衆議院選挙が公示された。
2003年に行われた総選挙の時は、在外選挙人の登録をしていなかったことから投票できなかったという話を書いたが、昨年 サンフランシスコにある日本領事館に行ったときに在外選挙人の登録を済ませたので今度の衆議院選挙は投票ができる。
オレのように在外選挙として投票ができるのは、比例代表選出議員選挙のみ。
在外選挙に関する詳しい手続きは外務省のページに書いてあるが、今回は郵便投票という方法で手続きを進めて先日投票用紙を手に入れることができた。
さて、投票だ! と、総務省のページなどで情報を集めていると、比例代表選挙といえば全国区だと思っていたのに、いくつかのブロックに分かれているし、政党の得票数にもとづき、ドント式 (むかし勉強したな…)で名簿の上位から選ばれるのは同じなんだけど….名簿を見るとなぜ同じ順位に何人も人がいたりするの? と、何だかチンプンカンプン。
調べてみたら、この方式は小選挙区比例代表並立制というもので、以前の中選挙区制から、小選挙区制へ移行したときに死票が多くなるのを防ぐために、比例代表にも重複して立候補ができ、小選挙区で落選した場合、同じ名簿順位で当選者との差が少ない人が優先的に当選できるというしくみだった。 (参考: Politics-サルでもわかる日本の選挙制度! 小選挙区比例代表並立制ってナニ?)。
そして、驚くことにこの方式は何と1996年の衆議院選挙の時から行われていたとのこと。 そのころは日本にいて、投票もしていたのにまったく気付かなかった。 小選挙区になったのは知ってたけど、投票するときに比例代表で党名を書いたのは覚えているけど、この2つが実は密接に絡みあっていたとは…。 これまでいかに適当に投票していたのかがバレてしまった。 アメリカに住んでいるのをいいわけにしてすみません。
思わぬところで勉強ができてしまった今回の選挙。
もうちゃんと理解できた(はず)。これから各党のマニフェストなどを読んで大切に投票したいと思います。
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