブルチャンネル。 同じくケーブルテレビや衛星放送のプログラム加入者が見ることができる。 ESPN/TNT ほど有名でないので、契約によっては見られないこともある。 地元にチームがあればそのチームの試合のほとんどを放送してくれるが、チームがなければ見られない。

NBA TV
1日中 NBA のことばかり放送しているNBA 専門チャンネル。 ケーブルテレビや衛星放送の高い契約や特別契約でしか見られない。 試合がある日は毎日どこかの試合を中継している(たしか)。

NBA League Pass
複数のチャンネルを使って、アメリカ中で行われる NBAの試合がほとんど生中継で見られるという専門チャンネル。 ケーブルテレビや衛星放送の普通の契約とは別に、1シーズン $150 (シーズン途中からなもうちょっと安くなる) といった契約を結ばないと見られない。

ウチの場合は地元チームということで Golden State Warriors がいるので Fox Sports Net Bay Area というケーブルテレビ局でほとんどの試合を中継してくれるので見ることができるが、そうじゃなかったり地元のチーム以外の試合を見ようとすると年に何回かの全国中継で見るか、 NBA League Pass を購入しなければならない。

という感じで、NBA League Pass というのは 一番値段はかかるけど、NBAの試合を一番多く見られる手段。 これにストリーミングが加わると、出張中や旅行中、場合によっては会社からでもインターネットがあればおきにいりのチームの試合を見ることができるようになる。 熱狂的なファンにはたまらないサービスになりそう。
NBA League Pass は年に何回かサービスを体験してもらうための無料解放日も用意することもあるので、ストリーミングサービスも体験できるかもしれない。


コービーブライアント 1試合で 81得点

2日前のネタになってしまうが、恐しい記録が生まれた。

1/22 の L.A. Lakers vs Toronto Laptors 戦で、 L.A. Lakers の コービーブライアントが1試合で 81得点という記録を達成。 80点を越える得点はマイケルジョーダンでも実現できなかった40年ぶりの記録となった。

試合は、

1st Quarter で 14得点というまずまずのスタート。

2nd Quarter で 10得点 (トータル 24得点)と増やし、今日も好調という感じ。
この時点でレイカーズが 49-63 得点と大きく負け越していたため、コービーもフル稼働しはじめた。

3rd Quarter で3ポイントを量産、さすがの Raptors もファールなどで止めに入るがフリースローもきちんと决めて19得点 (トータルで 53得点) 。

そして圧巻が4th Quarter。 まわりも意識してかコービーにボールをどんどん集め28得点を叩きだし、とうとうトータルで 81得点という記録を作ってしまった。

今年の NBA は 1位の コービー ブライアント が1試合平均得点 35.9。 2位の アレンアイバーソンで 33.4 と、トップクラスの選手でも 30点ちょっとぐらい。 81得点といえばトップクラスの選手の2試合分以上の得点で、いかにこの数字が現実離れしているかわかるだろう。

素晴しいを通りこして、神がかり的な恐しい記録だ。

NBA.com では History のセクション にページができてまとめられている。 写真の下のPlayボタンを押すとダイジェスト映像が見られるのでぜひどうぞ。

ちなみに、 NBA の1試合最多得点はなんと 100点。 1962年 3月2日のこと。
記録を作ったのは Wilt Chamberlain (ウィルト チェンバレン) という Warriors の選手。

といっても、サンフランシスコに本拠地を移すまえの Philadelphia Warriors での記録なんだけど、今でも 3月になると 100点取った男として Golden State Warriors のテレビ中継でも話題になったりする。 数少ない Warriors の栄光です(笑)。 (参考リンク: Warriors の歴史のページ)


FolderShareで簡単ファイル共有・同期

foldershare最近使いはじめた FolderShare がイイ。

FolderShare は P2P を使ったファイル共有を実現するソフトで、以前は $50/年という有料サービスだったが、少し前に Microsoft が買収してからなんと無料になった。

複数のマシン間でファイルを共有したいとき、ふつうはファイルサーバをセットアップしてそのファイルにアクセスしてもらうというクライアント-サーバ型のファイル共有が中心だったが、 FolderShare は P2P 型と呼ばれ、ファイルにアクセスしたいマシンに専用のソフトをインストールし、それぞれのマシンに欲しいファイルのコピーを作ることで共有を実現している。 また、ファイルのコピーを管理するために、同期(シンクロナイズ)機能を備えている。

ファイルのコピーをいっぱい作ることは無駄が多いし、常駐ソフトが1つ増えることになるのでメモリやCPU、それにネットワーク帯域を無駄に使うのも事実だが、以下のような利点もある。

  • マシンがオフラインでもファイルが見られる
  • 同期機能があるのでオンラインになったときに自動的に更新される
  • ファイルを共有するためのサーバのセットアップや、オンラインストレージの契約がいらない

少し設定が必要だが、Firewall や Proxy サーバにも対応しているし、クライアントソフトは Windows 版に加え、Mac OS X もサポートしているので利用範囲は結構広い。

オレはPC間での情報のやりとりに活用している。 これまで、e-mailを使ったり、ファイルを CD-R や USBメモリ とかにコピー (最近は Gmail Drive とかも使っていた) していたが、 FolderShare を使えば FolderShare の管理しているフォルダに置いておくだけで勝手にコピーされていくので、別のマシンで作業を行うときには何もしなくても既にファイルが用意されている。 ちょっと不思議な感じだが、慣れるととても便利だ。

また、同期機能を中心に考えれば別のマシンにバックアップをとっておくといった用途にも使える。

残念ながら英語版しかないのでちょっと使いにくいかもしれないが、家と会社でなど複数のマシンを使っているような場合や、会社内で仲間内と作業中のファイルなどのちょっとしたファイル共有をしたいときなど、 FolderShare がオススメです。


商品化して欲しい LocationFree Box

【2006 International CES】ソニー、テレビをロケーションフリー対応にする「LocationFree Box」
LocationFree Boxは、LANインターフェイスとS映像・コンポジット出力を備えており、テレビの映像入力部と接続することで、市販のテレビをロケーションフリーのクライアントとして利用できるようになる。

しばらく前から発売されていたソニーのロケーションフリーシリーズだが、テレビで見たい派のオレはイマイチ興味が沸かなかった。 ところが、この前のCESで参考展示されたソニーの LocationFree Box はテレビに表示できると知って俄然興味が沸いてきた。

ロケーションフリーの商品ポジションからすると、家のテレビから離れた場所で、その映像を一般のテレビに映して見るシチュエーションがどれだけあるかという疑問もあるが、CESでデモしたようなコンテンツ配信のプラットホームとして考えると新しい展開ができそうだ。

また、少し見方を変えて、リビングのテレビで録画したテレビ番組を寝室のテレビで見たい、アンテナ線が来ているところとは違うところにテレビを置きたい(ロケーションフリーの機器を無線化する必要があるけど)、といった需要までカバーできる可能性を考えると、意外に使えるのではないだろうか。

特にアメリカでは昔からテレビは大画面という感じだったので、12インチ程度の液晶やパソコン画面では物足りないという人も多いと思う。 是非、本格的な商品化を目指して欲しい。

ちなみに、ロケーションフリーシリーズはアメリカでも売っている(Amazon.com で売っているロケーションフリーベースステーション、 日本の ロケーションフリーベースステーション と基本的に同じもののようだ)…んだけど、人気商品というほどではない。 アメリカのネットワークは日本と比べるとアップもダウンも遅いので活用しきれないのかもしれない。


Amazonギフト券を電子マネーとして使う

先日、日本の人からお金を送ってもらう状況になりどうしたらいいか考えた。
銀行口座は送るほうも受けとるほうもメンドウ。 Paypal も日本では一般的じゃないし手数料も高い。 電子マネーとか簡単に使えるのがないかと探してみるが、同じく手数料がかかりすぎて小額決済には向かない。

そこで思いついたのがAmazonギフト券。

Amazon.co.jp ヘルプデスク
贈り物にAmazonギフト券はいかがですか?贈り物に迷ったとき、今すぐお礼をしたいときなど、Eメールでお届けするAmazonギフト券なら手続きも簡単、どなたにも喜ばれます。Amazonギフト券は、500円から5万円までの範囲でご注文いただけます。
ギフト券は、下の手順でオンラインで手軽に購入できます。

  1. 当サイトの「Amazonギフト券」のページに進んでください。
  2. 「Amazonギフト券を注文する」ボタンをクリックします。
  3. 注文書に贈り先のEメールアドレスやメッセージを入力し、注文を確定してください。ギフト券をEメールでお届けします。贈り主には注文内容の確認のEメールをお送りします

Amazonギフト券は amazon.co.jp でしか使えない金券のようなモノだが、500円から電子メールを使って送ることができる。 お金を送る方はクレジットカードで支払うことができるが、手数料はどちらにもかからない。

手数料がかからず、お手軽、 amazon.co.jp ユーザも多い。 (オレもよく買い物してアメリカに来る人に運んできてもらったりする、モノにもよるがアメリカにも配送してくれる) ということで、アマゾンギフト券を送ってもらうことで支払いの代わりにしたのだった。

こういう考え方ができるのは、オレの中で amazon.co.jp という存在が身近でかつ確実なものという認識があり、アマゾンの金券とお金が等価だと信じているから成り立つことなんだろう。 楽天ポイントじゃこうはいかない(笑)。

まだこんな考え方できるのは一部の人かもしれないが、 amazon.co.jp がもっといろんな商品を扱うようになり、多くの人に浸透してきたら、シェアウェアの支払いはアマゾンギフト券でというように(もうすでにありそう)、お手軽な送金手段として使われていくかもしれない。

ただ、気をつけなければいけないのはギフト券は発行した日から1年間しか有効じゃないこと。 もらったことを忘れたり、1年では使いきれないような金額を受けとらないようにしないといけない。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その5 – その他気になったものたち

続いては、会場で気になったモノたち。

テーマなどなく、もう気の向くままに紹介していきます。

Belkin のブースにあった 1U Rack に収納できる、コンソール用モニタ&キーボードセット。 データセンターなどで、サーバ管理者とかが使うことを想定しているため、使わない間は両方もしくはキーボードだけラックにしまっておけるというように、場所いらずな作りになっている。 加えて、クールな外観がイカス。 この収納技術は、家のPC環境にもっていった方がいいんじゃないかと本気で思ってしまった。

PC環境つながりで、LCD モニタを3つ並べられるようにしてある机。 Anthro という会社の展示の一つ。
これにモニタ並べたら壮観だろうなぁ。 こんな机で仕事したい。

昨日の iWoofer と同じ Rain Design Inc. が展示していた iGo という iMac G5 (きっと Intel iMac でもOK) の机。 よく見てみると、この机は 2003年の Macworld Expo レポート (PDF版、7ページ)で紹介した iMac G4 用の iGo を少しだけ改良して作ったようだ。 iMac G4 版でスピーカ置き場になっていたところをジュース置き場にするなど、苦労のあとが見られる(笑)。

ソフトウェアで面白かったのがコレ。
SmartScore という、楽譜用のOCR。 紙の楽譜をスキャンして、音楽データに変換してくれて再生もしてくれる。 誤認識することもあったが、全体として結構な精度で認識し、いい感じに再生していた。 なぜか Windows 版でデモしているのはご愛敬。

あと気になったのは。
Circus Ponnies 社の Notebook というソフト。 その名の通り、ノートブックのメタファーをコンピュータ上で再現したというモノ。 自動的にアウトラインやインデックスが作成できたり、など個人的にメモを取るうえでこういうのがあったらいいだろうなぁと思っていた機能が実現されていて、とっても使ってみたい。 Notebook の機能は Wiki と重なる部分も多いと思う。 しかし、いろいろと制限のあるブラウザより専用のソフトウェアの方が使いやすそうだ。 イマイチ ブレイクしない Wiki だが、進化の先はこういったところにあるのかもしれない。


いろいろ見て外へ出たら、天気もよくなっていました。

iPod の人気ぶりは今年も続くのか? Intel Mac はこれからどんなのが出てくるのか? Windows のシェアを奪えるのか? 来年の Macworld をお楽しみに。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その4 – iPod 関連製品がいっぱい

そろそろ Appleブース 以外の話も。

といっても、会場の多くは iPod アクセサリ関連のブースが多く、未だに iPod をもっていないオレとしてはちょっとつまらない。 その昔、iMac (Bondi なヤツ) が出たあとに、買い換えずにいたら取り残された苦い記憶が蘇える。

iPod に関してはいい加減なオレだが、面白いと思った iPod 製品をいくつか。

Dr. Bott というブースにあった Sticky PAD という製品。 粘着性の高い素材でできていて、車のダッシュボードなどの上でもモノを置いておけるというモノ。 もともとはケータイやサングラスをダッシュボードの上に置くための製品で、これを iPod も置けるように改良したようだ。 iPod 持ってなくても使えそう(笑)。

JBL のブースにあった Harman Kardon の車載iPod ソリューション。 ちょっと見にくいけど、ダッシュボードのところに iPod のスクリーンのような画面。 そして、シフトノブの近くに、iPodについているクリックホイールのようなコントローラを配置している。 この2つで iPod を操作しなくても、同じように操作できるようになっている。 実際操作してみると、ちょっと慣れが必要だが、ほんとに iPod を操作しているような感じで、なかなか面白い。
そういえば車に関するモノばっかりだな。 アメリカでオレが iPod を使うとしたら車の中が一番可能性が高そうだからだろうか。 車に関しては、今年は会場の一角にiPod の車載ソリューションばっかり集めたコーナーができてました。
じゃあ 車以外のモノで。

ウーファー付きのスピーカーになって、Dock になって、FMラジオまで付いているiWoofer。 何よりもこのデザインが微妙。 もういろんなモノを混ぜて、インパクトのあるデザインにしてしまえーという感じだ。 この会社、iPod 以外にも面白いモノを出していたので明日にでも紹介しようと思う。

会場の 1/3 ぐらいは iPod 関連ブースになっていて、毎年増えてきていると思う。 やはり、iPod は Mac 製品に比べると目的がはっきりしているだけに作りやすいのだろうか? そろそろ iPodworld も始まるか?


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その3 – iWeb が生成する HTML

Macworld Expo にあわせて発表された iLife ’06 。

これまでの iアプリケーションのバージョンアップに加え、iWeb というアプリケーションが追加された。 iWeb はApple らしい簡単な操作で、ブログや写真のスライドショーといったカッコイイウェブページが作れる面白そうなソフトだが、オレが気になったのはどんなHTMLを生成するのか? ということ。

こんな感じでした。


クリックで拡大

後ろに表示されているページのソースなんだけど、見事に position:absolute のCSSの嵐。

あの綺麗なレイアウトの秘訣はコレだったようだ。 さすがにテーブルレイアウトじゃないか。

ハンズオンでは「レイアウトは固定じゃなくてテキストが増えたら表示エリアが延びるよ」というようなデモもあり、大きな部品の位置指定に絶対値指定を使い、そこからはフローレイアウトになるなど、CSSを使ったレイアウトを頑張っているようだ (z-index による重ねあわせとかもあった)。 また、傾いているテキストなどHTML(CSS)では簡単に実現できないものは画像に変換してレイアウトしていた。

こんな理由で、一度テンプレートを决めてサイトを作りはじめると、あとでテーマの変更はできないとのこと。 ただ、背景色を変更したりとかフォントの大きさを変えたりといったちょっとした変更は可能。 このヘンはブログで使われているテンプレートとは、少し考え方が違っている。

最近は再利用性を高めるために、データとテンプレートは分けるのが主流になってきているので、iWeb では後からこういった不満が出てきそう。 でも、そういう凝ったことやる人はこのソフトにターゲットにはならないかな?

できあがったWebページは .Mac を使えば Publish ボタン一発で公開できますが、.Macのアカウントを持っていない人向けに一旦ローカルのフォルダにファイルを生成することも可能。 ハンズオンでもいちいち .Mac にファイルをコピーすると時間がかかるので、この機能を使ってプレビューをしていた。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その2 – これが Intel Mac の実力

Intel Mac の実力だが、展示会のような場所ではあまり複雑なことはできないので、単純にアプリケーションの起動でチェックしてみた。 ムービーにまとめたのでまずは見てほしい。


movie.JPG

画像をクリックするとムービーを再生(もしくはダウンロード)する。 (要 Quicktime)

ムービーは複数がまとめられていて、左側が MacBook Pro (1.67GHz, 2GB Memory), 右側が iMac (1.83GHz, 2GB Memory) で、上が Word:mac, 下が Safari (MacBook Pro のみ) となっている。

まず、驚くのはSafariの起動スピード。 Dock にある Safari アイコンをクリックすると Dockの中で1回弾む前にアプリケーションが起動し、最初のページ が表示されるという激速な状態。

そして、Rosetta を使った Power PC エミュレーションモードで起動している Word:mac も iMac で約5秒。 MacBook Pro で約9秒となっている。 数字的にはまずまずだが、ネイティブモードだったらもっと速くなるだろうなぁと思ってしまうのがつらいところだ。

展示会場ではあまり複雑なことはできないし、新旧比較してということもできないので、思いっきり主観になってしまうが、 Spotlight の検索もサクサクというほどではなかったし、Finder の操作も、せいぜい1.5倍程度というところだろうか。 実際の操作としては2-3倍を期待するのはちょっと酷なようだ。

Rosetta の互換性に関しては、 Microsoft のブースで Virtual PC が Rosetta 上で動かないという話を聞いた。 ローレベルなAPIの互換性の面で問題があるらしく、今後対応していくとのこと。 ハードウェアをコントロールしたりするようなソフトは Rosetta 上でうまく動かないことも頭に入れておいたほうがよさそうだ。

Apple が旧モデルを残しているのはそのあたりの配慮もあってのことだろうが、PowerPC の 68k互換モードや Mac OS X の Classic のときのように、新しいマックは欲しいがこのソフトが動かないことには…といったジレンマがしばらく付きまとうだろう。

Virtual PC に関してはユニバーサルバイナリ版のスケジュールはまだ未定とのこと。 あと、Adobe製品も先日ベータ版が発表された Lightroom 以外はユニバーサルバイナリ版はまだ未定ということだった。

アプリケーションが Intel ネイティブモードか、 Rosetta で動いているから、アクティビティモニタ の Kind (種類) という項目を見ればわかる。


Macworld Expo SF 2006 観覧記 その1 – これが Intel Mac だ!

毎度おなじみ、会場となる Moscone Center の写真から。 今年の天気は雨だった。 年末ごろからこのあたりはずっと、雨が多いです。
会場は今年もサウスホールだけ。 しかし、iPod 関連の小さなブースが増えたおかげでサウスホールをめいいっぱい使っているような状態だった。 もしかすると来年はノースホール復活もありえそう。 見に来ている人は結構多く、ここ数年で一番賑わっていたと思う。

Apple ブースに向かうとまず迎えてくれるのが iMac Intel Core Duo モデル。
ただ、思ったより人が少なかったのがちょっと意外。 Intel iMac は簡単に触ることができた。

ジャーン。 これが iMac Intel Core Duo 。

といっても見た目にはこれまでと何も違いがないのでとてもレポートしづらい。
この iMac Intel Core Duo のウラがわに行ってみると….

MacBook Pro のデモ機にものすごい人が!

これが MacBook Pro 。

こちらも PowerBook G4 とほとんど変わらないが、iSight の存在と、磁石でくっついている電源コネクタでかろうじて違いがわかる。 この電源コネクタは真っ直ぐひっぱる力には強い(はずれにくい)けど、横から加わる力には弱くできているので、人がコードにひっかかったときなど、余計な力が加わらないとはずれないようにできているらしい。

Apple Remote は iMac のものと同じだと言っていたが、iMac のように本体にマグネットでくっつくというったギミックはなく、「ポケットに入れて運んでね」 とのこと。 無くさないか心配。

パームレストに触れるとけっこうあたたかい(熱いというほどではないと思う)。 キーボードもあたたかかったが、もっとも熱かったのはキーボードの横にあるスピーカー部分。 だけど、そんなに触れる部分ではないのでうまく設計したという感じだ。 (ま、これまでと同じなのかもしれないが)

Firewire 800 はないの? という質問が出ていたが、MacBook Pro は Powerbook じゃないので、今回たまたま付かなかった。 Apple は Firewire 800 の搭載を中止したわけではなく、別のモデルには Firewire 800 は載る予定だということ。

そうそう。 iMac も MacBook Pro もWindows は起動しないです。 「何でそんなこと聞く?」と恐い顔されてしまった。 技術的にはBIOSに代わるEFIという新しい仕組みのためらしい。 Vista なら何とかなるかも? (参考)
さて、気になるのはその実力。

本当に言うほど速くなっているのか。

そのヘンは明日につづく…。