Month: January 2009

Macworld Expo SF 2009 – Ampli-Phone

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ここからはちょっとだけ iPhone 関連のグッズを紹介。

まず最初はノースホールの隅にあった Ampli-Phone というスピーカー。

こいつは電源なしで iPhone の音声を大きくしちゃうという優れもの。 原理としてはパッシブスピーカーと呼ばれるもので、iPhone の内蔵スピーカーから出る音の流れをうまく調整することで大きくしている。

これが、思った以上に音が大きくなるとともに、ちょっと古い感じになって聞こえてくるのが何ともイイ感じ。古い音源の再生にはとくにもってこいなスピーカーじゃないかと。

探してみたら他のサイトでも取りあげられていた。ちょうどムービーもあったのでどんな感じになるかわかってもらえるんじゃないかな。


Macworld Expo SF 2009 – Kensington Slim Blade Trackball

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周辺機器で有名な Kensington からは SlimBlade Trackball という新型のトラックボール。このトラックボールは従来の操作に加え、ボールをつまんで回転させるという新しいアクションを提供している。

このアクションは、あらかじめ用意されていた3つのモードにしたがってスクロール、ズームIn/Out 、ボリュームのup/down として使うことができる。 この機能は今のところ固定とのこと。

マウスにホイールが付いたり、トラックパッドがマルチタッチになったりする中、取り残された感のあったトラックボールだがこのアプローチは面白いんじゃないだろうか。

3月発売予定で、値段は $129.99 とちょっと高め。トラックボールって使ってる人はみんな絶賛するんで使ってみたいと常々思ってるけどどうかなぁ。


Macworld Expo SF 2009 – wazabee

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ノースホールでは wazabee というメーカがメガネなしの3D技術を紹介していた。ただし、スクリーンの前に貼る特殊なシート(偏光板)を置く必要がある。

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iPhone に付けてあったが、斜めにデコボコした、いかにもというシートで付けたまま通常の使用には向かない。タッチスクリーンにも対応してないし。

これで用意されていたデモムービーを見たんだけど、映像はたしかに3Dになって見応えがあった。ただ、ムービーは何でもオッケーというわけじゃなく、3D用に準備されたモノじゃないとダメと普及にはまだまだ障害がありそう。

この会社は iPhone 向けに 3DeeCamera というのを $0.99 で配布していて、これを使えば写真については角度変えて写真を2枚撮ったりすればうまく3Dの写真に合成してくれるらしい。 でもストアでの評判はあまり良くない。難しそうだもんなぁ。

と、一般的じゃないのはわかってはいるんだけど、こういうのって未来っぽくて好き。


Macworld Expo SF 2009 – Bluetooth Webcam

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昨年も少し紹介した Ecamm Network が展示していたのが BT-1 という Bluetooth でワイヤレス化した Webcam 。

最近の Mac には iSight が付いていてこれはこれで便利だが、BT-1 はもう少し撮影するエリアや角度などを自由に変えたいときなんかに使える。 ケーブルがないことを利用して、コンパクトな監視カメラ風に使ったり、ラジコンに付けて車載カメラ風な映像を撮って遊んだりすることも可能 (Mac からあまり離れられないけど)。 こういうのも面白いよね。

気になる値段は $149.99 とちょっと高め。万人受けとはいかないけど、こういうの欲しかった人はいるんじゃないかな?


Macworld Expo SF 2009 – Djay

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サウスホールを歩いていてマルチタッチを利用したデモが目に止まったのがこの Djay (これでディージェイと読む) というソフト。

DJ が使うターンテーブルをMacの中に実現したもので、iTunes のライブラリ内の曲をつかって DJ プレイが楽しめる。 ピッチを変えたり曲のスピードを変えたりしてマッシュアップなんかも楽しめるらしい。

会場ではターンテーブルの実機も展示しているところもあったが、こういうのは初心者はなかなか手がだせないので、気軽に試せるソフトウェア版ってのはいいかも。新しい Garage Band のようにチュートリアルビデオなんかあったらもっと良さそうだなぁ。

YouTube に公式な紹介ムービーがあったので載せときます。


Macworld Expo SF 2009 – Google ブース

Macworld に Google は意外な組み合わせに思えるが、Google も Mac 向けアプリケーショの紹介のためにここ数年毎年出展している。これまであまり取り上げてこなかったが今年はなかなか面白いものがあった。

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以前から期待され、Expo の直前にベータ版を公開した Picasa for Mac。利用者は iPhoto と被るところもあるがオレは PC版の愛用者なので Mac 版ができたのはうれしい。 iPhoto とどっちが速い? と聞いたらベンチマークの数値をとったわけじゃないけど大量の写真の管理なら Picasa の方が速いと言っていた。このデモ機にも 15000枚ほどの写真が入っていたが、PC版と同様スクロールなどスムーズだった。

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Google Earth をブラウザ上で見られるようにするプラグインがあるのはご存知だろうか? その機能のデモアプリケーションとして Monster Milktruck! というものがある。 キーボードで牛乳トラックを動かし地球上を動きまわるというものなのだが、これを拡張して Wii Fit のバランスボードに繋いで操作しちゃうというデモしていた。 ジョークアプリだろうと思ってリリースしないの? と冗談半分で聞いたら、1週間ぐらいでリリースすると思うという回答が返ってきてビックリ。やるなぁ。

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Google ブースの隠れたヒットがコレ。 iPhone (iPod) を充電できるコネクタが用意されていた。 これが午後になると写真のように結構使われていた。こりゃすごく便利そう。


Macworld Expo SF 2009 – Apple ブース

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毎年 South ホール の真ん中に出展している巨大なブースが Apple ブース。 今年は 17インチ MacBook Pro かと思ったら iLife ’09 がインストールされた iMac が並んでいた。 ブース正面の展示がハードウェアじゃなかったのはここ数年なかったような…。

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で、iLife ’09 。 個人的に気になるのは iMovie。手ぶれってビデオを撮っていると避けられないけど、iMovie ’09 の手ぶれ補正は結構強力そうで助けになりそう。Picture-in-Picture や、派手なトランジションはまぁいつか使うかなぁという程度だけど、こういった地味なところも強化してきているのはうれしい。

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さて、17インチの MacBook Pro 。ちょうど Glossy (テカテカ) 液晶と、テカテカじゃない液晶が並べてあった。こう見ると Glossy のほうが発色がよく色の再現性も高いように見える。

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でも、Apple ブースの上はこころなしか照明が落としてあってテカテカ液晶の弱点があまり出ないように工夫してあった(と思う)。 写真で言えば Canon ブースの上の明かりと比べるとわかってもらえるかと。

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昨年も紹介した、Apple ブースの iPod touch/iPhone の展示スタンド、今年も使われていた。 実はコレ同じものが Apple ストアでも使われていたのを見ていたため、展示員の人にこのスタンド売らないの? と聞いたらApple ブースとApple ストアでしか使うための特注品で、売る予定はないらしい。こんな答えが返ってくるってことは質問する人多いのか? いや、ほんと売れると思うんだけどなぁ。


Macworld Expo SF 2009 – 会場と雰囲気

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今年も行ってきました Macworld Expo San Francisco (ただし、行ったのは昨日)。 今年は同時期にラスベガスで CES が行われていたり、不況の影響もあってか客の数も例年に比べると少なめ。 まぁ、基調講演の発表がちょっとがっかりだったし仕方がないのかな…。

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会場となったサンフランシスコの モスコーニ センター (Moscone Center) は、West, North, South ホールという3つのホールがあって、昨年はこれまでで初めて West と South ホールを使っておこなわれていたが、今年は戻って North ホールと South ホールで行われた。 North ホールと South ホールって地下が繋ってるから外に出なくていい分ラクなんだよねぇ。

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South ホールの端のほうは空きスペースも。 より良さそうな場所に移転したブースもあったけど、こういうのを見ると Mac が低迷していた5年ほど前を思いだしちょっと悲しい。

今年は旅行記のときのような感じで、気になった展示を1エントリごとに書いていこうかと思っている。書きあがり次第アップしていくのでお楽しみに。


Macworld Expo 2009 開幕, … なんか出た

Macworld Expo 2009 が開幕した。 例年なら Apple 社 CEO のスティーブジョブズの基調講演で新製品が発表されて開幕を盛り上げるところだけど、今年はあまり目玉のない地味な基調講演に終わってしまった。

また、今回の基調講演は、スティーブジョブズの健康状態がすぐれないためフィルシラーという Apple 社のナンバー2(のひとりと言うのが正しいかな) がおこなったのも基調講演がイマイチだったことに拍車をかけたかもしれない。 基調講演のムービーも見たけど、ジョブズと比べて話すスピードが早く、単調だったなぁ。

今回発表になったのは

  • iLife ’09 発表
  • iWork ’09 発表
  • MacBook Pro 17インチ 発表
  • iTunes ストアで DRM なしの曲を発売、一部の曲の値下げ、iPhone 3G の 3G ネットワークを使った曲の購入が可能に

というもの。 昨年はむちゃくちゃ薄い Macbook Air を、一昨年は iPhone を、その前は Intel チップを積んだ Mac を発表と、今すぐ見たい! 触りたい! と思うような何かがこれまで発表されていたが、今回はどれも既存商品のマイナーチェンジ程度の変更と全然わくわくしてこない。

今回はフィルシラー氏の初めて(たしか)の基調講演なので、いい製品を発表したのに彼のプレゼンはイマイチだったと言われるより、もともとそんなにすごい発表じゃないから彼のプレゼンが悪いのか、発表内容が悪いのかわけわかんなくするための作戦だったりして(笑)。

知ってる人も多いと思うが、Apple が Macworld Expo に参加するのは今年が最後。来年以降も Macworld Expo は開催される予定だがもっと規模が小さくなるだろう。

Apple も毎年毎年クリスマスや年末年始を Macworld 向けに準備するのも大変だったのは簡単に想像できるし、アメリカではクリスマス前にみんな大量の買い物をして1月は消費が冷えこむ月なため、この時期に新製品を発表するのはあまり得策じゃないのは以前から言われていた。 こんな背景もあって、今年で止めようという発表になったんだろうなと想像できる。

ちょっと残念といいつつも、今年も木曜日に見に行く予定。


タイムズスクエアのカウントダウンイベントのあとで…

大晦日のカウントダウンイベントとして有名なのがニューヨーク タイムズスクエアのイベント。アメリカでも大晦日の11時ぐらいから大手テレビ局が毎年放送している定番中の定番のイベント。 ただ、西海岸の人は録画映像を見てるかと思うとちょっと興醒めだけど…。

ものすごい数の人、そして0時になったときに舞う紙吹雪。イベントの時はすげぇと思いながら見ているこの景色もイベントが終わると….。

Times Square bash left about 40 tons of trash – USATODAY.com

One million revelers packed into Times Square plus a ton of confetti and countless noisemakers equals a whole lot of garbage — about 40 tons, according to the city Department of Sanitation.

(市の清掃部門によると、タイムズスクエアで大騒ぎした百万人の人、プラス大量の紙吹雪と数えきれない鳴り物 イコール大量のゴミ – 約40トン。)

なんと40トン以上のゴミが出たとのこと。イベント終了後163人の人が翌朝8時までゴミを隅の方に寄せ、11時から別のチームが片付けていったらしい。記事中の写真もなんかすごいなぁ。

アメリカのことだから、紙吹雪なんか結構ほっとかれるのかなぁと思っていたけど、ちゃんと回収作業もしてたんだ(笑)。

というわけで、新年明けましておめでとうございます。 本年もよろしくおねがいします。