Month: August 2005

Mr. A-Z – Jason Mraz (ミスター エー トゥ ジー – ジェイソン ムラーズ)

cover このおすすめCD/DVDシリーズの1回目を飾った Jason Mraz 。セカンドアルバムがこれまたすごくイイ。 日本でも有名な Billboard Top 200 でも初登場5位、アメリカの iTunes Music Store でも販売後しばらくの間アルバム売上げ1位に輝くなど好調な出だしを記録している。

実はこのアルバムの当初の発売予定は昨年の夏だった。 しかし、所属していたレコード会社が買収され、リリース予定が白紙に。 そのため、追加でレコーディングなどが行われ、ほとんど完成していた内容に、追加のレコーディングなどを行いさらに煮詰めることができたようだ。

そんな背景のせいか、チャラチャラした曲を書いてヒットを当てた一発屋としてではなく、ソングライターとしての実力を見てもらおうと訴えるかのように全てが丁寧に作ってあるように感じた。反面、前作のPOP感が薄れてしまっているが、それ以上に何度聴いても飽きのこない作りになっていると思う。

オレはアルバム的にもクライマックスになる、 “O Lover” (ポップなころのマイケルジャクソンを彷彿とさせる…) から、 “Please don’t tell her” が特にオススメ。 聴くたびにしびれてます。

もし、Jason Mraz を初めて聴くというような場合は 1stアルバム の方が入っていきやすいと思うし、1stアルバム を聴いた後の方が 2ndアルバム である本作ををより楽しめると思う。 (1st アルバムのレビューはこちら)

cover cover

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Eclipse のプラグイン管理をちょっとだけ簡単に

統合開発環境である Eclipse は、仕事でもプライベートの開発でもよく使っている。 Pure Java にこだわった他のIDEとは異なり、ネイティブコードを直接呼びだす SWTを使った軽快なコンポーネントと少しでもターンアラウンドを短くしようとデザインされたUIが気持ちよく開発できる環境を用意していると思う。(オレ的には標準で、Emacs キーバインドがしっかりサポートされていたというのもポイントが高い)

Eclipse のもう一つのすごいところがプラグインによって機能をどんどん拡張できるところ。 オレもプラグインをインストールすることで Java だけでなく papercase のサイトで紹介しているように PHP や JavaScript, CSS エディタとしても使っている。

プラグインのインストールは通常、ファイルを plugins (もしくは features )ディレクトリへコピーすることで行われる。しかし、一旦インストールしてしまうと似たような名前の他のプラグインのディレクトリやファイルとごっちゃになってしまい、どのファイルがどのプラグイン用のものなのかがわからなくなってしまうという問題がある。 また、開発が進み Eclipse のバージョンが上がるとプラグインをもう一度インストールする必要があったりと結構管理が面倒だ。

そんなある日、インストーラ込みで配布されていたあるプラグインが下のようなディレクトリ構造でプラグインをインストールしたことに気がついた。

eclipse
  +- plugins
  +- features
  +- links
       |
      com.xxxx.link

どうやら、Eclipse はプラグインの実体を別のところに置いたままでもインストールできるようだ。

調べてみたら、以下のようにすることでインストールすることがわかった。

  1. eclipse ディレクトリ (ECLIPSE_HOME) の直下に links というディレクトリを作り、その中に .link という拡張子のファイルを作成する。
  2. .link ファイル(上の例の com.xxxx.link ファイル)の中身は
    path=c:\EclipsePlugins\JSEditor
    

    というように実際にプラグインが入ったディレクトリへのパスを書く

  3. プラグインの実体があるディレクトリ(上の例の c:\EclipsePlugins\JSEditor ディレクトリ)を以下のように eclipse というディレクトリを作り、その下に plugins, features ディレクトリが並ぶような構成にする。
    c:\EclipsePlugins
       +JSEditor
           + eclipse
           + plugins
           + features
    

こうすることで、いらなくなったプラグインをアンインストールするには .link ファイルを消すだけで済むし、いろんなバージョンの Eclipse にインストールする場合も .link ファイルをコピーすれば済む (もちろん、プラグインがそのバージョンの Eclipse をサポートしていなければ動かないが)。

このプラグインのインストール方法は Eclipse のバージョン 2.1.1 時代にはサポートされていたようだ。 最近は ソフトウェアアップデート経由でのインストールも増えてきて、その場合はこの方法は使えないが、まだまだ zip などのアーカイブ形式でインストールするものも多い。 ちょっとインストールが面倒になるぶん、あとでラクできると思うので次に Eclipse のプラグインをインストールしようと思ったら試してみてはどうだろうか。

参考リンク:
Eclipse Wiki : 自分専用のプラグインフォルダ
dW: Put Eclipse features to work for you


使い捨てDVDの再チャレンジ

スラッシュドット ジャパン | 48時間で消えるDVD発売へ
“NIKKEI NETの記事によると、日本出版販売は、48時間で消えるDVDを「48(よんぱち)DVD」の名称で9月から発売します。

2003年にアメリカで発売され、環境に優しくないと不人気のため、今年はじめに販売終了した使い捨てDVDが日本で復活するようだ。 (ディズニー使い捨てDVDの販売を中止 に詳しく書いてある)

アメリカで販売が開始されたときはリサイクルのしくみも用意されていたが、NIKKEI NETの記事を見ても特に触れられていないし、スラッシュドットのコメントでも環境に関するものはほとんどなく、使い捨てDVDの 600円という価格が妥当かどうかという点でいろいろ語られているのが消費天国の日本らしい。

オレもすぐにゴミになるようなものに600円というのは割高な気がしてならない。

どうせ映画をレンタルしても2回観ることなんてまずないし、2回目を観たいと思う映画なら次に観たくなったときにDVDを買おうと思うので使い捨てDVDで事は足りると思うのだが、なんか抵抗がある。でもそれは環境保護というより、単にケチだからだな(笑)。

なので、見終わったDVDは購入場所であるコンビニなどで回収、次のDVDを買うときには割引(もしくは現金返却、ちょうど空きビンを酒屋に持っていくとお金がもらえる感じ)というようなしくみでも導入したらどうだろう。 アメリカの大手量販店ではレジも混雑して、そういった面倒なことはやってもらえなさそうだけど、日本でなら丁寧に対応してくれそう。 リサイクルも進むし、ユーザも割安感ができていいと思うのだが…。


日本でも音楽の自由が! iTMS 上陸

夕刊フジBLOG
同社は午前10時から東京・千代田区の東京国際フォーラムで「スペシャルイベント」と題する発表会見を開き、米アップルコンピュータCEOのスティーブ・ジョブス氏が冒頭から登壇。「アイチューンズ・ミュージックストア」(iTMS)」の運用開始を宣言した。

いやー、日本のみなさんおめでとうございます。

レコード会社が渋ってるから最初は曲数が少ないのかと思ったら、海外のレコード会社からの許可を結構もらってきて、いきなり 100万曲 も準備してきたのはすごい。 値段にしても多くの人が納得できるつけかたをしてきて、アップルの人が長い間頑張った苦労が報われたという感じです。

人によっては、ちゃんとしたジャケットや歌詞カードが欲しいとか、やっぱり物(ディスク)が欲しいとかあるかもしれないが、欲しいと思ったときにすぐ買え、iPod や CD などにすることでどこででも聞くことができる。 そんな音楽を聞く自由を楽しんでください。

話は変わって、今回このニュースを最初に知ったのは上に引用した夕刊フジのサイト。

10分程度おきに更新していく様子はストリーミングで見るのとはまた違った面白さがあった。 アメリカではこういった更新の仕方はそんなにないと思う(知らないだけかも)、ケータイなどの通信網が発達した日本ならではというとこでしょうか。

それより、普通のニュースにしても、こうやってアメリカにいながらほんのちょっとのタイムラグで日本の情報を知ることができることの方が驚きか。