Month: July 2005

Visual Style で見ためだけでも Windows Vista に

先日、Microsoft が Windows Vista と呼ぶことになった新OS のベータ版を公開した。

Windows XP が発売されて時間もたっていることから機能的やセキュリティ面での進化も期待したいところだが、多くのユーザの関心は新しいOSの見た目や使い勝手ではないだろうか。 いろんなところで公開されているスクリーンショットを見ると、「どんな感じなんだろう? 早く使ってみたい。」と否が応にもその期待は高まってしまう。

そう思っている人は世界にいっぱいいるようで、Windows XP の Visual Style (ビジュアルスタイル) の機能を使って Windows Vista (コードネーム Longhorn) っぽい画面を先どりするためのファイルが提供されていた。 試してみたら結構よかったので紹介したいと思う。


(クリックで拡大)

手順なのだが、まず大きな問題をクリアしなくてはいけない。今回紹介する Visual Style は以前の Royale (Energy Blue) とは違って個人が作っているもの。

XP に標準で付いてくる デスクトップテーマ や ビジュアルスタイル を管理するDLL (uxtheme.dll) は Microsoft が作成したもの以外を使えなくなっているので、まずこのロック機能を外す必要がある。 これが少々やっかいで、サービスパックの適用具合などによって使うツールを変えるなど結構複雑になっている。

ロックを外すための方法、およびツールは XpSkinNet に詳しく書かれているので、まずはそちらを読んでuxtheme.dll のロックを外してもらいたい。

注意: XpSkinNet にもあるが、ロックを外すためにはOSのファイルに修正を加えるため、場合によってはコンピュータが起動しなくなるといった問題が発生するかもしれない。 そういったリスクを負える方のみトライして頂いて(バックアップも忘れずに)、リスクを負いたくない人は有料のツールを使うか今回はあきらめて欲しい。

余談だが、以前紹介した OSのインストールを簡単にするnLite というツール にもロックを外した uxtheme.dll を作成する機能がある。 インストールディスクを作るときには是非この機能をONにしておくと上の作業は必要なくなる。

さて、Longhorn (Windows Vista) の Visual Style はいろいろあるけど、今回オレがおすすめするのは StudioTwentyEight というところが配布している Lognhorn “5203” Visual Style というもの。

“5203” というのが Longhorn (Windows Vista) のビルド番号と呼ばれているもので、先日リリースされたβ1 が 5112 より新しいビルドをもとに作成されたとようだ。 ダウンロードはこちらのリンク先にある “Download to Desktop” というのをクリックするとできる。 (10/30 追記: 現在は VistaXP という名前になったので、今後はこちらのファイルをダウンロードしてください。)

ダウンロードされたzipファイルを展開すると Longhorn というフォルダができるので、それを c:\Windows\Resources\Themes というフォルダにコピーする。

英語版の XP を使っているので表示が英語になっているが、あとはディスプレイのコントロールパネルを開き下の画面のところで Longhorn を選択すると黒ベースの Windows Vista っぽい画面に変わるので OK を押す。もし、文字化けがおこるとか、設定の一部が気になったら、下の画面の Advanced のところにあるボタンを押すと細かい設定ができる。

次に壁紙を設定するところで、
c:\Windows\Resources\Themes\Longhorn\Wallpapers\5060 (No Text).jpg
c:\Windows\Resources\Themes\Longhorn\Wallpapers\5060.jpg

のどちらかの画像ファイルを指定すると完成。 2つとも同じような写真だが、(No Text) と書いてある方には Lonhorn のロゴが入っていない。 ちなみに、Vista の UI は Aero Grass と呼ばれている。 壁紙が草(Grass)なのはそのためだろう。

これまでずっと続いてきた Windows の青色系から変わってしまうと使いにくいかと思ったが、自分のところで実際動かしてみると、黒色系の見た目も全体が引き締まって悪くない。ちょっとスクロールバーが見にくいかな。 たぶん、すぐ慣れると思う。

Royale とはまた違った引き締まった瑞々しさをどうぞ。


エキナセア は風邪に効かない?

DNC: Health News – Echinacea Found Useless in Cold Study
Taking echinacea to ward off a cold or reduce its symptoms is a waste of time and money, according to a large, carefully controlled study that found the popular herbal remedy is ineffective.
(「ポピュラーなハーブ治療薬は効果がない」という広範囲の注意深く行われた調査によると、風邪の予防や症状を押さえるためにエキナセアを服用するのは時間とお金の無駄のようだ。)

昨日の朝、”Echinacea Useless” とテレビでも紹介されたこのニュース。 うちでもエキナセアのサプリメントが用意してあるので「効かない」という調査結果はちょっとショックだった。

エキナセア (エキネシア、 エチナシア、 エカネイシア などとも呼ばれる)というのはキク科の植物の根や茎から採取される自然のハーブで、体の免疫力を高め風邪やインフルエンザなどにかかりにくくする、または感染した場合に治療する効果があると言われている。 アメリカではこのハーブに年間、なんと1億5500万ドル (およそ160億円) が使われている。

しかし、上のニュースによると

DNC: Health News – Echinacea Found Useless in Cold Study
In the study published Wednesday, a total of 339 healthy volunteers were split into two groups. One was further divided into subgroups that received three different doses of the echinacea extract. The second group received an inactive placebo. Five days later, both groups were exposed to a rhinovirus through a nasal spray.
…中略…
Among those receiving the herb, 81 to 92 percent caught colds, compared with 85 to 92 percent of those given the placebo.
(水曜日に発表された調査では、399人の健康なボランティアを2つのグループに分けた。 1つめのグループはさらに3種類のエキナセアから抽出された薬を受けとる。 もうひとつのグループは効果のないプラシーボ(薬だと言われて渡された小麦粉など体に影響のないものの総称)を受けとる。 5日後、両方のグループの被験者がスプレー式の点鼻薬によってライノウイルスに感染させられた。
中略
ハーブを受けとった人たちの81%-92%が風邪をひく一方で、プラシーボを受けとっていた人は85%-92%だった)

と、風邪にかかった人の割合はエキナセアを飲んでも飲まなくてもほとんど変わらなかったらしい。 別のニュースにはと風邪の症状緩和にも差がなかったことが書いてあった。

もちろん、この手のレポートには付きものの、使ったエキナセアがよくないとか、免疫系に効果がなかった証明にはならないなど、いろいろと反論はあるようだが、消費者としては信じて飲んでいるサプリメントが実は効きめがないかもしれないと過信しないことは必要かもしれない。 アメリカではこれをきっかけにもっと調査が行われていくだろうから、近いうちにはっきりされるだろう。

今回の調査結果のレポートは公開 されているようだが、ユー登録が必要みたいだし、医学用語はイマイチわからないのでまだ読んでない。 興味のある方、知識のある方は読んでもっと詳しい話を教えて欲しい。


シャトル無事打ち上げ

シャトルが無事打ち上がりました。

フロリダにあるケネディ宇宙センターの時刻で10:39。

打ち上げ日が2週間ほど遅れたことで打ち上げ時刻が早まったこともあり、日本でも生で見た人が多いのではないでしょうか。

西海岸では朝7:39。 ローカルニュースを放送しているチャンネル2がNASA TV の映像を使って中継してくれたので、それとインターネットのストリーミングの2段構えで観てました。

今回の中継で面白かったのは外部燃料タンクに取り付けられたカメラ。

コロンビアの事故が、この外部燃料タンクから落ちた破片がシャトルを傷つけた原因だとされたため今回の打ち上げは問題がないかわかるように取り付けられたカメラだった。 この映像がすごい。 下にタンク上にシャトル、奥にエンジンの炎と地球の景色が見える。

最初は Google Earth のようなフロリダ半島の映像、その後に宇宙空間と青い地球。 そして、シャトルとタンクの切離し。 地球に落ちていくタンクから映るシャトルの影がなんとも勇ましい感じだった。 おそらくアーカイブが公開されると思うのでまた紹介したいと思う。

無事打ち上げが終了してよかった。

そして、やっぱり無理してでも見に行くべきだったとちょっと後悔。

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Konfabulator が Yahoo! に買収されフリーに

Yahoo acquires ‘widget’ engine | CNET News.com
Yahoo has acquired software “widget” engine Konfabulator in a move to spur third-party developers to devise new applications for the Internet giant’s services.
(Yahoo! はサードパーティデベロッパに自社のサービスを利用したアプリケーションを開発してもらう動きを加速させる一貫として、 “ウィジェット” エンジンの Konfabulator を買収した。)

不覚にもこのニュースを見るまで忘れていた Konfabulator (コンファビュレーター)。

Konfabulator というのは Apple が Mac OS X 10.4 Tiger で実装された Dashboard と同じような機能を提供するアプリケーション。 Widget (ウィジェット) と呼ばれる XML + JavaScript で書かれた小さなアプリケーションを画面上に表示するものだ。
Konfabulator がすごいのは Dashboard より数年も前に発表されていたこと。 そのため、 Apple がDashboard を発表したときまさに侮辱 というコメントを発表し、Apple に盗作疑惑がかけられたこともあった。

その後、Konfabulator は Windows版も開発され Mac OS X でしか動かない Dashboard より広範囲なソリューションとして提供されていたが、やはり露出度の点から徐々に忘れさられていた感じだった (少なくともオレの中では…)。 しかし、Konfabulator を忘れずに目をつけたのが Yahoo! のようだ。

Yahoo! すごいと思う。 Konfabulator の Widget には天気情報や株価情報など、インターネットから直接データを取得して表示するものが多い。 つまり、ある機能に特化したブラウザみたいなものだ。 すでにあるWidgetは Yahoo! からデータを取得しているものも少なくないが、Yahoo! は
Konfabulator に特化したAPIを一早く提供することも可能だろう (CNet の記事には XML Feed を経由して使おうとしていると書いてある)。 そうすることでHackに近い状態で作る必要がある他の会社のサービスより魅力的な Widget が作られる可能性も高くなる。

Google がブラウザを作成しているとか、Google Maps や Gmail のように JavaScript をバリバリ使ってこれまでとは違うユーザエクスペリエンスを提供するなど、Webクライアントに対しもう一騒動ありそうな予感もするが、 Yahoo! が今回選択した Konfabulator というアプローチはブラウザを使わないで自社のサービスにアクセスさせる手段ができることになり、また他とは少し違ったアプローチでとても興味深い。

というわけで、注目の Konfabulator 。

公式ウェブサイト へ行くと、トップページに最新バージョンの2.1が無料でダウンロードできるようになったことが書いてある (2.0以上のバージョンをレジストしたユーザには何らかの見返りがあるらしい)。 また、Konfabulator の歴史がマンガで読むことができる (英語だけど…)。


メッセンジャーならGaimがおすすめ

しばらく前に、オレの上司が「これからはIM (インターネットメッセンジャー)で仕事の情報を密に交換しよう!」と言いだし引っぱりだしてきたのが、何と会社が独自に作ったIMソフト。 これまでIMというと、自分がオンラインなのに声をかけないのはヘンじゃないかとか、サインイン・サインアウトのたびにアラートが出てくるのはウザイとか思って避けていたが、アラートの表示・非表示はコントロールできるし、使い始めてみると「他人がオンかオフかそんなに気にしない」 と思うようになった。

どうせ会社のIMソフトを起動するなら、友人も使っているポータル系のIMにも繋げてみたいと思うもの。 かといって、IMソフトをいくつも起動するのはなんかウザイ。 ちょっと調べてみたら、どうやら会社の IM は Jabber というオープンな仕組みを利用しているようで、その互換ソフトでも基本的なことはできることがわかった。

で、会社の Jabber, AOL, Yahoo! (Yahoo! Japan), MSN のどれもサポートしているものを探してみた結果、Gaim というこれまたオープンソースなIMソフトが気にいった。 会社の運用がすこし特殊で、それをサポートしてくれるソフトが少なかったというのもあるが、 設定がわかりやすくもちろんちゃんと繋がり、接続した先のユーザが全て一緒に表示されるのが特にいい。

Gaim の唯一の欠点は GTK+ という Linux 育ちの GUI ライブラリを使っているため Windows で使うと少し違和感があるところだろうか。 逆にLinux でも使えるというのも…いずれ役にたつかもしれない…。

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NASAの対応に感じる日米の評価システムの違い

5thstar_管理人_日記: 逆取材
「日本のマスコミは日本の宇宙開発に対して冷たい、という意見があるが、どう思うか?」と、メディアの何人かに逆取材してみた。

先週のスペースシャトル打ち上げ騒動のときに、ケネディ宇宙センターに行っていた方が取材に来ていたマスコミの人に、上のような内容の逆取材をしたというエントリが載っていた。 普段聞けない記者の生の声を聞ける感じで、とても興味深い内容になっている。

読んでみると、その全ては 「日本の宇宙開発がどんなことを、何のためにやってるかわからない」 という点に集約されるようだ。 情報が少ないから、面白い記事を書こうとしても書けない。 露出が少ないから人々は興味を持たない。 興味のない内容は記事になりにくい。 と、悪循環に陥っている。

じゃあ、なぜNASAは違うと感じるのか。

それは日米の評価システムの違いにあるような気がする。

しばらくアメリカで過ごしてみて、アメリカでは概して足し算法で評価されることに気づいた。 対して、日本では問題がなくうまくいったら満点で、ミスやトラブルのたびに減点といういわゆる減点法による評価が多いのではないだろうか。

そのため、アメリカではマイナーな問題はなかったかのようにして「あんなことをやりました、こんなこともやりました、ついでに次はこんなことを考えてます」というアピールをどんどんし、日本では「無事、終わりました」と問題が無かったことを地味にアピールする。 この違いが、広報の権限やマスコミへの対応、ひいては関係者の意識の違いをうみだしてるような気がする。 アメ車やアメリカ製ソフトに細かい問題が残ってしまうのはこのアメリカの足し算評価の問題だと思うし、減点法がいい場合もあるとは思うが、こと宇宙開発に関しては、日本も人々に夢を与えるよう積極的なアピールをして、どんどん前へ進んでいってもらいたいものだ。

今回のシャトル計画に関しては、5月の打ち上げを2ヶ月前延期したときにユニットテストだけで判断せず、根本的に解決して欲しかったと思うのだが、それは日本人的な発想かな。 いまはいかに早く
原因を特定、もしくはこの問題が打ち上げに影響がないかを明らかにし予定されている 26日の打ち上げを成功させて欲しい。


Famima!! (ファミリーマート) アメリカ進出

日本でおなじみファミリーマート。

なんと、アメリカに進出してきた。 その名も Famima!!(ファミマ!!)。 今日、7月20日に West Hollywood 店がオープンする。

もちろんアメリカにはコンビニエンスストアと呼ばれるものが既に存在しているのだが、ウチのまわりでは便利な場所にあるわけでもなく、雰囲気もそんなによくないことからあえて寄るような感じではなかったりする。 Famima!! はそんなアメリカのコンビニに対し、高級なデザインとユニークな品揃えで旋風を巻き起そうとしている。

日本語のニュースリリースも出ていて、店内のイメージ写真やお弁当、おにぎり、菓子パンなどこれまでアメリカで売られることの無かったものを売ろうとしていると書いてある。 アメリカ人は海苔がそんなに好きじゃない(カーボン紙に見えるらしい)ので、おにぎりは海苔なしとか、日本食に馴染みのないアメリカ人にも受け入れてもらえるように日本で売られているものとは少し違うものが売られると思うが、アメリカ人の反応が楽しみだ。

サイトの情報をまとめると、West Hollywood店のあと、2006年 2月末までにあと3店舗。 2006年末までに30店舗、そして2009年には250店舗まで増やそうとしているらしい。 こういうお店って、見つけても初めてだと中に入るのに勇気がいるので、いろんなところで見かけるようにして慣れるというか、入っていきやすさ感を出せるかがポイントではないだろうか。 コンビニのウリである流通システムの都合もあるし、まばらに全米展開するのではなく、まずはLAの周辺都市で集中的に展開していくと思われる。 でも、サンフランシスコにも早く来て欲しいなぁ。

もし、LA の方に行くことがありましたら立寄ってみてはいかが?


ジョージルーカスの新オフィス(LDAC)へ行ってみた

PresidioLDAC.jpg先月末、ジョージルーカスの会社 Lucas Film の一部がサンフランシスコに引越ししてきた。

新施設の名は LDAC (Letterman Digital Arts Center)。 ゴールデンゲートブリッジの近く、プレシディオという場所に位置する。 この前の週末、うちにいられないぐらい暑くなってきたので避暑地をもとめてLDACまで行ってみた。 (サンフランシスコ近辺は寒流の影響で水が冷たく海水浴はできない。 行ってみるとわかるのだが、プレシディオやゴールデンゲートブリッジは海の近くなので、夏でもけっこう涼しい。 )

ジョージルーカスの関連会社は、もともとサンフランシスコから、ゴールデンゲートブリッジを渡ったマリンカウンティの山の中(スカイウォーカー ランチ)とその周辺にあったのだが、そのうち特撮を担当している ILM ( Industrial Light & Magic) と、ゲーム制作の Lucas Arts が新しい場所に移ってきた。 残念ながらジョージルーカスの活動の拠点はまだマリンカウンティのほうにあるとのこと。

logos.jpg
閉められたドアごしに写した受け付けの後ろのロゴ

さて、このLDAC。 公園の一部にあるので建物の前までは誰でも入っていける。 その範囲の中にあるルーカスらしいものは….。

yoda.jpg yodaclose.jpg

残念ながらヨーダの噴水だけ。 スカイウォーカーランチは、会社の看板すらなかったので、これがあるだけマシか…。 その後ろに見えるビルの受け付けにはポスターや、像(Willis O’Brienという人らしい)もあるが、観光客が見ることは難しそうだ。 ヨーダはおまけとして、近くの公園(広場)で楽しむつもりで行ったほうがよさそう。

MYCOM PC Web の記事はオープン当日の一般公開の様子も含めて書いてあるのでオススメ。 おれも中に入りたかった。


250ドルどころか200ドルをきるPCも出現

ついに250ドルを切ったデスクトップPC–HPが米市場で値引き攻勢 – CNET Japan
 同社の「Pavilion a1030e」と「同a1000y」の基本モデルは、現在50ドルのリベート適用後に249ドルという値段で売られている。a1030eは、Sempron 3000 (1.8GHz)、40GBのHDD、256MBのメモリを搭載。一方、a1000yもほぼ同様の構成だが、CPUにIntelのCeleronプロセッサを採用している。

こんな記事がCNet で紹介され、たった数日後。

日曜日の新聞広告に200ドルをきるPCが載っていてびっくりした。

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“get PREPPED for school” (学校に向けて準備しよう) と、9月に始まるアメリカの新学期に向けてのセールの一環で安売りになっているようだ。 メーカはやはりHP。 しかし型番は a1010y (製品ページ) と少し違う型番になっている。

スペックを見ると Celeron 335(クロック不明), 256MB, 40GB HD, DVD-ROMとCNetで紹介されていた250ドルPCとほとんど同じ。 しかも、15″ CRTモニタ(VS15C、15″液晶モニタに無料アップグレード可)、プリンタ(HP PSC1410)まで付いてこの値段とのこと。 マジですか。

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もともとの値段は $648.99。 Instant Savings というのがレジで値引きされる値段なので $120 を引いた $528.99 が購入時の価格となる。 これに、$180 と $150 という2つのメールインリベートの手続きを行うことで、$330 が返ってくるため、$528.99-$330=$198.99 になるという計算 (消費税は $528.99 に対してかかるので、実際にはもう少しお金は必要になる)。

昨年末 eMachines の PC が $299 で売られ、すごく安くなったと思ったのだが半年後には $200 で買えるようになってしまったとは、素晴しいやらなんだか恐いやら。 HPはプリンタとバンドルして、プリンタのカートリッジや紙などのアクセサリでさらにお金を稼ぐということができるかもしれないが、そういうのを持たないメーカは Sotec のようにサービスを提供する会社と提携してキックバックを貰っていかないとやっていけなくなりそう。 PC はサービスを契約してもらうためのおまけになってしまうのだろうか?


Musical Batton (ミュージカル バトン)

そういえば風邪でうなされている間にミュージックバトンがまわってきていたのだった。
今さら感もあるけどおすすめCDの一環として紹介。

Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

16.75GB でした。 5年ほど前アメリカに引越す前に手持ちのCD150枚ぐらいを全部MP3化して持ってきました。 iTunes の前身の Sound Jam という Mac 用のソフトを使って1週間ちょっとぐらいかかたかな。 大変だったけど、今思うとあそこでやっておいてよかったと思う。

Song playing right now (今聞いている曲)

特に今は音楽聞きながら書いてるわけじゃないんだけど、さっきVH1でかかった Natasha Bedingfield(ナターシャ ベディングフィールド) の These Words という曲が気になってます。

The last CD I bought (最後に買ったCD)

CD としては、日本にいる間に買った新生クラウドベリージャムの2作目のアルバム THE GREAT ESCAPE が一番新しいかな。 クラウドベリージャム復活はうれしいんだけど、ドラムとベースが抜けたせいかミキシングのためか、休止前のリズムとメロディーのコンビネーションの絶妙さがなくなってしまったのが残念….と書きながらも結構聞いてるんだけどね。

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
  1. “Please Please Me” by The Beatles

    1963年のアルバム “Please Please Me” に収録。 まぁ、ビートルズのベスト盤ならだいたい収録されてます。

    一番はやはりビートルズ。 忘れもしない1984年の年末、NHK で放送された 「コンプリート ビートルズ」 というドキュメンタリ映画を何気に見て衝撃を受けたのがはじまりだった。 映画のオープニングにかかった Rock’n’Roll Music も結構キタけど、デビュー2枚目のこのシングル “Please Please Me” の「カモン、カモン…」 が流れたときのインパクトが決定的だったと思う。 以来20年以上、自分の中の音楽の基本となってます。

  2. “Twice as Cool” by Cloudberry Jam

    1995年発売のアルバム “Cloudberry Jam” に収録

    1995年ごろ、カーディガンズに始まる、スウェーデンバンドブームの中出現したクラウドベリージャム。 変化に富んだ曲と仕上げ(アレンジ&ミキシング)が気に入って買った1枚だった。 特に、この”Twice as Cool” を聞くときは是非ヘッドフォンで聞いて欲しい。 センターにメインメロディを歌うボーカル。 右のチャンネルにセカンドメロディを奏でるキーボード。 左のチャンネルに第3のメロディーとも言えるようなリズムギター。 その後ろではリードギターがいない分、軽快にリズムをとっていくベースと、全体を包みこむようなドラム。 これといって特別な構成ではないんだけど、曲というかアレンジにズバリはまってる。 10年前に発売されたアルバムも未だに傑作だと思うけど、この曲はその傑作中の傑作。

  3. “Don’t Tell Me” by The Merrymakers

    1995年発売の彼らのデビューアルバム No Sleep ‘Til Famous (ノースリープティルフェイマス) の中に収録。

    これまたスウェーデンのバンド。 当時は Monument Me という曲が注目され、オレのレコードショップで視聴して気に入って買ったのだが、昨年偶然聞きなおしてみて良さを再確認。 珍しいパターンだった。

    中でも、この Don’t Tell Me というのが、良さが何と言われてもうまく説明できないんだけど iTunes の Play Count を見るとこの1年ぐらいで50回近く聞いたことになっているぐらいハマっている。 何度聞いてもボーカルがズバ抜けてうまいわけでもなく、メロディもありふれてると思うんだけど…不思議だ…。

    残念ながら廃盤になったみたい。 中古でも見かけたら是非買ってみてください。


  4. “La La La” by SING LIKE TALKING

    1991年に発売された SING LIKE TALKING の4枚目となる 0(ラブ) に収録。

    前作 “III” がこれまでとはまったく違った音作りで、しかもうまくまとめきれなかっただけにどうなるか心配していたが、噛めば噛むほど楽しめるような奥の深いアルバムになった。 中でも当時の自分が感動したのがこの曲。 それまであまり経験したことのなかったアフリカの民族音楽風なアレンジに、たたみかけるように続くサビのコーラスが続くラストは鳥肌もんでした。

  5. 終わりなき旅 by Mr.Children

    1999年のアルバム “Discovery” に収録

    普段、自分は曲の良さ優先で歌詞は曲にうまく乗っかってれば何でもいいという感じなんだけど、この曲は、転職しようかと考えているころから、アメリカに来る前の不安だった自分とサビの歌詞のがシンクロしてるんじゃないかと気がつきとても記憶に残っている。 次をどうしようか考えている人、せっかくですので扉を開けてみることをおすすめしますよ。

    閉ざされたドアの向こうに新しい何かが待っていて
    きっときっとって僕を動かしてる
    いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
    もっと大きなはずの自分を探す終わりなき旅
Five people to whom I’m passing the baton (バトンを渡す5人)
もうブームも一段落してしまったので特に指名しませんが、このエントリを読んで「書きたい」と思った方。 先着5名様に渡します。