Category: 03 コンピュータ

Macworld Expo 2010 – Budsock

iPod や iPhone のような携帯音楽プレーヤーを使っていると気になるのがイヤホンの絡まり。適当にしまっておくと次に使うときに絡まったのをほどかないつ使えなくなってしまう。

Budsock はちょっとしたアイデアでこの絡まりをおこらなくするツール。 原理としては絡まりはイヤホンの端から始まるので、そこをうまく隠してしまおうというもの。 ゴム紐は絡まりやすいが、輪ゴムはなかなか絡まらないのと同じ理由。

音楽を聞いている間も邪魔にならないようになってるんだけど…ちょっとデザインが…。ちなみに、1個 $5 で売ってました。


Macworld Expo 2010 – Paypal X

日本でも最近少しずつ認知度が上がってきた Paypal 。アメリカではもう10年以上前から少額決済のデファクトスタンダードの地位を築いている有名なサービス。

そんな Paypal のサービスを iPhone のアプリケーションに組込めるようにするサービスを始めるらしい。 このサービスは Paypal X と呼ばれ、iPhone だけではなく、 Paypal のサービスをいろんなところから使えるようにするプラットホームの名称とのこと。

サービスそのものも面白そうだが、驚いたのがサイトのドメイン名  x.com

よくこんなドメイン取れたなぁ。


Macworld Expo 2010 – iPhone 用手袋

前々からちょっとお笑いなネタにされてる感のある iPhone が使えるような手袋。会場でも2つほど見つけた。

ひとつめは Telefingers というメーカのもの。カジュアルな感じでパッと見はそれとわかりにくい。

もうひとつは iTouch Gloves と言う高級感のある手袋。

サンフランシスコで手袋を見ても笑っちゃう感じだけど、アメリカでも例えばニューヨークやシカゴなんかは冬になると半端なく寒くなる。そんなときに iPhone を使えないのはやはり不便なのでこういう製品も地味に売れてるんだろうなぁ。


Macworld Expo 2010 – iPhone Life

会場の端の方の展示だったんだけど iPhone Life という雑誌を配っていた。 その名の通り iPhone の雑誌。昨年創刊されったっぽく、月刊で発行されている。

配っていた最新号は発表された iPad の特集と その道のエキスパートが選ぶ iPhone アプリベスト 90 という特集。 iPhone アプリはあまりにも大量すぎてレビューサイトを追いかけるのも疲れてしまう。雑誌のような形態で、パラパラとアプリを一覧で眺めたり、紹介を読むのは悪くない。

日本ではこういった雑誌はもうあるのかな?  特に iPad 上で展開できたら雑誌としても面白いし、そこから即ダウンロードもできると広告としてもイケるんじゃないだろうか。


Macworld Expo 2010 – どうなった?

昨年いっぱいで、Apple の参加がなくなることが決まった Macworld Expo。今年はこれまでの1月からおよそ1ヶ月遅れの今日 (2/11) から始まった。

意外や意外、多くの人が見に来ていた。 これまで行ったことなかった初日ということもあったかもしれないし、会場がこれまでの North/South ホールから North ホール1つになったことで人が集中したからかわからないけど、ここまで人がいるのは想像してなかった。

ただ、肝心の内容は….これは予想どおりちょっと残念。 小粒な展示ブースが多く、なんかお祭というより地方のイベントという感じだった。

中でも大手っぽかったのが Microsoft なんだけど、ブースサイズは例年の1/4ぐらい。展示も積極的なものではなく、Mac 用の office も忘れないでねーぐらいの内容だった。

また、これまでの傾向ではあったのだけど Mac が少ない。展示内容はiPhone/iPod が 7 に Mac が 3というぐらいの割合だった。

iPhone はなかでも、 Mobile Applications Showcase と呼ばれる中小デベロッパーが集まったブースがなんかすごく人が集まっていて熱かった。

熱すぎて細かい内容が全然チェックできず...

会場の1ホールだけだったのでざっと2時間弱でまわったぐらいで終わってしまったが、小粒ながらも目にとまったモノを今年も紹介していきます。


iPad をどう見る?

iPad 出たねー。

残念ながら世の評価は「でっかい iPod touch じゃん」、「カメラないじゃん」、「Flash ないじゃん」という感じでネガティブなものが多い。 たしかに現時点の iPad には物足りないところがあるとはオレも思うが、オレとしてはこのデバイスのポテンシャルや方向性はなかなか面白いんじゃないかと評価している。

Apple は iPad をブラウズだの、ビデオだの、eBook のためのデバイスだ、とコンサーバティブにこれまでの用途の延長線のように語っていたが、このデバイスは iPhone OS 初の何かクリエイティブなことにも使えそうなデバイスになるじゃないだろうか。

この点に関して Apple が提案してきたのが iWork というビジネス系のアプリケーションだったのがちょっと意外だったけど、使用用途がはっきりしているというのは大事だし、新たなUIをフルに使った iWork のデモ は開発者を刺激するためのいいショーケースになっていると思う。

iWork の デモ その1

iWork のデモ その1

iWork のデモ その2

iWork のデモ その2

これまで iPhone OS 上では見るが中心だったものを、より面白そうな方法で「作る」ことができるようになるのは大きなステップアップ。

見るに加え、作ることもできるようになった iPad の登場で、Apple はマルチタッチを使った新しいコンピューティングを目指そうとしているんじゃないだろうか。 PC/Mac ほど高度なことまでは永遠にできないだろうが、より直感的な方法である程度のことができるという点で、Apple が言っていた中間のデバイスとしては十分に使えるようになると思う。  なんかわくわくしてこない?

こんなアプリ

そして、オレとしてはやっぱり、iPad に Newton の影を見てしまう。

メモとしてものすごくよく使っていた Newton だったが、もっと画面サイズの大きいものが欲しいといつも思っていた。 iPad ぐらいの大きさなんかはほんと理想的。”あとはアプリケーションがあれば“ノートやメモ帳を完全に置きかえることもできるんじゃないだろうか。

そんなアプリケーションが欲しい。 できれば自分で作ってみたいなぁ。 誰か助けてくれる人います?

P.S.

Gizmodo のこの記事も一読あれ。

iPad のシンプルなハードウェアと直感的なインタフェースが特に高齢者にメリットがあってウケるんじゃないかという記事です。 iPad がもうちょっと成熟してきたら高齢者じゃなくてもメリットある人多いと思うよ。


おすすめ英語 Podcast – Know Your Meme

インターネットを通じて爆発的に広がるフレーズやネタ。これを英語では Internet Meme (インターネット ミーム)と呼ぶ。

英語圏のミームは日本とはまた違うので、英語サイトで見つけたこの表現なんだろうと思ったときに普通の辞書には載ってないためわからないこともある。

そんな問題を解決するのが Know Your Meme というサイト。 このサイトではブームになった(またはなりかけてる)フレーズ、画像、動画をリストしている。

その由来や、派生した作品なども載っているためそのミームに一気に追いつくことができる。

また、このサイトでは Episodes として、ある1つのミームについてまとめたPodcast 動画を配信している。 これを見るだけでも英語圏のミームを追いかけることができると思う。

少し前の Episode ではニコ動初のミームとして “ゲッダン” を紹介していた。といっても、オレもこれを見て初めて知ったんだけど…。

日本人は Get Down をゲッダンを言うけど、ネイティブの人が発音すると Get Down は Get Down で、ゲッダンはゲッダンとやっぱりそれぞれの単語の発音は違うのね。

Podcast はけっこう早口なので中級〜上級程度のリスニング力がいるかもしれないが、面白い話題ばかりだし、インターネット好きなら楽しめるネタなので楽しめるんじゃないかな。

そうそう、この Know Your Meme はPodcast 配信の老舗 Rocketboom.com の姉妹サイト。 最近見てなかったけど、またホストが変わってたのね。


ニュースで Auto-Tune

しばらく前に紹介した Auto-Tune というツール。 ニュースや演説のスピーチにこういったツールをかけまくって曲にしてしまった人たちがいる。

Auto-Tune the News と呼ばれるこのシリーズはしばらく前から展開されていて、上に貼った9作目では、最近アメリカで話題になっている医療保険改革や、オバマ大統領のノーベル平和賞などがネタとして使われている。

すごいのは曲だけでなく、映像も都合のいいところだけつぎはぎしたり、いろんなものと合成したりともうやりたい放題。

雰囲気としては数年前に話題になったムネオハウスに近いかな。

ただでさえ難しい英語の聞きとりが Auto-Tune でさらに聞きにくくなっているので英語力がない人は面白さ半減かもしれないけど、真面目な顔してニュース原稿を読んだり演説をしている人が、ミュージカルのように歌わされている姿を見ているだけでも面白い。曲そのものも結構いい出来だと思う。

歌詞を知りたいという人は、YouTube の Auto-Tune the News の作品の詳細 (info) のところに歌詞が載っているので合わせてみると英語の聞きとりの勉強にもなるかと。 (ならないか….)

このシリーズを作っているのは YouTube のユーザ名 schmoyoho こと Michael Gregory。 The Gregory Brothers という3兄弟+長男の嫁で構成されたグループのひとりで、Auto-Tune the News シリーズのヒットでバンドにも注目が集まっている。YouTube 発のブームがここにもって感じ。


GoGoStand

Stand

上の写真のカード何だと思う?

これ、折り目に合わせて折りまげると、

Stand3

iPhone (iPod touch) のスタンドになるというGoGoStand という製品。 カードサイズなので財布に入れてもち運べて、使いたいときに簡単にスタンドになるすぐれもの。一目惚れして買ってしまった。

Stand2
素材ははっきりとはわからないが、プラスティックよりやわらかいというか弾力性がある。 折るのには結構力が必要で、特に iPhone の前面を押さえる爪の部分は今でもうまく折れない。 (上の写真を見てもらうとわかるがとりあえずひっかかればいいという感じで使っている)。何度も折り曲げたり戻したりしても大丈夫か不安があるがしばらくは大丈夫そう。

GoGoStand のウェブサイトでは縦置きもオッケーと書いてあるが、実際に試してみたら、スタンドの角度が緩かったり、うまくバランスとらないと倒れてしまうこともあった。

iPhone ってとくに充電してるときに、ニュースとか垂れながしたりフォトフレーム代わりのような端末にならないかなぁと思っていたのでこれを使ってそんな使い方を模索してみようかな。

GoGoStand はアメリカの人は送料込み $4.99 (カリフォルニアの人は + Tax)。ただ、人気が出ているので今のところ売り出されてはすぐ売り切れになってしまっている。オレも先週分の発売を狙ってギリギリ手に入れることができた感じだった。 ちなみに次の入荷は 10/22 だそうだ。


Google Moon すごい

いろいろと忙しくてタイミングを逸してしまった感があるが、先週 7/20はアポロ11号が月面に着陸して40周年という記念すべき日ということで再び月に注目が集まった。

これにあわせるように Google Earth にアポロ計画を始めとする各国の月探索の歴史を見ることができるようになる Google Moon というモードが搭載された。

今さらながら試してみたが、こいつがスゴい。

Google Moon スクリーンショット

Google Moon スクリーンショット

おなじみの Google Earth のように月面上を移動できるのに加え、アポロの着陸船の3Dモデルや、宇宙飛行士や宇宙船が撮影した写真やビデオなどが撮影した場所の上にちりばめられている。

極めつけは、アポロ11号と17号の月面活動の様子をまとめた Guided Tour というコンテンツ。 ナレーターの語る内容に合わせ、Google Moon を自在に動かし映画のようなドキュメンタリーがものすごくよくできていて見応えがある。

できれば Google Moon でぜひ見てもらいたいが、 YouTube でもムービーが見られるので Google Earth をインストールしてない人はこちらを見てほしい。

Google Moon では日本のかぐや(Selene)が撮影したハイビジョン映像も見ることができるが、これも月面上のどのあたりを撮影したのかわかりやすく見ることができる。(Google Moon 上の水色のマークが大体それ)

チープな感想だけど、10年ほど前に「次はマルチメディアだー」といろんなコンテンツを模索していた時期があったが、なんかひとつの到着点を見た感じがする。なんでもこうやって表示することがいいとは思わないけど、3Dモデルって Google Earth 以上に、Google Moon のような使い方のほうがいろんな見方ができていいなぁと。