Category: 02 アメリカ生活

サンフランシスコでハッピーセット禁止に

なんだか笑えるニュースが。 サンフランシスコではマクドナルドのようにハンバーガーにおもちゃが付いてくるといった販売商法を禁止することになったらしい。

アメリカでは子どもの肥満が大きな問題として取り上げられていて、今回は、ファストフードにおもちゃが付いてくるから子どもたちがファストフードを食べて太るので禁止しようというわけ。

そんなわけで、今後サンフランシスコでは以下のような基準を満たしたメニューにしか、おまけのおもちゃを付けられなくなる。

  • The meal cant exceed 600 calories (600カロリー以下の食事)
  • Less than 35 percent of the calories can come from fat nuts, nut butters, low-fat cheese excepted (脂肪からのカロリーが全体の 35% 以下、ただし、ナッツナッツバター、低脂肪チーズは除く)
  • Its required to have a half cup of vegetables (1/2カップの野菜が付いている)
  • Breakfast meals are required to have a half cup of fruit (朝食メニューの場合は 1/2 カップの野菜が付いている)
  • Sodium limits (塩分の制限)
  • A multigrain requirement (マルチグレイン(複数の穀物)を使っている)

引用元: San Francisco Bans Happy Meals.

以前は、学校にある自動販売機ではコカコーラなどは置かずに牛乳を置くといった措置が取られたこともあった。

こういった商品は日本でもあって特に問題になってないし、原因はもっと別のところにあると思うんだけどなぁ。 こういうおかしなところを規制したがるのもアメリカらしいところだ。


アメリカの宅配事情

Shipping Box

アメリカのオンラインショッピングでモノを買って、送料無料とかで送ってもらうとどれくらいの時間で手元に届くと思うだろうか?

答えはだいたい1週間後。近ければ3日ぐらいで届くこともあるが、逆に遅いときは10日ぐらいかかることも。日本ならどこからどこへ頼んでも1、2日あれば届くのと比べると随分時間がかかる。

時間がかかる理由は広いから。アメリカの国土は日本の25倍以上もあり、安い送料だと陸路を使っての輸送が中心になり、どうしても時間がかかってしまう。

飛行機を使って翌日や2日後に確実に届けてくれるサービスってのもあるんだけど、その場合は送料がグンと上がるのを覚悟しなければならない。

あと、土日には配送処理や配達をしないというのもある。アメリカの郵便にあたる USPS は土曜日の配達もやっているが、他のところは週末配達は別料金。週末をはさんでしまうとこれまた余計に時間がかかってしまう。

話は変わるけど、Amazon.com がやっている Amazon Prime というサービスは、日本ではあまり恩恵を受けられないかもしれないけど、アメリカでは意外に使えるサービスなんですよ。 (しかも、最近の amazon.com は Prime じゃない人の処理は意図的に遅くしてるんじゃないかと思えるのだが気のせい?)

そんなわけで、アメリカで宅配を頼むと結構時間がかかって、今どこにあるのか、いつ届くかやきもきしながら待つことになる。


隠れた観光名所? – イベントのない日の AT&T パーク

AT&T Park Tour

今回、ウチの両親が来たときに連れていって喜ばれたのが AT&T Park 。ここは Park といってもSan Fransisco Giants の本拠地の野球場とおよびその周辺の施設。数年前には メジャーリーグベースボールのオールスターの試合も行われたし、球場にあるデカいコカコーラボトルとミットのオブジェが目立つのでメジャーリーグの試合を見る人なら知ってる人も多いのではないだろうか。

この AT&T Park 、実は野球の試合やコンサートなどのイベントがない日は無料で外野席の方に入ることができる。これまで2回ほど行ったことがあるが、あまり見にくる人が多くないようで、いつもガラガラ。なんかデカい球場を独り占めできた感じで気持ちよかった。

AT&T Park

外野から見た AT&T Park のフィールド

巨大ミット周辺はこんな感じ。左側にチラッと見えるコカコーラのボトルの中は4つの滑り台があって遊ぶことができるようになっている。 (身長制限があり)

巨大ミット

巨大ミットのオブジェ

AT&T は外野席の後ろは海が広がっていてそちらも見応えあるし、他にもサンフランシスコ名物のケーブルカーが置いてあったりもして、野球ファンでなくても意外に楽しめる。使っていないとはいえ球場を見られる機会ってあまりないし、日本から来た人向けの観光にはいいんじゃないだろうか。

もっと詳しく球場の中を見たいという人は有料のツアーも用意されている。ただこちらも試合のない日しか行われないので事前に試合やイベント日程を調べてからどうぞ。

球場に入れる時間は季節によって違っていて、9月〜5月までは 土日の 10:00am 〜 4:00pm まで、6月、7月、8月は毎日の 10:00am 〜 4:00pm までとなっている。 詳しくはコチラまで。

そうそう、この無料開放の入り口は球場の正面ではなく、奥に入った、ちょうどスコアボードの裏側あたりになるので気をつけて欲しい。


Moss Landing Beach – 野生のラッコ (Sea Otters) に会えるかも

少し前までウチの両親が遊びに来ていて、久々に観光っぽいことをした。 両親のリクエストのひとつが、「ラッコを見たい」というもの。 こちらに来る直前に日本の「世界の果てまでイッテQ」という番組でやっていたらしい。

オレは初めて Monterey (モントレー)に行ったときにフィッシャーマンズワーフ横の港で野生のラッコを見て、簡単に見られるんだなぁと思っていたが、その後は何度行っても見ることができないでいた。

調べてみると野生のラッコは Monterey より、その少し北の Moss Landing というところの方が目撃しやすいらしい。

Moss Landing は Highway 1 沿いにある小さな町。 場違いに思えるデカイ煙突(発電所)の前に港とショップが広がっている。 その奥にあるのが Moss Landing State Beach というビーチで、太平洋から港に繋がるところで、野生のラッコを見ることができる。

そんなわけで、ウチも行ってみたら… あっけなく見られた。

野生のラッコ at Moss Lading

Moss Landing ではうまくいけば10匹以上の群れが見られるらしいが、今回は1、2匹(はぐれラッコ?)というところ。 ラッコ以外にアシカも見られたし、行ったらすぐ見られたのはうれしい。

今回、見に行ったのは昼前だったが、ラッコは午後に活動が活発になるらしいので、午後のほうがよく見えるらしい。 ただ、場合によっては数時間ほど待たなきゃいけなかったり、見られないこともある。

ラッコは Monterey 近辺やうまくいけば Santa Cruz あたりでも見られるらしいが、Moss Landing のビーチはあまり人が多いわけじゃないので、のんびりしがてらラッコを探してみたらいいかも。 (ビーチで日陰がないので日射し対策をお忘れなく)

リンク:


アメリカのマヨネーズ

日本のキユーピーマヨネーズが売れている。欧米のマヨネーズと違い、「どんな料理にも使える」というのが受けているようで、米国アマゾンの場合、レビューはほとんど満点、海外の有名食品メーカーを抑え、マヨネーズ部門売り上げ1位となっている。

引用元: 米アマゾン部門売り上げ1位 キユーピーマヨネーズ大人気 (1/2) : J-CASTニュース.

amazon.com でキューピーのマヨネーズが売れてるのだとか。 残念ながら現時点では amazon.com のマヨネーズランキング では7位になってしまっているが、この動きはほんとうれしい。

アメリカのマヨネーズ。ほんとスッカスカで味がない。J-CAST の記事ではキューピーの人の話として「アメリカのマヨネーズは全卵を使ってるので淡泊」と書かれているがまさにその通り。

アメリカのマヨネーズの使われ方の多くはサンドイッチじゃないかな。しかも、チューブから出して使うというよりビンなどからバターナイフとかでパンに塗りつけたり、マスタードとかと合わせて使われる。 感覚的にはマーガリンと同じような位置付けに思う。

あとはドレッシングやディップ、ソースなんかを作るのに混ぜて使われるけど、もうアメリカのマヨネーズの存在そのものが単体で使うというより、他のと混ぜるの前提になってる気がする。

そんなわけで、キューピーマヨネーズが提供する「これだけで味が増す、食べられる」というマヨネーズ像はアメリカ人にしてみると目から鱗なんじゃないかな。

これを機に浸透してくれるとうれしいけど、アメリカにはローファット(低脂肪)=健康という信仰があってキューピーのマヨネーズはメジャーになってきたらライバル会社から「このマヨネーズは高脂肪で高カロリーだ」と非難されそうだな…。

あと、アメリカに無い調味料と言えばブルドックソースとかの「ソース」。 たしかにソースの一番の活躍どころがトンカツやコロッケというアメリカではまだ一般的じゃない料理だけど、それ以外にもアメリカのマヨネーズのようにいろんなソースに混ぜて使えると思うんだけどなぁ。

そうそう、妻はハインツのデミグラスソースがないと言っていた。ハインツ、アメリカの会社なのに…。


アメリカでは父親と娘が一緒に風呂に入るとタイーホ

ちょっと大袈裟なタイトルだけど、友人から聞いてまさか!  と思ってたらどうも本当っぽい。

アメリカは日本以上に子どもを保護するような決まり事が多い。あいまいにしておくと、いいかげんに扱う大人が多いからだと思うんだけど、子どもが少しでも被害を受ける可能性があるようなことは、児童虐待として罰せられるようになっている。

そんなひとつがタイトルにも書いたお風呂の問題。  外務省のページにもあるように、性的虐待を疑われるとのこと。

ヨーロッパやアメリカでは、風呂場はプライバシーが強く保たれるべき場所だと考えられており、たとえ親子であっても一緒に入浴することは非常識な行為で、特に父親と娘の場合は、性的虐待が強く疑われることになります。

引用元: 外務省 海外安全ホームページ//海外邦人事件簿 Vol.50 なぜ!? 思わぬことから大騒ぎ(その1).

日本ではあたり前のことだけど、海外ではとても非常識なことらしい。 児童ポルノにも厳しいアメリカでは同じような理由で、子どもの入浴中を撮影した写真やビデオもやばいらしい。 気をつけなきゃ。

このヘンの感覚の違いが水着着て温泉(スパ)に入るのに繋ってるのかなぁ。


オリンピックストリーミングに Boss ボタン

すこし前に始まったバンクーバーオリンピック。アメリカでは相変わらず中継は録画が多く、しかもアメリカが活躍するような競技ばかりの中継しかない。それでも最近は、ネット上でアメリカ以外の国の試合でも公式の生中継映像や録画された映像が見られるようになり、少しはついていけるようになった。(ただし、このストリーミングが見られるのはアメリカ国内にいる人で、ケーブルテレビで中継が見られる人のみ)

今朝もカーリングの日本女子代表の試合があるというので見たんだけど、面白いというか懐しい機能をみつけた。

赤丸のボタンがソレ。

特に昔からパソコン使ってる人ならわかるかなぁ。

ボススイッチとか「ボスが来た!」ボタンとも呼ばれるものです。

これを押すとどうなるかと言うと、パソコンの画面全体が

こんな感じで、いかにも仕事してるかのような画面が表示されちゃう。

仕事中に上司(Boss) がチェックしにきても、オリンピック見てるのバレないよというわけだけど…。

Macなのに、こんな画面見せられても…。

そして、なぜ Vista ?  職場のPCで Vista 使ってる所はアメリカでもそんなにないと思うんだけど…。

突っ込みどころは多いけど、なんというかアメリカのサイトらしい機能だ。

P.S.

上で紹介したストリーミングは実況や解説のがないので、会場の声援とかとてもよく聞こえる。 特にカーリングの中継では、選手たちは胸元にマイク付けてるので、試合中の支持や雑談のようなものまですごく良く聞こえてすごく面白い。


「2010」年の呼び方

もう一つ、新年にちなんだ話題を。

今年、2010年を英語で呼ぶとどうなるか。

たぶん多くのアメリカの人は “two thousand ten” と呼ぶと思う。オレもこの呼び方がしっくりくる。

というのも、2000年を two thousand と呼んで以来、2001年は two thousand (and) one となり 2009年を two thousand (and) nine とずっと two thousand ホニャララ と呼んでいるからだ。

ところがそれ以前では、たとえば 1985年は nineteen eighty five と 19 と 85 に分けて呼んでいたし、日本の英語の授業でもそう教えられた覚えがある。 (今、どう教えてるんだろう?)

じゃあ 2000年は twenty hundred とか、twenty oh oh (oh は zero の略称) と呼ぶのが文法的に正しいんじゃね? という声がここへ来て大きくなってきた。

というのも、2009年まではそのまま呼ぶと twenty nine で 29 と間違えてしまう。 twenty oh nine と呼ぶと何かひびきが悪く聞こえる。 2010年 で twenty ten となってようやく言いやすさが出てくるからだ。(それでも、オレはまだ違和感あるけど)

昨年末あたりからどっち? という論争がおこなわれているが、実のところまだ結論が出ていない。まだ今のところ two thousand ホニャララ派が優勢のようだが、今年のバンクーバーオリンピック は “the twenty-ten Olympics” と呼ぶのを公式にするなど、英語本来の呼び方になっていきそうな気配だ。

まぁ、放っておいても 2100年になったら twenty one ホニャララになるだろうけどね。

参考:
Techcrunch – “2010″の英語の正しい読み方はこうだ–年が明けるまでにおぼえてね
How Do You Say 2010? : NPR
Wikipedia: 2010s – Pronunciation debate

中でも NPR の記事はいろんな人にどう読むかインタビューし、その人なりの意見が聞けてなかなか面白い。 ある人は 2001: A Space Odyssey (2001年宇宙の旅) の小説、映画の 2001 を two thousand one と呼ばれていたのでそれに慣れたんじゃね? なんて説を言っていた。


1月1日の起源

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

さて、今日は1月1日ですがなぜ1月1日がこの時期に決まったのでしょう? 1年が365日なら真夏のある日から始まっても問題なかったはず。

たぶん、1月1日が冬のこのタイミングになった理由というのがあるんじゃないかと年の瀬も迫ったある日無性に気になって調べてみた。なにぶん昔の話なので、いろんな説があるみたいだが自分の中では納得できたのでまとめてみたいと思う。

ロムルス暦

話は紀元前のローマ時代まで遡る。 ローマの初代国王ロムルス(Romuls) は B.C. 753 年に1年のうち304日分を以下のような月に分けたロムルス暦を作った。月の中に入らない日が60日ほどあるわけだが、これは冬の時期でどうでもよかったというのが理由だったのだとか。

Martius (31 days)
Aprilis (30 days)
Maius (31 days)
Iunius (30 days)
Quintilis (31 days)
Sextilis (30 days)
September (30 days)
October (31 days)
November (30 days)
December (30 days)

Martius は春分の日を含むという定義があり、今の3月と同じころになる。また、Martius の初日は西の空に日が沈んだあと三日月が見えたタイミングでその位置や三日月の欠け具合に応じて決められたらしい。

ヌマ暦

次の王 ヌマ(Numa) によって、これまであった月から何日か抜きとり、もともと月の中に入っていなかった日と合わせて、Ianuarius と Februarius という2つの月を追加した Numa 暦が作られた。 B.C. 713 年のこと。

Martius (31 days)
Aprilis (29 days)
Maius (31 days)
Iunius (29 days)
Quintilis (31 days)
Sextilis (29 days)
September (29 days)
October (31 days)
November (29 days)
December (29 days)
Ianuarius (29 days)
Februarius (28days)

この時点で、Ianuarius (のちの January) の 1日という日が存在することになった。つまり春分の日を含む Martius の初日から遡って約60日前というのが現在の 1月1日というわけ。

そして B.C. 153 年、Ianuarius の 1日目を年の始めにすることになった(それまでは Martius の15日目)。 そのため、11番目の月であった Ianuarius がいきなり最初に来ることになり1年の月の順番が次のようになった。

Ianuarius (29 days)
Februarius (28days)
Martius (31 days)
Aprilis (29 days)
Maius (31 days)
Iunius (29 days)
Quintilis (31 days)
Sextilis (29 days)
September (29 days)
October (31 days)
November (29 days)
December (29 days)

どうして Ianuarius が年の始まりになったかははっきりてなくて、ローマの政治年度がMartiusの2ヶ月前から始まっていたためカレンダーをそれにならうようにしたとか、Ianuarius という月の名の名前の元になった神 Ianus (Janus ヤヌス) はえらいからだとか、Ianus には扉、ゲートという意味もあり年の始まりにふさわしいからといったものがあるらしい。

ユリウス暦・グレゴリオ暦

この月の順番と Ianuarius の初日に年が始まるという仕組みは、Julius Caesar (ジュリアス シーザー、ユリウス カエサル) がユリウス暦を作るときにも引き継がれ、それを調整し現在も使われているグレゴリオ暦にも引き継がれている。

B.C. 45 にユリウス暦が採用されたき、それまでの暦が月の運行を元に考えられた太陰暦なのに対し、ユリウス暦は太陽の運行を元に考えられた太陽暦であることと、ヌマ暦のうるう年の調整がいい加減だったためズレが生じていたこともあり、ユリウス暦の始まる前年の B.C. 46は1年が455日と90日余計に多かったのだとか。

というわけで、1月1日の起源はもともと春分の日の周辺に定義された Martius という月から逆算する形で決まったというわけだった。その後、いろんな経緯で決まった年の始めである Ianuarius を日本では1月と呼ぶようになったととらえると納得しやすいんじゃないだろうか。

参考:

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アメリカに住む日本人が日本に行ったときの健康保険は?

お久しぶりです。先月は日本に行ってました。 いろいろと書こうとは思っていたのだけど、日本に着いて1週間ほどしたところで高熱を出してダウン。調子が戻ってきたころにはアメリカに戻らなきゃいけないという感じで何だかなぁという帰国になってしまった。

熱に気づいたときはインフルエンザの疑いもあったため、近所の医者のところに行って診てもらったんだけどアメリカに住んでいるオレは日本の健康保険に入ってないので治療費は全額自己負担。 そして、熱の原因はインフルエンザじゃなかったが、何らかの感染症ということで抗生物質の点滴を4日に渡り受けたため治療費は数万円ほどかかってしまった。

実は、今回日本に行く前に日本はインフルエンザがすごいことになっているという話を聞いていたので、医者に行ったらどうしたらいいんだろうと調べていたのでちょっと紹介しようと思う。

まず、今回のウチの場合。

ウチが現在アメリカで加入している健康保険会社に、日本に行く前に電話で問い合わせたら日本での治療も out-of-network の visit ということでカバーされると言われた。この場合、$200 までは自己負担だが、それを越える分の80%が返ってくることになるらしい。

で、実際に日本で医者に行ったあとに、もう一度問い合わせてみたら Itemized Bill (医療費の総額じゃなく、治療費にいくら、検査にいくらといった明細)があれば診断書とかいらないと言われた。 しかも、翻訳も保険会社のほうでやってくれるのだとか。

ということで、アメリカに戻ってきてからこの手続きをしてみた。 アメリカのことなので、本当に日本で払った分の一部が返ってくるかはまだわからないが、普段の保険がカバーしてくれるのであれば余計な手続きやお金がかからないので海外に住んでいる人は一度、自分の健康保険を確認することをおすすめする。

もし、自分の健康保険が海外での治療をカバーしてくれない場合はいわゆる旅行保険を使うというのが次の手になるだろうか。

結局ウチは使わなかったが、HCC Medical Insurance Service というところのこういった保険を検討していた。期間や保証金額によって変わるが$100ドル前後の掛金でそこそこのカバーをしてくれる。こういった保険はGoogle で Travel Insurance のキーワード で検索すれば保険のサイトやそれを扱うブローカーのサイトなどが見つかると思う。

旅行保険はクレジットカードなどにも付いてくることもあるが、ウチが持っているクレジットカードは荷物がなくなったといったものはカバーしてくれるが、医療費のカバーはなかった。 いざというときのため、持っているカードの内容を確認しておくといいと思う。

あとはウラワザ的な感じになるが、日本に滞在中は住民票を戻して日本の健康保険を使うという手もなくはない。ただ、短期間しかいない場合は手続きが大変だし、保険料、税金や年金といった支払い義務も生じたりと何かとややこしい。また自治体によってはある一定期間以上いないとダメと言われることもあるんだそうな。

– 12月30日 追記-

申請していた請求が無事通り、チェックが送られてきました。 残念ながら薬代は出なかったけど、診察代に関しては規定どおり $200 を越えた分の80%が戻ってきた。

とくに追加に提出した書類もないし、電話で説明しろなんて言われたわけでもなかった。 めずらしくきっちり仕事してくれたなぁ。