Month: September 2004

なぜ日本風? JET の Roll Over D.J. PV

今朝VH1を見てたらJET の3枚目のシングル Roll Over D.J. のPV(プロモーションビデオ) が流れたんだけど、いきなり日本語で始まる映像にびっくりした。

オープニングは意味不明なベビーモップのCM、沖本テレビってなに?(司会者の中途半端にハキハキした発音がまた気になる)、映像はわざわざ色褪せた感じにしながらも観客のファッションはパンクだったりコスプレ(ゴスロリ?)風だったりと。 なんか違和感ありまくりだ。

どうしたJET。 日本へ行ったときに中途半端に感化されてしまったのか? 未だに日本のイメージはこんなもんなのか?

とりあえず話のネタにもPVは必見 VH1のJetページ のVideoのコーナーにある “Roll Over D.J.” をクリック! (要 Windows Media Player)


アメリカでコンタクトレンズを作る (後編)

さて、コンタクトだが、オレは乱視がひどかったこともあり酸素透過性のハードレンズを10年以上使ってきた。 アメリカでは酸素透過性ハードレンズのことを Rigid Gas Permeable lens (直訳すると 硬いガス透過レンズ) といい、通常は RGP Lens と略される。

しかし、アメリカではとってもマイナーで、保存液とかを探そうとしてもとても見つけるのが大変。 最近はソフトレンズや使い捨てレンズでも乱視が矯正できるものが増えてきているので2週間有効な使い捨てレンズを選んでみた。

そうそう。 乱視は英語で astigma/astigmatism と言う。 最初のa の発音があまりないので始めて聞いたときはスティグマって感じで聞こえた。

すると、Optometrist はRGP Lens からソフトレンズへ切りかえると目玉が少し変形して、より乱視が出る傾向があるから、しばらくはテストレンズで様子を見ようということに。

テストレンズは日本でもあるのかな? コ ンタクトレンズも薄い(けど、高い)、厚い(けど、安い) といろいろあるようなので、一度試してから本格的にオーダーできるというしくみ。

きっと使い捨てレンズじゃないとできないと思うけど、レンズはメーカがサンプルとして提供してくれるので無料。 ただし、Optometrist に装着具合など再び検査をしてもらうのにお金がかかる。(お金がかかるのは乱視がある場合だけっぽい)

オレの場合、予想どおり乱視が増えていき、1,2週間おきにテストレンズを切りかえて、トータルで3回、1ヶ月以上テストしてからオーダーをした。 何かトクした気分と思いきや、 乱視の場合は、Optomometrist の追加検査代も通常より高くなったので実はそうでもなかった。

コンタクトレンズのオーダーはテストレンズと合わせて、Optometrist のところでもできるし、処方箋があって、自分の好きなブランドが既にわかっていれば別の店舗やオンラインでもオーダーできる。(Google で Contact Lenses とキーワードを入れるとスポンサーリンクがいっぱい表示される)。 乱視の場合は Toric Lens というのがそのレンズになり、これまた通常のレンズより高い。 けど、ハードレンズと違って目の中でズレることもないし、ゴミが入っても痛くないのはやっぱりイイ。

まもなく、永続的に使用できるコンタクトレンズ(WIRED 永続的に使用できる移植型コンタクトレンズ、FDAが承認へ)ってのもできて、レーザー手術(レーシック)より術後の心配が少ないらしい。 アメリカにいるうちにこういうのを使ってみてもいいかもしれない。

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アメリカでコンタクトレンズを作る (前編)

昔から目が悪かったこともあって、コンタクトレンズをずっと使っている。

日本に住んでいたころに酸素透過性ハードレンズを2セット作って(1セット作るともう1セット無料で貰えるというヤツだった)、2年ずつ使ってきてそろそろ寿命なこともあり、新しいコンタクトレンズを作ることにした。 これがアメリカではじめてのコンタクトレンズ作り。

アメリカでは眼鏡やコンタクトレンズを作るためには、Optometrist (オプトメトリスト, 検眼医)という人に検査をしてもらい、処方箋を発行してもらわないと作ることができない。 これを Eye Exam といって、コンタクトレンズ用の場合は 80ドル前後のお金がかかる(眼鏡用の場合はもう少し安い)。 人によっては年に1回の Eye Exam は加入している健康保険(Vision Insurance) によってカバーされるので自分の保険プランを確認するといいと思う。

そんなこともあって、アメリカではメガネ屋というのはマイナーで、大抵は Optometrist の一角にメガネフレームが置いてあるというのが一般だ。 フレームの種類も少なく、もちろんデザインもあまり望めず、そして高い。 アメリカではメガネをかけているとダサイと思われたりするのは、こういった背景があるのかもしれない。

最近、日本では激安メガネ屋も増えているようなので、眼鏡を作るなら日本人は日本に帰ったときに何個か作ってくる方がいいのではないだろうか?

少し脱線してしまった。 後半へ続く…。


田臥勇太の契約が公式サイトでも発表される

SUNS: Tabuse Signing Expands Suns’ International Flavor
“We’re looking forward to him making camp and then seeing what he can do,” D’Antoni said Tuesday. “The guy has definite positive energy and quickness. He’s a competitor, so we’ll have to see what happens. We’re happy to have him. He knows how to play. We want to have an up-tempo game and he definitely leans toward that. It’ll be someone good to challenge Steve (Nash) in practice. He’ll get the ball pushed up and down when he runs the floor. It’ll be fun.”

(「我々はキャンプで彼が何をできるか見るのを楽しみにしている。」と D’Antoni は火曜日に語った。 「タブセはポジティブなエネルギーと素早さを持っている。 彼は競争相手であり、何がおこるのか見てみたい。 彼と契約できて幸せだ。 彼はどのようにプレイしたら良いか知っている。 我々はアップテンポのゲームを期待していて、彼はそのタイプの選手だ。 Steve (スティーブ ナッシュ) に対するよい練習相手になるかもしれない。 彼がフロアを走り、ボールを上下に回すのを見るのは楽しみだ。」)

Labor Day の祝日も終わり、Suns の公式ページでも 田臥と契約したというアナウンスが発表された。 チームはやはり彼の小柄だけど、アップテンポなリズムの攻撃、クイックネス(機敏さ)、ハッスルプレイを期待しているようだ。

こういったプレイはまさに田臥が記者会見で参考にしていると語った Earl Boykins (アール ボイキンス) の得意としているプレイスタイルだ。 Earl Boykins は田臥より背の低い身長 165cm の選手。

一昨年、Golden State Warriors とシーズン途中で契約し、途中出場ながら大活躍し、昨年Denver に移籍して現在も活躍している選手だ。 Earl Boykins が Warriors でプレイしていたときも、ベンチから彼が出てきて、コートを走りまわると試合のテンポが一気に変わり、試合の流れも変えてしまうことがしばしばあった。 何より小さな選手が、軽やかに動き、背の高い選手をかわしたり、シュートを決めると観客の盛り上がりが違う。 昨年、Warriors がDenver と対戦したときも Boykins のアップテンポな試合運びで Warriors がやられた試合もあった

田臥と Boykins は昨年、Denver Nuggets のキャンプで一緒だったこともあり、田臥はとてもよい形で影響を受けているようだ。 キャンプやオープン戦でもこれまでと同じように自分の持ち味を理解し、まわりの期待に答えられれば開幕ロスターも夢ではないだろう。 欲を言えば、Boykins にあって田臥にない(と思える)のがクラッチシューター(ここぞ、というときにシュートを決められる人物)としての素質だろうか。 控え出場で出場機会が少ない中、パスを回しつつもチャンスは全てモノにするぐらいの意気込みでシュートも決めていってもらいたい。


うちの近くにいるあの人

master は暑かったから涼しいところに行きたかったから Point Reyes に行ってみたかった?

master はどうせならその近くにあるというジョージと仲間たちがえぴそーどなんとかを作ってるところに行ってみた?

master は、

見物客が集まらないように会社のWebサイトにも住所が載っていないココ。 看板すら無いし道路からはほとんど何も見えないから、これだけを楽しみに行くと失敗するかも。

S1.jpg
S2.jpg

といってました。

*このエントリは、こうさぎの「amegan」のふりしてmasterが書きました。


田臥勇太 Phoenix Suns と契約

nikkansports.com > スポーツTOP > NBA > NBAニュース
NBA挑戦を続けていた田臥勇太(23)がフェニックス・サンズとの契約に合意した。NBAの日本法人「NBA Japan」が6日、明らかにした。
近日中に渡米して練習に合流、10月末の開幕に登録される12人の最終メンバー入りを目指す。昨年のナゲッツに続く2度目の挑戦で、7日に田臥が記者会見して正式発表する。

アメリカの夜のうちに日本ではニュースが流れ、大騒ぎになっていて驚いた。

Phoenix Suns はこれまでの選手層を見て田臥が入る余地はないと思っていただけに、うれしい誤算だった。 日本人初のNBAプレーヤという内容からどうしてもメディアは大袈裟に伝えがちなので、チームからの発表を待ちたいところだが、アメリカは本日 Labor Day という祝日。 チームからの発表は明日以降になりそうなので、とりあえず第一報ということで紹介。

テレビやWebサイトの記事を見ると、もう Phoenix Suns 入りが決まってNBAプレーヤになったような形で書いているところもあるが、本当にそう言えるかどうかは10月からのキャンプが終わって、開幕時の登録選手(ロスター)に残るまではわからない。 基本的には昨年の Denver Nuggets との契約と同じで、途中で解雇(waive)される可能性もある。

しかし、キャンプ前の契約にしては少し早いこの時期の契約、asahi.com の記事には複数年契約ということも書いてあったことから、チームはとりあえず様子を見るために契約しようという形ではなく、本格的に彼の起用を考えながら契約した可能性が高い。 この場合、先発PG Steve Nash (スティーブ ナッシュ) のバックアップとしてタイプの違う Leandro Barbosa (レアンドロ バルボサ) と田臥を用意して、試合展開によって使い分けようという考えではないだろうか。 この選手層ではプレイ時間はそんなにもらえないかもしれないが、世界中の人が注目するNBAの公式記録に残り、人々の記憶にも残る機会を得られたことは大きな一歩だろう。

また、キャンプ時期ではないこの時期に契約したことから、他のチームからもオファーを受けている可能性が高い。もし、Phoenix Suns で開幕ロスターに残れなくても、他のチームと契約できることも考えられる。 個人的にまだまだ安心はできないが、どこかのチームで開幕ロスターに残る可能性は昨年以上に高いと思っている。


Dampier, Mavs へトレード

WARRIORS: Edward Najera Joined The Warriors As Part Of An Eight Player Trade August, 25 2004
Edward Najera joined the Warriors as part of an eight player trade on August 24, 2004. Vice President, Basketball Operations Chris Mullin and Najera participated in a conference call with Bay Area reporters following the trade.
(エドワード ナヘラは 8/24/2004 年の 8人の選手のトレードの一人として Warriors に移籍した。 チーム副社長でバスケットボール部門最高責任者のクリス マリンとナヘラはトレードの後、ベイエリアの記者たちとのカンファレンスコールに参加した)

少し前の話になってしまうが、昨シーズン Warriors で大活躍し、FA 宣言して移籍先を探していた Eric Dampier は結局 Dallas Mavericks に落ち付いた。 直接FAで契約せず、一旦Warriorsと契約、その後トレードという変則的な形になったのは、サラリーキャップが原因だと思われる。

いずれ詳しくまとめるつもりだが、NBA ではチームが選手に払う給料の合計がある金額を越えてはいけないというルールがあり、これをサラリーキャップという。 これにより、お金持ちのチームのところにいい選手が集中せず、各チームの戦力が均衡するようになっている。

Eric Dampier は今回、7年契約で$730,000 (およそ 80億円)という多額の契約をした。 チームが彼と契約するためにはこの金額分サラリーキャップを下回ってなければならないが、普通はサラリーキャップギリギリまで戦力を補強しているので、そんなに余裕のあるチームはほとんどなく、選択肢が少なくなってしまう。

しかし、トレードの場合彼の代わりに他の選手を Warriors に移籍させればその分サラリーキャップに空きができるので彼と契約できる可能性が高まる。 Warriors も彼を見返りのないFAで失うより、他の選手を獲得できるとなればおいしい話だ。 このへんの利害の一致によって今回のトレードが決まったのだろう。 どう考えても Dampier に 73万ドル は払いすぎだと思うが…。

それとは別に Warriors はこの前の金曜日、Popeye Jones を解雇した。 これにより、昨年の Warriors と Mavericks とトレード で移籍した、9人もの選手全員が1年で Warriors, Mavs からいなくなったことになる。

Warriors
Nick Van Exel -> Potland Trailbrazersへ
Avery Johnson -> (再び)Mavs へ
Evan Eschmeyer -> (再び)Mavs へ
Antoine Rigaudeau -> クビ
Popeye Jones -> クビ

Mavericks
Antawn Jamison -> Washington Wizars へ
Danny Fortson -> Portland Trailbrazers へ
Chris Mills -> Boston Celtics へ
Jiri Welsh -> Boston Celtics へ

Warriors は何の旨味もなかったトレード、というか、欲しかったのは Nick Van Exel を獲得するためのトレード だったが、全然機能しなかっただけか。

そして、今回のトレード。もともと何も得られないところが、いくらか獲得できたので文句は言えないかもりえないが Warriors に不利なトレードになってしまったような気がする。 即戦力としての収穫は Brian Cardinal の代わりになりそうな Edward Najera ぐらいか。 ただ、Chris Mullin も言っているがチーム全体の戦力補強はいい感じで進んでいる。

PG: Derek Fisher, Speedy Claxton, Luis Flores(未契約)
SG: Jason Richardson, Mickael Pietrus
SF: Mike Dunleavy, Edward Najera, Calbert Cheaney
PF: Troy Murphy and Cliff Robinson, Christian Laettner
C: Adonal Foyle, Dale Davis, Andris Biedrins

G-F, F-C の両ポジションをプレイできる選手が多くいるため、選手層が厚くなり、ケガによる戦線離脱が多少あってもカバーできるようになっている。 欲を言うなら PG に専門ではない Mike Dunleavy 以外にもう一人欲しいところか。 今年はこれまで以上にイケるんじゃないかと思う。 あとは未知数の新カントクがどういった采配を下すか見ものだ。


Newton テクノロジーがエミュレータで復活?

Wired News: Fans Keep Newton in Motion
Indeed, the Newton may be getting a new lease on life.
The first Newton hardware emulator will be unveiled at the show, which may allow the Newton operating system to run on other hardware, including full-color handhelds or Tablet PCs.
(実際のところ、Newton は新たな人生を迎えようとしているのかもしれない。
フルカラーのハンドヘルドデバイスやタブレットPCといった他のハードウェアで Newton オペレーティングシステムを実行できる初めての Newton ハードウェアエミュレータがこのショーで公開される。)

う、見逃がすところだった。 Newton というのは Apple Computer が 1994年に発表し、PDAというジャンルを開拓した歴史的なデバイス。 メモを進化させたような自由な入力の仕方が気に入り、オレも一時期ハマっていた。ところが 1998年 2月に Apple Computer はNewtonに関連する全ての開発を凍結。 製品としての Newton の命は終わってしまった。

しかし、Newton は設計がしっかりして、開発キットも公開されていたことからユーザによる開発は続けて行われ、当初サポートされていなかったATAタイプのフラッシュメモリ、ワイヤレス接続、Bluetooth、といった技術がサポートされていき、熱心なファンは使い続けていった。 (残念ながらオレはアメリカに来たところで使用を中止してしまった。)

そんな中、Apple Expo が開かれていたパリで土曜日に開かれる World Wide Newton Conference。 ここで、Newton のハードウェアをエミュレートするソフトウェアが発表されるらしい。

Wired に載っている写真を見ると現在は Mac OS X上で動作するようだが、今後は Linux や NetBSD といったオープンソースプラットホームで提供したいと考えているらしい。 これにより、最近のLinuxベースの Zaurus の上で Newton OS を動かすことも期待できる。

最近は、PDA の在り方について問われるような記事も見られるようになったが、電話帳的な使い方なら携帯電話、スケジュール帳としては一覧性のよい紙の手帳で十分。PDAとしては何度でも書いたり、消したりできるというメモというジャンルでアドバンテージがあると今でも思っている。 そこをきっちり押さえていたNewton が久々に話題になったのは単なる偶然ではないような気がする。


今年も開催 Google Code Jam

Google Code Jam 2004, Powered by TopCoder
Do you have exceptional programming skills? Can you make computers perform like silicon puppets with just a few well-expressed commands? Are you at ease when faced with a hard stop and a group of peers evaluating every line of your code? Here’s your opportunity to display the grace of the true professional in a reward-rich environment.
(優れたプログラミングスキルを持ってる? ちょっとしたコマンドだけでコンピュータを人形のように操ることができる? プログラムを強制停止させて、自分のコードを1行づつまわりのみんなに診断されても平気でいられる?これはあなたの真のプロ技術を発揮する賞金付きのコンテストだ。)

昨年、オレもチャレンジした Google Code Jam というプログラミングコンテストがまた今年も開かれる。 昨年いろいろなニュースサイトで取り上げられていたので知っている人も多いのではないだろうか?

受け付けは既に開始されていて、9/14 6:00PM (ET, 日本時間は 9/15 7:00AM) までにオンラインで申し込みができる。 コンテストの形式は昨年の記事を読んでもらったらわかると思うが、予選は 9/15 12:00PM(日本時間の 9/16 4:00AM) から24時間以内に専用のプログラムでサーバにログインして問題を解くことになる。 問題はランダムで選ばれるそうなので、偽アカウントを使って先に問題を問いてみるという方法は使えないみたい。 腕に自信のある方、記念受験をしたい人もどうでしょうか?

これに先だち、Microsoft がスポンサーの Algorithm Competition というのが来週行なわれる。 Algorithm Competiton なので課題の種類が少し違うかもしれないが、TopCoder のコンテスト形式を試してみたい人にはこちらもどうぞ。


iMac はどこへ消えたのだろう

iPod人気にあやかりたい–iPodデザインチームが手がけた新型iMac – CNET Japan
今回の発表では、Appleが強調するポイントにも変化があった。同社のデスクトップコンピュータのデザインはここ数カ月、iPodデジタル音楽プレイヤーのルック&フィールに隠れて影が薄くなっていた。Appleは自社ウェブサイト上で、iMac G5はiPodに劣らず「楽しく、便利」だと主張している。実際、新型iMacをデザインしたのはiPodデザインチームで、Appleはそれを「魅惑的(enchanting)」と称している。

Apple から新型 iMac が発表された。

まぁ、全体的にすっきりまとまっていて見た目はクール、値段も控えめなところは評価できるが、残念ながら新しいコンピューティングを提供できたかという点では疑問が残る。 iPod と似ているデザインなんて言っているところを見ると、iPod は知っているが Apple のコンピュータは知らないといった人が増えてきているので、そこを狙おうとしているのだろうか? なんて情けない。

以前の電気スタンド型 iMac G4 は、画面がフレキシブルに動くことで、ユーザの身長や姿勢に合った画面位置で操作できるという、まさに初心者向けの作り方をしていると感じたものだった。 結果的に売り上げが伸びなかったので、オレのこの共感は特別なモノなのかもしれないが、それすらもない今度の iMac はどうなってしまうか心配だ。

こんなデザインでまとめるなら、画面をスタンドから外せるようにしてタブレットMac として使えるようにするとか、タブレットじゃなくても例えばビデオ再生に特化したボタンだけを本体に付けてiPodのビデオ版的な使い方ができるようにするといったアイデアはすぐ浮かぶ。 それを実現するためのOSの機能がない、ちょっと突飛すぎてユーザがついてこれないといった問題もすぐ浮かでくるが、今後の Mac OS の進化を考えるという点からも Apple にはこれから向かっていくべき新しいコンセプトを見せてもらいたい。 今、それがないところにコンピュータメーカとしての Apple の迷走があるような気がする。