若手中心のチーム作りでどうなるかちょっと心配だったUSAバスケットボールチーム。 予選ラウンドは5戦全勝という好成績で通過でき、本日まもなく決勝トーナメントでオーストラリアと対戦する。

今回のチームは見ていて安心していられる。 攻撃面では、チーム内でボールがよくまわり、ペネトレイト以外の攻撃オプションが生きているし、ディフェンス面では相手を積極的にマークし、スチールからの速攻でペースを握る。 これまでのチームとは一味違うといった感じだ。

優勝できるかどうかは、このディフェンススタイルがどこまで通用するかだろうか。

相手オフェンスへのプレッシャーが増えることで、カバーリングの穴を抜かれて相手にゴール下にもぐられて得点ということが多くなる。 USAチームと対戦したチームの得点が多いのはこれが1つの大きな理由。

また、相手チームの多くがゾーンディフェンスをしてくる国際ルールでは、どうしても外からのシュートが多くなりこれを外すと、これまでのUSAチームのようにリズムが悪くなり泥沼にはまることがある。 スチールからの速攻でトランジッションゲームに持ち込むというのはUSAチームのオフェンス面での弱点をカバーする上でも重要だったりする。

従って、相手がうまいドリブルやパス回しでUSAチームディフェンスを翻弄したしたときにどう対処してくるかが決勝トーナメントでUSAチームが生き残れるかの1つの見所だろう。

日本ではやっぱりさっぱりなバスケットボール世界選手権。 地元日本の実力がどうしてもまだまだ世界に届かないというのが一番の理由だろうけど、メディアとしてはもうちょっとがんばって欲しいところ。 決勝(9/3(日))は録画がTBSで放送されるようなので、日本の人もぜひその試合はチェックだ。