2006 FIBA 世界選手権 - USAチームは銅メダル

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決勝トーナメントに進んだUSAチームは、オーストラリア戦に完勝。 続くドイツ戦は後半ふりきって勝利と勝ち進んでいたが、その後の準決勝 ギリシャ戦で敗退してしまった。

ドイツ戦で、アウトサイドのシュートが全然入らなくなり苦戦したのはわかったのだが、その時は以前に書いたスチールからの速攻でリズムを作り何とか勝利できた。 ギリシャ戦でも外からのシュートが入らない。 おまけにフリースローまでも入らなくなるというより悪い状態へ。

そしてギリシャオフェンスはハイポストからの Pick and Roll で簡単に点を重ねてディフェンスがズタズタになってしまった。 アメリカ相手に余計なパスまわしはいらず、スペースのあるところからの Pick and Roll でミスマッチを作ったりフリーを作ることで簡単にディフェンスが崩せることに気付いたギリシャのカントクはすごい。 やはり国際ルールではゾーンディフェンスも使わないと止められないか...。

決勝はアメリカを破ったギリシャと一昨年のオリンピックの覇者アルゼンチンを破ったスペインの対決(前年ながら3位決定戦は見られれなかった)。 スペインは NBA で活躍する Pau Gasol が骨折により欠場ということもあり、下馬評ではギリシャ優勢だったが、試合が始まってみるとそのギリシャを圧倒するスペインがいた。

ディフェンス面ではゾーンディフェンスを中心に、アメリカ以上にアグレッシブ、しかし穴が見えないぐらい上手いディフェンスを見せ、、身長差を生かしたインサイドはブロック、リバウンドに大活躍。そして、速いドリブルペネトレイトで相手を崩しそこから自在にパスを繰り出し、外から中から决めてくるオフェンス。 世界一にふさわしいチームだった。 もし、USAがギリシャを破っていたとしても、スペインには絶対勝てなかったと思う。

ESPN の中継でも言っていたが、アメリカはもっと世界バスケに注目してもいいと思う。 ルールが違うとはいえ、アメリカが弱くなったんじゃなくて世界のバスケレベルが確実に上がっている。 バスケそのものの繁栄のためには、サッカーのワールドカップと同じように、世界選手権をターゲットにアメリカが一番だと言えるようなチーム作りが必要なんじゃないだろうか。

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このページは、が2006年9月 3日 15:00に書いたブログ記事です。

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