Month: September 2008

McDonald’s のアイスコーヒー

日本のマクドナルドのコーヒーがおいしくなったという話をよく聞くが、こちらアメリカの McDonald’s でもコーヒーの人気が上がってきている。

マクドナルドと言えば、以前 McCafe というカフェブランドを展開するも失敗していたが、今回は単純に店で売っているコーヒーの味を見直すというシンプルながらも効果的な戦略が効いているようだ。

加えてアメリカでの新しいチャレンジがアイスコーヒー (Iced Coffee)の販売。

実はアメリカではアイスコーヒーの知名度はとても低い。スタバが登場し、アイスラテなどで少しづつ浸透してきたが、それもまだここ10年ぐらいの話で、レストランでもアイスティーはあるけど、アイスコーヒーはまだ置いてないところが多かったりする。

そんな中、マクドナルドは堂々の Iced Coffee という名前での商品を投入、CMでもマクドナルドのアイスコーヒーを結構宣伝していて気になったので飲んでみた。

IcedCoffee.jpg

サイズの比較がないんだけど、これで 24oz (700mlぐらい)。 そして値段が $1.79 と結構オトク。 スタバのグランデアイスラテ (500ml ぐらい)が $2.60 ぐらいなので、値段、量ともにマクドナルドのほうがオトク感がある。

味のほうは、しっかりしたコーヒーの味にミルクの濃厚な味わいと混ざり結構いい味だしている。 シロップ分が少し甘すぎる感はあるが、しつこい甘さじゃないのが救いか。この値段でこの味は十分イケる。

何よりこのミルクの濃厚さというのはアメリカでは珍しい。 アメリカでは脂肪分を気にする人が多く、普通の牛乳でも3%ぐらいの乳脂肪分しかない(日本では少なくて 3.5 % じゃなかったかな?)。 おかげで、アメリカの牛乳は薄い(というかコクがない)のが特徴で、スタバのラテなんかは一味足りないと常々思っていた。

ところが、マクドナルドのアイスコーヒーはこのヘンがうまく調整されている気がする。 ただ、別の人のブログでは、マクドナルドのアイスコーヒー飲んだらむっちゃ腹こわしたというエントリを書いてる人もいたりと、それはちょっとヤバめな何かなのかもしれない(笑)。

まぁ、(おそらく)脂肪分もそこそこあって、甘いジャンキーな飲み物になっているのは事実だろうが、マクドナルドで売るのなら本格派コーヒーより今回のアイスコーヒーのほうがマクドナルドらしく、客も買いやすいんじゃないかな。

今回飲んだのはレギュラーというので一番ベーシックなものなんだけど、他にバニラとかヘーゼルナッツといったフレーバーもありなかなか面白そう。もうそろそろアイスコーヒーの季節じゃなくなってきてるけど、機会があれば別のも飲んでみたい。

と、いろいろ書いたけど、日本のマクドナルドのコーヒーを最近飲んだわけじゃないんで同じなのか、どっちがおいしいのかといったとこまではわからないんだよねぇ。もし、日本から出張でアメリカ来る人がいたら試しにマクドナルドでアイスコーヒー頼んでみて評価を聞かせてください。


Google Chrome の開発版を使う

少し前に発表され、その速さとメモリの使用量にファンが急上昇中の Google Chrome。 オレもブログでの紹介こそしなかったが、Chrome の使用頻度が増えつつある。

そんな Google Chrome だが新規バージョンをイチ早く試す方法が明らかになった。

Dev Channel: Early Access to Features and Fixes (Chromium Developer Documentation)

Google Chrome publishes new releases to the Dev channel frequently. The Dev channel gives the community access to upcoming features, features in development, and the latest bug fixes. We can use feedback from Dev channel users to improve and iterate on feature ideas, and make sure that the latest features work properly before we release them to a wider audience.

(Google Chrome は新しいリリースを Dev チャンネルに頻繁に公開します。 Dev チャンネルを通してコミュニティはこれから公開される機能や、開発中の機能、最新のバグフィックスが利用できます。Dev チャンネルからのフィードバックはアイデアをより確かなものにし、一般の利用者に向けて公開する前にちゃんと動くことを確認するのに利用されます)

Dev チャンネルに参加するには、上のChromiumのサイトに行き Google Chrome Channel Chooser というツールをダウンロードする。

Google Chrome Channel Chooser を起動し、Beta: が選択されているラジオボタンを Dev: の方に変え、Update ボタンを押す。

次に、Google Chrome で レンチ(スパナ?) アイコンから “About Google Chrome” もしくは “Google Chrome について…” というメニューを選んで出てくるダイアログで、

update.jpg

というのが表示されたら “アップデート” ボタンを押す。あとはアップデートを待って、Google Chrome を再起動すると、

update2.jpg

書いている時点で 0.2.152.1 というバージョンになった。(でもアップデート確認中が終わらない…)

動作的にはあまり変わったことに気がつかないけど、このバージョンでは新しいウインドウやタブのメニューがレンチアイコンの下に移るなど、メニューの構成が変わっている(でもこれってバグじゃね?)

そんなわけで、ちょっと不安定になってでも一早く最新版が使いたいような人は Dev チャンネルへ参加してみるといいかも。


党大会終わり、大統領、副大統領候補が指名される

今さら感もあるけど、アメリカ大統領選挙の話を少し。

2週間前に民主党、先週に共和党の党大会が行われ、それぞれ バラク オバマ (Barack Obama) 氏と ジョン マケイン (John McCain) 氏が公認候補として指名された。

大統領候補の指名に関してはこれまでの予備選挙で結果が出ていたので驚きはないが、党大会では Running Mate (ランニングメイト) と呼ばれる副大統領候補も発表され、これが大きな明暗を産みだしている。

民主党は予備選で最後まで戦った ヒラリー クリントン(Hilary Clinton)という噂は最後まで絶えなかったが結局は66歳の上院議員 ジョー バイデン (Joe Biden) 氏が指名された。

対する共和党は マケイン氏がひとめぼれしたという 44歳の現アラスカ州知事 サラ ペイリン (Sarah Palin) 氏が指名された。

この ペイリン氏、サラという名前からもわかるように女性。これだけでもインパクトがあったのに、この4月に第5子を産んでいた。 そしたら、その子は17歳の長女の隠し子じゃないかという噂がながれ、今度はその長女は現在妊娠中ということがわかり、噂は否定されるも、何だかなぁ状態に。 政治とは全然関係ないところだが、全米中にその名を轟かせた。

オバマ氏とマケイン氏が年齢や方針が相反しているため、それを補う形で副大統領を指名したらこれまた相反した人選になったということなのだが、話題性の高い共和党のほうが知名度を一気に伸ばしたことになった。

当初はオバマで決まりだろうと言われていた今回の大統領選だが、今回のドタバタも手伝ってか調査によってはわずかながらも共和党優勢という結果も出てくるようになってきた。

共和党=保守、民主党=革新というのが両党のイメージなんだけど、カリフォルニアのような移民の多い州は民主党を選んでも、まだまだアメリカの多くは保守的なため選挙は基本的に共和党有利に動く。

民主党の巻き返しとしてはヒラリーの力が必要だろうが、ヒラリーとオバマの確執はいまだにあるようだし、やはり大統領の椅子が欲しいヒラリー(とその支持者)としてはここでオバマが勝って最大8年待たされるよりも4年後のチャンスを狙ったほうがいいと思っている節があるのであまり期待できないだろう。 こんな状態では民主党は厳しい。

こうなってくると今回も共和党、マケイン大統領かなぁという気がしてきた…。


シリコンバレーの暑さ対策 その3 – Misty Mate

手や指を水にぬらして風にさらすと濡れた部分だけちょっと涼しく感じたことはないだろうか? この原理は手のまわりの水分が風によって蒸発するときに熱を奪うためで、気化熱とか蒸発熱とか呼ばれる。

これを利用して冷やそうというのが Misty Mate 社の製品群。個人向けのものはもちろん、庭で使うもの、ペット用などいろいろな製品が発売されている。

これを使えばちょっとは涼しくなるかなぁと思い、 Misty 2.5 というのを買ってみた。

MistyMate.JPG

水を入れて、下側にあるポンプを数回押して圧力をかけ、そのあと MIST ボタンを押せばシュッと霧が吹きでるようになっている。

「霧吹きでもよくね?」 感はあるのだが、霧を吹き出すまでの儀式や専用の機械というのがより涼しさを感じさせるし、圧力をかけてしまえば縦だろうが横だろうが、逆さまだろうがワンプッシュで霧が出せ、霧吹きよりは腕や首筋などにかけやすいというのはある。

効果のほどは…まぁ、なんか爽快感はあるね(笑)。 冷やした水を入れると効果が上がるかも。

もともと、この製品はゴルフや、サイクリング、ハイキングなど電気の使えないアウトドアでの使用を考えているらしいので、そういったところで使うほうが効果を感じると思う。

ま、なんかめずらしかったし、ちょっとは暑さ対策になるかと思っての紹介でした。あ、この製品はたぶんアメリカでもそんな有名じゃないと思う…。


シリコンバレーの暑さ対策 その2 – Portable Air Conditioner

うちはこれまでは昨日紹介した Box Fanでなんとかしのいでいたのだが、今年は子どもが産まれたためもうちょっと対策を練る必要ができてしまった。

そこで購入したのが、Portable Air Conditioner (以下、Portable A/C)と呼ばれるモノ。冷却機能しかないものも多く、Portable Cooler とも言われる。 いわゆるエアコンなんだけど、室内機と室外機を1つにし、壁に穴をあけることなくエアコンを使えるようにしてしまったという何ともアメリカ~ンな発想の製品だ。

Aircon.jpg

なんかすごいつうか大袈裟っつうか…。 本体から出ている2本のパイプは、吸気用(下)と排気用(上)。 モノによっては部屋の空気をそのまま冷やすので排気用の1本しかないのもある。

日本のエアコンと言えば湿気も吸ってくれて室外機から出るのが一般だと思うが、Portable A/C の場合は排気パイプを伝って出たり、タンクに貯めるようになっている。

ウチのモデルはタンクに貯めるタイプで、しかもその水を機械の冷却に再利用するらしい。 ただ、このあたりは乾燥しているのでほとんど水が貯まらず効果のほどは不明。

で、肝心の冷却効果なんだけど、ウチが買ったのは 12000 BTU という家庭用の中では一番パワフルなヤツ。 LDK 合わせて 20畳程度、太陽に暖められた屋根の熱が天井にほぼダイレクトに伝わり、西日が壁を暖めるという最悪の状況で 2℃ ~ 5℃ ぐらい下がるという程度だろうか。 正直物足りないけど、うちのアパートの環境ではこの程度の効果でも御の字なのかも。

もちろん吹き出し口近くは常に冷たい風が出ているので、子どもを抱きながら吹き出し口の前をウロウロすればある程度は快適。 何より家の中に暑さから逃げられる場所ができるというだけでも買った意味はあったかな(笑)。

上の写真を見てもらうとわかるけど、吸排気パイプのあたりに布を垂らしている。これはウチの窓にブラインドが付いてるんだけど、パイプにひっかかってそれ以上下りなくなり外から部屋が丸見えになってしまうので、応急処置的に布を垂らしているというわけ。 Portable A/C のユーザはみんなこのあたりどうやってるのか不思議。

値段は少々はって $300~$500 ぐらいとなってます。(参考: amazon.com の Portable A/C の検索結果)

また、昨日の Box Fan、Window Fan じゃないけど窓にとりつける Window Air Conditioner というのもある。 (参考: amazon.com の Window A/C の検索結果) ちょっと取り付けが面倒そうだったのでウチはやめたが、アパートや家に備え付けるときはこのタイプのものが多い。

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シリコンバレーの暑さ対策 その1 – Box Fan, Window Fan

いやー、ここ1、2週間のシリコンバレーは暑いのなんのって。シリコンバレー近辺は夏でも朝晩は20度以下と涼しく、昼間でも気温がだいたい30度ぐらい、しかも空気が乾燥してるのでとても過ごしやすいのだけど、たまに35度以上まで上がることがある。 今回はこれがしばらく続いてる感じ。

San Jose のほうは少し暑くなりやすいこともあり、アパートや家にエアコンが完備というところも多いが、少し北にあるウチのあたりではエアコンがあるところは少ない。

そんなわけで、暑くなったときは何らかの対策が必要なんだけど、アメリカには日本とは違ったグッズが結構あるので紹介していこうと思う。

まず最初は定番、扇風機。でも、ウチで使ってるのはこんな感じの扇風機。

boxfan.jpg

この扇風機はとくに日が傾いたころから活躍する。 朝晩涼しいと書いたように、日が傾けば外は涼しくなってくる。 その冷えた空気を温まった部屋の中に強制的に送りこむための扇風機というわけ。 このタイプの扇風機を Box Fan (ボックス ファン) という。 こいつがイイのは安いところ。ウチのは Target で $10 ちょっだった。 (参考: : Box Fan の amazon.com の検索結果)

この用途にもっと特化したのが、Window Fan (ウィンドウ ファン) と呼ばれるもの。Box Fan が窓際に置くという感じなのに対し、Window Fan はより薄くなり窓に埋めこむという感じ。コンパクトでいいかもしれないけど、設置できる窓の種類とか大きさとか限られるんじゃないかな。 (参考: Window Fan の amazon.com の検索結果

ウチの扇風機に限らずアメリカの扇風機一般の問題は動作音。 最弱モードでも、結構な風量がありすごくうるさい。 日本と比べて部屋が広いというのもあるのかもしれないが、もうちょっと緩いモードがあってもいいんじゃないかなぁと思う。

いちおう日本の一般的な扇風機もあるけど、このあたりでは涼しさを求めるなら Box Fan や Window Fan の方が効率的かな。


Ubiquityでリンクのサムネールを表示

Ubiquity使ってますか? まだの人は、IT Media を始め、いろんなところで紹介されてるのでそちらも見てもらって是非試してみて欲しい。

Ubiquity は JavaScript が開発言語で、ビルトインでコマンドを開発するエディタが付いてきたりと、開発者心をくすぐる準備がしてある。

そんなわけで、何かできないかなーと思って thumbnail-these というコマンドを作ってみた。

このコマンドはページ中のテキストを選択して呼びだすタイプのもので、選択したテキストの中にハイパーリンクが含まれているとそのサムネールを表示するというもの。サムネールをクリックするとそのページを開くという機能もある。

shot.jpg

ウェブサイトによってはリンクの上にカーソルをもっていくとサムネールが表示されるという機能を導入しているところもあるが、このコマンドは未対応のサイトでも似たようなことができるというわけ。

サムネールのサービスは SimpleAPI を使っている。 特に使用上の制限とか見つけられなかったので問題ないと思うんだけど、まずいようなら指摘ください。

また、SimpleAPI の仕様で一部サイトが表示されなかったり、違うページが表示されたり、時間がかかることがある。

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