iPod人気にあやかりたい–iPodデザインチームが手がけた新型iMac – CNET Japan
今回の発表では、Appleが強調するポイントにも変化があった。同社のデスクトップコンピュータのデザインはここ数カ月、iPodデジタル音楽プレイヤーのルック&フィールに隠れて影が薄くなっていた。Appleは自社ウェブサイト上で、iMac G5はiPodに劣らず「楽しく、便利」だと主張している。実際、新型iMacをデザインしたのはiPodデザインチームで、Appleはそれを「魅惑的(enchanting)」と称している。
Apple から新型 iMac が発表された。
まぁ、全体的にすっきりまとまっていて見た目はクール、値段も控えめなところは評価できるが、残念ながら新しいコンピューティングを提供できたかという点では疑問が残る。 iPod と似ているデザインなんて言っているところを見ると、iPod は知っているが Apple のコンピュータは知らないといった人が増えてきているので、そこを狙おうとしているのだろうか? なんて情けない。
以前の電気スタンド型 iMac G4 は、画面がフレキシブルに動くことで、ユーザの身長や姿勢に合った画面位置で操作できるという、まさに初心者向けの作り方をしていると感じたものだった。 結果的に売り上げが伸びなかったので、オレのこの共感は特別なモノなのかもしれないが、それすらもない今度の iMac はどうなってしまうか心配だ。
こんなデザインでまとめるなら、画面をスタンドから外せるようにしてタブレットMac として使えるようにするとか、タブレットじゃなくても例えばビデオ再生に特化したボタンだけを本体に付けてiPodのビデオ版的な使い方ができるようにするといったアイデアはすぐ浮かぶ。 それを実現するためのOSの機能がない、ちょっと突飛すぎてユーザがついてこれないといった問題もすぐ浮かでくるが、今後の Mac OS の進化を考えるという点からも Apple にはこれから向かっていくべき新しいコンセプトを見せてもらいたい。 今、それがないところにコンピュータメーカとしての Apple の迷走があるような気がする。
2004年9月3日 at 1:16 AM
新しい iMac G5
新しいiMac G5が発表された。「コンピュータは、どこへ消えたのだろう」と私も