とうとう決勝まで来た USAバスケットボール。 予戦リーグで一度対戦し圧勝したスペインとの対戦で、結果は 107-118 という差で USAチームの勝利。 USAチームは国際大会では2000年のシドニー五輪以来、8年ぶりの金メダルとなった。
いやー、試合はUSAチームがかろうじてリードを保ったまま進んだが、引き離しては追いつかれ、また引き離しては追いつかれという展開が最後まで続き、残り2分ぐらいまでどうなるかわからない面白い試合だった。
前回の試合と違ったのは、何よりもスペインチームのゴールへの執念。 予戦と決勝ではここまで違うのかというぐらい積極的なプレイが目立った。 USAチームはコービーブライアント、レブロンジェームズが1Q早々にファウルトラブルになってしまい、チーム全体も積極的なディフェンスがとりにくいというのもあったが、それ以上にUSAディフェンスを翻弄したプレイやリバウンドで圧倒したりといったシーンが目立った。
スペインチームのゾーンディフェンスもこの試合はいい感じで効いていたなぁ。USAチームのオフェンスにムラができたのもUSAチームがリードをキープできなかったひとつの理由だろう。
最後はほんとギリギリという感じだったが、オレがバスケの試合を見はじめて、USAチームが初めて国際大会に優勝した。最後は選手たちもほんとうにうれしそうだったのが印象に残る。
今回は、3ポイントの距離が伸びたことや、中国の観客がUSAチームびいきだったため、USAチームの選手たちがホームコートのようにプレイできたという点で有利だったのかもしれないが、勝ってあたりまえのチームが勝ち続けなきゃいけないのは大変だっただろう。
2年前の世界選手権のころから作られたこのチームはこれで一段落のようだ。次の2年後の世界選手権では新チームでまた真価を問われることになるだろう。
おまけ1:
今回のオリンピック期間中 USAチームは負けなしの8連勝、練習試合でも5連勝。 チーム最年長 Jason Kidd (ジェイソンキッド) が代表チームに参加した試合はこれまで負けなしだったらしいが、今回も伝説が続く形となった。
おまけ2:
スペインのPG, Ricky Rubio は何と17歳での代表入り。しかも何だかイケメンで、彼がプレイしてるといつ歌いだすのかと思ってしまった。 まさにリアル ハイスクールミュージカル。
Dウェイドの活躍で、一時は14点差。若干楽勝ムードもあったのですが、
あの粘りと2-3ディフェンス(驚)。私もまさに「手に汗握る」観戦でした。
勝負を分けたプレイだと感じたのは、4Qのコービーの「4Pt」。
OFリバウンドが期待できない状況下での3Pショットに加え、直前にダンクした
マッチアップ相手のファウルアウトまで誘ったプレイ・・・。
コービーの「凄み」を改めて再認識した瞬間でした。
あの後、スペインの攻撃には勢いを感じなくなってしまいました。
総括として、
やはり「精神的支柱」ってのは、チームゲームであるバスケには不可欠だってコトです。
プレイをするのは人間。国旗を纏っての責任感は軽いほうがラクに決まってます。
キッド・コービーが「デーン」と構えているからこそ、レブロン・ウェイド・Cポールあたりは
のびのびと実力通りプレイできたんだと感じました。
最後に、
中国の205センチのガードをレイカースが獲得!
アメリカ戦で見せたようなプレイをNBAでも見せてくれて、
ガソルが怪我無くシーズンインすれば、昨年よりサイズアップしたメンバーで戦えます!
ちょっと気が早いですが、2008-9シーズンのFinalは Lakers vs Warriorsの
西海岸対決・・・だと嬉しいですね(夢)
最後の4ptプレイは決定的でしたね。Kobe の参加はほんと大きかったと思います。序盤に調子悪かったようですが、最後にはキッチリ決めてくれるところがニクい。
ガードの選手はNBAでモノになるまではなかなか時間がかかりそうですが、205cm の長身は魅力ですね。着々とチーム力を上げてる Lakers と比べると 今年の Warriors はちょっとヤバそうだなぁ。お手柔らに願います。