DNC: Health News – Echinacea Found Useless in Cold Study
Taking echinacea to ward off a cold or reduce its symptoms is a waste of time and money, according to a large, carefully controlled study that found the popular herbal remedy is ineffective.
(「ポピュラーなハーブ治療薬は効果がない」という広範囲の注意深く行われた調査によると、風邪の予防や症状を押さえるためにエキナセアを服用するのは時間とお金の無駄のようだ。)

昨日の朝、”Echinacea Useless” とテレビでも紹介されたこのニュース。 うちでもエキナセアのサプリメントが用意してあるので「効かない」という調査結果はちょっとショックだった。

エキナセア (エキネシア、 エチナシア、 エカネイシア などとも呼ばれる)というのはキク科の植物の根や茎から採取される自然のハーブで、体の免疫力を高め風邪やインフルエンザなどにかかりにくくする、または感染した場合に治療する効果があると言われている。 アメリカではこのハーブに年間、なんと1億5500万ドル (およそ160億円) が使われている。

しかし、上のニュースによると

DNC: Health News – Echinacea Found Useless in Cold Study
In the study published Wednesday, a total of 339 healthy volunteers were split into two groups. One was further divided into subgroups that received three different doses of the echinacea extract. The second group received an inactive placebo. Five days later, both groups were exposed to a rhinovirus through a nasal spray.
…中略…
Among those receiving the herb, 81 to 92 percent caught colds, compared with 85 to 92 percent of those given the placebo.
(水曜日に発表された調査では、399人の健康なボランティアを2つのグループに分けた。 1つめのグループはさらに3種類のエキナセアから抽出された薬を受けとる。 もうひとつのグループは効果のないプラシーボ(薬だと言われて渡された小麦粉など体に影響のないものの総称)を受けとる。 5日後、両方のグループの被験者がスプレー式の点鼻薬によってライノウイルスに感染させられた。
中略
ハーブを受けとった人たちの81%-92%が風邪をひく一方で、プラシーボを受けとっていた人は85%-92%だった)

と、風邪にかかった人の割合はエキナセアを飲んでも飲まなくてもほとんど変わらなかったらしい。 別のニュースにはと風邪の症状緩和にも差がなかったことが書いてあった。

もちろん、この手のレポートには付きものの、使ったエキナセアがよくないとか、免疫系に効果がなかった証明にはならないなど、いろいろと反論はあるようだが、消費者としては信じて飲んでいるサプリメントが実は効きめがないかもしれないと過信しないことは必要かもしれない。 アメリカではこれをきっかけにもっと調査が行われていくだろうから、近いうちにはっきりされるだろう。

今回の調査結果のレポートは公開 されているようだが、ユー登録が必要みたいだし、医学用語はイマイチわからないのでまだ読んでない。 興味のある方、知識のある方は読んでもっと詳しい話を教えて欲しい。