今日から一時的に上がったカリフォルニアの Sales Tax 。 州も消費が落ちこむことを予測している。 財布の紐が固くなるのはもちろん、オンラインショッピングの存在も大きい。
Sales Tax は消費者が払う税金だが、お店が商品の販売時に集めて納める義務がある。 ところが、州をまたがった取り引きには Sales Tax をかけてはいけないという条項が合衆国憲法にある。
オンラインショッピングの場合、お店が州内にあるかどうかはリアルにオフィスや倉庫などがその州内にあるかというのがポイント。 これは通信販売がメジャーになった80年代にアメリカの最高裁で出た判決に基いているらしい。
つまり、カリフォルニアに店舗などを持たないオンラインショッピングサイトからモノを買った場合は Sales Tax がかからない。特にカリフォルニア州に住む人にとって嬉しいのは Amazon.com がそんなサイトのひとつだと言うこと。( Amazon.com もカリフォルニア州にすごく近いネバダ州に配送センターを置いているのはこういった狙いがあってのことじゃないかな。)
でも、このオンラインサイトの Sales Tax に関しては最近動きがあって、New York州では Amazon.com のアフィリエイターが New York州内にいるのは販売員がいて店舗を持っているのと同じ、Amazon.com は Sales Tax を払えという法案を通した。
Amazon.com は異議を唱えて裁判中だが、別のオンラインショッピングサイト Overstock.com は New York 州在住のアフィリエイターを締め出し Sales Tax を払わないようにしたという笑っちゃうような話もある。
ちなみに、州の外で買物したモノに関しては Use Tax という Sales Tax と同じレートの別の Tax を確定申告時に自己申告しないといけないんだけどね 😉 。
そんなわけで、Sales Tax の値上げでカリフォルニア州の人はますますオンラインショッピングを使いたくなるんじゃないかな。
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