アメリカでコンタクトレンズを作る (後編)

さて、コンタクトだが、オレは乱視がひどかったこともあり酸素透過性のハードレンズを10年以上使ってきた。 アメリカでは酸素透過性ハードレンズのことを Rigid Gas Permeable lens (直訳すると 硬いガス透過レンズ) といい、通常は RGP Lens と略される。

しかし、アメリカではとってもマイナーで、保存液とかを探そうとしてもとても見つけるのが大変。 最近はソフトレンズや使い捨てレンズでも乱視が矯正できるものが増えてきているので2週間有効な使い捨てレンズを選んでみた。

そうそう。 乱視は英語で astigma/astigmatism と言う。 最初のa の発音があまりないので始めて聞いたときはスティグマって感じで聞こえた。

すると、Optometrist はRGP Lens からソフトレンズへ切りかえると目玉が少し変形して、より乱視が出る傾向があるから、しばらくはテストレンズで様子を見ようということに。

テストレンズは日本でもあるのかな? コ ンタクトレンズも薄い(けど、高い)、厚い(けど、安い) といろいろあるようなので、一度試してから本格的にオーダーできるというしくみ。

きっと使い捨てレンズじゃないとできないと思うけど、レンズはメーカがサンプルとして提供してくれるので無料。 ただし、Optometrist に装着具合など再び検査をしてもらうのにお金がかかる。(お金がかかるのは乱視がある場合だけっぽい)

オレの場合、予想どおり乱視が増えていき、1,2週間おきにテストレンズを切りかえて、トータルで3回、1ヶ月以上テストしてからオーダーをした。 何かトクした気分と思いきや、 乱視の場合は、Optomometrist の追加検査代も通常より高くなったので実はそうでもなかった。

コンタクトレンズのオーダーはテストレンズと合わせて、Optometrist のところでもできるし、処方箋があって、自分の好きなブランドが既にわかっていれば別の店舗やオンラインでもオーダーできる。(Google で Contact Lenses とキーワードを入れるとスポンサーリンクがいっぱい表示される)。 乱視の場合は Toric Lens というのがそのレンズになり、これまた通常のレンズより高い。 けど、ハードレンズと違って目の中でズレることもないし、ゴミが入っても痛くないのはやっぱりイイ。

まもなく、永続的に使用できるコンタクトレンズ(WIRED 永続的に使用できる移植型コンタクトレンズ、FDAが承認へ)ってのもできて、レーザー手術(レーシック)より術後の心配が少ないらしい。 アメリカにいるうちにこういうのを使ってみてもいいかもしれない。



Optometrist が行う Eye Exam は日本でコンタクトレンズを作る場合とほとんど同じような検査で、あたりまえだけどこれをすべて英語で行う。 よくレンズを入れかえて、「どっちがよく見える? 」という検査のときに「ほとんど同じ」というときに 最初は same とか almost same (ほとんど同じ) と言っていたが Optometrist の人は close (These are close.) を使っていた。 こうやって経験を積んでいかないと覚えられない英語もまだまだあるなぁ。


1 Comment

  1. 自分でできる LASIKキットが発売?

    アメリカの一部で話題になっているのが、この家庭でできる LASIK 手術キット(LASIK@Home)。 といっても、効く、効かないというレベルじゃなくて、これはマジなのか? エイプリルフールのジョークなのか? というレベルだけど…。

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