同社によると、米国人の20%が音楽ダウンロードを頻繁に利用しており、このうちの半分がCDの購入が減ったと回答しているという。同社は、2008年には、音楽販売の33%がダウンロードとなり、CDの売上はピークだった1999年と比較して30%減になると見ている。オンデマンドの映画配信は、2005年に14億ドル規模の売上高に達し、いっぽうDVDとビデオテープからの収益は8%減を予想している。

この予想。 個人的には当ると思う。 一方では「アマゾンでCD買って」とも言っててナンですが…。

日本では iTunes Music Store を始めとしてダウンロード販売がまだ確立されていないので実感はないと思うが、iTunes Music Store はほんと便利。 数えてみるとうちでもこの4ヶ月で5枚のアルバムを iTunes Music Store から購入。 それとは別に気になった曲を単独でダウンロードしたこともある。 VH1という音楽チャンネルで面白そうな曲が流れると Mac を使って検索、試聴してよければ即購入という速さは何ものにもかえがたい。 買った曲は制限がついていても、一度CDにしてしまえばそのあとは車でも、どこでも使える。 ほんとCDというメディアとして買う必要は何もない。

いや、ひとつあった。中古として売る権利だ。

ミシガン州アンアーバーに済むこのウェブ開発者は米国時間2日夜、米Apple ComputerのiTunes Music Storeでオンライン購入したデジタル形式の楽曲をeBayでオークションにかけた。これが、インターネット音楽の再販権という新しい法的な問題に発展する可能性がある。

結果的に eBay のインターネットを介して配布可能なものの出品を禁止するという項目に引っかかったということで、このオークションはキャンセルされた。

本来の再版権の問題へ辿りつく前に打ち切られた形だ。 この件に関しては、売りたいと思うほうが間違っているとは思わないが、CDのように郵便を使ってやりとりするのと違って、扱いがラクなデジタルメディアだけに大量のデータがオークションを介して右から左へ流れていくようなことになりかねない。 まだ始まりだしたばかりのシステムなため、何らかの対策ができるまでは保護してもいいかと思う。