Category: 04 NBA Basketball

今年はトレードなしの Warriors

NBA はオールスターが終わり、この前の 2/23 をもってトレード可能な期間が終了。

昨年は最終日に Baron Davis (バロン デイビス) をトレードで獲得し、その後好成績を残した Warriors だが今年は結局ひとつもトレードを成立せずに終わってしまった。

今年はインサイドの補強と、複数年の高額な年俸を抱えた選手たちが増えてきたことによるサラリーキャップの問題の解消を狙ったトレードがずっと言われていたが、 思った以上に、センターの選手がトレード市場に出てこなかったこと、また他チームからオファーされた内容が Warriors の球団運営責任者である Chris Mullin (クリス マリン)の希望に沿わなかったというのが主な理由なようだ。

けど、オレは少々妥協してでもトレードを進めて、チームに刺激を与えた方がよかったんじゃないかと思う。 というのも Warriors は開幕前の期待を裏切るかのように低迷、1月は 3勝9敗、 2月は昨日までで 4勝7敗、と厳しい成績が続いている。 この原因はディフェンスの問題と、オフェンスの攻撃パターンが Baron Davis (バロン デイビス) に頼りすぎているというところにあると思う。

特に、オフェンス面は何か悪くなると Baron Davis にボールを任せ、オフェンスに参加しなくなる選手が多くなり、 Baron Davis はそれに応えようと無理につっこんだり、シュートを打ったりする無茶なプレイが増える。 スター選手じゃなくても、 こういった Warrios の悪い色に染まってない選手が入ってオフェンスに少しでも広がりが出ればもう少し上を目指せるんじゃないだろうか。

もちろん、トレードは一方のチームの意向では决まらないことなのでそんな簡単には行かないのだが、今の Warriors はこういったちょっとした刺激でまだまだ変わりそうな気がしている。 だけに、トレードが何もなかったのは残念だ。 このままプレイオフ進出を逃すと、期待が高かっただけにカントクの進退問題へと繋がっていくかもしれない。


NBAが試合をストリーミングで生中継

NBA offers first ever live Webcasts of games
The National Basketball Association, which has stood out among the major sports leagues as an early adopter of digital technology, will Webcast 40 live NBA games in their entirety to members of its NBA League Pass Broadband program.
(メジャースポーツの中でデジタルテクノロジをいち早くとりいれている National Basketball Association (NBA) は NBA League Pass プログラムに加入している全員に40試合の ライブWebcast を行う。)

昨年には試合のデジタルアーカイブ化を発表し、先日は Google Video で試合の映像の販売を始めた NBA が、インターネットを使ったWebcast で試合を中継するという。 ただし、この映像を見るためには NBA League Pass というモノの会員でなければならないらしい。

NBA League Pass とはなにか。

その前に、NBAのテレビ中継をアメリカで見る方法についての説明をしたほうがいいかもしれない。 上から順に、お手軽に見られるチャンネルというか方法をまとめてみた。

ABC チャンネル
アメリカの大手ネットワークチャンネル。 いわゆるアンテナを立てればどの家庭でも無料で見ることができる。 週末のいくつかの試合やクリスマスといった特別な日の試合を放送。 1シーズンで年に20-30試合ぐらい?

ESPN チャンネル, TNT チャンネル
大手ケーブルネットワークチャンネル(全国ネット)。 ケーブルテレビや衛星放送の多くの加入者が見ることができる。 毎週决まった曜日にあわせて8試合ぐらいを選択して放送する。

Fox Sports Net 他
地元ケーブルチャンネル。 同じくケーブルテレビや衛星放送のプログラム加入者が見ることができる。 ESPN/TNT ほど有名でないので、契約によっては見られないこともある。 地元にチームがあればそのチームの試合のほとんどを放送してくれるが、チームがなければ見られない。

NBA TV
1日中 NBA のことばかり放送しているNBA 専門チャンネル。 ケーブルテレビや衛星放送の高い契約や特別契約でしか見られない。 試合がある日は毎日どこかの試合を中継している(たしか)。

NBA League Pass
複数のチャンネルを使って、アメリカ中で行われる NBAの試合がほとんど生中継で見られるという専門チャンネル。 ケーブルテレビや衛星放送の普通の契約とは別に、1シーズン $150 (シーズン途中からなもうちょっと安くなる) といった契約を結ばないと見られない。

ウチの場合は地元チームということで Golden State Warriors がいるので Fox Sports Net Bay Area というケーブルテレビ局でほとんどの試合を中継してくれるので見ることができるが、そうじゃなかったり地元のチーム以外の試合を見ようとすると年に何回かの全国中継で見るか、 NBA League Pass を購入しなければならない。

という感じで、NBA League Pass というのは 一番値段はかかるけど、NBAの試合を一番多く見られる手段。 これにストリーミングが加わると、出張中や旅行中、場合によっては会社からでもインターネットがあればおきにいりのチームの試合を見ることができるようになる。 熱狂的なファンにはたまらないサービスになりそう。
NBA League Pass は年に何回かサービスを体験してもらうための無料解放日も用意することもあるので、ストリーミングサービスも体験できるかもしれない。


コービーブライアント 1試合で 81得点

2日前のネタになってしまうが、恐しい記録が生まれた。

1/22 の L.A. Lakers vs Toronto Laptors 戦で、 L.A. Lakers の コービーブライアントが1試合で 81得点という記録を達成。 80点を越える得点はマイケルジョーダンでも実現できなかった40年ぶりの記録となった。

試合は、

1st Quarter で 14得点というまずまずのスタート。

2nd Quarter で 10得点 (トータル 24得点)と増やし、今日も好調という感じ。
この時点でレイカーズが 49-63 得点と大きく負け越していたため、コービーもフル稼働しはじめた。

3rd Quarter で3ポイントを量産、さすがの Raptors もファールなどで止めに入るがフリースローもきちんと决めて19得点 (トータルで 53得点) 。

そして圧巻が4th Quarter。 まわりも意識してかコービーにボールをどんどん集め28得点を叩きだし、とうとうトータルで 81得点という記録を作ってしまった。

今年の NBA は 1位の コービー ブライアント が1試合平均得点 35.9。 2位の アレンアイバーソンで 33.4 と、トップクラスの選手でも 30点ちょっとぐらい。 81得点といえばトップクラスの選手の2試合分以上の得点で、いかにこの数字が現実離れしているかわかるだろう。

素晴しいを通りこして、神がかり的な恐しい記録だ。

NBA.com では History のセクション にページができてまとめられている。 写真の下のPlayボタンを押すとダイジェスト映像が見られるのでぜひどうぞ。

ちなみに、 NBA の1試合最多得点はなんと 100点。 1962年 3月2日のこと。
記録を作ったのは Wilt Chamberlain (ウィルト チェンバレン) という Warriors の選手。

といっても、サンフランシスコに本拠地を移すまえの Philadelphia Warriors での記録なんだけど、今でも 3月になると 100点取った男として Golden State Warriors のテレビ中継でも話題になったりする。 数少ない Warriors の栄光です(笑)。 (参考リンク: Warriors の歴史のページ)


Warriors の2人が日本の記事に登場

[NBAの扉を開け] デュオを成功させるために – goo スポーツ:NumberWeb –
そう考えると、ゴールデンステイト・ウォーリアーズのデュオ──バロン・デービスとジェイソン・リチャードソン──は異色の存在である。

昨年末の記事だが、Warriors の今シーズンのガードコンビ、 Baron Davis (バロン デイビス) と Jason Richardson (ジェイソン リチャードソン) が紹介されている。 Baron Davis と Jason Richardson のそれぞれの背景をうまくまとめたいい記事だと思う。

ただ、残念ながら最近は Baron Davis が暴走しているのでは? という気がしている。

チームのみんなを信頼するというより、自分が点を取らなくてどうする? といった気持ちばかりが前に出ているような感じだ。 しかも、自分でもうまく点が取れないので、チーム全体に悪影響を及ばしている。 それでも勝てているのは、Richardson のジャンプショットは相変わらずの精度を保っているからじゃないだろうか。

1月に復活を期待するも、すでに2敗という状態。

チームが自信を無くしている中、昨シーズンの NBA の乱闘事件の中心人物であり、「チームを出たい」とコメントし、すぐに撤回するなど言動にも問題がある Inidiana Pacers の Ron Artest (ロン アーテスト)の獲得に乗りだし、Warriors から何人もの選手がトレードに出されるという噂も出たりと、プレイヤーとしては気が気じゃない状態も続きそうだ。

インサイドが弱点だと選手たちも認識しているとは思うが、かといってトレード要員を噂されてはプレイに身も入らないだろう。 このヘンの話が落ち着くまで、しばらくは厳しい時期が続きそうだ。


Warriors vs Detroit Pistons

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前回プレシーズンマッチを観に行ってイマイチだったこともあり、同じメンバーでシーズン中の試合を観に行くことに。 対戦相手は先方のリクエストもあって Detroit Pistons。 Pistons は一昨年の NBA チャンピオン、昨年も NBA ファイナルで San Antonio Spurs に負けたので 凖NBA チャンピオンという強豪チーム。 今シーズンもこの試合の前までで 13勝 2敗 というものすごいチーム。

行ってみてまず驚いたのはアリーナの変化。 とくにプレシーズンマッチの時は稼働してなかったアリーナの1階席と2階席の間に設置された広告スペースのモニタがスゴイ。 上の写真にある選手紹介の時や選手が得点を取ったときなどで大活躍。仕組みそのものは結構前からあったが、今シーズンのシーズンチケットの売上げがよかったからか Oakland Arena もようやく時代に追い付いたという感じだ。

play.JPG

正直、オレはPistonsのワンサイドゲームになるんじゃないかと予想していたが、Jason Richardson の活躍もあって前半は2点リードで折り返すといったなかかの展開になった。 試合のターニングポイントは Warriors の4点リードで迎えた 4Q の前半。 あまり交代のなかったWarriors メンバーに疲れが見え始めたのに合わせるように、Pistons が持ち前のディフェンス力を見せつけ Warriors の攻撃をことごとく跳ね返す。 そして、Pistons は Warriors の弱点であるインサイドを突いたローポストを中心としたプレイで逆転。 これで試合の流れが Pistons優勢になってしまった。 土壇場で Richardson の3ポイントが决まるなど、最後まで結果がわからない展開ではあったが、最終的に 106-103 で敗けてしまった。

やはり弱いインサイド (Murphy, Foyle とも風邪をひいていたのが拍車をかけていたが)、個人技に頼るばかりで决め手に欠けるオフェンスプレイ、ちょっと疑問が残るDavis のシュートセレクション といった問題点はまだまだあるが、Pistons 相手にこの結果なら上出来と言ったほうがいいかもしれない。

でも、試合を通して最大のリードが6点という一進一退の攻防が続くいい試合だった。 観客も19,596人とほぼ満席という状態で、「ディーフェンス」の掛け声もものすごく、これぞNBAの試合観戦という感じだ。やっぱりイイです NBA 。


Warriors, 11月はチーム記録タイの11勝!

It’s a November to remember
So the first month of the Warriors’ season is done, capped by a 113-106 win over the Sacramento Kings in front of a bipartisan crowd of 19,279 at the Arena. It’s safe to say the Warriors got the good start they wanted, especially considering all that’s happened.
(アリーナに集まった両軍のファン 19,279人の観客の前で 113-106 で Sacramento Kings に勝利して締めくくった Warriors のシーズン最初の月が終わった。 この1ヶ月で起こったことを考えても、Warriors はいいスタートをきったと言ってもいいだろう。)

11月の始めにスタートしたNBA、最初の月が終わって振り返ってみると Warriors は何と 11勝6敗と大きく勝ち越し。 Pacific Division の順位も 2位 (しかも、1位の Clippers は 10勝5敗 でゲーム差は 0) という好成績となった。 試合日程の関係で今シーズンは試合数が多かったというのもあるが、11月に11勝したのは実に31年ぶりだそうだ。

少し対戦相手に恵まれていた気もするが、怪我人も何人か出た中でこの成績は立派。

オレが思う今シーズン好調のポイントはこんな感じ。

  • Jason Richardson のジャンプショットの精度の向上。
    特にディフェンスに囲まれた中から打つシュートが結構入ったりして流れを引き戻すようなシーンで活躍。
  • 新人たちの活躍
    Ike Diogu の怪我中にも Chris Taft が新人らしからぬ度胸あるプレイでリバウンドやインサイドのシュートに活躍、Ike Diogu は怪我から復帰後に Taft 以上の活躍をし攻撃の幅を広げた。 まだ雑なところはあるけど十分期待できる。
  • 控え陣の活躍。
    新人たちもそうだが、最近絶好調の Derek Fisher 、まだシュートセレクションにちょっと問題があるかなぁと思うが、クラッチシューターとしても板についてきた Mickael Pietrus などの控え陣がこれまでになく充実している。 また、昨年と違ってカントクが控え選手をできるだけ多く出場させようとしているその姿勢もイイ。
  • 意外にもいいディフェンス。
    プレシーズンまではスクリーン1発で抜かれるスカスカなディフェンスが、ちゃんと連携とってカバーリングに入るなど改善。 また、ディフェンスするときの相手との距離のとり方、パスコースをふさぐための努力など、まだディフェンスのチームと言うにはちょっとおこがましいが、以前と比べるとずいぶん形になってきている。

11月に負けた試合の多くは、途中でパタンとシュートが入らなくなるという展開。 多くはディフェンスがうまいチームと対戦したときや相手がゾーンディフェンスを多用してきたときに攻めあぐねて強引にシュートを打ち、きまらず焦って自滅してしまうというパターンなのだが、この展開を何とかコントロールできるようになればまっと上が望めるんじゃないだろうか。

逆に、気になるのは Mike Dunleavey Jr. の不調と、Baron Davis のゲームメイクの単調さ。 特に Baron Davis はシーズン開幕戦で怪我をしたが、1試合休んだだけで試合に復帰していることもあり本調子じゃないというのもあるが、ボールを回さず早い段階での3ポイントを狙ったり (それが決まるから一概に悪いとは言えないんだけど…)、ドライブをしかけながらもバッドパスによるターンオーバーも目立ったりと、昨シーズン後半ほどのキレがないように見える。

ま、とにかく 6連敗スタート、11月も3勝しかできなかった昨シーズンと比べて、何よりも選手たちも楽しんでプレイしている。 この調子で12月もがんばれ!


田臥、NBADL の サンダーバーズ と契約

田臥マイナー契約アルバカーキ9巡目指名 – nikkansports.com > NBAニュース
NBAクリッパーズから解雇された田臥勇太(25)が、マイナーのNBAデベロップメントリーグ(NBADL)と契約、3日夜(日本時間4日午前)に行われたドラフト指名でニューメキシコ州のアルバカーキに所属することになった。田臥は9巡目で指名された。同リーグは8チームで構成。18日に開幕し、アルバカーキはビジターでタルサ(オクラホマ州)と対戦する。

NBA Clippers を解雇された田臥の行方がさっそく决まった。日刊スポーツのニュースにあるように、ニューメキシコ州のチームにある NBADL のチーム Thunderbirds (サンダーバーズ)だ。

NBADL (NBA Development League – NBA ディベロップメントリーグ, D-League – ディーリーグ とも言う) は、今年から正式に NBA の下部リーグ(マイナーリーグ)として認定されたリーグ。 ただ、NBA の場合は下部リーグをNBA のチームに入団し、出場機会の少ない若手選手の経験を積む場とし以下のような制限が設定されている。

  1. マイナー落ちできるのは 1,2年目の選手のみ
  2. 1選手 3回まで
  3. 同時にマイナーに行くことができる選手は1チーム 2人まで
  4. マイナー落ちした選手にもサラリー(給料)はNBAのときと同じだけ支払われる
  5. NBADL はマイナー落ちした選手を受けいれる場合、登録可能選手を10人から12人まで増やすことができる

若手選手という制限もなくして、もう少し選手の入れかえを自由にできるようにした方がいいような気もするが、今年からということなのでまずは様子見というところだろうか。

所属チームは全部で8チームで、以下のリストのように NBA のチームとの関係が築かれている。 (日本読みは間違ってるかも…)

  • Fayetteville Patriots (フェイエットビル パトリオッツ):
    Charlotte Bobcats, New York Knicks, Detroit Pistons.
  • Austin Toros (オースティン トローズ):
    Denver Nuggets, San Antonio Spurs, Houston Rockets, Los Angeles Clippers.
  • Fort Worth Flyers (フォートワース フライヤーズ):
    Golden State Warriors, Los Angeles Lakers, Dallas Mavericks, Portland Trail Blazers.
  • Arkansas RimRockers (アーカンソー リムロケッツ):
    Atlanta Hawks, Cleveland Cavaliers, Memphis Grizzlies, Toronto Raptors.
  • Florida Flame (フロリダ フレーム):
    Miami Heat, Orlando Magic, Boston Celtics, Minnesota Timberwolves.
  • Tulsa 66ers (タルサ シックスティシクサーズ):
    New Orleans Hornets, Indiana Pacers, Milwaukee Bucks, Chicago Bulls.
  • Albuquerque Thunderbirds(アルバカーキ サンダーバーズ):
    Utah Jazz, Phoenix Suns, Sacramento Kings, Seattle SuperSonics.
  • Roanoke Dazzle (ロアノーク ダズル):
    New Jersey Nets, Philadelphia 76ers, Washington Wizards.

昨日、配下の選手を平等に割り振るためのチーム分けのドラフトが行われたのだが引用した記事にあるように田臥は9巡目の指名とのこと。

全部で10巡あるうちの9巡目だったのがちょっと残念。 身長の低さに各チーム及び腰になってしまったのだろうか…。 NBADL においても先発というより、試合のテンポを変えるための2,3番手PGというような位置付けでスタートするような形になりそうだが、実力で先発の座、そしてNBA との再契約を目指してもらいたい。


2005 Warriors 白星発進

とうとう始まりました NBA の季節!

Warriors は昨日がシーズンの緒戦。 ホームで Atlanta Hawks (アトランタ ホークス)を相手に対戦、前半を 57-47 と10点ビハインドで折り返したが、3Q の 3ポイント攻勢を含む怒濤の攻撃で 後半を 40-75 とし今シーズン初勝利を飾った。

前半はプレシーズンマッチを見て思った悪い面がそのまま出てしまったが、後半 Baron Davis (バロン デイビス) が早めにダブルチームをかけて相手のミスを誘い、そこからの3ポイントや速攻で点を稼いだあたりから勢いに乗ったという感じだった。逆に Atlanta は前半、 Baron Davis と Jason Richardson への早めのダブルチームで Warriors の攻撃のきっかけを潰していたのが、後半はWarriorsの怒濤の攻撃に完全に浮き足立ってしまいそういった作戦を実行することもなくズルズルいってしまったのが敗因だろう。

さて、開幕戦にも関わらずこの試合では2人の新人がいきなり出場したのにも注目だ。 一人目は Chris Taft (クリス タフト) 。 Troy Murphy(トロイ マーフィー) と Andris Biedrins (アンドリス ビードリンチ) がファウルトラブルのため出場したのだが、体の割に軽快でアグレッシブなプレイは将来性十分という感じだった。 二人目は Baron Davis が3Qで膝のウラを傷めたため出場した Aaron Miles (アーロン マイルス)。プレシーズンマッチで見たときはインサイドに切込んでからのボール裁きやフィニッシュに難があっていい印象は無かったのだが、ボール運びのうまさや敵からのプレッシャーをはねのける度胸は十分。正直、ちょっと意外だった。 Chris Taft は ドラフト 42位指名、Aaron Miles にいたってはドラフト外からの入団選手なだけにスカウト陣はいい仕事をしたと思う。

昨シーズンは 6連敗スタートだった Warriors だが、今年は早くも勝利。今のところ勝利パターンは速攻を中心としたアップテンポな戦略かドライブをガンガンしかけレイアップおよびアウトサイドの3ポイントへ繋げる攻撃パターンが有効なようだ。 しばらくは、いかにして自分たちのこのパターンに持ちこめるかが重要なポイントだろう。


田臥、開幕ロスターに入れず

CLIPPERS: Clippers Set Opening Night Roster
The Clippers today waived guard Yuta Tabuse it was announced by Vice President of Basketball Operations Elgin Baylor.
(クリッパーズは、今日ガードの田臥勇太を解雇したとバスケットボールオペレーション副社長 Elgin baylor は発表した)

NBAは明日から開幕のため、本日がロスター(契約選手リスト)の締切り。 L.A. Clippers のキャンプに参加していた田臥は開幕ロスターに残れなかった。

キャンプ終盤に同じポジションの Anthony Goldwire (アンソニー ゴールドワイア) と契約したのは良くない徴候だったが、その後も昨年以上の活躍ぶりを見せて期待できていただけに残念だ。 3番手のPG なので、若い選手の大化けに賭けるのもアリかと思ったけど、無難に経験のある Goldwire (ゴールドワイア) の方を選んだというところだろうか。

とりあえず開幕ロスターに入ることはできなかったが、まだこれから別チームとFA契約ができる可能性もある。 どこかからか声がかかることを期待したい。


先発 フォワード 田臥勇太

田臥8点6A、開幕アピール/NBA – nikkansports.com > NBAニュース
クリッパーズの田臥勇太(25)はウォリアーズ戦の第2Qから20分間出場し、8得点、6アシストをマークし、開幕登録選手枠入りへアピールした。「しっかりチームをコントロールでき、見せたいところで思い通りのプレーができた」と濃密なプレー時間を振り返った。

今年は L.A. Clippers で NBA へのチャレンジ をしている田臥勇太。 昨日の対Warriors戦ではプレシーズンマッチとはいえ、初先発を果した。
この試合の Box Score を見ると驚くのが、田臥のポジション。フォワードとなっている。 まぁ、形だけのフォワードで実際はガード3人というところなのだが見たときは一瞬「えっ?」と思ってしまった。
Clippers は先日、ベテランポイントガード Anthony Goldwire (アンソニー ゴールドワイア) と契約。この動きは、チームが現状の戦力では満足していないことの現れだろう。 そして、昨日の試合でも田臥とGoldwire 二人が先発で出場している (田臥がF なので、Goldwire が PG のポジションだった)。
結果から見ると得点数は8点と同じだが、田臥の4/4(4本シュートを打って4本入った) に対し Goldwire は 2/4、出場時間、アシスト数、スチールはどれも田臥の方が上で、Goldwire に対して決して見劣りしていない。この試合はいいアピールになったようだ。

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