グラウンドホッグ デイ (Groundhog Day)

アメリカに来て、初めて知ったイベントがグラウンドホッグ デイ (Groundhog Day)。

グラウンドホッグという動物 (日本では ウッドチャック と言うらしい、でかいリスというかハリネズミからハリをとったような動物)がこの日に巣から出てきて、自分の影が見えなければ(つまり曇っていれば)春はもうすぐ、晴れて影が見えれば春はあと6週間先だと言われ、それを判断する日が毎年、2月2日で、 グラウンドホッグ デイと呼ばれているんだそうだ。

シリコンバレーあたりでは冬は雨が多く、春になると雨期が明けて晴れになるという感じだが、どうして晴れだと春が延びるかと言うと、グラウンドホッグや熊が冬眠から覚めて、地上に出たときに自分の影を見て驚き再び6週間ほど冬眠してしまったというドイツやフランスの古い言いつたえが元になっているのだとか。

イマイチ、ピンと来ないイベントなんだけど、すごいのはこのグラウンドホッグ デイのためのオフィシャル グラウンドホッグというのがアメリカやカナダに何頭がいるらしい。

こちらにも まとめられているが、CNet の記事にも出ているペンシルバニア州のパンクサトーニー(Punxsutawney)という所にいる、Phil というグラウンドホッグ (Link)やワイアートンのウィリー(Wiarton Willie)(Link) といった地域、地域を代表するグラウンドホッグがいたりしてなかなか面白い。グラウンドホッグの写真も見られるのでぜひ見てみて欲しい。

けど、地図を見るとやはりアメリカが初まった東海岸の方に集中していて、こういった伝統的なイベントを大事にしているようだ。 オレのような移民が多いと言われる西海岸は、この前の週末のチャイニーズニューイヤー (旧正月、中華系の人はこっちの正月の方を盛大に祝う) の方が話題になっていたような気が…。 こういったイベントの温度差があるのもアメリカらしいところだろうか。

2006年のグラウンドホッグたちはどうだったかと言うと

* 冬があと6週間 ― Punxsutawney Phil, Buckeye Chuck
* もうすぐ春 ― Spanish Joe, Wiarton Willie, General Beauregard Lee, Staten Island Chuck, Shubenacadie Sam, Jimmy the Groundhog, Malverne Mel, French Creek Freddie

と、多くのグラウンドホッグたちはもうすぐ春だと言っているようだ。

シリコンバレーあたりもまだ雨は降るが昨日、今日とちょっとだけ暖かくなった気がするし、春はもうすぐなのかもしれない。

参考リンク:
WikiPedia の Groundhog Day エントリ


3 Comments

  1. 面白いですね。
    アメリカはあちこちに行きましたが、
    知らなかった。
    アメリカは自然が多くていいですね。

  2. Bill Murrayが出ている映画、”Groundhog Day”も面白いですよ。
    もしまだ見たことがありませんでしたら、お勧めです。

  3. グラウンドホッグデイは私も、数年前に初めて知りました。
    特に西海岸ではそんなにメジャーなイベントじゃないし、やっぱり訪れた都市によって注目度は違うでしょうね。
    “Graoundhog Day” って日本のタイトルは “恋はデジャブ” ですか。
    Groundhog Day が日本では一般的じゃないだけに担当者も大変だったんでしょう。むかーし借りたレンタルビデオで予告編だけ見た記憶があります。同じ日がリピートするという内容がインパクトあって覚えてるんですが、まだ本編は見てません。 機会があれば見てみます。

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