Category: 03 コンピュータ

なぜ日本で Paypal が流行らない?

 逆に日本で1000円の買い物でクレジットカードを出すことはまれだが、米国では5ドルのものでもカードで支払う人も少なくない。つまり、多額の現金を持ち歩くかどうかという習慣自体が異なっているのだ。

Paypal (ペイパル) というのはオンライン決済システム。 Paypal にメールアドレスと、お金のソースとして銀行口座かクレジットカードを登録しておくと e-mail を使ってお金の送金、受けとりができる(クレジットカードを使うと手数料がかかるが、銀行口座を使った場合は手数料無料)。 この簡単さがウケてeBay オークションでのお金の支払いのデファクトスタンダードを確立し、eBay は Paypal社 を買収した。

オレは eBay で競り落した商品の支払いに使ってみて、”こいつは便利だ” と躊躇なく使いはじめ、昼ご飯のときに小銭が無かったりすると、「ごめん立て替えといて。 あとで Paypal で送る」 というぐらい普通に使っている。 しかし、友人に勧めたときの対応は、「へぇー便利そう」という反応と「えー、そういうのでお金送るのって心配じゃない?」 という反応に別れた。

このコラムではその理由にキャシュ文化とクレジットカード文化(もしくは小切手文化)の違いを挙げてうまく説明している。

アメリカでは小切手で家賃や電話代、電気料金などを支払うのが一般だし、クレジットカードがあれば、マクドナルドなどのファストフード店でも支払いができる(たまにできないところもあるが…)。

しかも、アメリカ人はクレジットカードは借金をするための手段という認識があり、銀行にお金が無くてもそのカードで支払いをしてしまう。 このように現金にこだわりの少ないアメリカ人にとってみると、その手段がe-mail や Webサイトに変わっても違和感なく入っていけるのだろう。

対して日本ではお金を扱っているという感覚がないと抵抗があるように思える。 銀行振込みも口座間のお金の移動という直接的な意味合いを持っているし、Suica などのプリペイドカードや商品券やギフト券のようなものも、お金を先に払って形を変えたモノという認識があるから使える。 しかし、クレジットカードとなると、お金と直結してない感じがして、まだまだ使うことに抵抗がある人が多いのだと思う。 そんな人は、オンライン決済なんてと思っても不思議ではない。

残念ながら、日本とアメリカのお金に対する見方の違いはなかなか埋まらないと思う。 小規模でもいいので、既存の銀行振込のような手段より手軽に安く使えるしくみを長く続けられるような仕組みによって、徐々に浸透させていくことが Paypal のようなサービスを日本で普及させる鍵になるのではないだろうか。


ベイジアンアルゴリズムは効くのか?

Bayesian アルゴリズムをつかって、RSS フィードの新着記事がユーザにとって面白いかどうかを判定するアプリ、があったらおもしろいなあ、とおもい (ReadOne に似てますがあれは Bayesian じゃなかったとおもいます)
書籍の記事向けに quick hack でつくってみました。いまいちわかりにくいですが右下の % が、面白い率を表してます。同じ記事何度も interesting とかするとおかしなことになるプリミティブ実装なんで、あんま実用性はないんですけどね。

ベイジアンアルゴリズムと言うとメールソフトのスパム対策などで有名だが、個人的にはスパム対策としては信頼できるものなのかよくわからない。というか、統計学や確率論というのがどうも信頼できない。 サイコロふって1が出る確率は1/6だが、次に6回ふったところで1が確実に出るかどうかは結局わからないわけで、それってなんか意味ないじゃんと思ってしまう。

なので、ベイジアンアルゴリズムをスパム対策に使った場合も、1000通試したときは5通ぐらい間違えるかもしれないと言われるとほんとに有効か? と思ってしまう。

実際、オレが Thunderbird でスパムフィルタを使っているときは全然うまくいっていない。 1日10通ぐらい届くスパムの半分ぐらいはすりぬけてしまうし、日に1通ぐらい誤検知して普通のメールがスパムになっている。 そしてちっとも賢くなっていかない。 他に導入している人のところではちゃんと効いているのだろうか?

と、ベイジアンアルゴリズムをスパムフィルタとして使うとよくないということに結構費してしまったが、RSSフィードに参考情報として付ける、というのはいいかもしれない。 何より、今まで悪を見つけるために使っていたものを、善を見つけるために使うという視点の変更が面白い。 これなら、Spamの場合と違って 少々ミスしても許せそうな気がする。

今回の実装はほんとに初期段階のようだが、いずれどこかが本格的に実装してくるのではないだろうか、そのときにまた本格的に調べてみよう。 ベイジアンアルゴリズムに関しても興味がでてきたので、こちらももうちょっと追っていこうかと思っている。

今回のエントリ、一部に間違っているであろう自分の主観が入ってるので、おかしなところもいっぱいあると思う。 確率・統計とはこういうものだとか、ベイジアンの実力はこんなもんじゃないというのがあれば、コメントやトラックバックを使ってどんどん教えて欲しい。

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Flashで進化するアルバム

HTMLの写真集ではサムネイル画像を何度もクリックして大きな画像を開いたり画面を切り替えないといけません。もし全部の画像を切り替えて見ようとすると大変な作業になってしまいます。
そこで、サムネイルと大きな画像の切り替えや、他の画像に切り替える操作や動きをなめらかなものにすることによって、たくさんの画像をシンプルかつ少ない操作で見られる写真集を作りました

このなめらかアルバムは、Flashを利用していてマウスカーソルの移動する距離やスピードに応じて、移動とズームを切り換える。 しかも簡単にアルバムを作ることもできる。

自分でも、以前撮った写真をもとにさっそく作ってみた。
Warriors vs Bulls アルバム (ロードに少し時間がかかります)
画像の上でマウスを左クリックして、クリックしたまま右か左へマウスを少し動かす(ドラッグする)と写真がスクロールする。 最初にクリックした位置からの距離が離れれば離れるほど(画面上の白い矢印が長いほど)、全体が小さくなり素早くスクロールすることができる。 この写真を見たいと思ったらマウスを反対に動かすことで、すぐスクロールがゆっくりになり、マウスボタンを離せばそのときある写真が表示される。 この感覚が面白い。

Flashを使ったアルバムとしては zphoto というのもある。 こちらは一覧性を重視して、まず写真全部を表示し、カーソルが写真の上にのるとその写真がズームされ確認できるというものだ。 zphoto で残念なのが、zphotoを動かすための準備が大変なこと。他のフリーソフトウェアのインストールも必要で、結局うちが今使っているホスティングサービスでは揃えることができなかった。

いわゆるWebアルバムとしては zphoto の方が近いかもしれないが、スライドショーの代わりとしてや、順番どおりに見ていって欲しいといったような、アルバムとしての作品性を重視する場合は なめらかアルバム が使えそうだ。 キャプション機能やもっと大きく見たい場合など対応して欲しい機能もあるので、今後の進化を期待したい。 Flash持ってたら自分でいじってみるんだけどなぁ。

そしてこの方法、なめらかアルバムのバックにある移動速度に応じた自動ズーミングによる効率的ナビゲーション の論文のデモにあるように、文書の表示に使うとより効果的だと思う。 Adobe も Acrobat にヘンな拡張して、Reader を重くしないで、もっと根本の文書の閲覧性に気を使ってもらいたいものだ。


検証! iTunes 音楽プレゼント クジで当たりを引く方法

Pepsi has stated they believe they will have to pay for about 1/3 of the 100 million songs it’s giving away. That means 2/3 of the people that win don’t care about iTunes. So I say, let’s let them have the unlucky caps. They weren’t going to cash them in anyway.
(ペプシはこのクジで、1億曲のうちの1/3が実際に購入されると思っていると語っている。 つまり当たった人の2/3はiTunesに関心のない人だと思っている。 じゃ、そいつらに外れクジを引かせてやれ。 どっちにしても曲をダウンロードしないんだから。)

iTunes Music Store でやってるペプシを買うと1曲当たるクジ。 先日、上のMacMercの記事をソースとしてクジが破られたということがニュースでも報じられた (CNet)。 原理は簡単なことで、ペットボトルの斜め下あたりから、あたりかはずれかが書いてある蓋の裏側が見られるので、それで判断できるというものだった。 (実際は当たりは判断しにくいので、外れた場合に表示される “PLAY AGAIN” の AGAIN の文字が見えるかどうかで判断する。)

何だか面白そうだったので、お店へ行って見つけたとき試してみたが全然うまくいかなかった。

なぜかと言うと、

露が付いて見えなくなるから。
普段1本売りのペプシは冷蔵庫に入っているので、外に出したとたん横の部分に露が付いて蓋の裏が見えなくなる。 冷蔵庫に置いてないモノは未だにiTunesキャンペーン以前のものだったし6本パックだったりするので、当たりだけを買うことはできない。 こうなると、蓋の裏側を見えるようにするために、頻繁に指を使ってボトルの上の部分を拭いたりしないといけない。

でもって、とりあえず1本買って家で試してみたんだけど、これがまた結構難しい。
冷えてないボトルを見るとこんな感じになる。 露が付いてないので見やすくはなったが、蓋の裏側はやっぱり暗いので文字が見えにくい。

暗いので、横からライトで照らしたらやっと見られた。 “AGAIN”の文字。 あーあ、外れじゃん。

精一杯の写真が下。 うっすらと AGAIN と書いてあるのがわかるだろうか? (写真はクリックで拡大する) ただでさえペットボトルで屈折が変わることもあって、MacMerc の写真のようにくっきりと見えるアングルなんか見つからなかった。 それだけ技術がいるということとも言える。

MacMerc の記事にも書いてあるが、一度、いくつか買って自分で試した方がいい。 けど、この記事が出て、回収騒ぎにならなかったことからも、古典的で単純なハックだが有効性はイマイチのようだ。 その後、こうやって見えるものだと意識しながら見ることでだんだん短時間でわかるようにはなったが、実際自分でこうやって試した後では、お店でこれができる人は、我慢強いというか、まわりの目を気にしない人ではないかと思う。


コンピュータで採点

専用の解答用紙に記入された解答に、アノトペンで○(正解)、△(一部正解)、×(不正解)をつけると、アノトペンのUSB/Bluetooth通信機能で設問ごとの正解・不正解データをサーバに転送、合計得点を算出したり、データ集計できる。

パッと読んだとき、生徒がアノトペンで解答を書くと採点してくれるのかと思ったけどそれはまだ開発中で、今回のは先生が採点するときにアノトペンを使うと、点数計算がラクになったり、どこが間違っていたかの統計をとるのに役立つというシステムなのね。 記事のタイトルの付けかたが微妙だっただけにちょっとがっかり。
アノトペンというのはペン先に小型カメラがあって、専用用紙に書いてある小さな模様を読みこむことでペンの動きの軌跡を保存して、PC上で再現するというもの。 専用の用紙は必要だが、OCRシステムよりは簡単に導入できそうだ。

ただ、これなら単純に解答用紙をスキャンして、タブレットPCのようなシステムで採点をしても同じ感じのことはできそうな気がするんだけどどうなんだろうか。 自由度も高そうだし。 答案返却がある場合は ○、×の部分だけプリンタで出力してもいいし。

生徒にアノトペンを持たせ、解答を記入させながらデジタルデータ化するシステムの開発も検討する。記述式問題でも、解答にどれくらいの時間がかかったかなどを把握でき、一人一人の習熟度を詳細に把握できるようになる。

で、実際、解答するのに使うという話だが、ほんとに使えるのだろうか?

消しゴムも使えないようなので、書き間違えたり、解答欄がずれていたときはどうするんだろう? それも記録に残って「もっと落ち着いてテストを受けましょう」という評価でもしてくれる? このシステムをそこまで使うのはまだちょっとムリがあるような気がする。

そもそもコンピュータの画面を使って、テストを受けさせるシステムはコスト以外の点で問題はあるのだろうか。オラクルマスターのテストとかではそういうシステムも使われてると聞いたことはあるけど、もっと一般的なところでもマークシート程度のものならできそうな気がするんだけど。

あ、フリーズしたり、何かのはずみでリセットしたりしたらそこまでの解答が消えちゃう可能性があるのか。 それに、再起動の時間だけテスト時間を損するとか。 やっぱり重要なテストには使えないな。


フリーソフトウェア と フォント

Linux seller Red Hat generally shuns proprietary intellectual property, but there are some places open-source software just isn’t good enough. The latest area: fonts.
(Linux販売会社の Red Hat は、基本的に著作権に守られた独自技術を使わないようにしているが、オープンソースソフトウェアだけでは十分ではない分野もある。 もっとも新しいの分野が フォントだ。)

Linux では KDE や Gnome のウインドウシステムが混在していてよくないという話を以前書いたが、そのときの最後にフォントの問題のことも少し触れた。

ボランティアで作成されている方には申しわけないが、Linux に標準で付いてくるフォント、特に日本語フォントは Windows や Mac に用意されているものに比べると見劣りしてしまう。 残念ながらフォントだけはデザインの関係もあり、ボランティアがたくさんいれば何とかなるという話ではない。 ましてや、英語だけならまだしも、日本語をサポートしようと思ったら 1万文字程度をデザインしなければならず、どうしても細かいところで問題が出てしまう。

コンピュータが動作するためにフォントは必ず必要になる。 RedHat などの企業はライセンスを受けることで対応はできるだろうが、 フリーソフトウェア文化のさらなる飛躍のためにはもっと根本的なソリューションが必要だろう。

そんな中、DoubleType というグリフデザインツールを開発するプロジェクトが動きだした。 フォントをデザインするためのツールだが、漢字を部首などのパーツに分け、それを組み合わせることで文字を作ろうというコンセプトらしい。手間を省くという点では評価できるが、デザインという観点からすると、ほんとにうまくいくか疑問なところがある。 それでも一歩踏みだすことは大事なこと。今後も注目していきたい。


コンピュータ内のファイル整理

最初はファイルをのっぺりと置いておきます。
数が増えてきたところで少し分割しますが、そのとき必ず、よく参照する
ファイルは移動しないことと決めてます。
そしてまたそのままのっぺりとホームに置いていって、増えたら移動します。
このとき、移動先が増えすぎたら、移動先の中で特に参照しなくなった
ファイルを、さらに深いディレクトリに移します。

スラッシュドット ジャパンに書いてあったコンピュータ内のファイル整理方法。 ほとんどの人が難しいとか、うまくいかないと書いているなか、上に引用した書きこみが自分の方法に近いと感じた。

少し違うのは、最初の保存場所はHOMEではなくデスクトップというところ。

まずはそこに保存しておいて、いらないと思えばその時点で消す。場合によってはディレクトリを作ってそこに保存することもある。 デスクトップが増え、今後も必要そうなファイルは、保存するためのディレクトリを HOME/My Documents 内に作成し、そこへ入れるという形だ。 はじめから分類して保存すると次からファイルを開くときに面倒だし、一度ぐらいフィルタリングを行なわないと無駄なデータまで保存してしまいがちだと思う。

なので、どのマシン上でもオレのデスクトップは結構ゴチャゴチャしている。 が、本人はこの辺にこのファイルやフォルダが…とおおまかなアイコンの位置で憶えていたりするので、見た目ほど使い勝手は悪くない。

これって実生活でもよくある話か。 よく自分の部屋をこたつを中心に、本やいろんなものが散乱している状態。 右手を伸ばすとこの雑誌が、左手を伸ばすとテレビのリモコンがというようにこたつから出ずにいろんなものが手に届く感覚はデスクトップでアイコンを探すのに似ている。 で、もうどうにもならなくなったところで、本来あるべき場所へ整理するというのも同じだ。 でもって、実生活のオレもこんなだったりする(すまぬ>妻)。

実生活では、即だらしない人の烙印を押されてしまいそうなこんな整理法だが、コンピュータの中では結構有効だと思うのですがやっぱりだらしないですか? みなさんのオススメ整理法があればコメントやトラックバックどうぞ。


iTunes Music Store の Eminem CM

「MTV」の中で2003年夏に放送されたiTunesのテレビCMにおいて、iPodを持った少年がエミネムのヒット曲「Lose Yourself」の歌詞をくちずさむシーンがあったのだという。
 しかし、アップルコンピュータによれば、iTunesあるいはiTunes Music StoreについてはこれまでテレビCMを放映したことはなく、仮に訴訟で指摘されているのがiPodのCMのことだとしても、音楽著作権はきちんとクリアしているという。

アメリカでは Music Store オープン直後、上に書いてあるようなCMが流れてたのを憶えている。 CM ではエミネムがパフォーマンスをしているわけではないが、iTunes Music Store のCM があったという点ではアップルのコメントもしくは上の記事は明らかに間違いだろう。


問題のCMはこちら。

アーカイブをとっていた人エライ!。

この前に、同じシリーズ(確か同じ少年)で エミネムの “Slim Shady” を歌っているのもあって、こちらの方が見たときにインパクトがあったんだけど、残念ながらアーカイブが見つからなかった。 というか、誰も話題にしてなくて驚いた。 エミネムも知らないのか?

それにしても、この Different District はNewton のCM をはじめ、Apple の過去のCM等の Movie のアーカイブが充実していて結構すごい。


いいぞ! Nvu

Finally! A complete Web Authoring System for Linux Desktop users to rival programs like FrontPage and Dreamweaver.
(ついに、 FrontPage や Dreamweaver に対抗する Linux デスクトップユーザ向けのフルWebオーサリングシステムが誕生!)

以前紹介した グラフィカルHTMLエディタ Nvu のバージョン 0.1 がダウンロードできるようになっていたので使ってみた。

Lindows が作っているだけに、Linux 向けしかリリースされないかと思っていたら、このバージョン 0.1 から Linux と Windows の両プラットホーム向けにリリースされているのが嬉しい。 Windows向けのインストールはzipファイルを展開して、Nvu.exe を起動するだけになっているが、 環境によっては DLL のダウンロードが別途必要かもしれないので、ダウンロードページをよく読んでインストールして欲しい。


Nvu 編集画面 – クリックで拡大

もともと Mozilla に付いている Composer を改良して作ってあるため、バージョン 0.1 でも結構ちゃんと動いているし、使い勝手も Composer とほとんど同じになっている。 Nvuが新に追加したFTPによるファイルアップロードも動いてはいるようだが、既存のサイトに対して使おうとするとサイト全体を管理対象にしないと、CSSファイルやイメージなどの位置が変わってしまうため注意が必要だ。

Nvu が行った拡張で面白そうなのが CSS Editor 。

繁雑になりがちなCSSの設定が一覧でき、タブを使った設定ウインドウでわかりやすく設定できるようになっている。 特にテキスト、フォント関連の設定は下のエリアにプレビューが表示されるのでわかりやすい。 ただ、設定したスタイルを指定をするためには class, id といったプロパティを別ダイアログでタイプしないといけないため、少し使い勝手が悪い。 この辺は今後に期待だ。


Nvu の CSS エディタ – クリックで拡大

ブラウザ、メーラといったモジュールと比べて進歩が止まっていたコンポーザーモジュールをいい感じで進化させてきた。

MovableType などの CMS が一般的になってきたため、HTMLエディタの出番は減ってきているとは思うが、フリーということを考えると、ちょっとしたページを作成するような場合にいい選択肢になるのではないだろうか。


はてなアンテナRSS フィード

このサービスは はてなアンテナ をRSSフォーマットで出力するサービスです。

昔から考えていたはてなアンテナとRSSの融合。
意外なところから発展して結局自分で作ってしまった。

> RSS対応してないサイトの更新情報も管理してもらえたらパーフェクト
http://myrss.jp/ で RSS 作らせて、それを参照するってのは?

コメントへの書きこみにあった http://myrss.jp/ (My RSS) はRSSに対応していない普通のサイトをRSSフォーマットで表示するサービス。 ただ、更新チェックの基準がリンクなため、ニュースサイトのようなものでは有用だが苦手なサイトもある。

例えば Fast & First というサイトは脇のニュースフィードばかり更新にひっかかり、肝心の本人の文章はまったくチェックされない。My RSSを使ってはてなアンテナをチェックさせるのも手だったが、そのためにはアンテナをパブリックにしないといけないのが何かイヤだった。

もともと はてなアンテナはページの構成がシンプルだし、それなら、ログインするところから自分で作ってしまえと思って作ったのが上のサービス。 ユーザ名、パスワードは暗号化をかけてURLの中に埋めこんであるのでサーバはリクエストがくるとダイナミックにRSSを生成するしくみになっている。

今使っている Bloglines ではRSSフィードURLを登録すると全員に対し公開されてしまうようで、結局公開アンテナにしてるのと同じというオチがついてしまったが、ローカルマシンで動くRSSリーダを使っている人には影響は少ないと思う。 気になる人は別ユーザで公開アンテナを新たに作成して使うことをおすすめする。

はてなを尊重し、RSSフィードの一番最初に広告を表示、飛び先のURLもはてなアンテナのページと同じように飛ぶようにしてある。