2005年1月アーカイブ

gokartracer.jpg 先日、友人が行って絶賛していた屋内カートレース。 オレも行きたい! ということで連れていってもらった。

GoKart Racer というそのカート場(左の写真)は、SFO (サンフランシスコ国際空港)から南へ少し行った Milbrae と Broadway の Exit の中間ぐらいにある。 フリーウェイ101沿いにあるのでSF、シリコンバレー近辺に住んでいる人のなかには既に知っている人も多いのではないだろうか?

GoKart Racer には、屋内にちょっとしたアップダウンも含む1周およそ300mのコースが用意され、ドライブするためには レーシングスーツ、ヘルメット(ともに無料レンタルできる)を装着した上でカートを運転する(ヘルメットの下に付けるフェイスソックス(銀行強盗が顔を隠すマスクみたいなヤツ)は最初に$2で買う必要がある)。 コースには係員がいて、イエローフラッグやブルーフラッグを振ったり、タイムは各カートについた発信機を使って1/100単位で計測し結果は Web で見られるようになっているなど結構本格的だ。 その分、Practice(練習)走行で $25、Race(レース)は$45 とちょっと高く大人のスポーツ(遊び)といった感じだ。

kart.jpg

今回トライした Race セッションは 5分間のタイムアタック、その後15分間のレースをするという感じ。 全部合わせても 20分と短かそうに思えるかもしれないが実際はもう大変。 上の写真のような本格的なカートに乗って、パワステも付いていない重いハンドルをきって滑りまくる車を力で捻じ伏せ、アクセルを踏みすぎるとフッと飛んでいきそうな恐怖心とも戦いながら、0.01秒でも速く走ろうとするのはとても大変。 レースが終わった後は腕はガクガク、体はフラフラ、喉はカラカラ。 ものすごい運動になった。

start.jpg race.jpg
写真: 予選の順位に従ってグリッドに付いてレーススタート (写真はオレではなく別のレースの様子)

でも、レース後は「あーこのコーナーうまくまわれなかったんだよなー」、とか思ったり、他のドライバーの運転を見て「こいつ速っ」と感心させられたりと、自分はまだまだうまくなれそうな気がして次も行く気マンマン。

カート場は他にも Speedring といったところがシリコンバレー近辺にあるようだ。 日本ではほとんど聞いたことがなかったが、アメリカではこんな一般なスポーツ(遊び?) だったとは驚いた。 こういった土壌がモータースポーツ文化を生みだすのだろうか。

おまけ:
スーパーとかに追いてあるショッピングカートは Cart 。 ゴーカートは Kart とスペルが違う。

弱っちい Warriors を見るのがイヤだと今シーズンはなかなか会場に足を運ぶことがなかったが、この前の金曜日に今シーズンはじめて、Arena in Oakland で Warriors の試合を見てきた。

対戦相手はよりによって Seattle Supersonics 。 大した補強もしていないのに昨年までの弱小ぶりが嘘のように今シーズン快進撃を続け、Northwest ディビジョンでトップを独走しているチームだった。 コテンパンにやられそうなのは予想できたが、始まってみると何と 0-16 という最悪のスタート。 Warriors は始まって7分ほど1点も取れなかった(左の写真)。 座席は以前おすすめした値段の席だが、エンドラインの真ん中の方になってしまい、ゴールが少し邪魔したのは残念。

0-16 の後フリースローで1点目をとると会場は早くも大歓声。 半分バカにされたような感じだったが、逆に、これで一つにまとまったという感じだった。 この声援を受け盛り返す Warriors 。 Calbert Cheaney の活躍によって前半を1点差で折り返し、後半には何とリードを奪うほどだったが、同点を賭けた ラストプレイで Derek Fisher の3ポイントが决まらず、85-88 の敗戦となってしまった。

そして、昨日の at Clippers 戦にも負けてしまったため、1月の Warriros はなんと 1勝14敗。 ケガ人が多かったとはいえ厳しい結果だ。 会場でも見ていてわかるのが戦略が徹底されていないこと。 ケガ人が続出でロスターが安定しないからか最近はセットプレイより、昨年のようにフリーなプレイヤーにどんどんボールを回してシュートを打つことが多くなっているようだが、中途半端なところでラストパスを出すところがよく見られ、各選手のプレイを消極的にさせているような気がする。

オフェンスではスクリーンのかけかたも中途半端、皆がボールをもらおうとボールを持っている選手の近くに集まってくるのでリバウンドも取れない、ボールのまわりにディフェンダーも集中するので余計にシュートが打ちにくくなるというように泥沼の状態だ。 ディフェンスでは逆に相手のスクリーンにひっかかり過ぎ (とくに Fisher、 Murphy) 。 これでディフェンスがボロボロになり、バックアップに行けば行くほど相手に攻撃のチャンスを与えてしまっている。 まずは、ディフェンス面の改善、そしてオフェンス面での各自の役割を徹底、得意な攻撃パターンをいくつか用意して自信を取りもどしてもらいたい。

The Mac Media Center Project - Turning Mac Mini into a Media Center

This projects plans to develop a free Media Center application for the Apple Macintosh, bringing togther the power and intuitiveness of the Macs' built in applications under a simple interface, for use as part of a Home Theatre system.

(このプロジェクトでは ホームシアターシステム用のシンプルなインターフェースの中に Mac にプリインストールされたアプリケーションのようなパワフルで直感的な機能をもたらす、フリーのメディアセンターアプリケーションを開発を行う予定です。)

Mac mini が発表されていろんな人が考えたのが、Mac mini をテレビと接続していろいろしてみたいと思うこと。 Apple も Mac mini のページの中で、「別売のS-Video/コンポジットビデオアダプタを使ってリビングルームのテレビと接続すれば、Mac miniに入れた写真・ビデオ・音楽を楽しめます。」 なんて書いているぐらいで、こういった分野での可能性を探っている感じもする。

そんな中、Engadget.com では今週のHow to 特集として Mac mini をメディアセンターにする方法 を紹介、テレビやステレオアンプに繋げたりする方法を紹介、最後ネットワークに接続された別のPCから VNC を利用して Mac mini をコントロールするという方法が紹介されていた。

けど、この操作方法ではまだまだ初心者には敷居が高いし、第一カッコよくない。
そんな問題を解決するようなプロジェクトとして、 Mac Media Center プロジェクトが立ち上がった。 フォーラムの方ではUI のアイデアイメージが投稿されているがどれもクールでこれが実際に動きだしたらと思うとワクワクしてくる。 Mac mini 向けといっても他の Mac でも動くはずだし、iMac や Powerbook などで実行してみても面白そうだ。

当面は、再生機能を中心に実装されていくようだが、これにテレビ録画機能とか付いてくると、Mac mini は比較的安く、静かで、安定した録画サーバができるようになって面白い選択肢になってくるかもしれない。

ITmedia Games:セガ、米スポーツゲーム開発子会社を売却

セガは1月25日、米国でスポーツゲーム「ESPN Videogames」を開発していた子会社Visual Concepts Entertainmentを米Take-Two Interactiveに売却すると発表した。

 セガは米国向けスポーツゲーム開発から事実上撤退、今後はTake-TwoがESPNシリーズを開発販売し、セガは日本を含むアジア地域でTake-Twoソフトの一部を受託販売する。

ガーン。
オレの好きな ESPN NBA 2K シリーズを販売していたセガが、その子会社で開発を請け負っている Visual Concept を手放し、スポーツゲーム開発から撤退してしまった。

新型PS2 を入手 のエントリの最後に、エレクトロニックアーツ (EA)社とセガのスポーツゲームに関する話を少し書いたが、すごい話になってきたのでまとめてみようと思う。


アメリカで一番人気のスポーツは NFL (アメフト)。
エレクトロニックアーツ (EA)社はそのアメフトを題材に超有名解説者 John Madden (ジョン マッデン)と組んで Madden NFL というゲームをリリース。 アメフトゲームの定番として定着し、スポーツゲームにおけるその基盤を作った。 その後、EA スポーツとして NBA(バスケ), NHL(アイスホッケー), MLB(メジャーリーグベースボール) といったスポーツゲームシリーズを展開しスポーツゲームと言えばEAと言われるような存在となった。

一方、セガはソフトの種類の少なかったドリームキャスト用のスポーツゲームということで、2K シリーズを自社で開発、販売しドリームキャストユーザに好評だったところからスタート。 ドリームキャストが生産中止になってからは2Kシリーズは PS2 や Xbox などに移植された。 その後はスポーツ専門のケーブルチャンネルである ESPN と提携し有名解説者の解説を入れたり、昨年発売された シリーズ6作目となる 2K5 シリーズは $19.99 という挑戦的な値段で発売するなどといった努力によって、スポーツゲームで40%のシェアを獲得するなどその存在感を増していった。

セガが好調になってくるのが気にいらないのが EA。
いろんなところで2Kシリーズの邪魔をしはじめた。

まず、アメフトを管理するNFLと、今後5年間 NFLのアメフトゲームを独占的に作る契約を締結。 これによって他のメーカはNFLのチームや選手を利用したゲームを作ることができなくなってしまった。 そして、NBAとも同じような独占契約を結ぼうとしていたという話も噂された (EAは否定しているという話もあるが...)。 結果としてはNBAは「EA との独占契約は市場を狭める可能性がある」ということでうまくいかなかったらしい。

EAは次に 2Kシリーズが提携している ESPN へ提携を提案し、なんと15年契約を結んでしまう。 これにより 2Kシリーズは ESPN の名前と、有名な解説者なども使えなくなってしまった。

こうした結果から、イチバンの稼ぎ頭であるアメフトのゲームが販売できなくなり、ESPNというメジャーブランドも使えなくなったことからセガはスポーツゲームからの撤退を発表したという流れのようだ。

セガのスポーツゲーム部門を引き受ける Take-Two という会社は先日、2006年から MLB のゲームを製作する独占契約を結び、2K Sportsというブランドを立ち上げたようにスポーツゲームに力を入れようとしている会社とのこと。 今回の買収により、NBA 2K シリーズの継続などでシリーズの拡充を図ってくれることを期待できそうだ。 となると、またEA とぶつかる日も来そうだなぁ。

それにしても、マイクロソフトといい、EA といい、アメリカの会社はなりふり構わずライバルを叩き潰してくるなぁ。 ビジネスとしては正しいのかもしれないが、ユーザから、はたまたエンジニアとして見ると、お互いが切磋琢磨してより良いゲームを作ってその質で勝負して欲しいなぁという気持でいっぱいだ。


参考:


Slashdot | ESPN And Electronic Arts Sign 15-Year Deal

"Electronic Arts has dealt another blow to rival Sega by signing a 15-year agreement with ESPN, giving the publisher exclusive video game rights to ESPN branded material.

(エレクトロニック アーツ社はライバルのセガをやっつけるため ESPN と、ESPN放送の資料を使ったビデオゲームを15年に渡って独占的に使用できる契約を結んだ)


テレビで トリビアの泉(英語版) を観ていたときに流れた GameFly という会社のCMを見て驚いた。 最近、1ヶ月决まったお金を払うと、何枚かDVDが借り放題というサービスがあるが、GameFly はそのゲーム版だった。

アメリカに来て間も無いころ、ビデオレンタルのために Blockbuster というアメリカの大手ビデオレンタルショップへ行ったときに、そんなに量は多くなかったがビデオと並んでスーパーファミコンやプレステのゲームとかレンタルしていて驚いたことがある。 オレは結構ダラダラとゲームをやるほうなのでレンタルするのは性に合わないなぁと、その後は気にしていなかったが、着実な需要があるらしく、定額のサービスまで始まっていたとは。

探してみると他にもGplay.com といったサイトや、Blockbuster でも同じく定額制のゲームレンタルというサービスをしていたりしてもうびっくり。

毎月$20 前後の料金で2つのゲームがレンタルできる。 アメリカでは多くのゲームがおよそ$50ぐらいで売られているので、2ヶ月に1本(年間に6本)ぐらいゲームを買って遊びきるような人なら十分モトがとれるという感じだ。 これまでの1週間といったレンタル期間では、例えばRPGを解くのは難しいが、このシステムのようにある程度長い期間レンタルできるのなら解くことも可能だし、2ヶ月に1本のRPGならそんなに辛い話ではないような気がする。

また、定額レンタルとはちょっと違うが、アメリカの Yahoo! は Yahoo! Games on Demand というところで、市販されているPC用のゲームをダウンロードして遊ぶことができるというサービスをやっている。 こちらは3日 $5.00 ~ 1ヶ月$15.00程度で必要な期間分だけお金を払うという形になっている。 この週末ヒマだなぁ、といった場合などに使えそうだ。

こういったシステム、日本ではゲームのレンタル権(貸与権)がメーカにあるらしく、今のままでは実現できないが、ゲーム業界はおおむね低迷していると言われて久しいのでこういったカンフル剤の投入というのも面白いのではないだろうか?

Updating.jpg TiVoの将来についてイヤな話もあるが、エンジニアから見て TiVoのすごいところは技術的に難しいことを、できるだけ簡単な形で提供するそのパッケージングにあると思う。 そのTiVoが放つ、最新のサービス TiVoToGo がやっと我が家でも使えるようになった。

このサービスは、ハードディスクレコーダーであるTiVoが録画したテレビ番組を PC にコピーして見られたり、DVDに焼けるようにするというサービス。 ユーザは追加料金なしでこの機能を利用することができる。 およそ1年ほど前に発表され、オレもエントリとして取り上げたが、録画データをPCにコピーできるというので、海賊行為などを心配するテレビ局などから猛反発をくらったようで、その調整や仕様変更の末ようやく今年のはじめ、1/3 にサービスインが発表された。

「発表された」と書いたのは、TiVoToGo を使うためには、TiVoデバイスのソフトウェアを新しいバージョンにアップデートする必要があるのだが、アップデートはWindows のパッチなどと違い自分からダウンロードするのではなくTiVo社にあるサーバーが選んだいくつかのTiVoデバイスに配信されていくという方式になっていたから。発表はされたが実際に使えるようになったのはほんの一部、多くの人は待ちぼうけをくらわされていた。 こうやってアップデータを少しづつ配信することによって、TiVo社はサーバに負荷がかからないようにしたり、問題があったときのサポートの体制を整えられるというメリットがあるのだが、ユーザからしてみると、いつ届くかわからないソフトウェアを待つことになりあまりうれしくない。

といった経緯のあと、昨日の朝、アップデータがうちのTiVoにもようやく届き、試すことができた。

まず、番組の転送は、下のスクリーンショットにある TiVo Desktop というTiVo社が無料で配布しているソフトを使ってダウンロードする。 インストールが終わると特別な設定はほとんど必要なく、自動的にTiVoデバイスを見つけてきたのはすごい。

ダウンロードしたデータは .tivo という独自の拡張子のファイルに保存される。 Codec は MPEG2 だが、暗号化されていて、再生する前に毎回、パスワードを入力する必要がある。 そのしくみに Windows Media を使っているため、Windows Media Player および、その再生機能を使ったソフトでしか再生できないようだ。

また、MPEG2 の Codec は Windows Media Player にはプリインストールされていないので、どこかから手に入れなければならない。 TiVo社のウェブサイトでは確認のとれた有料の Codec のリストが載っているが、オレはこの掲示板 の情報をもとにフリーのCodec を使用し、問題なく見ることができた。

スクリーンショットにある Iron Chef America (先日放送された 料理の鉄人のアメリカ版) の60分番組が900MB というサイズになっていて、これをダウンロードするのに、うちの 802.11b のネットワークでなんと 1時間45分ほどかかった。 完全にダウンロードするまで再生できないので、急にこの番組を見たいと思っても見られないのはちょっとツライところだ。 妻からも「ネットワーク遅っ」 と言われてしまうぐらいだったので、出かける前や、夜寝る前などにまとめて仕掛けておいた方がよさそうだ。

DVDを作成するためには今のところ MyDVDというソフトウェアを使うしかないらしい。 このソフトはどうなんでしょう? 選択肢が他にないのはちょっと残念。 オレはまだ試していないが、トランスコーディングに時間がかかるといった不満も掲示板に書かれていた。

他のブログなどではとにかく時間がかかるという不満の声が結構書いてあったが、 あまりにも待たされただけに、想像や期待だけが膨れ上がり現実とのギャップができてしまったのではないだろうか。 MPEG2 はもともとTiVoが録画に使用しているフォーマットで、画質は比較的よいが、ファイルサイズは大きいし、処理にも何かと時間がかかってしまうのは一般的な話なのでオレはこんなもんだろうと納得している。 そして、初心者でもできそうな簡単なしくみでコピーでき、しかもそれが違法コピーにはできないようなしくみをこういう形で提供できたのはさすがと評価したい。

TiVo は今後、Mac OS X でのサポートや、PC/Mac 上のファイルを TiVo へ送信する機能など、 まだまだ TiVo, TiVoToGo は進化していくようだ。 期待して待ちたいと思う。 がんばれ TiVo!

The New York Times > Technology > TiVo Struggles to Find Its Niche After Quitting a Deal With Cable

It was potentially a critical deal for TiVo, because Comcast is by far the biggest cable system and also because control of DirecTV, the satellite system that has been the biggest distributor of TiVo, had been bought by the News Corporation, which also owns a TiVo rival.

(その契約はTiVoにとって重要な契約だった。 というのも、Comcast は最大手のケーブルシステム会社であるのと、TiVo の現在の最大顧客である DirecTV が TiVo のライバル会社を傘下にもつ News Corporation によって買収されたからだ)

一昨日になるが、ケーブルテレビ会社 のComcast と DVR (デジタルビデオレコーダー, 日本でいうハードディスクレコーダ)の老舗 TiVo との契約が失敗に終わったというニュースが流れた。 (上の NY Times の記事を読むためには無料のユーザ登録が必要) 実は、オレは TiVo と Comcast がここまで交渉を続けていたことは知らなかったのでこのニュースにはちょっと驚いた。 昨年、アメリカのビデオ オン デマンドを巡る攻防 というエントリで、 ComcastのDVR分野への進出と TiVo の反抗みたいな構図を紹介したが、あのウラでは提携の話も進められていたとは...。 (もう、決裂が決定的だったのかもしれないが)。

交渉が決裂した理由は契約内容があまりにもTiVo に不利だったからと言われている。 記事によると Comcast は TiVo に対し毎月、1台1ドル以下のサービス料(ライセンス料)しか払わず、サービスの新機能の追加といったもののコントロールは Comcast が全ておこなうというものらしい。 TiVo の CEO だった Michael Ramsey (マイケル ラムゼイ) は最終的に契約内容に満足いかず交渉を止めるよう判断したようだ。

また、昨年には TiVo の契約者 3,000,000人のうちの 2,000,000人を占めていた 衛星放送 DirecTV に TiVo の技術を提供する契約も終わった。 既存のユーザはしばらくは TiVo を使い続けるだろうが、Comcast も DirecTV も自分たちでケーブルテレビや衛星放送の受信機にDVR機能を付けて安く提供することから、今後TiVoのユーザが増えるペースは落ちていくだろう。 今回の Comcast との交渉失敗をうけ、Michael Ramsey は CEO を辞任し、次のCEO には Comcast といった大手との関係を修復できるような人物を探しているようだ。

アメリカのビデオ オン デマンドを巡る攻防 では、最後に一時的には大変だけどオープンなシステムならではのサービスの差別化で盛り返して欲しいという楽観的な予想を書いたが、実際に Comcast との提携失敗のニュースが流れると、いろんなところで 「TiVo はもう死んだ」という意見が多数を占め、株価も下がっていった。

というのも、TiVo はこれまで契約者を増やし、毎月のサービス料収入で利益を出そうとしていた。 残念ながらいまだに赤字続きだが、契約者がこれ以上伸びないと予想されることはTiVoのビジネスにとってよくない徴候だからだ。 しかし、技術者のオレからすると安易に Comcast などの大手と契約することで、録画した番組をPCにコピーできる TiVoToGo といった機能や、今後予想されるインターネットを利用した TiVo のビデオオンディマンドサービス など TiVo 独自の機能をやめなければいけなくなるような事態は避けて欲しいとも思う。 よく、いい技術と普及する技術は違うと言われるが TiVo も前者で終わってしまうのだろうか?

ContraCostaTimes.com | 01/18/2005 | Warriors finally end 9-game skid

Richardson was fresh off a nine-game absence because of a severely sprained left ankle and Warriors coach Mike Montgomery expected he would be out of shape and just wanted to see what he could do.

(リチャードソンは足首の捻挫による9試合の欠場明けの状態で、ウォーリアーズのカントク マイクモンゴメリーはリチャードソンはまだ完全な状態ではなく、彼が試合に出てどこまでできるか見てみようと思っていた)

Warriors は 12月末に調子が上がってきたと書いていたが、年が明けてみたらボロボロ。 何と昨日、2005年の初勝利を飾るまで9連敗というひどい成績だった。

不振の大きな原因は 12/31 にチームのリーディングスコアラー Jason Richardson (ジェイソン リチャードソン)が足を捻挫し、今年始めから出場できなかったことだろう。 タインミング悪いことにそのまま東海岸へ遠征して連敗しすっかり弱気になってしまった。 Richardson あたりでは役不足と思っていたが、いざというときに頼れる選手の存在というのは想像以上に大きかった。

そして、リチャードソンがケガから復帰した昨日の試合、久々の試合だから様子見という感じだったのが終わってみれば、キャリアハイ の1試合 42得点、そして 8アシストという、これまでにない、最高の成績。 彼も試合に出られなかったことでフラストレーションを感じていたのだろうか? もしくは、TNTチャンネルでの全国放送だったのではりきったのだろうか?

こうやってシーズンが始まってみると、怪我のように予想できないことや、連敗して弱気になったり、選手がもっとオレを出せ、と出場時間をせまってきたりといろんなことがおこる。 それをうまく管理し、試合に勝っていかなければいけないカントクは、会社でいうマネージャのような存在だろうか。 日本のスポーツチームではあまり感じなかったが、アメリカのスポーツチームは特に会社のような組織に近いような気がする。 また、それがアメリカのスポーツを見る見どころの一つだと思うのだが。

eBay item 5156495185 (Ends 15-Jan-05 12:46:51 GMT) - iHome - Genuine cardboard fake as seen on the internet!

Yes, this is your chance to buy the famous iHome fake! As seen on Appleinsider.com, Macosrumors.com etc etc. This dummy Mac has been lovingly created from a real cardboard iBook box. Fake product shots were painstakingly mocked up and printed out on an epson before being carefully sellotaped to the box. The whole thing took actual minutes to create and it can now be yours - a real collectors item. (please do not get wet)

( そう、今がAppleinside.com や Macosrumors.com などのサイトに出ていた有名な iHomeフェイクを買うチャンスです! このダミーMacは 実際の iBook の箱をもとに愛情をもって作られたものです。 ニセモノの筐体写真は慎重に作られ、箱にセロテープで丁寧にくっつける前にエプソンのプリンターを使ってプリントされました。 作成には手間がかかりましたが、すべてあなたのものです - まさにコレクターズアイテム。 (濡らさないでください))

Engadget.com から。
このサイトでもネタにとりあげたiHome というデバイス。
Macworld Expo が始まる前までは「これが $500 Mac か?」といろんなオンラインサイトで話題になったが、その iHome が噂の真相とともに イギリスの eBay でオークションにかけられた。Centre のスペルから噂されたようにやはりイギリス人の手によって作られたようだ。

もちろん iHome は 動作するコンピュータではなく、なんと iBook の箱にプリントした iHome の絵をセロテープで貼っただけのとても原始的な作りだったようだ。 Photoshop で写真を合成したモノじゃなかったとはちょっと驚き。 オークションは結局誰も Bid しなくて終わったので、このオークションが本物なのか、売り主が iHome の噂の首謀者なのかわからないが、噂のデバイスの真相がこういう形で出てくるのは珍しい話だ。

でも、これからどんどん手の込んだこういった嘘が出てくるんだろうなぁ。

前回までの話はこちらから
日本のテレビ番組をアメリカで見る
日本のテレビ番組をアメリカで見る (2)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (3)
日本のテレビ番組をアメリカで見る (4)


昨年の録画ネットのサービス停止の仮処分が決定されたことを受けて、ハウジングに依存しないでテレビ番組を録画、配信するための新しい方法が増えてきた。

まず、このシリーズの最初のエントリのコメントで教えていただいた WatchJTV.com というサイトでは、テレビチューナーとサーバにするためのソフトウェアがプリインストールされたPCを販売しているようだ。 Linuxをベースにしたそのプリインストールソフトウェアはネットワークの設定などを全て自動でおこない、コンピュータに詳しくない人でも簡単に設定、安定稼働が期待できることがウリらしい。 PC1台の値段はおよそ$1,000 (プラス日本への送料などで $200 ほどかかる)と、少し高いが、買いとりという形になるため、その後は月額費用などが一切かからない。

サイトを見ると「サービス先行予約」となっているが、コメントには「友人も利用していて」と書いてあるのできっと既にサービス開始しているのだろう。 また録画用のパソコンはアメリカにも発送してくれるとあるので、逆にアメリカのテレビ番組を見たい日本人にもうれしいサービスかもしれない。 (もちろん、アメリカで録画パソコンを置く場所を自分で確保しなければいけないが...)。


「アメリカ見たまま」さんのところでは、先頃ラスベガスでおこなわれたCES で、Sling Media というところから、こういった製品が出ていたそうだ。

アメリカ見たまま: January 2005 バックナンバー

ハイスピードのインターネット接続があれば、世界中どこからでもパソコンやPDAでテレビを見れるようにする代物。
自宅に設置するSlingbox personal broadcasterがインターネット経由でテレビ画像をブロードキャストする。月額の利用料がいらないところが良い。

$249 (Sling Media のサイトに書いてあった値段は少し上がっていた)でネットワークを介してテレビが観られるようになるようなデバイス。 ただ、ハードディスクが付いているわけではなく、テレビの信号をネットワーク上にリダイレクトすることで低価格を実現しているようだ。 となると、常にネットワークの帯域を使うのだろうか? アメリカはブロードバンドでもスピードが速くない(のぼりは256kbps程度)のだけど安定してビデオを送れるのかなぁ?

ハードディスクは付いていないようだが、デバイスにVideo In と Out が付いているようだ。 ということは、これが2台あればPCなしで見られるのだろうか? ビデオとかに録画できるのだろうか? 何らかの形で録画できる方法がないとオレの場合、日本に置いても観られるのはお昼の番組ばかりになってしまう(笑)。

その前に、こういった製品は本当に発売されるまではどう仕様が変わるかわからない。 まずは、無事発売されるのを待ちたいところだ。


そして、録画ネットでは、昨年末の2004年12月28日に、東京地裁に仮処分の取り消しを求め、保全異議申立てを提出したとのこと。 このシリーズのパート4のエントリで、オレも決定には何かひっかかるという感想を書いたが、仮処分を决める裁判で録画ネットのサービスがきちんと理解されなかったので、そのあたりを整理した上で違法ではないことを再度裁判で争うようだ。

それと並行して、録画ネットでも録画パソコンの販売を開始、こちらは$549(ノーマルタイプ), $669(小型、静音タイプ) とWatchJTV.comより安くなっている。 しかし、設定を手動で行う必要があるためある程度の知識がないと難しいだろう。

こういった状況を見ていると、次の主流は録画パソコン、録画用機器の販売という形になりそうだ。 SONYなどの日本のPCメーカもテレビチューナ付きのパソコンを売っているので、これを後付けにするサービスが問題になるとは思えないが、あまりにもその市場が大きくなってくると思わぬところをついてまた訴えられらりするかもしれない。

そういえば、ロクラクハウジングサービス はロクラクのレンタルサービスを少し変更して、何か始めそうだ。 サイトは予告編という形になっていてまだ全貌がわからないが、こちらも追っていきたいと思う。

観戦記の最後。 その他気になったモノなどです。

左の写真では何かかわからないかもしれないけど、equinux というメーカから発売されている iSale というソフトのデモの様子。 Apple の iLife アプリケーションに似たインタフェースで、何と eBay で簡単に出品して、モノを売ることができるというソフト。 eBay はアメリカでは Yahoo! オークションを抑えて、シェアナンバーワンのオンラインオークションサイト。 オレもセリ落したことはあるが、出品するのはメンドウそうでしたことがない。 「iSale はそんな人のためのソフトです」と言われて妙に納得してしまった。


コンピュータ系の出版社として有名な O'Reilly のブースで Hotwired でも紹介された、『シリコンバレーでの革命:マック開発をめぐるとんでもなく素晴らしい物語』(Revolution in the Valley: The Insanely Great Story of How the Mac Was Made) を発見。 買おうかと思っていた本だったので、ペラペラとめくっていたら店員が、声をかけてきた。

「1時から著者の講演があるわよ」
「え、アンディ ハーツフェルドが来てるの?」 とオレが聞くと
「ほら、そこに」 とふりかえると彼の姿が。


アンディ ハーツフェルド(左)

もうびっくり。 というわけで、本を即買いしてサインもらっちゃいました。 忙しいなかサインをせまる購入者(オレもその一人)にニコニコしながらサインをしてくれた彼に感謝です。

6メガピクセル、動画も音声も撮れて、MP3も聴けてなんと $269 とおっちゃんの威勢よい客引きに人が集まっていたのがココ。 Supercam という、先日のCESでアメリカ販売を開始した製品のようだ。 たしかに値段は魅力的で衝動買いしちゃいそうなんだけど、説明をよくよく聞いてみると撮れるビデオは DVD画質相当の MPEG4 AVI, 音声も WAV ファイルとめちゃめちゃWindows寄り。Macworld Expo だけど大丈夫なんだろうか? しかも、このあと $699 で全米発売予定とあおっていたが、オンラインでも $269 で売ってるし...。

個人的に今年一番ウケたのはこの製品。
ilugger.com が販売している、液晶一体型 iMac G5 を持ち歩くためのカバン iMac Bag だ。 昔 SE30 とか運ぶカバンとかあったなぁと懐しみながら、この人たちは Mac mini をどう思うんだろうなどと考えてみたり...。

Apple 元気だと客も元気で、会場もいい雰囲気だった気がする。 iPod を持っていない自分にとっては昨年は Apple にがっかりさせられたことが多かったが、今年は面白い年になりそうだ。 そして、来年はどうなっているんだろうか?

今年は Mac mini のおかげでコンピュータとしての Apple が復活してきたような感じだが、会場の主流は昨年の爆発的な人気を受けて iPod に関連したものが目立った。 iPod に取り付けて、ミニステレオみたくするスピーカはもういたるところに、さらにこんなところでも聞けるような仕組みも...。


家の中



車の中



水の中



もうどこでも iPod 。 家の中で使うための iPort という製品は、壁に iPod をセットするような部分を作って、壁にスピーカやコントローラを仕込むなんて、家のリフォームとかも Do it yourself で自分でやってしまうアメリカならではの製品じゃないだろうか。

水の中で使うためのケースは Lili pod / Lili mini という製品で、防水加工+アンチショック用のケースになっている。 ヘッドフォンは大丈夫かと思ったら、別のメーカから Water Resist のモノが出ているのでそれを使えば OK とのこと。 そんなヘッドフォンを売ってるとは知らなかったのでちょっとびっくり。 ダイバーはこういうので音楽聞きながらダイビングするのでしょうか?

車は基調講演でもいろんな車メーカが対応していくと発表があったようにとてもにぎやか。
特にメルセデスは、ハンドルにコントローラが付くのはもちろん、インパネに曲名が表示されるといった小技に感動。

メーカ純正で対応されない場合でも、Dension というところから車載キットが展示されていた。

これまでLPからCDへ、もしくはカセットからMDへという変遷を目にしてきたが、いままさに次の変遷を目の当たりにしているのかもしれない。

昨年、初めて Mac OS X 10.4 (Tiger) の全容が公開されたときに書いたエントリで、新機能にあまり魅力がなくこのままでは Mac OS がどんどん陳腐化してしまうことを心配した。 それから約半年後、質問をしながら実際に動いているのを見て少し意見が変わってきた。 まだ問題もないわけではないが、Apple は少しでも OS を良くしていこうと努力しているのが感じとれたのだ。

今回、とくにグッときたのは以下の技術:

Spotlight
Google, Yahoo!, MSN などが覇権を争っているデスクトップ検索の分野に対する Apple のソリューションとして Tiger に導入されるのが Spotlight という機能。 メニューバー付近にある検索窓に文字を入力すると検索結果が表示されていくデモが印象的だが、オレはむしろ検索したあとの表示の仕方に興味を覚えた。

検索結果の表示方法の一つが下のスクリーンショット。 検索結果を種類ごとや、日付け、作成者に応じてグルーピングをする機能、Home 以下にあるファイルのみ、サーバ上にあるファイルのみといったフィルタリングの機能が用意されている(あまりキレイに撮れなかったので必要ならAppleサイト内のムービーも参照して欲しい)。 検索は一度でズバリ見つかることは少ないので、はじめは大まかに、そのあと絞りこみをして見つけるというスタイルが多くなると思う。 そういったところをちゃんとカバーしているところに好感をもった。ちなみに、Safari RSS も RSS の表示に同様のフィルタリングができた。

そして、検索、フィルタ、グルーピングの状態を特殊なフォルダとして保存しておけるので、次からはそのフォルダを開くことで関係したファイルが自動的に表示することができる。 これはユーザのファイル管理の方法を大きく変えるかもしれない。 デスクトップ検索の機能はまだ Google Desktop Search しか使ったことがないが、こういった機能は Google Desktop Search にはなく、OSに組みこまれた機能ならではというところだろうか。


Spotlight の検索結果管理画面

この技術の唯一かつ最大の弱点は Apple が標準でサポートしているフォーマット以外をSpotlightの検索対象にしようと思った場合はインポーターと呼ばれるライブラリ(API?)を3rd Party が用意しなければならないこと(Palm OSみたいだ)。 Apple のがんばりとは関係なく、こういった新技術のサポートはなかなか進まないのが一般的なので、そこに不安が残る。 ただ、 HTML/PDF/DOC/XSL あたりは最初からサポートされるようなので(DOC/XSL は説明員も「たしか...」とちょっと怪しかったが)、多くの人には問題ないかもしれない。

Automator
先日の基調講演では省略されたが、オレが気になっていたのが Automator という機能。 Apple は以前から作業の自動化のために AppleScript というテクノロジを用意していたが、本格的に動かすためには簡単なプログラミング言語を覚える必要があったためイマイチ普及しなかった。

Automator はその欠点を克服すべく開発されたようで、ワークフローと呼ばれる自動化作業を作成する画面がとても面白い。 対応するアプリーケーションを選び、そのアプリケーションが持つアクションを選び、そのオプションを指定するという作業を繰り返していく。 プログラミング的な要素は極力排除され、作業を順に並べるような形で編集する様子はとてもストレートだ。 プログラマーからするとオブジェクト指向とはコレ! という感じだし、実はこのワークフローの作成の流れは英語の文法に沿っているのも興味深い。 (このムービーの場合、Safari gets image URLs from website. Safari downloads these URLs into Picture folder. Finder creates archive of them as wedding_photos.zip. と英語にすることができる。)

ここで、また問題なのだが説明員は Automator は AppleScript とも別のテクノロジで、対応するためには、またも 3rd Party の対応が必要となると言っていた (Webサイトの情報ではAppleScript でアクションを追加できると書いてあるが...)。 こちらもどれくらい対応されるか気になるところだ。 そして、上で褒めたワークフローの作成にも問題はある。 それはやりたいと思ったタスクを細かく分解する思考だ。 たとえば、このページの「画像を全部保存して zip したい」という目標に対し、ワークフローでは「画像URLの抽出」、「抽出したURLのダウンロード」、「ファイルのzip」 というさらに細かい3つのタスクに分解しなければならない。 これは目には見えないがプログラミングに必要とされる重要な技術で慣れない人には大変かもしれない。

Dashboard
もう基調講演などでやっている通り、カレンダーや時計など、ちょっと見たいときにこういうのがあるととても便利。 ウィジットと呼ばれるパーツを裏返すと設定画面が出てくるところなんかはちょっと Project Looking Glass っぽい。 HTML/JavaScript で書かれていて、サイズも小さくメモリもそんなに消費しないと言っていたがほんとうだろうか?

さて、このTiger。 オレのような2,3年前にMacを買ったユーザにとってみるとアップグレードをしてスピードが遅くなるのではという心配がある。 そこで、説明員に「Tiger は Panther や Jaguar と比べて早い?」 と聞くと 「Way faster (ずっと早い)」 という回答が返ってきた。 自分のは一番初期の Flat Panel iMac だけどそれでも? と聞いても 「yes (そうだ)」という自信満々の回答。 別の説明員に聞いても、「ベンチマークテストでは遅くなる部分もあるかもしれないが、オーバーオールでは早くなる」という答えが。 これは期待できるか? ただ、そのあと、Apple は常にパフォーマンスを意識した製品作りをしているとか、画面に表示されるエフェクトはグラフィックカードにやらせるからCPUは余裕があるという答が二人から返ってきたので、この辺の回答はマニュアル化されているだけなのかもしれない。

Mac OS X 10.4 Tiger は 2005年前半の発売予定(ということは6月だろう)。 成功するか失敗するかは Apple ではなく、3rd Party やユーザが実際使ってみることで决まりそうだ。 みなさんはどんな印象?

展示場に入り、Apple ブースへ向かうとまず迎えてくれるのが上からぶらさげられたたくさんの iPod Shuffle。 ただ少し高い位置にあったので、身長175cmのオレでも操作しづらかった。

手に持ってみるとこんな感じ。 小さいと言えば小さいが、基調講演やウェブサイトで小さい小さいと言われていたので、実物を見ると「あれ、意外に横幅がある」と感じたのが第一印象だ。 しかし、触ってみると、再生、一時停止ボタンとその周りのコントローラが指で認識でき、確実に操作できたので、これぐらいの横幅は必要なのだろう。 ただ、再生ボタンやスキップを押してもレスポンスが悪かったと感じたのだが気のせいだろうか...。


iBook の USB ポートに挿したときの写真。 意外に大きく見えたのはオレだけ?

さて、今年のAppleブースの係員のユニフォームは iPod Shuffle のTシャツ。

背中には写真のような文章が書かれていた。 Shuffle のコンセプトや重要性を売り込もうとがんばっているのだろうか。 うがった見方をすれば Apple としても Shuffle が一般の人に受け入れられるか心配なのかもしれない。


日本語にするとこんな感じ。

なぜ シャッフル?
ときにはいろいろ混ぜ合わせてみた方がいいときがある。 iPod shuffle を使うことで、あなたの音楽は二度と同じものにはならない。 iPod shuffle はどうやってプレイする曲を見つける? あなたの心を読む? それともあなたの今のムードを読む? 曲をロード。 身につけ。 どうなるか見てみよう。

240曲、100万のいろんな再生方法

Apple はシャッフルばかりを宣伝しているが、新しく買ったCDはそのまま聴きたいといった場合もある。 そういう場合にも対応しているのか疑問だったが、Apple ブースのプレゼンテーションで紹介されていた。

iTunes の Autofill (オートフィル) の機能はそのもととなるプレイリストを選ぶことができる。 iPod Shuffle へ入れたい曲を限定したい場合は、その曲だけを含んだプレイリストを作成し、Autofill のソースに選択すればOK。 (その右にある Choose Songs Randomely も外しておく必要もあるだろう)

iPod の登場のおかげで、自分がもっている全ての曲を持ち歩き好きなときに、好きな曲を聴くことができるようになったが、 iPod Shuffle はドライブや、通学、出勤前などに今日はどんな曲を聴こうかとカセットやCD, MDを選ぶ、もしくは iTunes で曲を選んで CD に焼いて聞くというこれまでにもあった楽しみもそのままに、シャッフルという新たな音楽の楽しみ方をもたらしてくれるという感じだ。 iPod までとはいかないが、ウォークマンの代わりにというようなデジタル音楽初心者にはもってこいのデバイスではないだろうか。

昨年に引きつづきブログにて Macworld Expo 観戦記 (写真はクリックで拡大)。 今年は基調講演にておもしろそうな新製品がたくさん発表されたこともあり、期待して会場へ。 先週からずっと雨が続いていたが晴天に恵まれたのはよかった。

昨年は会場が狭くなったと書いたが、今年はさらに狭くなった。
Macworld Expo は例年、ノースホールとサウスホールの2ホールを使って行われていたが、今年はノースホールには展示がなくなって食事スペースに(笑)。 ま、2つのホールに分けて空きスペースがいっぱいあるより1ホールにまとめてくれる方が見に行く側としてはラクでいいんだけど、午前中にサウスホールをまわり、さぁ午後はノースホールと思って行ってみたら拍子抜けだった...。

さて、注目のMac mini。 やはり小ささが目立つ。 Apple シネマディスプレイ、純正キーボードと組み合わせた状態はこんな感じ。 Apple ブースなだけに、Appleのアクセサリで統一したのだろうが、Mac mini のコンセプトであるすでにPCで使っているキーボードやマウスも使えるといったところもデモして欲しかった。


こうやって接続した様子を見ると、ACアダプタがちょっと邪魔な感じ。

オレの手と比較。 ほんとに小さく、まわりの見物客からも「Cool!」(かっこいい)という声が連発。

アルミを使った外観は$499とは思えない質感。

これだけ小さいと本体が熱くならないか心配だったが、ひととおりさわってみても特に熱いと感じたところはなかった。 Apple の Mac mini ページ - デザインにもあるようにファンを搭載している。 会場ではどれくらいファンの音がするかわからなくて、Apple の係員に聞いてみたが「静か」というだけで具体的なデシベル数までは聞けなかった。


底から少し上のところに吸気口があり

ファンを介して裏側から排気されているようだ。 ついでに接続されているケーブルの様子もどうぞ。

展示されていたのは G4 1.42GHz, メモリも1GB積んだ Mac mini の最上位のモデル。
Mac の主流は G5 へと移行しているが、G4 でもメモリがたくさんあるためか思った以上に快適。 最新の iLife '05, iWork '05 もサクサク動いていた。 Mac mini は外側からネジとか見えないので自分で増設というのが大変そう。 メモリのアップグレードは購入時にやったほうが良さそうだ。

あと、使ってみて驚いたのは、Mac mini の中にスピーカも組みこまれていること。もちろん、音はこもった感じでお世辞にもいい音とは言えないが買ってすぐにスピーカを用意しなくても最低限の音は期待できる。

というわけで、Mac mini 。 やはりこのコンパクトさと静かさはホームサーバとして良さそう。 来年には Mac mini をサーバにして、家庭用アプリケーションというような新しいジャンルのソフトとか出てきそうだ。

おまけ、ブースの横に立っていた Mac mini を持つ Apple の係員。 ペットボトルと比べるとこんな感じです。

Macworld Expo SF 2005 が始まった。 今年はいろんな製品の発表が予想されたが、その中にこの前出ないと予想していた $500 Mac があって驚いた。

iPod に iPod Mini があるなら Mac に ミニバージョンがあってもいいじゃないか。 ということで Mac mini と名付けられたこの$500 Mac のラインナップは次の2種類。

G4 1.25GHz, 256MB メモリ、 40GB HD で $499
G4 1.42GHz, 256MB メモリ、 80GB HD で $599

16.5cm四方 x 5cm高さの直方体で重さはデスクトップなのに 1.3kg ととっても「ミニ」だ。 G4 Cube をさらにコンパクトにして再登場させたという感じかもしれない。 見た目はリーク写真と同じではなかったが、けっこう似ている。 ただホームサーバとなるための特別な機能をもっているわけではなく普通のMacだ。

けど質感やコンパクトさなど、リーク写真をはるかに上回る出来栄えではないだろうか。 キーボードもマウスも入っていないため、パッケージもものすごく小さく、買ってすぐ持って帰れそうなお手軽感もいい。値段を下げているところをこういう形でメリットにしてしまうとはおそるべし Apple。 ここまで形に特徴があると $500 Mac 否定派だったオレとしても、いい意味で期待を裏切られたという感じがしてうれしい。

この Mac mini。
本体以外はWindowsのモノでも使えるようにしたことからも、Mac を使ってみたかったけど高いからと思って控えていた人というのがターゲットのようだが、 既存のユーザでも Tiger へのアップグレード ($130ぐらい) と iLife '05 のアップグレード ($80ぐらい) で $210 払うことを考えると、Tiger の発売まで待って $499 で新しいソフトと 新しいハードウェアが手に入るならそれもアリと考える人も出てきそうだ。

価格面では、最近アメリカでは eMachines(Gateway) や Compaq のデスクトップPCが $299 という値段で売られたりしているので、ずば抜けて安いというわけではないが、あの形と値段の絶妙さでこういった安売りPCにも対抗できそうな気がする。

また、オレのようにMacをお手軽サーバのように使っていた人にももってこいではないだろうか。 コンパクトで静かそうだし、Unixベースなのに運用は比較的簡単というメリットもある。 テレビに繋ぐアダプタもあるので、その気になれば Mac にビデオキャプチャボックスを繋げてハードディスクレコーダ、ビデオサーバとしても使えそうだし。 まだ、決め手に欠ける気もするがリビング進出の様子見としていいマシンになるかもしれない。

というわけで、明日会場へ見に行ってきます。 またレポート書くと思うのでお楽しみに。

随分前に Apple から見放されたが、オレはいまだに、これまででイチバンのPDAだと思う Newton デバイス。 Newton テクノロジーがエミュレータで復活 で紹介したエミュレータの開発途中版が公開された。 開発サイトはこちら

そして、うちの iMac (15' Flat Panel, G4 700MHz, Mac OS X 10.2) で動かしてみた。 ROMを吸い上げる必要があったので久々に Mac OS 9 にして、Newton との通信とかをセットアップしたらなつかしかった...。

その結果。 ジャーン。


(画面はクリックで拡大する)

もう感動ですよ。

もう3年ほど前のMac なのでCPUパワーがたりないためか、Mac OS X が 10.2 で X11 のソフトが古いためかわからないが、ペンイベント(特に、ペンの移動)をうまく拾わなかったり、音が途切れ途切れになってしまうといった問題は発生したが、画面は問題なく表示され、ボタンを押すといったことはできた。

このエミュレータはPOSIX準拠のコードで書かれていて、グラフィックまわりは X Window を使っている。 つまり、Linux PDA と呼ばれている現在の PDA 上でこのエミュレータを動かすことで新しい Newton デバイスを作りだすことが可能になるわけだ。 そして、このエミュレータの開発によって、これまでわからなかった Newton デバイスの内部仕様も解析でき、新たなハードウェア用のドライバの開発なども進めることができる。 エミュレータはまだまだプレビュー版だが、この初期段階の出来からするともの凄く期待できそうだ。

昨年のエントリ「クリスマスツリーはやっぱり生木?」 で書いたようにアメリカでは、毎年生の木を買ってクリスマスツリーにしているところが多い。

ということは...、
毎年クリスマスが終わり、新年が明けると下の写真のように飾りをはずされたクリスマスツリーが道に置かれ、ゴミ回収車に回収されていくのです。 しかも、そのクリスマスツリー回収車はなんと粉砕機が付いていて、その場でクリスマスツリーを粉々に砕きながら...。 残念ながら砕いているところを写真におさめることはできなかったけど、数年前に偶然見かけたときには何だかショックだった。

tree.jpg

日本では正月飾りなど片付けるときに、どんと焼き (Wikipedia - 地方によって呼び方は違うらしい)といった風習があるのと比べると、イベントが終わったあとのこのドライさはちょっと寂しい。

ただ、アメリカでも地方によってはそういった風習もあるのかもしれない。 ご存知の方はコメントに書いてもらえたら助かります。

The iHome? - Engadget - www.engadget.com

Is this the headless $500 Mac we've been hearing about?
(これが我々が聞いていた $500 Mac なのか?)

Engadget.com から。 来週から始まる Macworld Expo SF で発売されるのではないかと噂されている $500 のモニタなしの Mac 。 流出写真のような写真が数点掲示されているので上のリンクを辿ってぜひ見てみて欲しい。

PSX のような筐体に iHome と書かれたそのデバイスはクールで、こんな製品が $500 で売られたらオレもぐらっときてしまいそうだ。 しかし、コメントを見ていくと残念ながら、この写真はFake(偽物) のようだ。 理由としては

  • Media Centre の Centre というスペルはイギリス式のスペルで(アメリカでは Centerというスペル)、アメリカの会社である Apple がわざわざこうする理由はみつからない

  • iHome は既に別の会社によって登録されている

  • 電源がこれまでのApple製品にないACアダプタ方式になっている

といったものらしい。 少し前に、Sun のスコットマクニーリが合成写真にひっかかってしまったというニュースが流れたが、最近の写真加工技術おそるべし。

オレは残念ながら $500 Mac はないと思う。 そこまで安くすると iPod の価格帯とも重なってしまい(iPod Photo は $499 と $599)、 iPod が割高に割高に感じてしまう。 もともと生産メーカを豊富にもつPC陣営との価格勝負を避けようということで、デザインやきれいな液晶などで差別化をし高級感を出すというポジションにシフトした経緯があるので、あえて低価格路線に再び戻る必要もないと思う。 唯一の可能性は、この iHome のようにメディアサーバといった特殊用途向けの Mac (でももうこれは Mac じゃないな...) かと思うが、デジタルハブを捨ててサーバになるほどまだ明確なポジションがなく時期尚早な感がある。

と、書いていながらもこの予想がハズレるぐらい面白い製品を Apple が出してくれたらという期待も持っている。 さて、どうなるか来週が楽しみ。

Slashdot | Free IDE Gambas Reaches 1.0

Gambas has now hit 1.0 and looks promising as GNU/Linux's answer to Visual Basic. Now, if it ran in Windows too, it would truly crush VB for database applications.

(Gambas (ガンバス)が 1.0 になり、 Visual Basic に対する GNU/Linux の アンサー になりつつある。 もし、このソフトがWindowsでも動けば、データベースアプリケーションとしてのVBをやっつけてしまうかもしれない)

Slashdot.org から。 Linux プラットホーム上で動作する Basic 言語によるフリーな開発環境 Gambas (ガンバス) が バージョン1.0 になった。このソフトの存在は今まで知らなかったけど、試してみたらちゃんと動くし(笑)、簡単だったので感動した。 (ただし、今オレが使っている Gentoo Linux では 1.00 がまだなかったので、試したのは 0.99 という1つ前のバージョン。)

gambas というコマンドで IDEを起動すると
Visual Basic を意識したような画面が表れる。 なんと、このIDEそのものも Gambas で書かれている。しかし、動作は軽快でメモリもたいして使っている様子はない。


Gambas の IDE

GUI はフォーム上にいろいろなコンポーネントを配置し、プロパティエディタ及びイベントをハンドリングするためのコードを書くことで動作を定義していく。 このあたりは VB とほぼ同じだ。

Project ウインドウ の Run ボタンを押せば、即座に実行する。 GUI は Qt ベースになっていて、Qt ライブラリの設定さえ正しくしておけば、日本語も問題なく表示することができる。 機能は コンポーネントと呼ばれるライブラリ (シェアードライブラリ) を追加することで拡張することができるため、将来的には Gtk+ なども対応することが可能らしい。


IDE の中からアプリケーションをRunしたところ

Run中にポーズを押すとデバッグモードに入るが Step Into とかが見つからなかったり、Watch がうまく機能しなかったりと、ちょっと使いにくく感じた。 このヘンはおいおい良くなっていくだろう。

IDEのメニューから Project -> Make executable.. を選ぶと実行ファイルを作成することができる。 しかし、この実行ファイルはシェルスクリプトのような形になっていて、実行するためにはインタープリタである gbx というアプリケーションが必要になる (gbx は gambas に付属してくる)。


スタンドアローンアプリケーションを実行したところ

以前から 商用の開発ツールである REALbasic がクロスコンパイルによって Linux 用のバイナリを生成することが可