Author: Hiro Inami

Circuit City 清算セール中

日本でも報道されてると思うが、先日全米第3位の家電小売チェーンの Circuit City が事業の清算を発表した。

Circuit City はすでに昨年、Chapter 11 という日本で言えば会社更生法のようなものを申請し一部不採算店舗の閉店をおこなっていたが、この不況の中再建や身売りの道が閉ざされ全店舗を閉店、事業清算ということになった。

こうなると切り替えの早いアメリカは、さっそく清算に向け Store closing sale とか、Going out of business sale とか、 Liquidation sale と呼ばれる大セールを始める。 Circuit City でもさっそく始まったので行ってみた。

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Store Closing Sale の大きな垂れ幕が目立つ

このセールはテレビでもCMが流れていて、そこでは up to 30% off (最大30%オフ)と言っていた。 たとえば $500 の製品なら $350 になるわけで結構オトク感が出てくる。

が!

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30%オフなのはゲームとデジカメのアクセサリだけ、パソコンは10%、テレビは15%とちょっとおトク感がなくなってしまっている。 下手したら amazon.com で買ったほうが安いぐらい。

おまけにセールが始まったばかりということもあり、店員も混乱しながら準備をしている感じでなんだか落ち着かない。 USBポートの少ない MacBook 用に Bluetooth マウスでも安くなってたら買いたいなぁなんて思ったが全然ダメだった。

Circuit City の閉店は3月とのことらしいのでこれから時間が経つにつれ割引率も上がっていくんと思う。 まだ製品は毎日入荷すると書いてあったし、もうしばらくしたところでまた見に行くのがいいかな。

そうそう。こういった 清算セールは最後にはそのお店で使っていた棚や備品までもが売りに出る。 日本では見た記憶がないけどこれってアメリカならではなのかな?


よく届いた年賀状

少し前の話になるけど、ウチに少し遅れて日本から年賀状が届いた。何か違うと思って見てみると…

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住所が縦書き!

Zip Code (郵便番号) が漢数字!!

でもって

解読されてる!!!

こんなのでよく届けてくれたなぁ。 アメリカではふつう、こういった不備があったらそのまま Return to sender (送り主に返される) になるところだろう。

でも、この年賀状は送り主はきっちり漢字で書かれているし Japan とも書いてなかった。これではゴミ箱に直行してもおかしくない。

赤ボールペンで書かれた字からするとアメリカの人の筆跡に見える。となると、日本からアメリカに届いた直後、サンフランシスコかロスアンジェルスあたりで解読されたと思われる。

普段、雑だなぁと思っていたアメリカの郵便サービスを初めて感心した瞬間だった。

で、この年賀状。 ウチの両親からでした orz。


Inauguration (大統領就任式) 2009

この1週間ほどで一番よく聞いた単語は間違いなく Inauguration (インオウギュレイションという感じの発音になるかな?)。これは本日おこなわれた大統領就任式のことで、しばらく前からカウントダウンという感じでものすごく取り上げられていた。

今日はその極みで、式が行われるのは東海岸の正午ごろ、西海岸の朝9時ということもあり朝からずっと Inauguration, Inauguration …。 今でも Maroon 5 やマライアキャリーがお祝いの歌を歌っているぐらい(これは録画だけど)。

この式までの、Barack Obama の肩書は “President Elect” 。(Future President とか President to be じゃないよ。) でも、この式をもって初めて President と呼ばれるようになった。

Inauguration の目玉のひとつは新大統領によるスピーチ。

全文と翻訳は弾さんのサイト にあるので興味のある人はどうぞ。

スピーチでは現在アメリカが面している問題を認め、困難が予想されるが立ち向かっていく決意のようなことが語られている。いいスピーチだと思うが今はお祭り気分のアメリカが落ち着いて現実に向かいあったときどうなっているだろうか。

振り返ってみればオレがアメリカに住みはじめた 2000年の11月はブッシュ vs ゴア の時で、フロリダ州のリカウント(再集計)のニュースばかり。 その後8年経ち、ようやくブッシュ以外の大統領によるアメリカを経験することになる。

何か変わるだろうか、アメリカに住む当事者として見つめていきたい。


Warriors トリプルオーバータイム で敗戦

久しく触れてなかった Warriors 。 そう、今年の Warriors はイマイチなんです。

開幕直後は5割程度の成績を残していたけど、ウチがちょうど日本に旅行に行っていた11月下旬~12月上旬に遠征が続いてなんと9連敗という不名誉な記録。

追い討ちをかけるかのように選手たちはどんどんと怪我をして戦線離脱。正直今年の Warriors はボロボロという感じ。

現在もシーズン前にバイク事故で骨折した Monta Ellis に加え、Stephen Jackson, Brandan Wright, Marco Belinelli が怪我で試合に出られないでいる。

そんな状態で迎えた昨日の vs Kings 戦。 試合の主導権は Kings に奪われながらも 4Q で怒涛の追い上げを見せなんとか同点で 4Q を終了。 オーバータイム(延長戦)に突入となったが、そのオーバータイムも同点で終わってしまった。

NBA は決着がつくまで 5分間のオーバータイムを繰り返す決まりになっているので、ダブルオーバータイム へ突入。 そこでも決着がつかず3度目のオーバータイム、トリプルオーバータイムになってしまった。

Warriors がトリプルオーバータイムを経験するのは 2004年 11月以来とのこと。 Mac をセットアップしながらも、久々のこんな展開にわくわくしてしまった。

ここまでがんばった Warriors だが最後の最後で Kings にリードを許し 135-133 での敗戦となってしまった。 テレビでも言ってたが、ダブルオーバータイムの最後は Warriors が3点リードしていたので、Kings が 3ポイントシュートを打つ前にファールしておけば勝っていた可能性は高い。 こういったところで、経験のあまりない若手主体のチームの脆さが出てしまった。

今はこれを糧に次へ繋げて欲しいとしか言えないのがツラいところだが、 Stephen Jackson は明日の試合には復帰できるという噂があるし、Monta Ellis も軽い練習に参加して復帰も近いのではと言われている。 シーズン後半は本体の Warriors に戻った勢いを見せて欲しい。


MacBook 買った!!

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前々から欲しいと言っていた Mac をとうとう購入。モデルは MacBook の 2.0GHz ですが久々の最新型の Mac 、でもって初めてのラップトップ Mac を楽しんでます。iPhone アプリ作るぞー!

まだまだ触りはじめて数時間ってとこだけど、購入を考えている人もいるかもしれないので軽く感想を。

  • パッケージがものすごいコンパクト
  • 13インチの画面サイズが気になっていたけど思ったほど小さく、窮屈な感じはしない。
  • テカテカ液晶は画面が写ってる間はそんなに気にならないけど、しばらく放置してバックライトが消えたりするとテカテカっぷりに驚く。トータルではこれも思ったほど悪くない。
  • キーボードはちょっと頼りないな…
  • Mac OS X のスピードは Apple Store で触って感じたほどじゃないのはナゼ?
  • 二本指タッチでスクロールは病みつきになりそう
  • Caps と Control キーが標準で入れかえられる Mac はイイ。 (昔もそうだったけど)

大したレビューじゃなくてスイマセン。

Mac に関しては覚えなおさなきゃいけないことも多いので備忘録がてらこれとは別のブログを書こうかと思ってます。 準備ができたあかつきには是非見にきてください。


Macworld Expo 2009 – (最終回) Macworld Expo は2010年も開催

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この前、Apple から Macworld Expo に出展するのは今年が最後というアナウンスが発表された。もともと Macworld Expo は IDG 社が開催し Apple は1企業として出展しているという関係だったため、Apple が出展しなくなる来年も Macworld Expo の開催が予定されている。

アメリカに住みはじめて8年、毎年 Macworld Expo San Francisco に参加してきたが、Apple の新製品をコアにさまざまなサードパーティが集まり、毎年独特ながらも面白い盛り上りを見せていた。 これまで書いていたようにオレも会場で思わぬモノを発見したり、中小のベンダーにとってもユーザと触れられるとてもよい機会だったと思う。

となると、コアとなる Apple ブースがなくなってしまう来年以降はちょっと厳しいイベントになってしまうだろう。以前、東海岸で開かれていた Macworld expo への出展を Apple が止めたあとはやはりボロボロになり1,2年で開催も終わってしまった。

Apple にしてみると準備の手間と見返りのギャップが気になって出展を取りやめたくなるのもわかるがまだまだ成熟したとは言えない Apple コミュニティの維持を考えると、こういうイベントを無くさないほうがいいんじゃないかと思う。たとえば開催時期を変更したりして何とか残るか、復活してもらえないかなぁ。

IDG は Macworld Expo 2010 の受けつけを早速開始 (出展者を集めるためにも参加者の見積りを早めにしたいんだろうなぁ)、今なら入場料無料で登録できるので登録はしておいた。 来年どうなるかわからないが行けるなら行ってみようかと思っている。


Macworld Expo 2009 – 謎のうさ耳付けた人たち

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今回、会場を歩いているとたびたび見かけたのがこのうさ耳を付けた人たち。老若男女問わず付けて会場を歩きまわってるのが日本とは何か違うなぁ。

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すると午後に、うさ耳たちが集まってすごいことになってた。

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何なのか聞くと、このうさ耳たちが集まっていた隣にある Peachpit という出版社ブースの企画なんだとか。

この出版社のバッヂを付けて会場を歩いていたらちょっとしたプレゼントが当たり、このうさ耳を付けて会場を歩いていた人のなかの一人に iPhone があたるというもの。

会場に彩りというか、にこやかな雰囲気を提供してくれて面白い企画なんだけど….うさ耳とこの出版社の関係まで辿りついた人はどれだけいたんだろうか疑問。

ちなみにタイトルの got moxie? の moxie というのが、この出版社の Visual QuickStart Guide という本のシリーズに付けてるうさぎのキャラクタの名前なんだけど、 英単語の意味としては勇敢とか、活力とかって感じ。なんとなくうさ耳付けて会場を歩きまわる勇敢な人募集中という風にとれたのは気がせいだろうか…。


Macworld Expo SF 2009 – 音楽ファンのための iPhone/iPod スキン

iPhone や iPod を保護したり、カッコよく見せるのに使われるデザインスキン。昨年も Gelaskins を紹介したが、今年も面白いのがあった。

MusicSkins ではアルバムジャケットやミュージシャンのシンボルマークなどをあしらったスキンを売っている。スキンの種類も iPhone や iPod はもちろん、ラップトップやPSP向けというのもあったりと豊富。

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特に気になったのはこのカスタムスキン 作ります(Create Your Own Custom Skins!) という部分。自分の写真とかアップしたら作ってくれるのかと思ったんだけど、残念ながらどちらかと言えば新製品などのキャンペーン用などの大量発注の場合に対応するといった感じらしい。 Webサイトでもリンクがあるが、コンタクト先にメールを送るようになっている。どこか1枚から作ってくれたりしないかな?


Macworld Expo SF 2009 – iPhone フレキシブルスタンド 対決

個人的に欲しいと思っているのは iPhone でちょっと長めの動画を見るときに便利(そう)なスタンド。手で持ちつづけるのはなかなか疲れるのであったらいいなと思っているんだけど、Expo 会場でいくつか見つけることができた。

ひとつめは In Your Face View Base という製品。土台の部分がクリップになっていてテーブルなどの端を挟むようにして固定するようになっている。

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クリップなのでテーブルの上に普通に置くという場合には向かないが、クリップの良さを生かしてたとえば液晶ディスプレイの端を挟んだり、車のダッシュボードやバイザーの端を挟んだりと「あっ、使いたいな」と思うときに使えるようちゃんと考えられている。iPhone 以外のスマートフォーンやゲーム機にも使える。

ムービーも用意されていたのでどうぞ。

2つ目は、カメラ三脚としてアメリカでも日本でも有名な Gorilla Pod。三脚用のカメラマウント(ネジ)に加え、吸盤やテープが用意された Gorilla Pod GoGo という製品が展示されていた。

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クネクネな足を利用していろんなところに巻き付けて固定することができるし、三脚としてテーブルの上に置くこともできる。旅行にちょうどいいかもしれない。

Gorilla Pod GoGo は会場で安売りもしてて魅かれたけど、巻き付けて使うシーンってあまりないし、三脚としても最近使ってるデジイチを支えるほど強くない (デジイチ用には Gorilla Pod SLR というのが別にある) と言われたのがひっかかって結局買わなかった。

こうやって見直してみると In Your Face View Base は車の中でハンズフリーで使うのにも便利そうだしいいかなぁと思ってしまった。会場ではほとんど通りすぎる程度だったけど、もう少し話しを聞いておけばよかったなぁ。


Macworld Expo SF 2009 – Ampli-Phone

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ここからはちょっとだけ iPhone 関連のグッズを紹介。

まず最初はノースホールの隅にあった Ampli-Phone というスピーカー。

こいつは電源なしで iPhone の音声を大きくしちゃうという優れもの。 原理としてはパッシブスピーカーと呼ばれるもので、iPhone の内蔵スピーカーから出る音の流れをうまく調整することで大きくしている。

これが、思った以上に音が大きくなるとともに、ちょっと古い感じになって聞こえてくるのが何ともイイ感じ。古い音源の再生にはとくにもってこいなスピーカーじゃないかと。

探してみたら他のサイトでも取りあげられていた。ちょうどムービーもあったのでどんな感じになるかわかってもらえるんじゃないかな。