年明け早々にラスベガスで開かれる CES (Consumer Electronics Show)が今年もはじまった。 いろんな新製品の発表がされたが、オレが気になったのは SlingCatcher というデバイス。 日本にも進出した SlingMedia 社の製品だ。
SlingMedia 社の主力製品は SlingBox という自宅のテレビの映像と音声をインターネットを介して、好きな場所で見られるようにする製品。 SONYのロケフリと同じようなモノと言ったほうがわかりやすいかも。 このブログでも発売時に取りあげた。
日本に SlingBox を置いておけば、アメリカからでも日本のテレビ番組が見られる。 もちろん逆のことも可。 そんなシステムを作ってみたいなぁなんて思っているのだけど、ネックだったのが SlingBox の映像を見るにはPCか3Gケータイが必要だったこと。 テレビの映像はテレビで見たい!
SlingCatcher はそんな要望に応える製品。 SlingCatcher はコンセプトモデルが昨年のCESでも公開され、製品の発売が待たれていたのだけど、発売延期が続き1年が過ぎてしまっていた。
その分、製品版 SlingCather にはPCの映像をプロジェクタのようにテレビに写したり、PC内の動画ファイルを SlingCatcher にコピーして再生するといった Apple TV に近い機能も追加されることになった。
SONYもロケフリのラインナップに同じようなデバイスを追加していたが販売終了になっている。 SlingBox の映像を再生するだけでは活躍する場が限られるので、メディアプレーヤーとしての使えるようにするのはいいアイデアじゃないかな。
気になる値段は $250 (約27,000円)。 2008年のQ2 (4月-6月) に発売らしい。 今度はウェブサイトも用意されているのでそんなに遅れることはないだろう。
SlingBox は $150 ぐらいなので送信、受信合わせて $400 。 あ、あと日本にハードディスクレコーダーを買ったら全部で10万円ぐらいはかかるか…。 う、価格面からすれば、こっちで日本のビデオ借りたほうが圧倒的に安上がりだな。 マイナーな番組を観たいとか、リアルタイム性を重視するかというところが決め手になるかな。
オレの野望はさておき、既に SlingBox をお使いの皆さんにはいい製品だと思う。
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