ケータイに欲しい機能

また、これからの携帯電話に望む機能としては、「テレビ」(43%)、「辞書」(35%)、「カギ」(29%)などが多かった。

テレビかぁ。 スポーツ観戦の補助としてあったら面白そうだなぁ。 よく言われる話だけど、アメリカは車社会なので、電車の待ち時間など何もせずにボーッとしてなきゃいけない時間が少ない。テレビはまだしも、メールは100年経ってもムリだと思うようになった。

少し古い調査になるがアメリカで望まれているケータイの機能は

調査では1300人の携帯電話ユーザーに、携帯電話において望ましい機能を10位まで挙げてもらった。PTTは、内蔵デジタルカメラに次ぐ第2位で、無線仕様の『ブルートゥース』は10位だった。

なんと トランシーバ (英語では Walkie-Talkie, ウォーキートーキー) がカメラに次いで2位になっている。

Nextel という会社の Push-to-talk (PTT) というサービスが有名だが、 トランシーバといっても半径数百メートル内というケチくさいものじゃなくて、ケータイのネットワークを使って離れたところにいる人とも通話できてしまう。 しかもローカルエリアと呼ばれる決められた地域内ならタダというもの。

使っている人に聞いてみたら、各自電話番号とは違うIDが用意されていて、そこに対し呼びだしをかける。繋ったあとは普通のトランシーバと同じようにボタンを押すとその人と話ができるようになるらしい。 常に持ち歩ける内線電話という感じで会社で一括購入、その機能があるから従業員の家族も購入というように広がっているようだ。

トランシーバなので半二重の通話になってしまうが、Nextel のCMではそれを逆手にとってトランシーバ特有の、短い言葉で素早く会話を終らせることを全面に押し出して紹介している。 アメリカではケータイが普及する前はキャンプやスキー場をはじめ、大きなショッピングモールなどでトランシーバで連絡をとるという使われかたをしていたこともあり受け入れやすかったようだ。

個人的には「あったら面白いかも」という機能な気がする。 日本では特に “通話無料” が実現されれば、メール、カメラに続いてトランシーバ機能がケータイの一時代を築くかもしれない。


Nextel のウオーキートーキーのCMは結構うまく作られてて面白い。
スーパーボールバージョンのCMがあったので紹介しておこう。 正直、このCMはフットボールにとらわれすぎてイマイチだが、CMの中で使われているのが Push-to-Talk の機能だ。
Nextel: Dale Jr. Gets in the Game


4 Comments

  1. ネクステルは日本で大々的にビジネスを始めようとして結局は頓挫したんじゃないかな?通話料が圧倒的に安いはずのPHSも、国の前面バックアップがあったにも関わらずシュリンクしてるしね。ドコモのアメリカでのビジネスも再出発が迫られているし、ビジネスってなかなか思い通りに行かないもんだと。
    元ネクステルの営業マンに会ったこともあるけど、酷かったな~・・・。これは余談。

  2. 突然すみません。先日、ニューヨークに行って、携帯メールを使っている人をみなかったのですが、携帯にそのような機能がないわけではないですよね?とても疑問に思っているので、教えていただけるとうれしいです。

  3. Sari さん、
    携帯メールの機能はSMSなどと言われアメリカの携帯にも付いているのですが、アメリカ人にはあまりウケがよくないようです。 その理由は
    – アメリカ人の大きな手にケータイのキーは小さすぎてタイプしにくい
    – 日本と違って車で移動することが多いので(NYは地下鉄もあるのですが)携帯メールを打つ時間があまりない
    – アメリカの携帯はプラン内の無料通話時間が多いのでメールせず話してしまう
    といったいろんな理由があって使われてないんじゃないかなと思います。
    携帯メールじゃないのですが、MSNやAIMといったメッセンジャー(チャット機能)が携帯で動いてそれを使って会話するというのが流行っているという話を聞いたことはあります。 コミュニケーションの需要はアメリカ人もあるようですが、どのような形態をとるかはライフスタイルで変わるようですね。

  4. Hiroさん
    ご親切にいろいろと教えてくださり、ありがとうございます。とてもうれしいです。
    東京にいると、歩きながらメールをしている人が結構いて、突然何回もぶつかりそうになり、最近、とても用心して歩いています。だから、ニューヨークがとても、新鮮で安心で、好感が持てました。
    >>大きな手にケータイのキーは小さすぎて>>笑い話ではなく、本当にそうですね!赤信号でも堂々と渡って、急ぐニューヨーカーは携帯メールを打つ時間はないですね。コミュニケーションのとり方は生活習慣や文化で大きく異なり、興味深いです。疑問がはれてきました。携帯メール歩行者のいないアメリカが羨ましい。ありがとうございました。

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