数日前、地味に発表されたけど Grand Central という会社を Google が買収した。 まだベータテスト中のサービスだったけど、オレも使っていて「いいところ狙ってるなぁ」と思っていたサービスだった。

固定電話、携帯電話、会社の電話、Skype In、… などいろんな電話番号を持っている人がいると思うが、いろんな番号を教えるのは大変。 電話番号が変わったときもいちいち連絡しないといけない。

そこで Grand Central はユーザ登録するときに選べる1つの電話番号を代表番号のようにし、そこから用途に応じて自分の電話に転送したり、専用の留守電 (Voicemail) サービスに転送したりすることで電話番号をたくさん持つわずらわしさから解放しようというサービスだ。 (詳しくは TechCrunch の記事をどうぞ)

転送はかかってきた番号によって転送先を変えられたり、電話帳にない知らない番号や番号非通知な相手からの電話は留守電に直行にするなど細かく設定することができる。 たとえば、昼間は携帯に転送し、夜は携帯の通話料がもったいないから自宅の固定番号に転送するといった使い方ができる。

留守電 (Voicemail) はブラウザ上に一覧で表示されメールを読むように録音された順に関係なく聞くことができる。 ちょうど iPhone の Visual Voicemail と同じ感じ。
ちょっとサービスとして安定してないところがあったり、受けるときは1つの番号でもかけるときは、この前の JaJah のようにブラウザを使って通話を開始しない限り Grand Central の番号が使えないといった問題があるなど、もうちょっと進化して欲しいところがあったりして紹介するまで至らなかったが、Google はそこまで待たずに会社を買ったようだ(笑)。

Google が Grand Central をどういう風に使うんだろう。 Google ID と電話番号をくっつけて電話からパーソナライズされた Google サービスにアクセスできるようにするとか。 留守電が録音されると Gmail に表示されたりとかね。 そうそう、噂される Google Phone は Grand Central 対応なのかも。