たとえば大学のキャンパスでは、「プレイリスティズム」(playlistism)とよばれる新しい形の差別が生まれている。
プレイリストというのは曲リストのこと。 iTunes ではアルバムの曲順をそのまま自動的にプレイリストに変換するのに加え、自分のもっている曲の中から自分の好みに応じて曲を選択して独自のプレイリストを作ることができる。 昔でいえば、◯◯のときに聴きたい曲を集めてテープやCDを作っていたものが手軽になったという感じ。
iTunes の Windows 版が出てから、会社で音楽を聞くのに iTunes を使うようになった。 このときプレイリスト共有機能を始めてセットし、同僚のひとりから “君のプレイリストが聴けたよ” と言われたときはちょっと嬉しくなった 。 自分のプレイリストの趣味がいい、悪いは別にして見てもらえたのはうれしいし、自分も人のリストは気になる。
Apple も人々がプレイリストに興味があることを知っているようで、 iTunes Music Store では Celebrity Playlists (芸能人のプレイリスト) という、有名人がオススメする曲で構成されたプレイリストが掲載されている。 そのプレイリスト単位で曲を買うことも可能だ。
プレイリストとその共有というしくみは、iTunes Music Store に加えて、これも iTunes がもたらした新しい音楽体験だろう。
2003年11月16日 at 8:34 AM
中学時代にレコードを必死こいてカセットにコピーしていた時代を思い出すな。My-Bestとかマイ・オリジナルとかラベリングして、センスを競い合ったよね。好きな女の子にあげたりして(笑)
今の中学生や高校生はMDでそんなことしてるんでしょうかね。
日本では年々著作物の縛り(ビートルズの新譜をCCCD出すような)が厳しく成ってきてるから、そんな気軽なコミュニケーションが出来なくてってきてるよね。iTunes Music Storeイイよな~~。
日本の音楽業界も「楽しむ」ってことをもう少し考えてほしいです。