今年も Macworld Expo SF の季節がやってきた。

Macworld Expo は毎回、Apple Computer の CEO であるSteve Jobs の基調講演(Keynote)で幕を明けるが、ここで彼がどんなすごい物を発表するかが注目される。
今年は初代 Macintosh が発表されて20周年という記念すべき年。 基調講演の最初でもそれを強調し、Jobs は「今年はMacの年。 ものすごい製品を発表していく。」との意気込みを語っていた。

昨年の iTunes Music Store に続き音楽づいている Apple は今回も発表で GarageBand という音楽編集ソフトを発表。 一般人には縁のないモノというのはJobsも言っていたがアメリカでは約半数の世帯でミュージシャンになりたかったというデータがあるんだそうだ。 簡単なインタフェース、リッチな機能でそういった人たちの興味を促すと言っていたが、本格的にやろうとすると Midi デバイスが必要なので一般の人には少し敷居が高いのではないだろうか。ただ、他のiPhoto, iDVD といったソフトを含めて $49 そして、Mac にバンドルとのことなので、ジワジワと浸透していくような気がする。 個人的には John Mayer(ジョンメイヤー)を呼んでデモしたことにちょっと感動。

そして、最後に iPod mini の紹介。 が、会場の反応がイマイチ。 だって値段が iPod に近づきすぎてる。 iPod に $300 ほど出すのはイヤだなぁと思う人が買ってなかったわけで、それが $250 になったとしてもたいして変わらない。噂では $100 でという話も出ていただけに、高くても $150 程度でないと値頃感はないのではないだろうか。

うーん。全体的にイマイチな発表だった。 最初に語った意気込みが今後どういった形になっていくか期待したい。

ところで、キーノート中に iTunes Music Store の日本版は今月末なんてぼそっと話してなかったっけ? 聞きちがい?